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2016年12月
・2016/12/14 満月瞑想会:「正しい知性が働かない日本人」
月の精霊としてお話をいたします。ふたご座の満月のワークというテーマで、今日は日本の人々の知性、特に知性と感情が一緒になってしまい、正しい知性をまだ使いこなせていないこと、知性が感情に負けてしまっている働きにおいて、知性の妨害をなくし、正しい知性が働けるようにワークが行なわれていきました。 Aさんのワークにおいて、あなたの知性の働きにおいて、自分ではほとんど意識していないレベルで何か自分と自分の考えと違う、自分の思っていることと違うという時に、強い感情のエネルギーが動き出し、それによって一つの方向にだけ思考が向いていき、正しい知性が働けなくなる状態がありました。この部分のエネルギーを浄化していき、知性が感情に負けないように動いていく、そのようにワークが行なわれていきました。
Bさんのワークにおいて、あなたの知性の働きにおいて、知性を働かせようとして意識をもっていっても、正しい正しくないという判断、この判断の方に意識を向ける力があまり強くなっていないために、正しい正しくないではなく、どこかで妥協してしまう、調度良いところで落ち着いてしまうという働きになっており、知性によって正しさを認識する力がうまく働いていませんでした。この部分のどこか適当なところで妥協してしまうというエネルギーを浄化していき、正しく善悪を見抜いていく、そこに意識が向くようにワークが行なわれていきました。
Cさんのワークにおいて、あなたの知性の働きにおいて、自分で初めから決めつけている判断のエネルギーがあり、この人のこれは間違っているにちがいない、この人のこれは正しいにちがいない、自分の観点で決めつけてしまっているところがあり、それによって公平な基準における知性の働きが行なわれなくなっていました。自分の観点から宇宙の観点に意識が向いていき、常に正しく知性が働けるように浄化のエネルギーが働いていきました。
Dさん、あなたのワークにおいて、あなたの知性の働きが自分自身の視点の知性の働きと、相手の視点による知性の働き、これをある程度感じとりながら、お互いの調度良い正しさをうまく見つけようとする意識があり、その意識においてはうまく働いておりました。ただそこから本来の正しさを結論として導き出すのにとてもうまくいかないところがあり、やはり自分の観点の方に傾いてしまったり、相手の観点に合わせて後悔してしまったりという、調度良いところでのお互いの間の正しさをうまくつくることができない状態になっておりました。自分の観点からの正しさと相手の観点の正しさを認識した上で両方ともが満足できる調度良い正しさ、そこにうまく意識が働けるように浄化のエネルギーが動いていきました。
Eさんのワークにおいて、知性の働きにおいて、自分が元々もっている何らかの価値観、本質的に心の中で感じている価値観で正しさを認識していく状態が行なわれております。これは自分の元々感じている価値観が本当に正しい場合と、自分自身で自分の価値観でつくり上げてしまった違う価値観の二種類が働いております。自分自身でつくり上げた価値観に時々負けてしまう時があり、本来の正しさではなく自分の正しさに負けてしまうところが時々あるために、その部分のエネルギーの浄化が行なわれていき、常に本来の正しさに意識が向くようにワークが行なわれていきました。
今日はふたご座のエネルギーの満月のワークであり、皆さん方の知性が正しく行なわれるようにワークが行なわれていきました。正しさとは何なのか、正しい判断とは何なのかを意識することによって浄化のエネルギーも動き出していきます。自分が何かにこだわっていたり、初めから決めつけていると感じた時に、自分で気がつき自分で浄化のエネルギーも使えるようにもっていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/12/10 密教セミナー8[韓国]:「正しい師と弟子の関係」
光の世界からお話をいたします。密教を学ぶ人たちにとって、師からの教えというものはとても大事なものになります。師が弟子に何を伝えていくか、師が弟子に伝えるものは、ただその弟子にとって必要なものだけではなく、いずれその弟子が成長し、他のものたちに何かを伝えていく、あるいはその弟子の人生の流れにおいて徳を積んだり、他の人のためにしたことが他の人に影響を与えていく、そういった先のことを見越して師は弟子に必要なことを教えていきます。
一つひとつの教えが弟子たちにとって本当に必要な場合がたくさんあり、教えをしっかりと身につけることによって弟子の人生が大きく変わってきます。せっかく弟子に伝えても本当の意味が理解されていない、正しく伝わっていない、そういう時には師は何度も何度も同じことを弟子に伝えていきます。
弟子から見た時、また同じことを言っている、前に聞いたからもういい、そのように感ずることが多くあるでしょう。しかし同じことを聞いた場合は、前に聞いて解釈したことが不十分であること、もっと深い意味を理解し、前の解釈以上のことを理解していく、そういう意識が必要となります。
その弟子にとって本当に後で必要となる意識までいくために、必要と思われることを何度も何度も説くことになります。多くの弟子は教わったことのほとんどは別の弟子には参考になるけれども、私には参考にならない、私はもう知っているから、今日の話は私には必要ではない、そのように理解する人もいるでしょう。
たとえそのように思ったとしても、それは悪魔の惑わしであることを理解してください。自分が耳にすることは必ず必要な時がやってきます。特に正しく解釈し、正しく行動するために、何度も何度も耳に入ってきているために、本当の意味を理解し、正しく理解し、行動するようにしていく、そういう意識が必要となります。
正しく理解できても行動に移されていない、まったく行動されていない、そういう場合も何度も何度も耳にすることがあります。本人はもう何度も聞いて十分に意味は分かっている、もうすべて暗記してそのまま他の人に教えることもできる、そういう場合もあるでしょう。
しかし自分が何度も耳にするということは実践されていないという意味であり、身体で覚えるまで何度も行動する必要があります。一つの徳においても、数回行動しただけでは徳にはなりません。いろんな状況でいろんな人々に徳を施すことによって、初めて徳としてのエネルギーが身についていきます。
教えられるということは、いつか必ず必要になること、もし教えられていなかったらいずれは必ず迷い、悩み、何を選択して良いか分からなくなる、そういう時期が必ずくることを教えてくれます。教えられたことをしっかり理解し行動に移していけば、人間世界でのさまざまな迷いは次々と消えていき、一つひとつの選択も悩むことなくすぐに決断することができます。
仏教は必要ない、そういう人もいるでしょう。しかし毎日の人生の中で迷う、苦しむ、人に迷惑をかける、人間関係が不愉快、辛い、こういう意識をもっている人は、仏の教えを学び、実践することによって必ず解決されます。仏の教えは人間関係を改善させ、自分の意識を高め、多くの人々と一緒になって成長していく、そのための教えであり、謙虚な気もちをもつことによって大いなる師の光を受け取ることができ、必ず意識が成長し、自分の人生が豊かなものになります。
仏の教えに背を向けるものは、自らの人生に背を向けることであり、人の人生ばかりを気にして、自分の人生を正面から見ようとしない愚か者になります。自分の人生をどう生きるか、自分の人生を生きるために必要な教えが師から何度も何度も伝えられてくる、仏の教えを正しく受け取るものは、自分の人生を正しく歩むことができ、自分の使命をまっとうすることができるでしょう。
自分の使命をまっとうしながら、仏に一歩一歩近づき、いずれは自らが師となるレベルまで上がっていくでしょう。師をしっかりと認識し、師に対して奉仕するものは師への道が約束され、いずれは自らが師となって弟子たちを導く、弟子たちに光を注ぐ、そういう流れがつくられていくのです。
師をまったく認識することなく、自らの力だけで上に上がっていこう、そういう意識のものは師に出会うことはなく、自らの努力だけで上に上がっていき、また自らを師と仰いで集まる弟子も存在せず、自分の力だけで悟りへと向うでしょう。確かにそれを求めるものも存在します。すべての師弟関係を拒み、誰をも師とせず、自らも師とならず、ただ自然や天を師として自らを高めていく、そういう悟りの道も確かにあります。
それが有効と思う人は、それはそれで構いません。ただ今のこの時代において惑わすものたちがあまりにも多く、師をもたずして悟りに至るのはとても難しい道になっていきます。仮に師がいたとしても、多くの惑わしにあい、師から離れるものが九割以上存在します。ましてや師をもたずして自らの力だけで悟りを得ようとするものは、九十九パーセント光でないものにやられてしまうでしょう。
師を師として仰ぐことはとても大事ですが、完全なる人間とは異なります。師とはいっても人間としての学びを続けているために、人間的な側面が完全というわけではありません。師というのは人間性に対して言っているものではなく、光の流れに対しての師であり、強い光をただ下のところに降ろしていく、そういう契約の上でなされた師のことを意味します。
したがって人間的にはまったく愚かであったとしても、光のオーダーの契約によって光の流れをしっかりと守ろうとするものは、師としての働きをなすことになります。自分が悟りを得て、光のオーダーに従い、光のオーダーを維持していく、それをしっかりと理解して師とは何か、師と弟子とは何なのか、それを理解していくようにしていってください。
今日は皆さん方の個別のアドバイスではなく、一人ひとりのハートに皆さん方の目に見えないガイド、光のオーダーから来る師という存在たち、そこから直接ハートに光が届けられ、また直接マインドにもエネルギーが流されていきます。マインドには何らかのメッセージやアドバイス、何らかの教えが届けられていきます。ハートで仏の光を感じ、マインドで自分へのメッセージを感じてください。
何かを感じた人は忘れないうちにメモしておいて構いません。アドバイスを感じた人は自分のペースで戻ってきてください。
2016年11月
・2016/11/29 新月瞑想会:「自分から前に進む」
月の女神としてお話をいたします。今日の新月の瞑想は、いて座の前向きな冒険的な心を生かすために、日本人の集合意識にもっている自分をすぐに責めてしまったり、あるいは人のせいにしたりして、自分が前に進むよりも何かのせいにする、何かのせいにして進めないことを正当化するという意識があるために、この部分を新しい前向きの意識に変えていく、自分から積極的に取り組んでいく、こういう意識になるようにワークが行なわれていきました。
Aさんのワークにおいて、いろんな面において前に進む時に、つい自分の力の足りなさや自分の能力の無さに意識を向けてしまい、それによって前に進めなく自分で設定している状況がよく見受けられます。できないことよりもできることに意識を向けていき、少しでも可能性があればそこに確実に進んでいく、確実にチャンスをものにしていく、そうやって前に進めるようにワークが行なわれていきました。
Bさん、あなたのワークにおいて、自分の進むべき方向や前に進む時の意識において、自信がない、分からないという意識にぶつかり、うまくやっているようにみえてもすぐに自分で立ち止まってしまう傾向がありました。前に進んでいる時はあまり深く考えることなく、むしろどんどん前に進んでみる、自分でブレーキをかけることなく、できるところまでまっすぐ進んでみる、そういう意識がもっと活性化されるようにワークが行なわれていきました。
Cさん、あなたのワークにおいて、自分のペースでうまくできる時はどんどん先に進むことができますが、自分がコントロールできない時、自分の予想外の時に途端に迷ってしまい、まったく前に進めなくなってしまう傾向がありました。自分が主導権をとれなくても全体でうまくいく、自分が先頭でない時はうまく皆に合わせてうまくついていく、そういう臨機応変さがうまく身につくようにワークが行なわれていきました。
Dさん、あなたのワークにおいて、前向きに一生懸命進んでいても、何か人から少し注意されたり、一言言われると急にスピードがまったく止まってしまい先にほとんど進めなくなってしまうという状況があります。自分がうまく進んでいる時は少しくらい注意されても止まるのではなく、安全にうまく進めるようにする、少々言われても自分の進むべきスピードはうまく流れをコントロールしていき、急に立ち止まったりしないようにする、そのように調整できるようにワークが行なわれていきました。
Eさん、あなたのワークにおいて、自分のやり方で自分のペースでうまく進んでいる時は、喜びをもって楽しくできますが、人のやり方で人のペースに合わせようとするとまったく喜びがなくなってしまう傾向がありました。人のやり方で人のペースでやっても、その喜びを感じとれるようにする、他の人が他の人のペースの時に他の人の喜びを自分も感じられるようにする、そのようにワークが行なわれていきました。
Fさん、あなたのワークにおいて、自分の明確に分かったやり方や自分がはっきりと分かっている時は自信をもって前に進むことができますが、何か分からないことや理解できないことがあると、もやもやした意識のままで前に進むことが何度もありました。明確に全部分かっていなくてももやもやすることなく、ただそのままでむしろ興味をもって前に進めるようにする、はっきり分かっていなくても全体をさらに理解しようとする、楽しさや面白みをもって前に進んでいく、そういう楽しみが身につくようにワークが行なわれていきました。
Gさん、あなたのワークにおいて、自分のペースで前に進む時、少しでも他の人が何かを忠告してきたり、何かを言ってくると、そこだけに意識が向いてしまい、結局自分がまったく進めなくなってしまったり、そこから先にうまく進むことができなくなることが何度もありました。自分が順調に進んでいる時は他の人からいろいろ言われてもそのペースを崩すことなく進み続けていく、他の人の意見やアドバイスをしっかりと聞いて理解しながらも、ペースは乱れることなくうまく修正することができる、そのようにワークが行なわれていきました。
Hさん、あなたのワークにおいて、自分のペースで自分のやり方でうまく進んでいても、全体がうまく良い方向ではない、全体から見た時正しくないという意識の時に、急に立ち止まってしまい、後ろを見たり、うまい方法を見つけることができなくなってしまう状況がありました。自分がうまく進んでいる時は周りがどのようであろうとも気にすることなく、どんどん先に進んでいき、うまくいく楽しみや結果をしっかりと心で感じている、そうやって結果的にうまく物事が進むようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
今日の新月のワークはいて座のエネルギーがうまく働きかけてきて、日本人が進めないことや前に進むことに対しての何らかの抵抗がある部分について、うまくそれらを解決して前に進めるようにワークが行なわれていきました。何か問題があって前に進めなくなる時、日本の人々は必要以上に深刻に考えたり、自分を否定してしまう意識を働かせてしまう弱いところがあります。
あまりそういったことにとらわれず、とにかく前に進み続けていく、そういう意識をもって楽しい未来をうまくつくり出せるようにしていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/11/26 密教セミナー7:「仏は智慧を身につけている」
仏の世界についてお話をいたします。皆さん方の世界においては仏というと一つは死後の世界の存在たち、もう一つは悟った人たちの世界、このような意味で使われることがあります。現代人の方々は生命がなくなった人を仏様と呼ぶ習慣がありますが、それは本来の意味の仏ではなく、いわゆる敬意を込めて表現した用語に過ぎません。
本来は悟りを開いたもの、あるいは真理の世界に入ったもの、そういう方々を仏と称しておりました。ただこの仏にもいろんな意味があり、その細かいところは必ずしも述べられておりません。いわゆる人間の肉体を身につけながら仏のような意識になる、生き仏とか活仏とか呼ばれたりしますが、肉体をもっている間に仏になる、そうするともう永遠の肉体を手にしたり、何も苦しみがない状態で生きられることを想像するかもしれませんが、必ずしもそういう意味ではなく、意識レベルとして仏のレベルに達していても、まだ肉体的な学びが必要とされているもの、肉体でのやるべき使命がまだあるために、意識レベルとは別に肉体での生活が必要となっているもの、そういう場合も生き仏という場合があるからです。
しかし一般には魂自身が肉体の体験を必要としなくなり、新しい意識で新しい肉体で高い周波数の世界で新しい人生を繰り広げていく、そういう状態が皆さん方がいう仏ということができるでしょう。単にもう肉体を必要とせず、スピリットの世界で生きている、そのように理解する人がいるかもしれませんが、いわゆるお釈迦様にしても、イエスキリストにしても肉体をもって活動しております。
ただその肉体は今の皆さん方の第三密度の肉体ではなく、はるかに高い波動の世界での肉体であるために、皆さん方の肉体の目で見ることはできず、理解することもできません。物質の波動といってもさまざまな周波数の物質世界があるために、どの高次元の世界の物質の世界に行っても必ずそこでの肉体の形をまとう必要があるからです。
そういう意味で悟ったからといってもう肉体をいっさい必要としない、肉体がないという意味ではなく、第三密度での学びを終えたものは次の第四密度での肉体を用いて、また修行を続けていく、そういう流れを続けることになるのです。そういった意味では仏といっても単純に第三密度の人から見れば、姿は見えないだけであり、第四密度の世界ではその肉体をまとってまた修行を続けている、このような形態になります。
ただ皆さん方の概念でいえば、いわゆる第五イニシエーション、アデプトになった状態が仏ということもできます。第三密度での苦しみ、重荷を完全に理解し、もうそれにとらわれることがなくなった、煩悩や執着がなくなり第三密度での体験を必要としなくなった、これがある意味では最初の段階の仏ということができるでしょう。
当然この第五イニシエーションの次は第六イニシエーションであり、またこのレベルでの仏は別の学びが必要とされます。そういう意味においてそれぞれの意識レベルにおいての仏が存在することになります。皆さん方の言葉で言う宇宙のマスター、アセンデットマスターとか言われているものたちは仏のレベルとしてもかなり高いレベルの仏になり、宇宙における真理を完全に具現化しているもの、宇宙においてのすべてを理解しているもの、それが宇宙のマスターという仏のレベルになります。
もちろん彼らも学ぶべきことはたくさん残っており、それで完成というわけではありません。さらなる宇宙の創造の原理を学ぶために宇宙をどうやってつくり上げていくか、宇宙をつくるためにはあとどういう勉強が必要なのか、そういう意識をもってさらに高い次元へと意識を上げることになります。
したがって皆さん方の今の次元世界で見た時、皆さん方の目指す仏はできれば肉体をもったままである一つのレベルの仏を手にする、それは肉体をもっていながら肉体の苦しみにとらわれず、この現象世界におけるさまざまな流れに惑わされず、ただ正しい道を自分でしっかりと見つけ、切り開き、いっさい迷うことなく、正しく生きていく、これが皆さん方の求める仏のレベルになるでしょう。
もちろん魂からすればもう肉体を必要としないというのが魂から見た仏を現していますが、皆さん方の今の意識からすればこの肉体のままで苦しみから解放される、煩悩を解き放つ、そういったことで仏を手にすることができます。ただ仏になるためにはさまざまな徳や智慧を身につける必要があります。
徳についてはいろんな形で学びを行なっておりますが、智慧というのはとても難しく説明できるものではありません。特に人間世界で通用する智慧と、スピリットの世界で必要とする智慧はまったく異なるために、人間世界で智慧を使ってお金儲けをしたり、人をコントロールして自分が楽することを行なったとしても、それはスピリットの世界ではまったく逆の状態になってしまい、光のない世界での生活になってしまうために、本来の智慧とはほど遠い状態になってしまいます。
人間世界での智慧は自分が楽すること、他人を利用して自分が早く上に上がっていく、できるだけ少ない労力で多くのものを手にする、そういう目的のために智慧が使われております。しかしこのできるだけ楽をする、短期間で効率を上げるという智慧はスピリットの世界の智慧とはまったく異なる心であるために、光のない世界へ光のない世界へとつながっていきます。
人間世界での合理的な智慧はいっさい光を伴っておらず、スピリチュアル的でもなく、ただの人間世界での合理的なアイデアに過ぎません。したがってただ頭が良いとか、良くできているとかいう智慧は必ずしもスピリチュアルな真理の世界の智慧とは異なるのです。
では皆さん方が学び手に入れるべき智慧はどのようなものでどうやって身につけるか、これは必ずしも言葉でいうことはできず、一人ひとりが現実の中で見つけ、身につけ、実践することによってのみ身についていきます。ただ発想として自分だけが得をするとか、一部の人が得をする智慧は本来の智慧ではありません。
本来の智慧を使った時はすべての人が何らかの意識の目覚め、喜びが表現されていきます。そういう良い方法があったのか、そういう風にして成長していくのか、こういう感動や喜びを伴う智慧であり、自分一人の得になるわけではなく、皆が喜びを感ずる、皆が意識的な成長をする、そういうのが本来の智慧になるのです。
この本来の智慧を手にするのはただ普通に生活していても身につけることはとても難しいでしょう。実際にそういう智慧のある行動をしている人のそばで見ていたり、一緒に生活をすることによって目覚めていき、自分もそれを手にすることができます。スピリチュアルな智慧はスピリチュアルな智慧を使っている人の元で学ぶことによってさらなる目覚めや成長が行なわれていくのです。
しかしそういうスピリチュアルな先生や先輩がいなかったとしても、十分に智慧を見けることはできます。もちろん自分で考える、いろんな試行錯誤をし間違いや失敗を重ねながら智慧を身につけていく、天性のひらめきで智慧が浮かんでくる、いろんなやり方があるでしょう。
今の皆さん方の多くはどちらかというと、間違いをいっぱい行なうことによって体験として智慧を身につけていく、これが多くの形になるでしょう。しかし今生まれてきている新しい子供たちは、本来の天性でのひらめきをもっており、大人の人が失敗を何度も何度も体験して身につけてきた智慧を子供たちは先天的にすぐに理解できる、もうすでに身についている、そういう形で現すことになります。
したがってそういう新しい子供たちと一緒にいて、その才能を目覚めさせていくと、自分たちも同じようにいろんな智慧を受け取ることができたり、感ずることができます。智慧を身につけたものの近くでいっぱい智慧を感じとることによって自分も智慧が手に入る、智慧をどんどん広めることができる、本来智慧はそういうものになっております。
これまでは智慧といってもあまりぴんとこない人も多かったかもしれませんが、これからはこの智慧を皆さん方は頻繁に目にすることになるでしょう。いわゆる智慧ということに常に意識を向け、どういう智慧で解決できるか、どうやって切り抜けるか、常に問題意識をもって智慧を見つけようとする心があると、必ず智慧をもった人間が引き寄せられてきて智慧を見せていくのです。
その時に素直にありがたいという気持ちで智慧を受け入れることができるかどうか、あるいは若いのに生意気だとか、何も経験がないくせにとかいってバカにして無視するか、それが皆さん方の智慧の目覚めに影響を与えていきます。どんなものでも智慧を感じ、感謝と喜びをもって智慧を丁寧に自分のものにしていく人は、さらなる大きな智慧を手にすることができるでしょう。
年下だからとか経験がないからといってまったく聞く耳を持たないものは、智慧はまったく近づいてこなく、自分自身も智慧を身につけることもできないでしょう。智慧とどのようにして取り組んでいくか、ただ漫然と瞑想していて智慧がやってくるのではありません。自分自身が本当に智慧を使いたいという気持ちと、智慧そのものに対する感謝や喜びや愛、それをもっていることによって智慧が向こうからやってくるのです。
この智慧を引き寄せる心、正しさや智慧を自分のところに引き寄せる力、この力そのものを身につけるために、智慧に対する意識を強くもち、何とかしたいという思い、解決しようとする心、智慧あるものすべてを大事にしようとする心、こういったものをしっかりと身につけていき、智慧のある人間へと高めていってください。
Aさん、あなたがさらなる智慧を手にするためには、周りのすべての現象そのものをしっかりと感じた後、全てに心や意志があることを感じとってください。周りのすべて、嫌なものとか気に入らないものでさえも心や意志がある、それを信じてその心や意志につながっていくと、いろんな智慧があなたにつながってきます。そうやって漫然とした日常生活の中から多くの智慧を引き出していってください。
Bさん、あなたが智慧を手にするには、なるべく嫌いな人や嫌な人、苦手な人と優しく接する、愛と感謝をもって接する、自分から喜びを出して接する、これがあなたが智慧を手にする唯一の方法です。ぜひこの力そのものをうまく使って智慧を手にしていってください。
Cさん、あなたが智慧を手にするには、若い人の心をさらに深いレベルで感じとってみてください。若い人の心を感じながらも、さらに深いレベルの何かを感じていく、決して概念を使わず普通の意識に戻ることなく、深いレベルでつながっていくと、宇宙の智慧を見つけることができるでしょう。
Dさん、あなたが智慧を手にするには、自分のこれまでの人生を通して、今まで自分が体験してきたことの中にいっぱい智慧が隠されております。自分の人生を振り返ったり行動の一つひとつを思い出していって、なぜ自分がそういう行動をとったのか、なぜそんな態度をとってしまったのか、いろいろそれを見つけていきながら、それを良い方法にもっていくためにどうするか、その時に過去の間違いの現象を思い出しながらその現象を光と愛で充満させ、どうやって解決していくか、もっと良い方法はなかったのか、そういう意識で光の状態で見ていくと、そこから智慧を感ずることができます。こうやって一つひとつの自分なりの間違った現象を光と感謝を使って智慧を見つけていく、こうやって自分のものにしていってください。
Eさん、あなたが智慧を手にするには、一般の人々の流れの中で常識や普通とか、そういう意識を全部取り除き、ただ人間一人ひとりをそのまま感じていく、その人その人が光と愛でそのまま自然に生きている状態を感じていく、そうすると概念と違う言動を目にしたり、常識やルールとまったく関係ないその人の心の動きが感じとれるようになったりします。こうやって概念や常識、そういったものから抜け出せた時にあなたは智慧を手にすることができるでしょう。
Fさん、あなたが智慧を手にする時、いわゆる自分の考えや皆の考え、皆が一致した考え、こういう世界を完全に自分の頭から取り除いてください。皆とか普通とか一般とか、常識、標準、こういったのを取り除き、ただ一人ひとりが単独で学びをしている、一人ひとりが何のつながりもなくただ自分の体験を魂を行なっている、そういう感覚で一人ひとりを個別に見ていき、つながりをまったく無視してただ一人ひとりを見ていくと、一人ひとりの動きや言葉、言動にいろんな智慧を見つけることができます。そうやって一人の人間をただ客観的に、公平に観察していくことで智慧を見つけていってください。
Gさん、あなたが智慧を手にするには、自分の心の深いレベルに多くの智慧が隠されており、それを自分で見つけることができます。自分の心の中の深いレベルで意識を集中させ、どういう時にどうするか、どうされた時どうするか、その意識でずっと自分の心を探り当ててください。その時にどうすれば良いか、どうやったらうまくいくか、いろんな智慧が見つかることになります。深いレベルに意識を降ろし、そして自分の中の智慧を引き出していく、こうやって自分のものにしていってください。
Hさん、あなたが智慧を手にするには、自分と関係のある人々の裏側を常に感じようとしてください。表に見えている姿や言葉とは別に見えていない部分、言っていない部分、感じられない部分に意識を向け、そこから何かを感じていってください。表に見える世界、見せようとしている世界とは別に、見せようとしていない世界、見ることのできない世界に意識を集中させていくと、そこに眠っている智慧をいっぱい見つけることができます。それは本人は手にすることのできない智慧ですが、あなたはそれを感じとることができ、それを自分の智慧として使うことができるのです。一人ひとりの意識していないところに眠っている智慧をぜひ感じて自分のものにしていってください。
Iさん、あなたが智慧を手にするには、あなたの心の中に明確に存在している一つの教本のようなものがあります。ここの中にある教本にすべてが書かれており、まとめられており、あなたがそれを手にして読むことによっていろんな智慧を引き出すことができます。自分の心の中にある教本を早く見つけ、自分で読むことができるようにしていってください。
それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/11/22 エネルギー練習会:「智慧は好奇心から」
では最初に智慧のマスターのエネルギーを感じてもらいます。智慧はいろいろなことに興味をもち、意識を向け、何か新しいアイデアを探り出す、もっと良いものを見つけようとする、そういう意識を働かせることによって智慧が身についていく。自分から何かアイデアを見つけようとする、探り出そうとする、そういう好奇心を常にもっていてください。
正しさのマスターのエネルギーを呼んできます。
正しさにつながるには常に正しいもの、正しい人、そこに意識を向け、正しくないものとつながらないようにする、正しさを乱すもの、破壊するものとのつながりを切っていく、そういう強い意識で正しいことだけに意識を向けておく、そうすることによって自分自身の方向性が常に正しさに向いておき、それで自分自身が正しさとつながっていきます。
献身さのマスターのエネルギーを呼んできます。
献身的であるには尽くす心、人を思う心、自分のことよりも他人を優先させる、この心によって献身さが育っていきます。自分よりも他人を優先するのは今の時代は難しいかもしれません。しかしだんだんエネルギー的な能力が強くなっていくと、他人の痛み、他人の辛さがすぐに感じられるようになり、それを楽にしてあげることが自分も楽になり、周りが皆が楽になっていく、それがはっきりと分かるようになっていき、必然的に他人を楽にする方向が良いということに気がついていきます。
勇気のマスターです。
勇気は無鉄砲なことではなく、自分の弱さを認め、自分自身の弱点を認識し、そこに立ち向かう心、克服する心が勇気となる。自分の弱さと向き合い、弱さを克服していく、あくまでも自分を自分で変えようとする勇気、自分の弱さを克服しようとする勇気、自分に対しての勇気であり、他の人や社会に対して見せる勇気ではありません。
皆さん方の今の社会は人に勇気を見せることによって自分が勇敢であり、強いものであるという証を手に入れようとします。しかし本来はすべては自分の成長のためであり、自分が自分を強くさせるために自分を勇敢にさせるために身につけることが必要となります。今のこの社会では人に評価されなければ意味がない、人に何か分かりやすいことをして褒めてもらう、そういう意識は勇気のない心になります。
むしろ誰からも評価されることなく、褒めてもらうこともなく、それでも自分を正しく強くもっていこうとする、これこそが勇気あるものといえるのです。評価を気にした勇気は本来の勇気ではなく、見せかけの勇気であり実際には弱い人間なのです。周りから褒めてもらえないと何もできない、自分の価値がない、そういう弱い意識になってしまうのです。
本当の勇気を身につけたければ、他人の評価をいっさい気にしない、褒めてもらおうとしない、そういう心を身につけてください。
Aさん、あなたの勇気を強くするためには、自分の苦手な人、嫌な人や会いたくない人に積極的に自分から光を送り、良い行動をとり親切に接する、これこそがあなたを勇気ある人間へと導いていくでしょう。
Bさん、あなたを勇気ある人間に導くためには、自分自身の弱さ、つい周りに合わせてしまう、あまり目立たないようにしておく、こういう個々の弱さを自分で積極的に変えていこうとする、そのためには人前で堂々と話すことをしたり、苦手と思っていることに挑戦して自分からいろいろなことを周りの人に示し教えていったりする、そういうことによって自分自身を変えていってください。
Cさん、あなたに勇気を強くさせるには、自分の心の中でいつも何かたまっている何らかの不安な心や、人に言いたくないもの、自分だけのものにしておいているもの、それを思いっきり自分で外にもってきて、自分で自覚しそしてそこに挑戦していく、自分の心の中にあるもやもやしたものを表に出し挑戦するということは、それを具現化させている誰かや何か、何かが現象界にあることを示しています。現象化いくでしょう。それを具現化させている誰かや何か、それをはっきりと認識した上で自分の感情をしっかりと表現しながら、最後は完全にそれを愛し、それを切ったり避けたりするのではなく、感謝をし愛し、完全な光に変えて自分に戻していく、こうやって自分の中の一番苦手なものを表に引き出しながら、愛と光で包み込んでいく、これによってあなたの勇気が身につき、自分自身を高いレベルの勇気へと引き上げていくでしょう。
それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/11/18 密教セミナー9:「法を味方にする」
光の世界からお話をいたします。密教の世界を学ぶにあたって皆さん方が身につけるべきものがいくつかあります。その中でも法について理解を深めておく必要があります。
法というと多くの人は法則的なもの、決まり、ルールのように思うかもしれません。しかし密教の世界における法とは、皆さん方を支配している法則というよりは、この現象を現す根本的な仕組み、皆さん方の人生を根本的に支えており、毎日の現象を根本的なところから現しており、また人間関係、社会の関係におけるさまざまな仕組み、その根本的なところを法という風に呼んでおります。
したがって皆さん方の分かりやすい言葉で言えば、神の法則、宇宙の法則、あるいは自然現象の根本原理、いろいろいうかもしれません。ただこの法という場合は、因果の法則、つまり何らかの原因があって現象化される、この原因と結果の因果の法則、またそこにまつわるカルマの法則、こういうさまざまな現象化の法則が一つの法として認識されていくのです。
はじめのうちは、一つひとつを個別に学ぶことになるでしょう。カルマの法則、現象化の法則、因果の法則、さまざまな観点から法を学んでいきますが、皆さん方がだんだん理解が深まっていくと、これらはただの法として認識されるようになります。いわゆるこの法をいくつにも分類し、因果の法則、カルマの法則、さまざまな法則として名前をつけているうちは、まだ完全に悟っていることにはならず、これらをすべて一つのものとして理解できるようになった時、自分は悟ったという意識状態に入っていきます。
カルマの法則や因果の法則、またさまざまに現される現象化、それらはすべて一つのものの現れであり、本来は一つの法しか存在していないことが分かっていくのです。この一つの法をどの角度で見ていくか、どの観点から見るかによって運命のように見えたり、因果のように見えたり、カルマのように見えたり、宿命のように見えたり、いろんなものとしてとらえられていくのです。
この根本的なところ、分類することなくただ一つのものとして、ダルマ、法というところに辿り着いた時、皆さん方はこの世界を完全に理解したことになります。つまり法を完全に理解できた時、この世界を完全に理解することができ、それによってこの世界を自分の自由に生存することが可能になります。
この世界を自由に過ごすというのは、もうこの世界で自分を束縛する法則が何一つなく、自分がこの法則を自由に扱えるようになる、自分がこの法則を使って自分の好きなように自分の望み通りに現象化を進めることができる、こういう世界に入っていくのです。
法を完全に支配して自分のペースでうまくいくようにもっていくとしても、人間的な心や思い、人間的な欲がわずかでもあれば、この法は正しく動くことはできず、さまざまな原因とカルマをつくり出して自分のところへと戻ってきます。つまりいくら悟ったとしても間違った行動をとると、カルマをつくり出してしまい、それによってこの世界に閉じ込められてしまいます。
したがってアデプトとなり悟った人間というのは、悟った後においても絶対にカルマをつくらない言動が必要であり、そのためには絶対に法の力に負けない強い力、どのような誘惑や騙しの声が聞こえてきたとしても、それに絶対に負けない強い心が必要となるのです。
今皆さん方はさまざまなトレーニングを行ない、意識レベルを高めていく、自分自身を成長させるために嫌なことでも積極的に取り組んでカルマを解消していく、そういったことが行なわれております。しかしこのただカルマを体験する、ただできることを体験するだけでは完全にこの世界から抜け出ることはできず、どうしても力によって引き戻されてしまいます。
完全にこの世界からはなれ、自由に自分のペースで動けるようになるためには、単なるトレーニングだけではなく、この法を完全に理解し、法と自分の関係を明確にした後、自分が法を使って自分のペースで社会を世界を動かしていく、そういう段階に入っていくのです。法がまだ見えてくることなく、法に動かされているうちはまだまだ法を理解するための学びが必要であり、一つひとつの現象化においてなぜこのような現象が現れてくるのか、なぜこのような体験が必要なのか、そういったことが根本的に要求されてきます。
そういったもの一つひとつを挑戦していき、チャレンジしていき、人間の心に惑わされない、素晴らしい心を身につけた時、自分は第四密度の世界へと近づいているということができるでしょう。皆さん方がこの第四密度の世界へ入るために、少しでも法を理解し、自分と法とのかかわりを理解し、自分の思いで自由に行動できるようにする、その意識と行動力を身につけるようにしていってください。
Aさん、あなたの法とのかかわりにおいて、今、法について理解を深めた段階であり、まだ法そのものとの強いつながりはできておりません。一つひとつの現象化においてもう少し客観的に眺めてみる、原因をもう少し細かく見ていき、単なる感情だけで原因をつきとめるのではなく、理性を使い感情も使って根本的な原因を見つけ出そうとする、こういう意識を身につけていくと法がだんだん近くに寄ってきて、法を使った現象化がやりやすくなっていきます。物事の現象を客観的にとらえ、客観的に認識していく、そういう力を養っていってください。
Bさん、あなたと法とのかかわりにおいて、法はどの人間にも同じように働きかけ、自分だけが特別とか、他の人が特別ということはありません。しかしあなたの場合は人によって法の働きかけがかなり違うように感じられてきます。このあなたの特質がそういう特質をもっており、一人ひとりの違いが法のレベルで違うように感じられてくる、そこに気がつくことができ、それによって一人ひとりのアドバイスも法のレベルから違うアドバイスが必要になります。人にアドバイスをする時人間的側面だけでアドバイスをするのではなく、その人に関与している法のレベルを調べていき、法のレベルでもう一人ひとりが異なっていること、その人に働きかけている法を見つけていき、法のレベルでアドバイスしていく、こういう能力を目覚めさせるようにしてみてください。
Cさん、あなたと法との関係において、法はあなたからすれば一つの自然現象の流れであり、自分はそれと戦うこともなく、ただ受け入れるという認識で把握されております。しかしこの法はあなたの考え方、心とも強いつながりをもっており、あなた自身の心の状態によって法の現れ方がかなり変化を起こしていきます。この法が自分の味方になるためには自分自身が法にもう少し意識を向けていき、自分と法とのかかわりの中で自分が守らなければならないもの、受け入れなければならないもの、あるいは挑戦して別の法の側面を引き出してくる、これまでとは違う法とのつながりを見つけていく、こういう意識によって法と強いつながりをつくることができます。ただ現れてくる現象を楽しむとか、ただ現象化されることを望むのではなく、自分の意志で現象をつくり変えてみる、自分のペースに合うような現象に仕組みを変えてみる、そういう意識で現象をもう少し自分のコントロールできる範囲内にもっていくようにしてみてください。
Dさん、あなたと法とのかかわりにおいて、あなたは法のエネルギーをそのまま受け取り、法の意志によって動かされております。法が強くあなたに影響しているために、自分のペースでやろうとしても法のペースが強くなって現象化されるために、一般に自分の思い通りにいかない、自分の考えている通りにいかないという感覚が現れてきます。これを自分のペースにもってくるためには、法に意識を向けながらも自分のエネルギーで自分のエーテルやカルマのエネルギーで根本の法につながっていく、あるいは接してみる、そういう意識が必要となります。自分がこの法につながっていき、自分が強い意志や行動力を使うことによって、法が動き出していき、法があなたのぺースに合わせた現象をつくることができるようになります。この法をうまく使うやり方を身につけて自分が現象をコントロールできるようにもっていってください。
Eさん、あなたと法とのかかわりにおいて、法はあなたの身体のすぐ近くでエネルギー的な影響を与え、そのままあなたに現象化させております。あなたから見れば望んでいない現象、期待していない現象が多く現れているかもしれません。しかしこの望んでいない現象はまさしく望んだことによって現象化されていきます。自分が苦手だと思うともの、嫌だと思うもの、嫌いだと思うもの、そこに意識を向けるとさらに現象化が早まっていくのです。自分が意識をすればするほど現象化しやすくなるために、もし現象化を望んでいないのであれば意識しないこと、感情を入れないこと、そこに入り込まないこと、これによって現象が遅くなっていきます。自分の心の使い方をうまくコントロールし、現象化しやすいもの、現象化させたくないもの、それによって心の使い方を使い分けていく、こうやって自分にとって望んだ現象だけをうまく現象化できるように法を使っていってください。
今日は法とのかかわりにおいて話をしていきました。いろんな法則がある中でも根本的な法、この法にぜひ直接つながり、この世界をコントロールできるように意識を高めていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/11/14 満月交流会:「他を非難・排除する意識を浄化」
月のカウンセルとしてお話をいたします。今日の満月のパワーはこれまでよりもより強い光が扱えるようになっており、皆さん方の潜在意識、あるいは見ていても気づかないところ、見ようとしないところ、他人が自分の鏡だと気づかずにそのまま他人と思って責めてしまうところ、そういうところに強く働きかけております。
今この地球において、自分への執着が強いことが大きな問題になっております。自分という意識、自分だけという意識がとても強く、少しでも自分のために人を利用する、場合によっては友人や家族まで利用する、そういう意識がとても強くはびこっており、愛を広げるという流れとはまったく異なっております。
この自分への強い執着は太古の昔から存在はしておりました。しかしそのエネルギーがここまで強くなったのは最近のことになります。いわゆるそれまでどのような自分の執着があったとしても、しょせんは小さい国の一つの意識であり、地球そのものを自分の好きにしようというのは最近のことになります。
これまで多くの人がこの地球を自分のものにしようと考えておりました。それも自分の限度が自分でも分からず、一度支配してもさらにもっと強く支配しようと思う、もっともっとたくさん手にしようとする、そういう意識がどんどん強くなっていきます。今このように愛が広がると同時に自分自身をもっともっと自分のために執着的に好きなものを手にしようとする力も強くなっています。
この自分への愛着、自分への執着、このエネルギーを解放するために今日はいろんなマスターたちが一緒に手伝ってくれます。一人ひとり自分の現実を見ている中で人を責める、他人のせいにする、こういったことを思い出していってください。人を責めたり、人のせいにするのは全部自分が人を支配しようとする心から動かされていきます。
他の人から非難されるとむかついてしまう、逆にたくさん非難し返してしまう、これも基本的には自分が他人を支配したいのです。結局支配欲と自分への愛着はほとんど同じような力になります。自分の毎日の言動で他人を責める、そういった自分の言動を見直していってください。
自分を正当化させ他人を責めるという人がたくさん集まってくると、国の集合意識として自分の国だけを愛し、他の国を非難するという状態をつくり上げていきます。他の国のせいにしたり、他の国を悪く言う、これはその一人ひとりの意識からつくられており、一人ひとりが自分だけを正当化させ、他の人のせいにするというところから現象化されていきます。
国や人種、宗教レベルにおいて、自分のところだけが素晴らしい、他のものはだめである、こういう意識の集まりが国レベルでの集合意識につながり、国家や民族として他の国を責める、こういう現象をつくり上げてしまうのです。自分の国を愛することが悪いのか、多くの場合そういうことを言ってくるでしょう。
自分の国を愛して何が悪いのか、愛国心は正しいではないか、これが人間の考えになります。これから皆さん方が向う第四密度の世界では、愛国心という言葉自体がなくなっていき、愛国心のエネルギーはとても低いエネルギーとして認識されていきます。
第四密度においては国家や人種の違いがなくなっていき、同じ人間として同じ地球人類として交流し合うようになっていきます。しかしどこまでいっても自分のアイデンティティを高めようとする人は存在しています。自分だけの素晴らしさ、自分だけの価値観、まだそういうところに意識を向け、自分という存在に強く意識を向ける人もいます。
しかし第四密度の流れの中でそういう人は少しずついなくなっていき、本当の正しい光につながっている人だけが残ることになるでしょう。自分の心の中で見つけた自分の執着心、人のせいにする心、まずその部分をしっかりとワークする必要があります。自分が正しい、この自分が正しい、この独善的な考え、自己中心的な考えをしっかり見抜いてください。
宇宙からスーパームーンの光と共に細かな浄化の光が流れてきます。自分のマインドや心の中に入り込み、自分だけを良いとする心、自分と違う考えのものを排除する心、こういう執着的なエネルギーの中に入り込んでいきます。自分の中に細かな粒子の光が入ってきて、自分中心の考え、他の人を責めたり無視する心に入っていき、偏った心を調整していきます。
日本人と韓国の人の間に大きな大きな溝がつくられております。壁ではなく溝がつくられております。この溝というのは、本来つながっていたものを悪意のあるものによってつくられた溝であり、本来は溝は存在していなかった状態を現しております。
誰がこの溝をつくったのか、皆さん方一人ひとりが自分は正しい、相手が間違っている、こういう心をもっていますが、それによってできた溝ではありません。この溝をつくったのはいわゆる皆さん方のような日本や韓国の普通の人々ではないのです。まったく別の悪意をもったもの、その悪意をもったものを溝を計画し、そして皆さん方を利用して皆さん方自身に溝をつくらせていきました。
この悪意をもっているもの、これは必ずしも一般の人々ではなく、もっと力をもっているもの、いわゆる国家レベルでさらに国家さえも動かす背後のものたち、そのものたちによって計画的につくられたものです。したがってお互いが非難していたとしても、本来は間違ってただ非難しているだけであり、あるいはただ悪意あるものに動かされているだけであり、本当の溝をつくったわけではありません。
ただ悲しいことに利用されているものはその事実に気づかず、言われた通りのことを真実と思い、間違った情報によって利用されているのです。もう今となっては間違った情報が真実になってしまい、間違った真実を信ずることが正しいことのように思っているのです。
この間違った真実を訂正する、もうおそらくそれは不可能になっているでしょう。もう真実が分からなくなるように巧妙に細工されており、本当のことが人間には分からないようにされているのです。したがって人間が分かるレベルにおいては、お互いに相手が悪いというところしか見えてはきません。
したがってそういう知識や情報、教わったことで結果を導くのではなく、自分の心で感じてください。自分の心は何を感じているか、本当にお互いに反目し合っているのかどうか、ただ利用されているだけという真実に目覚めていく必要があります。
月のカウンセルから強い浄化の光が流されています。自分が正しい、相手が間違っている、相手の理屈は聞きたくない、自分だけが正しいことをしている、そういう自分の意識に浄化の光がやってきて、自分の固定観念を修復させていきます。
間違った考え、間違った信念、ここに光を入れながら自分が間違っていたと気づく心、こういう心を光の中に入れ、自分の国から相手の国へ、さらに他の気になる国それぞれに光を流していってください。自分だけが正しいと信じている国、すぐに他の国を非難、排除する国、そこに光を流していき、この地球全体を新しい光で充満させてください。
皆さん方のオーラは次第に執着が解放されていきますが、周りの人々のすべてがそうではありません。光を流しても何も反応しない人もいます。家族であっても何も受け付けない人もおります。したがってまず自分から変えていく、自分が変わり自分だけの正しさに執着しないようにする、そしてそこから他の人へと少しずつ広げていく、そういう意識で行なっていってください。
Aさん、あなたの心に自分の正しさを神聖に保つような浄化の光が流れてきました。あなた自身が自分で気づいた時にすぐに方向を正すことができます。ただ自分の考えに本当に深く入り込んでしまうと気づかなくなる場合が本当に訪れてしまいます。自分で気づく、そこに意識を向け気づいたらすぐに修正し、相手の気持ちを理解できるようにする、そのように進めていってください。
Bさん、あなたの感覚的な心の中に浄化の光が入ってきました。感覚的な心というのは、あなたの場合は明確に論理的に誰が正しく、誰が間違っているという判定を出すというよりは、感覚的に何かこの人は違う、何かこの人は良い、こういう尺度で判断を行なっております。この感覚的な判断というのが時と状況に応じてうまく機能したり、あるいはまったくずれてしまう場合があるために安定的に判断が行なわれるわけではありません。ここに浄化の光が入っていき、自分自身の正しい論理的思考が少しでも目覚め動き出し、自分の論理的思考によって本当の正しさを見極める力を身につけていく、そのように浄化の光が働いておりました。
Cさん、あなたの今のワークにおいて、あなたの心の判断基準の中に、どこまで相手のことを考え、どこまで自分のペースで良いのか、それにまごついているところがあります。自分のペースで自分のやりやすいように自分の楽なやり方で、実はこの考えもある意味では自己中心的、自分を守る方向性の意識になってしまいます。本人としてはただ単に自分のやりやすいやり方、自分を守るやり方ですが、やはりこれも自分を正しいとする、自分を守ろうとする力から行なわれており、結果的に分離させてしまう力になってしまうのです。したがって自分のペースで自分のやりやすいやり方で、そういう意識ができてきた時、少しでも周りの人に合わせようとする意識、周りの人に迷惑や問題がかからないようにする意識、そこにも働きかけ、うまくバランスがとれるようにして、自分も周りも成長できるようにしていく、こういう意識を育てるようにしていってください。
Dさん、あなたのワークにおいて、あなたの心の中にある私という意識、このあなたの普通の私という意識は、いわゆる成長した人類、第四密度のレベルからすればとても強い自己意識の愛着になります。本人はただの私という意識ですが、エネルギーとしてはとても強い自分の意識になるのです。そしてこの強い自分の意識はわずかでも自分の意識を否定されたり、何らかの影響を受けた時にすぐに反応して相手を責めるように反発していく、強く相手に戻すように心が動いてしまう、こういう現象をつくり上げてしまいます。したがって何か自分が気に入らなくなったり、他の人に言われてむかついたりした時は実際にはむかついた自分自身の問題であること、相手の問題ではないこと、そこに常に意識を戻し自分自身の心の器を大きくしていく、そういう方向へ向うように意識をもっていってください。
Eさん、あなたの今のワークにおいて、あなたの私、自分という意識は、周りの人との兼ね合いの中で常に自分が変化していきます。周りの人が強い自分意識であればなぜか自分が極端に弱い自分意識が動いてしまい、周りが弱い意識の時には自分が強い意識となって動いていく、この周りの意識に強く反応する自分の意識であり、周りが何もいない時に自分自身が一番リラックスできる自分意識が動いていきます。しかしあなたのこの自分の意識は他の人を優しく愛し、他の人の進化を見届け、他の人を成長させるという意識が目標になります。そのためには常に他の人の意識を感じとり、自分が何ができるか、他の人に向ってどういったことができるか、常にそれを考える力が必要となります。ただの人間関係と思わず、自分の近くにくる人はすべて自分が何かをする必要があること、それを理解して自分のできる奉仕を常に見つけられるようにしていってください。
Fさん、あなたの今のワークにおいて、あなたの自分という意識は、マインドのレベルで自分という意識を少しでも押さえ、多くの人とうまく調和した本来の理想の自分をつくろうとしております。しかしこのマインドで働いている自分という意識と、その根幹のところにある自分の意識の中核のところでは、なぜかもっと表現したい、もっと他の人にいろいろと現して行動していきたい、こういう自分が動いております。これが良い方向で強く働き出すと、とても良い奉仕の活動になります。しかしこれがまだ精神的に安定されていない時はつい独りよがりだったり、自分中心の言動に入ってしまう場合があります。その時々の心の状態によって奉仕にもなれば、自分独断的な行動になったりしてしまう、この大きな差があるために、この部分をコントロールしていき、いつでも奉仕的な気分を常に保持しておく、そういう心が維持できるようにトレーニングを行なっていってください。
Gさん、あなたの私という意識、この意識の中において、私という意識と他の人のそれぞれの意識にどういうつながりをつくり、どのように奉仕をしていくか、この観点において常に悩んでいるところがあります。自分は他の人のために何かしたい、他の人のために何かできる、そう思っていても実際に自分ができることは何なのか、自分は何が奉仕として適当なのか、そこにはまってしまって、そこから先に進めなくなってしまうのです。あなたの場合の奉仕は、ある意味では自然な生き方をただ行動で見せていく、執着もなく欲もない本来の人間の正しい生き方をただ行動で示していく、まずこれが一番のあなたの奉仕になります。やり方を説明したり、回りくどく説明するのではなく、ただ自分の自然な生き方を見せていく、それによって他の人を見ているだけで何か自然を感じ、あるべき姿を感じ、それが本当に良いということを直感的に感じとっていく、そういう風にただあなたは正しく存在しているだけで価値があるような、そういった奉仕を行なうように意識をもっていってください。
Hさん、あなたの今日のワークにおいて、あなたの私という意識は、多くの仕事などのつながりにおける私という意識は、そのシステムの中ではうまく機能し、その中で一つの良い調和をつくり出せるようになっているでしょう。しかしそういう特殊なつながりがない、ただの普通の人々との間における関係、明確に見た目では分からない関係が出てきた時に自分と他の人とのつながりをどのようにもっていくか、どういう関係が一番理想的なのか、そこの部分で分からなくなってしまい、結果的に何も進まない状態が行なわれております。ごく普通の人々との間において、あなた自身は自分が気がついた他に人にできること、他の人に奉仕として行なえること、それをいろいろと自分で調べ見つけていきながら、心から喜びが得られるもの、率先してしたくなること、それもまた追及していく必要があります。ただ何かをしなさいとか、ただ奉仕しなさいと言われても何もできなくなってしまいますが、自分がただ楽しくなること、喜んでしたくなること、それだったら自分でも良いと思うようなこと、そういったことで構わないのです。例えば人と出会えばすぐににっこり笑って笑顔を見せていく、返事をする時はただ明るく元気にはっきりと返事をしていく、そういう程度で十分なのです。そういったこと一つひとつで自分自身が他の人に奉仕をしていく、そういったことを自分で見つけていき、それが喜びとなっていく、そうすれば十分にあなたは他の人に対して奉仕ができる心を身につけることができるでしょう。
Iさん、あなたの今日のワークにおいて、自分の私という意識の流れの中に、自分と深く関わった人々が常に周りでエネルギー的に引き寄せられてきます。自分の世界で自分の流れを見据えたとしても、なぜか常に関与している人々が周りに引き寄せられてくるのです。それによって自分の行動のパターンがそれまでに関与した人々とのつながりの中での行動になってしまうのです。そのためにまた同じようなことをしてしまったり、同じような現象が現れたりします。あなたの本来の自分の流れに取り戻すためには、もう以前のことや過去のことを思い出したり考えたりせずに、純粋に新しい意識で取り組んでいく、似たような現実であったとしても、心をまったく別のものにして以前とは違う自分として経験していく、そうやって過去の自分に執着している自分を切り離していくのです。もう過去の自分とはつながっていない、新しい自分、そういう意識で取り組んでいき、過去のつながりを断ち切るようにしていってください。
Jさん、あなたの現実の流れにおいて、あなたの私という意識の中に、いろんな人一人ひとりのつながりを強く保持しております。何かを考えたり行動する時に、いろんな人の考えが常に入ってきて、いろんな人に対する行動が自分の行動になって現れてしまうのです。つまり今自分が行動しているように見えても、いろんな人を想定した行動が行なわれており、本来の自分の行動ではなくなっているのです。その部分に浄化の光が入ってきて、他の人の影響を受けない、自分だけの行動の仕方、自分の行動、ただし執着することなく、ただ流れを自然に受け入れていく、そういう自分の意識が動くようにワークされていきました。
Kさん、あなたのワークにおいて、自分の意識の持ち方の流れにおいて、一つひとつの行動の反応を気にする、何かを言ったり行動した時にそれによって周りや自分との関係がどうなるか、そういったこと一つひとつに反応する心があります。そのために行動する時に自信がなかったり、不安が入ってきたりします。これもまた自分を守ろうとする意識が行なわれており、知らず知らずのうちに執着的な自分が動き出してしまいます。この部分の浄化を行ない、本来の自分の本心のままで行動できる、そのようにワークが行なわれていきました。
Lさん、あなたのワークにおいて、自分自身の心の強さを見せようとして、相手によって強く出てしまったり、状況によって自分を強く表現してしまう場合があります。自分自身を強くさせようとする心の動きであり、日常的に自分が弱い自分という意識の反対の部分が現れてしまいます。あなた自身のこれからの流れを見ていく中で、自分自身を正しく確立させる必要性があるでしょう。まだ自分に対して明確にバランスがとれておらず、相手との関係において自分をつくろうとしております。相手との関係ではなく、自分自身で自立する、ただし強がりを言ったり、必要以上に大きく見せるわけではありません。自分のもっている範囲内でただ自分の思いを正しく表現していく、それだけで本来の自分を取り戻すことができ、新しい流れにふさわしい自分が確立されていくでしょう。
Mさん、あなたの今日のワークにおいて、いろんな人との関係の中で、つい自分を低く評価してしまったり、自分の価値観を下にしてしまう傾向があります。自分を必要以上に小さくするのも自分への執着の一つであり、常に自分はだめという意識で執着が行なわれていきます。これからの流れを進めていく中で、自分自身の根幹のところに意識を向け、本来の自分はとても強い光をもっていること、人のための素晴らしい光を身につけていること、それを感じとると自分をいろいろ評価するよりも、今ある力をただそのまま使っていく、与えられたものをただそのまま使う、それだけで十分ということが分かっていきます。自分の中の本来の光をそのまま使い、自分らしさを表に出せるようにしていってください。
Nさん、あなたの今日のワークにおいて、あなたの心の中にある正しさ、特に一人ひとりを正しく見ていきながら、正しい関係をつくろうとする意識はとても良いものがあります。ただこれまで自分が学んできたこと、自分が理解したこと、それを相手に伝えるのがとても難しく、どのように表現し、どのように言葉を使っていくか、それができないもどかしさによって自分自身に苛立ちを感ずる場合があります。しかしこれはあなたのせいではなく、あなた自身の問題でもありません。うまく説明ができない、説明できる状況ではない、そういう場合であったとしても、いっさい自分を責めることなく、ただひたすら相手のために良いことをしていく、それに徹していけば執着のない自分がさらに進化を進めていくでしょう。
Oさん、あなたの今日のワークにおいて、自分という意識の強さを自分で感じておりました。人のために奉仕しようとすると、自分という意識が強くなっていき、自分が何かしてあげる、自分が何かをする、そうやって逆に自分の意識が強くなってしまうのです。奉仕しようと思えば思うほど自分の意識が強くなっていく、そのために意識が成長しているように見えても、自分の意識も強くなってしまうのです。したがって奉仕において、自分という意識を強く持たずにいかに多くの人に奉仕ができるか、そのためにも必要以上に自分を意識を向けることなく、ただ相手を優先的に考えていく、そういう意識を身につけるようにしてみてください。
Pさん、あなたの今日のワークにおいて、自分という意識が自分でも分からないくらいに大きく動き出してしまう場合があります。ついいろんな状況において、自分が主導権をとろうとする、自分のペースでやろうとする、こういう自分が動き出してしまい、周りもそれに合わせるようにしようと思っていきます。自分のペースでやりたいというのは正しいかもしれませんが、必要以上に自分のやり方にこだわると、自分というエネルギーがそれぞれぶつかってしまいます。他の人とぶつかり合いが出てきた時、自分が先に自分という意識を出していること、まずそれに気づいてください。自分から先に出さなければ自分のぶつかり合いはなくなっていきます。この自分という意識のぶつかり合い、それを通して自分の意識を学ぶようにしていってください。
Qさん、あなたの今日のワークにおいて、大きな月の光があなたにやってきて、あなたの心の中の執着の部分を浄化していきました。あなたの心の中にある執着は、家族や親しい人との間における執着であり、どうしても本来の自分がうまく発揮できない状態が現実化されてしまいます。しかしこれも一つの学びであり、あなた自身の気づきによってこれから大きく変化していくでしょう。いろんな家族からのエネルギーを感じた時、そこにネガティブな意識を持たずにすべてを肯定的に受け取ってください。それぞれ意味があり、やらなければならないこと、そう理解して積極的に行動していくとエネルギーが質的に変化していき、逆に自分のペースでうまく進むようになっていきます。
Rさん、あなたの今日のワークにおいて、人間関係のつながりの中で特定の人に強い執着的な意識があります。そこにおける自分自身の一つの執着的な考え、思い込みのようなものが存在しており、それが新しい関係をつくれないように動かしております。新しい関係に進んでいくためには、その執着的な意識を浄化していき、そこに固執しない考えが必要となります。先ほどのワークにおいて、その部分が浄化されていき、もうその執着的なものはない、そういう意識で新しい人間関係をつくれるようにしていってください。
Sさん、あなたの今日のワークにおいて、あなたの心の中の光が動き出し、自分自身の力で自分の浄化を行なっていきました。自分の中にあるさまざまな欠点や浄化すべきところを理解していたために、その部分に自分の力で動き出し、自分で浄化が行なわれていきました。これからの流れを進める中で自分で気づき、自分で修正する、そういう力が少しずつ強くなっていくでしょう。人のせいにすることなく、自分で気づき浄化する、この素晴らしい力をもっともっと発揮できるようにしていってください。
Tさん、あなたの今日のワークにおいて、あなたの心の中にある本来の正しさ、この部分に光が流れておりました。つい自分が正しいと思うところに執着する時があり、明らかに相手が正しいと感じても、自分の正しさを強く出してしまう場合がありました。その部分に光が入っていき、自分の正しさにすぐに気づく、執着している自分に気づいて修正していく、そういうことが自分でできるようにワークが行なわれていきました。
Uさん、あなたの今日のワークにおいて、自分自身の心の中の正しさにまだ自分でも理解ができておらず、何が正しいのか、自分としての正しさは何なのか、まだそれが明確でないところがありました。浄化の光が入ってきて、まず自分のマインドに気がつく、他の人の考えに興味をもつ、そういうことによって自分の考えと他人の考えを理解でき、純粋に正しい解決を見出そうとする、そういう客観的な判断が動くようにワークが行なわれていきました。
それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/11/1 新月瞑想会:「新しい創造と恐れ」
月のカウンセルとしてお話をいたします。今日の新月のワークにおいて、多くの人が未来に不安を感じ、これからの流れを自分でどうつくり上げていくか分からないという恐れや不安を身につけております。今日はそのこれからの未来に対する不安や恐怖に向けての新しいワークを行なっていきました。
Aさんのワークにおいて、自分自身の今後の身の振り方や流れ、本質的なところに対する恐れがありました。自分の人生は自分で予定した通りに進んでおり、何も心配する必要はないこと、すべてが計画通りであること、それがはっきりと現実の一つひとつから理解できるようにワークが行なわれていきました。
Bさんのワークにおいて、自分のこれからの流れにおいて新しい展開、新しい意識や新しいポイント、そういう新しさに意識を向けていき、それによって今後がより楽しくなっていく、より明るい未来が感じられていく、そういうところに意識が向くようにワークが行なわれていきました。
Cさんのワークにおいて、これからの現実の流れにおいて、一つひとつがすべて自分にとって良いもの、自分にとって必ず良いことばかりが現実化されている、そういう意識がしっかりとつくられていき、すべてを有意義に体験できるように意識の調整が行なわれていきました。
Dさんのワークにおいて、これからの流れの一つひとつのポイントにおいて、一つひとつの重大なポイントでも基本的には自分にとって一番良いところへ進んでいっている、大事な選択肢でも自分にとって一番良いものを選択している、そういった意識がはっきりと理解できるように意識の調整が行なわれていきました。
Eさんのワークにおいて、自分の日常的な意識の流れの中で、毎日の何でもないところで喜びを感じていく、普段意識していないところに意識が向いて喜びを感ずる、このように普段の一つひとつがすべて喜びにつながることが意識できるようにワークが行なわれていきました。
Fさんのワークにおいて、自分の現実の流れそのものが自分の一番必要であるものを常に選択している、一番自分にとって大事なものや経験すべきことが現実化している、そういう一つひとつの現実の意味が理解できるようにワークが行なわれていきました。
皆さんにとっての神秘的なこと、不思議的なことはすべて未来の中に隠されております。未来を正しく受け取れれば神秘がすべて現実化されていきます。分からないことに対する不安や恐れを実際には喜びをもって神秘を手にしていく、そういう気持ちをもってより素晴らしいものを自分のものにできるようにしていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/11/1 エネルギー練習会:「人間のケガレが富士とのつながりを絶っている」
まず最初に富士山の木の精霊からエネルギーを引っ張ってきます。
富士の木の精霊として現れました。人間は木に対する恩恵や感謝の念を失いつつあります。木とのつながりが弱くなっており、人間を守ることができなくなってきています。
では楽にしてもらいます。
次は樹海のエネルギーを引っ張ってきます。
樹海には隠された秘密がたくさんあります。皆さんの知りたい秘密の出入り口も樹海にあります。人間に汚されないようにうまく隠されております。
では楽にしてもらいます。
では次は小富士のエネルギーを引っ張ってきます。
小富士のこの場所は富士に連なる山々の中でも一番女性的な側面を現しております。険しさよりは豊かさ、激しさよりはなだらかさ、突き進むというよりは穏やかな安定、このような女性の側面を持っているのが小富士になります。
では楽にしてもらいます。
次は宝永山のエネルギーを呼びます。
宝永山と呼ばれている場所は、まだ活気に溢れた情熱的な場所になります。この場所において人間をうまく感じとることができ、人間の荒々しさや激しさをそのまま受け取ることができます。
では楽にしてもらいます。
小富士の響きで現れました。皆さんは外側から見た形で小富士という表現をとり、またそういうつながりを感じております。富士のさまざまな山々の形ある中で、小富士はある一つの役割を担っております。富士の山々の中でもまず全体的な響きを感じとり、山々の調整をとりながらも自然の生命あるものそれぞれを感じとり、富士のそれぞれの生命の調和をつくり上げていく、生命のつながり、生命の調和を感じとりながらそれをうまく富士の山々とお互いのつながりができるようにもっていく、そういう役割を行なっております。
この小富士の波動は細かな精妙な波動を響きとして出しており、他の富士の山々がこの響きを感じとり、それをそれぞれの山同士がそれに見合うように形を変え、生命の周波数を変え、そこに生息する動物たちの周波数をうまく調整し全体を響きの仕組みによって調和をとっているのです。仮に皆さん方が小富士にくる時、何らかの生命の響きを感じてください。
皆さん方が響きを感じとり、それに自分自身の生命をうまく合わせるようにすると、富士の生命とつながり、富士の生命と調和をとることができるようになるでしょう。
Aさん、富士の山に来る機会があれば自分のハートチャクラそのものが富士とつながり、富士を生かす、富士を生かそうとする、そういう感じをハートで感じてください。
Bさん、富士に来る機会があれば、大地にしっかりとつながるように足の裏一つひとつで富士の波動を感じ、歩くごとに富士の響きの違いを感じとっていく、こうやって足で富士につながり足で感じとる、こういう意識をもつようにしてみてください。
Cさん、富士に来る機会があれば、自分の身体そのものが富士に生えている木であるかのように、自分自身が富士の木という感覚になるようにもっていき、富士にしっかりと根を降ろし、富士の山として自分からさまざまな波動を広げていく、まるで自分が富士に育つ木であるかのようにいろんな波動を自分から出していく、そういう感じで富士の山に入っていってください。
それではここまでにいたします、ありがとうございました。
2016年10月
・2016/10/22 愛の談話会:「失われつつある日本古来の心」
愛のカウンセルとしてお話をいたします。皆さん方の話の中において、これからの日本における道徳、国際関係や世代間の違いにおいて道徳というものがどう変化していくのか、どのようにして社会、環境が維持されていくのか、そういうお話がなされておりました。
今のこの日本という社会は、さまざまな心のエネルギーが複雑に絡み合っております。いわゆる古くからの心の在り方として秩序を重んじ、礼節を重んじ、いたわりや思いやりという意識で社会をうまくまとめていこうとする意識の心、またそういうしきたりや文化ということにはいっさい関心を向けることなく、いわゆる自由主義、自分中心という生き方で好きに生きていく、こういう人たちの社会とのかかわり、また自分が身につけてきた人生における価値観、自分なりの哲学をつくり上げ、自分の心が一番納得のいくやり方で自分が生活を続けていくという、自分の経験による生き方、こういういろんな意識が複雑に絡み合っており、日本人といっても心の在り方においてはさまざまな心に分かれていきます。
ただ言えることは伝統的な日本の心を大切にして、それを残していこうとする割合は年々減ってきており、あと数十年もすればおそらくこの国からは姿を消す時代に入っていくでしょう。それと同時に海外からの現実主義的な意識が次々と日本の中に入ってきており、いわゆる伝統や文化にこだわらず今を楽しく生きる、今が良ければそれで良い、こういう意識がこれからも急速に広がっていき、かなりこの日本においての中心的な意識へと変わっていくでしょう。
こういう変化の流れにおいて、日本という国そのものの心がどう変わっていくか、今の日本という国を他の国の人々が接した時、ある程度相手の心を思いやり、相手が不愉快にならないように、相手が気持ち良くなるように心のレベルでうまく考えて接している、そういう心を受け取る人がたくさんおります。
日本に来てよかったと感じている人の大部分はそういう心の接し方であり、相手を思いやる心がとても良い感じを受けており、日本としての高い評価を得ることができます。ただこの相手を重んじるという心は年々割合が減ってきており、日本人といってもほとんど他の国の人と変わらないような現実主義的な心、自己中心的な心が多くなってきており、そういう日本人と外国人が接したとすると、とても日本古来の伝統的な心を感ずることはできず、お互いに自己中心的な考え、自己中心的な心で接することになります。
結局日本に来てもその日本らしさということをあまり感ずることができずに、本当の日本の良さが心では感じられないまま日本から離れることになります。こういう日本の心の変化において、そういう日本の変化をとても危険と感じ、日本の良い心を何とか根付かせよう、もっともっと日本に定着させようとしていろんな試みをしている人々がおります。
いわゆる年配者、特に日本の古典的な文芸的なものに携わっていたり、日本古来の素晴らしい伝統芸術などに携わっている人は、この日本の心の在り方を残そうとしてなるべく多くの人々にそれを教えたりしていることがあります。しかしそれを受け継ぐ人はどうしても数が少なく、広がるということはとても難しく、せいぜい現状維持というのが精一杯といえるでしょう。
したがって日本という国におけるこの日本古来の素晴らしい心は、あと数十年もするとかなり見つけるのが困難になるぐらいに減ることになるでしょう。そういう時代になった時、では日本における日本らしさ、日本的なもの、日本の素晴らしさとは何なのか、改めてそういう時代に入ることになります。
言葉遣いや身の振り方はほとんど外国の人々と同じになっていき、礼節を重んずるとか相手を思いやるという心はかなり存在しなくなっております。もちろんそれが良いわけではなく、できれば日本の人々でまだまだ残してほしい、伝統的なものを長い間残してほしいという心は多くの人がもっております。
なぜこういう現実が訪れてくるのか、なぜこれが消えてしまうのか、多くの日本の人々がそのように感じていることでしょう。宇宙の流れから見た時、どのようなものにも必ず変化があり、移り変わりがあり、どれだけ素晴らしいものがあったとしてもいずれはなくなっていきます。したがって日本においてもどれだけ素晴らしい良きものがあったとしても、やはりそれはなくなる運命に従っていきます。
日本からそのような良い心使いがなくなっていった時、日本には何が残っているでしょう。この日本にはいろいろな可能性が残されております。ただそれをどのようにしてうまく自分たちのものにしていくのか、それはまだ決まっておりません。日本人自身が選択する権利をもっており、日本人に任されているからです。
まず一つの大きな流れとして、日本の人々の中にも伝統的な心は失われたとしても、人を思う心、社会を思う心の強い人がまだまだ多く存在しております。この人を思う心、社会を思う心の強い人々が積極的に働きかけていき、社会的に場合によっては国際的に活躍する人が現れてきて、国際的なレベルで社会のために貢献する、人々のために貢献するという日本の人々がまだまだ多く現れてきます。
こうやって他の国の中に入って、その国のためにできることを次々と行なっていき、その国の困っているところを変えていく、国が苦しんでいるところ、人々が困っているところに入っていき、いろんな工夫をして問題を解決していく、こういう日本の人々が少しずつ増えてきていろんな国々へと広がっていきます。
そういうとても強い熱い心をもった日本の人々がさまざまな国で活動していき、結果的に日本という国そのものが大きな評価を得るという流れが一つ存在しております。また、政治的な面においても日系人や日本から行ったいろんな人々が議員やさまざまな政治の方面でも活躍しだしていき、他の議員たちとは異なり公正で中立で決して自己中心的ではない、とても素晴らしい議員としての活動を行なう人が現れてきて、それによって中立でとても良い判断をする日本の議員という人々が多く受け入れられるようになり、そういう人々が少しずつ他の国にも広がっていき、日本人としての公正さ、中立さが認められていき、日本人全体が良い評価を得るという流れがつくられております。
ほかにも事業においてもとても熱心で良い事業を行なっていき、現地の人々をうまく活性化させ、現地の人々にノウハウを伝えていき、それによって現地の人々が自分たちでどんどん発展できるように国が変わっていった、そういう状況も現れてきており、それによって日本の人々がとても良い印象をもって受け入れられていく、こういった流れもあります。
つまり日本において良いものを残すというよりは、日本において身につけた良い心を海外に行き、国際的なレベルで活躍する人々が現れてきて、それによって多くの国が意識的な変化を起こしていく、改めて日本式のやり方、日本の伝統的なやり方に興味が持たれていき、多くの国々が日本的なやり方を採用して、そして発展していく、このような流れも存在しております。
実際に皆さん方がどの時空を選択し、自分たち自身がどう行動するかは皆さん方に任されておりますが、多くの若い人々が特に興味をもって他の国々で活躍するという流れがたくさん現れております。この他の国々で活躍する日本の人々は、必ずしも日本的な道徳や心の在り方ではなく、むしろ現地の人々の風土や考え方にうまく合わせていきながらも、それでも正直に真面目にまた、途中で諦めることなく一度決めたことを最後まで成し遂げていく、そういう心によって成功に導くという人々がたくさん現れてきます。
心の在り方そのものを伝えていくのはかなり難しいですが、一緒に仕事をしたり、一緒に過ごすことによってやはり日本人の心を感じとり、真面目に正しくやろうとする人々が付いてくることになります。こうやって日本からさまざまな国へと影響が広がっていき、結果的に日本人が多くの世界で活躍し、広がっていくという流れが現れております。
日本人がこうやって活躍する国々はある意味ではまだ一流の国となっているわけではなく、これから発展していく国々になるでしょう。ある程度成長し大きな国になったところは、なかなか日本を受け入れることは難しいでしょう。それでも多くの発展した国々の中でも限界やもうこれ以上の発展が見込めなくなっている場所においては、日本的な新しいやり方や新しい意識が注目されていき、そして自分たち自身が真面目にコツコツやるということによって新しい流れをつくり上げていく、そういうところも現れることになります。
これからの世界はまだ読めないところがたくさんあるために、説明すること自体が難しい状態にあります。皆さん方自身の意識の在り方によって未来はかなり移り変わっていきます。仮に皆さん方がちょっと不愉快な思いをして誰かと喧嘩する、それだけでも未来は大きく変わっていきます。
気に入らないから少し意地悪をした、それだけでも流れは変化して、不愉快だけれども我慢して我慢して相手には良い心で接した、そうすると急に良い未来へと変わっていきます。皆さん方から見た時にはその変化は何も感じないかもしれませんが、宇宙から見た時には大きな時空の変化として感じられていきます。
これからどのような社会、どのような流れに入ったとしても、皆さん方自身は決してネガティブな心に負けず常に良い心でどんな人にも良い心で接していく、怒りや不愉快な言動や、相手を嫌な気持ちにさせる言動をいっさいとることなく、常に良い行動をとっていれば本当に素晴らしい光の流れに入ることができます。
しかしわずか一回でも怒りを出すとすべてが悪い方向に進んでしまい、結果的に怒る前よりもさらに悪くなった時空を選択することになります。自分を律する、この心が一番大切であり、どのように怒りを表現したくなったとしても、自分を律する心によって何とか関係を良くしていく、これが皆さん方にとってのとても大切な心であり、人に対して良いことをする、人の心を喜ばせるという前にまず自分で自分の心をしっかりとコントロールし、決して怒りを出さない、決して不愉快な心を出さない、まずそれに専念をして完全に自分の心をうまく良い心で導いていき、結果的にこの地球自身を良い地球の流れへと導いていく、ぜひその流れにうまく沿うようにしていってください。
Aさん、あなたのこれからの流れにおいて、人の心を感じとる、なるべく多くの人の心やいろんな心を感じとって、自分がうまく接することができるようにしていく、そこに意識を向けた時、自分としては相手の本心が分からない、本当のところは分からないという意識が常につきまとってきます。相手が何かしてもらいたいこと、相手のことをうまく感じとろうとして大まかに感ずることはできても、本当のところは良く分からないというのが常につきまとうことになるのです。この本当のところ、本当の心、これをあなたがいかに感じとっていくか、これがあなたのこれからの流れをかなり変えていきます。この本当の心は頭で感ずるのではなく心そのもので感じとる、言葉で分析するのではなく心そのもので感じとっていく、こうやって心で本当のものをそのまま感じとる、この練習が必要となるのです。無理して言葉に現したり言語化せずに本当の心をそのまま感じとる、ぜひその練習を進めて本当のところを感じとれるようにしていってください。
Bさん、あなたのこれからの流れにおいていろんな人々に愛や奉仕を行ないたい、人のために正しく接したいという心をもっておりながらも、いざ現実にいろんな人々の心を見た時、何をどうして良いか分からない、良い行動とは何なのか、良い判断とは何なのか、これで混乱してしまうことが何度もあります。自分が理解している良い行動と本当にそうすべき行動がなかなか一致しないために、現実的にどう接したら良いのかが分からなくなってしまうのです。あなたにとって周りに一番良い言動というのは、まず自分の正直な心を表現すること、ただ正直な心というのは決してネガティブであってはいけません。完全なる正しさ、完全なる良い状態における自分の本心であり、それはある意味では自分を着飾ることもなく、オーバーに言うこともなく、目立とうとする心もなく、ただ素直に本当の正しいことを表現していく、この素直にただ正しいことを表現することがあなたにとって他の人と接するとても大きなポイントになります。そこにわずかでも別の意識が入ってしまうと、もう人間関係がうまくいかなくなるくらい関係性が悪化することになります。純粋な心のままでただ素直に接していく、その心を身につけるようにしていってください。
Cさん、あなたにとってのこれからの行動において、あなたの環境が少しずつ変化するにつれて、周りの人との接し方も少しずつ変わることになります。マイペースで自分のやり方でよかった世界もだんだん通用しなくなってくると、周りのことを考えた言動が要求されてくるのです。どこをどのようにどの程度相手に合わせていくのか、それを考える時、基本的に相手は相手の世界の中で自分に合った正しさを求めようとします。相手の世界を感じながらも相手の本来の魂や本来の真実の世界で求めているもの、相手が求めているものではなく相手の世界の中で真実、正しいものが求めているもの、それを感じとる練習をしていってください。その人の個人の意識に合わせると何が正しいかまったく分からなくなってしまいます。相手の世界を感じていき、相手の世界の正しい方向性を感じとろうとする、それに合わせるようにしていくとそれなりに自分と相手との接点がうまくつくられていき、正しい流れが生み出されていくでしょう。
Dさん、あなたのこれからの流れにおいて、一人ひとりの違いや一人ひとりのことを考えていきながらも、一人ひとり個別に接することが難しくなっております。一人ひとりは違う、一人ひとりの接し方を変えようとしても現実的に変えることがとても難しく、多くの人に同じような接し方をとってしまいます。その部分を本当に意識していき一人ひとりの世界が異なること、一人ひとりまったく違う価値観をもっていること、そこを早く見抜いてください。一人ひとりの違い、価値観の違いを見抜いていき、本当に一人ひとりの価値観ごとに違う接し方をしていく、これができるようになっていくと、いろんな人が現れても苦労することがどんどんなくなっていき、その人その人に合ったやり方をとるだけですべてがうまくいく、この感覚が分かるようになっていきます。ぜひ一人ひとりの違いを感じていき、一人ひとりごとに違う接し方ができるようにつくり上げていってください。
Eさん、あなたのこれからの流れにおいて、少しずつ自分の世界が自分で分かるようになっていき、自分の中の限界、自分の中の伸ばすべきところが分かるようになっていきます。自分の世界が分かるようになってきた時、自分の良いところや伸ばすべきところが見つかっていったとしても、やはり一人ひとりそれを受け入れる人と受け入れない人が現れてきます。自分の伸ばすべきところを伸ばしてもそれをまったく否定する人や無視する人もいますが、それにいちいち意識を向けないようにしてください。相手がどのように反応しようとも、まず自分は自分の能力をどんどん伸ばしていき、自分ができること、自分の良いところを発展させていき、そして多くの人々の前でもそれを自由に使えるようにしていく、まずそこを目指し、自分が多くの人の前で才能をうまく発揮できるようになっていった時、一人ひとりにうまくそれを合わせるように意識していく、こうやって自分の心の在り方をうまく進化できるようにもっていってください。
Fさん、あなたのこれからの流れにおいて、あなたの心の中にある多くの心のエネルギーに、まず自分自身を常に評価するという意識があり、うまくできたかできなかったか、うまくできなかった時は何が問題かいろいろ自分を反省する心が強く身についております。ただそれが故に大胆な行動ができない、たとえ良いことであったとしても大胆に良いことができないという意識があり、常に何か失敗した時のことを考えてしまい、無難に過ごす、その場だけを無難に過ごすという意識が強くなっております。したがって本当に良いこと、明らかに良いことの場合は遠慮したりせずに堂々と良いことを行なっていく、知らない人の前でも、初めての人の前でも堂々と素晴らしいことを行動に移していく、そうやって良いことをすることに慣れる必要があります。いろいろ今は考えているために何かしようとするたびに、逆にそれは良いのか、良くないのか、いろいろ考えが進んでしまい結果的に何もしないで終わらせてしまうということが何度もあります。そういう時に今後迷うことなくすぐに良いことをする、そういう行動がとれるように心をつくり上げていってください。
Gさん、あなたのこれからの流れにおいて、一人ひとりの心を感じとり一人ひとりに何とかしようと思っていながらも、いざその場になった時につい躊躇してしまう心があります。いろんなことを感じ、いろんな人にいろんな必要なものを感じたとしても、いざそれを言動に移そうとする時に不安になってしまい、いろんな心配が襲ってきて行動できないまま時間が過ぎてしまいます。本当にこの人にはこれが必要、この人にはこうあげた方が良い、そう感じた時迷うことなくすぐに行動できるように意識をつくり変えていく、迷わずに感じたことをそのまま素直に行動できるようにする、この行動の仕方を早く身につけてください。すぐに行動できるように心を変えていくと、だんだんそれが普通になっていき、いずれは迷うことなくすぐに行動できるようになります。この練習を何度も重ねていき、必要と思ったことをすぐに行動できるようにする、そうやって自分の心のレベルを引き上げるようにしていってください。
Hさん、あなたのこれからの流れにおいて、あなたの心の中で感じている自分の在り方や行動の仕方、それと宇宙や天から見た場合のあなたの行動の在り方、ここに少しの違いが現れております。あなたにとっての良いこと、やるべきことは、宇宙から見ればまだあなたの考えの範囲内に留まっており、まだまだ新しい流れの中の良い行動という範疇には入っておりません。したがって自分の頭の中では良い行動、正しい行動のように見えても、宇宙の意識からした時、まだまだ改良の余地があり、まだまだ注意すべきことが残っており、本当に純粋でただやるべきことだけを行なう、あれこれ悩んだり考えたりせずにただ素直に行動に移す、これが要求されていきます。今はいろんな行動をする時にいろんなことを考えてしまい、結果的に何もしない場合でもいろんなネガティブなエネルギーと戦いながら結局やめてしまったりすることが何度もあります。したがって本当に必要と思った時に戦わずにただすぐに行動に移す、そうやって思ったことをすぐに行動できるようにする純粋性が身についてくると、十分に新しい流れに向け良いエネルギーで行動できるようになっていくでしょう。
これからの皆さん方の流れを見ながら、人間としての良い行動、国際的社会的に見て良い行動をとるためのアドバイスをしていきました。それぞれのいろんな流れがあるために、単純ではありせんができる範囲の中で気が付いたことを一つひとつ良い流れへもっていくようにしていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/10/18 エネルギー練習会:「富士は天と日本とつなぐ」
最初にシャンバラのエネルギーを引っ張ってきます。シャンバラのエネルギーを身体全体で感じてください。
聖白色同胞団としてのエネルギーを流しております。シャンバラという世界は聖白色同胞団として知られる仲間たちの集まりであり、いわゆるマスターや聖者たち、その弟子たちによってつくられている素晴らしい一つになった世界を総称しております。それぞれのシャンバラには国や民族を担当している存在がおり、この日本には日本を担当しているマスターもおります。
ではそのまま楽にしてもらいます。
では次はアガルタという世界のエネルギーを呼んできます。
アガルタは地球内部と知られており、いわゆる第四密度の世界を現しております。皆さん方の物質波動とは異なるために、地球内部と表現してもそのまま皆さん方の物理的な地球の内部と同じということは必ずしもいえません。ただ皆さん方の地球の内部で第四密度の世界に通じており、第四密度の人々と接することができる領域と言えます。
では楽にしてもらいます。
つぎ富士山の上空にある五次元の世界のエネルギーを引っ張ってきます。
天空界と呼ばれることがありますが、五次元という世界は皆さん方の世界とはさまざまな場所においてつながっております。富士山の上空にあるというよりは、富士山の上空があるゲートになっており、そこから五次元世界につながっていると表現した方が良いでしょう。富士山の上空からつながっている五次元の仲間たちは、太古の昔から日本に強い影響を与え、また天の世界と日本の世界との仲介、あるいは連絡、日本人の人々の意識の目覚めとして活動を行なっております。
では楽にしてもらいます。
ではサナトクマラを呼んできます。
日本の人々が本来の使命を忘れ、思い出すことができず、ただ毎日をその日その日ただ生きているという意識になっております。日本人としての本来の使命を思い出し、この国をこの星を光輝く素晴らしい星にするために、早く活動を行なってください。
では楽にしてもらいます。
富士の働きは日本を目覚めさせ、活性化させ、常に天の世界と日本の民族を維持するために働き続けております。この富士の働きがこのところいびつな波動に覆われております。いわゆる富士を聖なる山、日本にとっての魂の山という意識が薄れていき、ただ登山の山、そのような汚れたエネルギーで本来の光が弱くなっております。
来月のセミナーにおいては、まずこの汚れた富士に対する汚れを取り除き、本来の聖なる山として働きを取り戻せるようにワークを行なってください。
Aさん、あなたの聖なる世界にこの五次元天空界につながる場所があり、あなたはこの光を自由に使うことができます。自分の意識を高いところにもっていきながら、そこで何かを神聖に変える、神聖さがあるというよりは何かを神聖に変えるという力、それを探っていくとこの場所につながることができます。その光を使って自分を通して他のものを神聖に変える、そういう働きを行なってみてください。
Bさん、あなたの心の中に大切にするという波動があり、大切にする、守らなければならないもの、残さなければならないもの、守り通さなければならないもの、そういったものに対して大切にするという波動があり、これがあなたの根源の光になっております。この大切にする光を富士の天空の世界とつなげると、聖なるものを大切にする、そういう光をつくり出し、汚れることのない聖なるものをずっと大切に残しておくという光に変えることができます。その光を使い、富士を聖なるものとして大切に残す、その光で新しいエネルギーをつくり守っていってください。
Cさん、あなたの眉間のところのある場所に富士天空につながるところがあります。眉間に意識を集中させながら白く輝く世界、引き込まれるように、吸い込まれるように感ずる白い光を感じた時、そこに意識をどんどん入れていきながら、この五次元天空の世界に入ってください。あなたの天の光を思い出させ、自分自身のふるさとを思い出し、天の光を人間を通して使うことができるさまざまな仕組みを思い出していくでしょう。あなたがこの光とうまくつながり、自分の身体を通してこの光を富士の世界から日本全体に広げていく、そうやって天から降りてきたものたち皆に光で知らせていき、思い出させるように導いていってください。
それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/10/15 満月瞑想会:「周囲のすべてに関心を向けるように」
月のカウンセルからお話をいたします。今日の満月のワークにおいて、多くの方々が自分自身の個人的なエネルギーの浄化を望んでおりました。今この日本という土地において、ぜひ浄化していただきたい心の波動がありました。この日本の人々の意識も少しずつ変化してきて、自分の関心のあるところ、自分の興味のあるところだけ意識を向け、自分が興味をもたないところ、関心のないところにはまったく意識を向けない、自分と直接関係しているところだけを大事にして、自分と直接関係しないところはまったく意識しない、気にもしないという波動があります。これはこれからのアセンションの流れにおいてとても危険な波動であり、自分さえ良ければ良いという意識がどんどん強化されてしまいます。
今日の満月のエネルギーを使い、この日本における集合意識の中で自分だけ良ければ良い、自分に関係しないところはどうでも良いという、この波動を見つけていき、それを浄化させるワークを同時に行なっていきました。
Aさんのワークにおいて、あなたは比較的多くの人の心を感じとろうとする意識があるために、自分と直接関係なかったとしても意識を向けるという波動が残っております。しかしそれでもやはり遠いところにおいて、自分がまったく理解できない世界や分からないところにおいては、ほとんど自分の方から意識を向けるという波動が汚されておりました。その部分の汚れをなくすワークが同時に行なわれていきました。
Bさんのワークにおいて、あなたの意識の中にやはり自分の世界で手いっぱい、自分だけで力がいっぱいいっぱいという意識になっており、直接自分の世界とかかわり合わなければあまり関心を向けないという汚れが残っておりました。その部分のエネルギーを浄化していき、意識を高いレベルに引き上げられるようにワークが行なわれていきました。
Cさんのワークにおいて、あなたの意識の流れの中に自分に直接関係するところにはとても大事に意識を向けていながら、直接関係しなければあまり意識を向けないという汚れがありました。この部分のエネルギーを浄化させ、意識を高いレベルに引き上げるようにワークが行なわれていきました。
Dさんのワークにおいて、自分自身を大切にしながら他の人にもできるだけ意識を向けようという気持ちがあり、この気持ちがありながらも実際の現実に入ると、どうしたら良いのか、どうすれば良いのか分からず、結局そのままにしておくという波動がありました。この部分の行動のエネルギーを浄化させていき、もっと素直に行動できるように、素直に身体が動くようにワークが行なわれていきました。
Eさんのワークにおいて、あなたの意識の流れの中に、何か大切なもの、大事にしなければならないもの、貴重なものという観点においては自分に直接関係しても関係していなくても、大事に扱う、大事に見守るという意識があり、これからの意識の流れの中で比較的良い波動を身につけておりました。それでもまだ自分の世界に理解できないものや分からないもの、まったく自分の世界とかかわり合わないものに対して直接何もできずそのままにしておくという波動がありました。直接分からなくてもそこに意識を向けて何かを感じとろうとする、何かをそこで見つけようとする、そういう意識が働くようにワークが行なわれていきました。
Fさんのワークにおいて、自分の心の世界の流れの中で、自分の人生の方向性にいろいろ悩みや苦しみが混じってきて、どこまでが自分の世界でどこまでが自分の責任でどこまでが本当の世界なのか、いろいろ混乱している状態がありました。自分の世界と自分以外の世界を分けようとすると、さらにこの混乱が大きくなってしまいます。すべては自分の世界であり、たとえ感じられなかったとしても自分の世界であること、自分の理解できない意識の及ばない世界であっても自分の世界であること、そういう自分の世界をすべて受け入れることができるようにエネルギーのワークが行なわれていきました。
Gさんのワークにおいて、自分の意識の流れの中で、ある程度自分の流れをしっかりと理解し感じとり進むことができても、自分の直接の関係していないところではそのまま無視してしまうという意識がありました。自分と直接関係しなくてもそこでもしっかりと意識を自分の方から向けていく、自分と関係ないところでも自分の方から意識を向け、何らかの光を流せるようにする、そのようなワークが行なわれていきました。
Hさんのワークにおいて、自分の成長の流れにおいて、自分の意識の流れをしっかりと受け取り感じていきながらも、他の人をどこまで自分のものとして感じとり、共感し、受け入れることができるか、どこまでを自分の世界としてどこまでを自分以外として認識するか、そこで混乱している一つのエネルギーの幕がかかっておりました。その部分の幕を取り除いていき、すべてが自分の世界であり、すべてを受け入れることができるようにワークが行なわれていきました。
今日の満月のワークで、浄化された一人ひとりの項目に加え、今、話されたワークが行なわれていき、自分の心のレベルが広くなっていったのを感じておいてください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/10/1 密教セミナー7[韓国]:「悟りに至る道は強い心が必要」
私は僧侶の道を歩む者として現れてきました。皆さん方が仏の道を歩み、悟りを目指し、本当の自分の生き方を求めようとしていることを喜びとしております。
真実とは何なのか、なぜ真実を求めるのか、いろいろなことを心に思いながら人生を正しく生きようとしても、そうはうまく生きることができません。自分にとっての正しい生き方が世の中ではうまくできないようにされており、正しく生きよう生きようとすればするほど、妨害が強くなります。真実を求めようとすれば真実と間違いが分からなくなるようにされてくる、正しい道を歩めば歩もうとすればするほど、足を引っ張る者たちが現れてくる、これが真実なのです。光を手に入れようとすると、光でないものが集まってくる、悟りを目指そうとすれば悟れないようにするものたちが集まってくる、これこそが真実なのです。
真実を素晴らしいものとして理解すると真実を知ることがまるで素晴らしいものを手に入れたかのように思ってしまいます。しかし真実を手に入れようとする心が、真実でないものを引き寄せ真実の道から足を誤らせてしまう。では真実を求めようとする心をもたなければ良い道を歩めるのだろうか。もちろん間違った道に入ってしまいます。真実の道を究めるというのは真実を求める心をもちながらさまざまな妨害を引き寄せ、邪悪なものたちを引き寄せ、混乱の中で正しく歩いていく、これが真実を進む者の道になります。
つまり真実を知るということは、楽に進めるということではなく、むしろ苦しく、辛い道を歩むことになるのです。しかし真実の道を求める心がなければ、どんどん闇の中に落とされてしまいます。したがって真実の心はもたなければなりません。真実を求める心をもち、さまざまな妨害を引き寄せ、いろんな人々に邪魔をされながらもそれでも真実の道を進む、これが仏の道なのです。
皆さん方が密教を学び、光を手にして、人々に光を使い、奉仕しながら生きる、こういう心をもっている限り、さまざまな妨害を引き寄せ、心弱いものはすぐにつぶされてしまうでしょう。密教を学ぶものは強い心をもたねばなりません。どのような妨害に合おうとも、どれだけ邪魔されようとも、決して人を呪わず、現実を呪わず、むしろ人を許し人のために奉仕する、この心が要求されます。
密教を学ぶと誓った時からこの闘いは続いていきます。日常の中で嫌なこと、気に入らないこと、不愉快なことが起こるでしょう。決してそれを口に出さないでください。ましてや他人を責めることなく、誰かのせいにすることなく、すべては他人のために奉仕するという心からもたらされた現象であること、自分が引き寄せた現象であること、それをしっかりと理解してください。
ほんのわずかでも不愉快な心が起きた時、人のせいにするのではなく、密教を学ぶという自分の心から起こされたこと、人を許し自分が強くなり、障害に負けずに前に進んでいく、常にそれを思い出し、仏の道、正しい光の道を進むようにしていってください。
Aさん、あなたの仏の道において、さまざまな妨害にどうしても素直に受け入れることができず、その妨害をそのまま受け入れてしまう心があります。妨害と思わず自分の心が試されていること、それをいちいち他の人に言ったり、大げさに表現したり、人のせいにするのではなく、自分自身が引き寄せたこと、自分が強くなる必要があること、それを常に思い出すようにしていってください。
Bさん、あなたの仏の道において、正しきものと正しくない人の心が少し分かりにくくなっております。正しき人とは何なのか、すべてが正しい行動している人、確かにそう表現できますが、実際には天の意志をそのまま行動している人、天と心が合っている人をいいます。つまり正しい人であったとしても、嘘をついたり、自分の思っていることと反対のことを行動する人がいます。それは天がそうさせているのです。自分自身のさまざまな思いの中で、自分が人に嘘をついた、正しく表現しなかった、そうすれば同じように自分は他の人から嘘をつかれたり、正しく表現されなかったりします。それは天の方によってそういう現象が起きているだけであり、その人がわざとそうしているのではありません。その人はただ正しい天の意志を感じとり、正しい行動をとっているのです。正しい人とは何なのか、それをよく考えてみてください。
Cさん、あなたの仏の道において、さまざまな人間とのかかわりにおいて、いろんな人間の思考パターンが考えられてきました。正直な人だけれども行動力がない、いい加減なことを言っていても実行力がある、いつも嘘をついているのに大事なとこだけはしっかり行なう、いろんな人間の思考があります。どういう人を信じてどういう人と接していくか。本当に悟りを開き、この世界のことが分かってくると、すべての人と仲良く接することができるのです。嘘つきであろうが、いい加減な人であろうが、それでもうまく接することができるのです。自分が正しい行動をとり、正しく接していくと、自分と接する時だけなぜかその人は正しく接してくるのです。自分が正しくない時、相手が嘘をついたり、いい加減な行動をとってくるのです。自分が正しく行動すればどんないい加減な人でも、自分には正しく接してくるのです。この原理をぜひ理解するようにしてみてください。
Dさん、あなたの仏の道において、いろんなことを考え、人とのかかわりでもいろんな思いが沸き起こっております。いろいろ考えてから人と接していきますが、考え過ぎによって人間関係に余計なエネルギーをつくってしまう場合があります。あまりいろいろ考えることなく、ただ素直に行動していく、ただ行動によって良い関係をつくっていく、このやり方をぜひマスターしてください。いろんなことを考えると無駄なエネルギーをいっぱいつくり出してしまい、逆に人間関係がうまくいかなくなります。むしろ何も考えず、その時に最善を尽くしていく、その方が良い人間関係をつくることができ、本当の心で接することができるようになるでしょう。
Eさん、あなたの仏の道において、天はこれまでも何度かあなたに言葉を与えてきました。人のために行動するということはどういうことか。人の人生を預かることであり、人の人生に介入することによって相手の人生に大きな影響を与えていきます。大きな影響を与えるのであれば少しでもその人が良い方向へ、悟りの方向へと進む必要があります。相手を惑わせたり混乱させると、自分自身に大きな災いとなって戻ってくる場合があるのです。人の人生を預かる、その人に何かアドバイスをしたり、人生の流れに影響を与えるようなことを言う時は、自分自身の人生にも大きな影響があること、それをはっきりと理解して正しいことだけを人に述べていく、言って良いことだけを伝える、言わない方が良いことは絶対に言わない、それをしっかりと心で理解し、相手の人生に正しくアドバイスできるようにしていってください。
Fさん、あなたの仏の道において、少しずつ自分自身の心の仏の部分が現れてきて、奉仕する、人のために行動する、こういう気持ちが動いております。自分自身の光の心が動き始め、人に影響を与えるようになってくると、自分の言葉のちょっとした言葉でも、大きな影響力を与えていき、これまでよりも強い光の影響が相手に及ぼすようになります。以前の何気ない一言が今では強い言葉となって相手の心の中に入っていきます。そういう意味において光の奉仕の心を使うということは、相手の心の中に強く入り込んでいくこと、それを理解して行動の一つひとつに強い影響力があることをしっかりと理解していってください。
Gさん、あなたの仏の道において、これまでの学びの中で素直に自分自身の学びを進めていき、本当に真実を手に入れようとしております。真実を手に入れる流れにおいて、自分自身の中に何らかのもどかしさが存在しております。もっと正しく学びたい、ちゃんといろいろ学びたい、こういう心がありながらもどこかでうまくいかない現実にしばられてしまい、何らかの不快感やうまくいかない心があります。しかし自分に与えられた現実を素直に受け入れてください。与えられた現実こそが最高の現実であり、それをそのまま受け入れることが自分自身の悟りのレベルを現していきます。心からすべてを受け入れていき、素直な心によって悟りへと近づくようにしていってください。
Hさん、あなたの悟りの道において、これまで以上に自分自身の光の部分が動き出しております。ただ光に進めば進むほど、その妨害、まやかし、偽物が暴れまわっていきます。真実を手にしたように見えても、真実のふりをしたさまざまな妨害が近づいてきて、常に自分の目の前で騒ぎまわっております。それらの一つひとつに意識を向けるのではなく、本当の真実の部分だけに意識を向けていき、他を無視していく、真実ではない部分には意識を向けない、今はこの学びをしている最中になります。真実ではないところに意識を向け、これはどこまで真実なのか、どこまでが真実ではないのか、その見極めをしようとするのをやめてください。しょせん真実でないものは意識を向ければ向けるほど、真実のように振舞ってきます。真実ではないものにはもう意識を向けない、相手にしない、そうやって真実だけを引き寄せるようにしていってください。
Iさん、あなたの仏の道において、自分の心に従って平和な心、幸せな道が見えてきております。自分が幸せな道を探求していくと、幸せにさせない力が動き出し、いわゆる人生に邪魔のような動きが現れてきます。しかしあなたの本当の魂はとても強い存在であり、妨害するもの、邪魔するものがあっても、それに負けてしまったり落ち込んだりすることのない強い力をもっています。あなたも早くその本当の魂の力とつながり、邪魔するものや妨害するものに負けず、ただ自分の真実の道を進んでいく、それだけを徹して行なってみてください。そうすれば妨害するものは次第になくなっていき、どれだけ妨害が現れてもあなたはいつもそれを乗り切ることができるようになります。
Jさん、あなたの仏の道において、これまでは自分のペースで少しずつ成長してきて、できることだけを行なってきました。あなたにとっての仏の道は、これから強い流れの中に入っていきます。人のために動くとはどういうことか、人は何を求めているか、そこに強い力が働いてきて、これまでとは違う学びが始まっていくのです。人のために行動する、この意識が少しずつ変化していき、あなたの背後にいる大きな力によって動かされ、それこそ大きな人々のために自分が動かされていきます。したがって自分がこれまで体験してきた人のための奉仕とは異なっていき、まったく予想がつかない、ほとんど準備してないところでの多くの人々への奉仕になっていきます。新しい形態の奉仕に早く慣れていき、臨機応変に柔軟に対応できる、そういう奉仕の心を身につけていってください。
Kさん、あなたの仏の道において、正義の心が常に動いております。人を正しく導く、正しい心によって悪と戦う、これがあなたの根源であり、どの世界に行こうともこの正義によってあなたは勝ち取ってきました。この正義の心は油断するとさびてしまい、正義の中にも自分自身の正義の心を壊す動きが現れていきます。自分の中にある魔の心、油断や隙、そういう心によって正義の心が壊されていき、いつの間にか正義からはずれてしまいます。あなたにとっての正義は、根幹となる重要なエネルギーであり、これをまったく破壊されないようにすること、それを常に意識して正義の心を維持できるようにしていってください。
Lさん、あなたの仏の道において、人々の心を理解し、真実を伝えていく、とても強い心をもっております。人のために何かしようとする心によって、自分自身の心が常に動いてしまい、自分自身が一貫性のとれない状況に入ったりしてしまいます。一貫性のない自分を見ると、自分が未熟で、まだ何もできていないという感覚が襲ってきます。決して自分の価値を下げないようにしてください。多くの人にうまくやろうとすると、自分の心に一貫性がなくなるのはある意味では避けられない現象といえます。むしろ一貫した自分をつくろうとすると、偽物の自分が表に出てきます。したがっていろんな人々によって自分自身が変わってしまう、それを受け入れてください。それでうまくいっていること、一つの自分に決めると間違った自分が動き出していくのです。相手に合わせながらも相手にとって一番良い自分をつくり上げていく、そういう意識で奉仕を行なっていってください。
Mさん、あなたにとっての仏の道は、自分自身がまだ分かっていない、理解できていない、そこに意識を向けるよりも、分かっている範囲で行動する、手にした範囲で行動していく、それで十分に光の道を進むことができます。自分の力量を知ることは構いませんが、それを低くみないようにしてください。成長した自分を常に感じていき、今はここまで理解できる、ここまで人のことが感じられるようになった、いろんな意味において成長した自分を常に見ていき、そしてそれに応じた良い奉仕を行なっていく、常にそういう心で接していき、目の前にいる人すべてに奉仕ができるようにしていってください。
Nさん、あなたの奉仕の道において、これまでよりもさらなる奉仕が目の前に現れております。人のために何かをする、光がない者たちや光を見失った者たちに、自分ができること、これがだんだん分かるようになってきています。あなたはこの奉仕の道を強く行動していけることができるようになっていき、それによってあなたの輝きがよりいっそう増すことになります。できないことに意識を向けるよりも、できることに意識を向けていき、少しでも人が喜ぶこと、人が人生を楽しんでいけること、そこに向けて自分の奉仕の心が輝くようにしていってください。
Oさん、あなたの悟りの道において、自分自身の本当の悟りとは何であるか、いろいろ追及してきた流れにおいて、今自分にとっての一番大切なところで自分自身を観察しております。本当の自分は何なのか、今回の人生の本当の目的は何なのか、いろんなことを考えております。天は常にあなたに光を与え、あなたがその光を感ずるように仕向けております。しかしあなたの心の中の何らかの目に見えない執着、この自分でも分かっていない執着によって、天の光が少しずれております。自分は何に執着しているか、これを感じ、見つけ、天の光を正しく受け取れるようにする、まずそれをしっかりと行なうようにしていってください。
Pさん、あなたの悟りの道において、自分の心を正しく見ていく、この自分の心を正しく見ることがあなたにとっての大きなテーマになっております。いろんな人の心を見て、反応してしまう、そういう自分を見つけた時、実際には人の心と思っているのが自分の心であること、人の心で反応する時、それが自分の心であり、自分の心が何を求めていたか、いろんなことを見つけることができるようにしてください。人の心に惑わされるように見えていて、実際には自分の心に騙されております。気づいていない自分の心に気づき、本当の自分の心は何を求めていたか、そこを見つけていき、自分の本当の心を正しい心として見ていき、常に正しい心で自分と接するようにしていってください。
Qさん、あなたの悟りの道は、人々とのかかわりの中において、どうしても自分がしっかりと上に立ち、人々をコントロールしていく、こういう心が強く動いていき、他の人の成長を時々抑えてしまう力が動き出していきます。素直に他の人をどんどん成長させていく、自分よりも成長したとしても喜びをもって成長を見届けていく、そういう心が身についた時、実際には自分が大きな成長をなしていること、その真実に達することができます。他の人を成長させることがあなた自身の成長になること、これを決して忘れないようにしておいてください。
Rさん、あなたの悟りの道は、いろんな人との関わりにおいて、正面からぶつかってきたり、足元をすくわれたりしながらも確実に光の道を進んでいきます。しかし多くの人が先へ先へ進んでいるような気持ちが起こってしまい、まるで自分が進んでいない感覚に陥ってしまいます。そういう心が惑わしの心であり、どうしても自分が先に行こうとする心によって自分が遅れているという感覚を引き出していくのです。他の人は他の人のペースで成長していく、自分は自分のペースで成長していく、人それぞれの成長を楽しみながら自分は自分の道を歩んでいく、そういう大きな心で接していくと、人の成長に惑わされず自分の成長をしっかりと味わえることができるようになっていくでしょう。
それではここまでにいたします。
2016年9月
・2016/9/27 エネルギー練習会:「意識の穢れは大雨を引き寄せる」
まず最初に火山のエネルギーを引っ張ってきます。
燃えるマグマ、生命の爆発的な動きによりすべてが始まる。常に地球は新しい生命を生み出していく、新しい生命が地球をつくり変え、常に新しい鼓動を届けていく。マグマは新しい生命の誕生でもあり、地上界に現れることによって新しい生命を生命ある自然のものたちに見せていく。
では楽にしてエネルギーを流してもらいます。では次は台風のエネルギーを引っ張ってきます。
台風は変化を生み出す大きな元の力であり、滞りがあれば大きな力で取り除いていく、動きを止めようとする力、動こうとしない力に働きかけ、動くように進化するように働きかけていく、目覚めないもの、眠っているものを揺り起こし目覚めさせ、意識を高いところへ向けさせるようにしていく、変化は生命の現れであり、次の段階へと導いていく、台風を感じたら新しいサイクルに入る準備と理解をしてほしい。
では楽にしてもらいます。では次、津波とか大雨、このエネルギーを引っ張ってきます。
津波、水の力は自然界の中でも強い力の現れである。動きを物質化させたもの、大いなる穢れを取り除いていく、穢れ、邪なるもの、根深いものを破壊させ取り除いていく。欲、汚れにしっかりと意識を向け、自ら汚れを取り除けば津波は襲うことはない。穢れ、穢れを水の力で取り除く。
では楽にしてもらいます。では地震のエネルギーを引っ張ってきます。
大いなる地の揺さぶり、地震は地を揺さぶる、足元を揺さぶる、地に生かされている思いをなくす、大地が支えていることを忘れた時大地は揺れる、常に大地に生かされていること、大地と共に生きていることを忘れないでほしい。思い上がって人間が好きなことをし始めると大地を揺るがす。大地を忘れないで大地と共に生きることを常に認識してほしい。
では楽にしてもらいます。
津波という現象は意識の中の穢れ、つまり汚れた意識が大きな鍵を握り、意識の穢れが物質化し現実でうまくいかない、嫌な目にあう、嫌なことをされる、こういう現実を引き起こしてくる、うまくいかないのは意識の穢れであり、意識の穢れに気づくことが必要となる。集合意識における意識の穢れが津波を引き寄せてしまう。津波、大雨は意識の浄化であり、それによって意識を変えることが必要となる。
A、あなたの意識の中にある穢れ、自分と他人との間にわずかばかりでも自分が分かっている、自分が知っているという意識があればそれが穢れをつくり上げていく。いかに謙虚に振舞おうとしてもどうしても隙ができて、つい自分を高くし、人を下に見てしまう現象がつくられてしまう。どのような時でも常に身を低くし、ありがたく、ありがたく現実を受け入れる、それによって穢れを取り除いてほしい。
B、あなたの意識の汚れ、人よりも親切に丁寧に多くの人に良く接しようとするあまり、正しいこと、本来の方向性を見失ってしまう傾向がある。一人ひとりの心を重視していく意識において、本来の正しさを見失ってしまう、これも穢れをつくり出す原因となってしまう。一人ひとりの顔色を伺うよりも本来の正しい方向性は何なのか、常に顔ではなく正しい道を見ようとする、その力によって穢れを取り除いてほしい。
C、あなたの意識の穢れは、一人ひとりの心を感じようとする時、上から目線の感覚で人を見て判断する傾向がある。少しでも心の目線に上に上げてしまうと、すぐに穢れが生じてしまう、心の謙虚さ、常に心の謙虚さによって穢れを出さないようにする、その意識をしっかりと築いてほしい。
D、あなたの意識の穢れは、人のために何かしよう、人のために尽くして、人が喜ぶことをしたい、こういう意識がありながらも何か具体的なことをしようとする時、相手の心を感じ、相手の心に応じて何をしようかが変化してしまう、相手の心を感じない時相手にこうしよう、こうしてあげようと思っていても心に触れた途端に急に心が変わってしまったり、あるいはより強く誠意を出そうとしてしまったりして、相手の心の状態によって左右されてしまう、相手の心の状態に惑わされることなく、ただその人に奉仕をしていく、ただその人のためになることを行なう、そういう心をつくり上げることによって穢れを取り除いてほしい。
それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/9/21 密教セミナー8:「理解ではなく体験を通しての深い解釈を得るように」
私たちは悟りを求めて修行している仲間になります。般若心経という世界はさまざまなレベルでとても深い意味があります。皆さん方が勉強して理解するのはあくまでも言葉の解釈であり、それは必ず最初に学ぶ必要があるでしょう。まずは言葉で解釈をしていき、全体を理解していく、しかしそれで般若心経が分かったという意味ではありません。
言葉で解釈した後、それを実践していく必要があり、実践していくとだんだん自分にしか分からないことが理解されていきます。つまり実践していくと一人ひとり解釈が異なってきます。実際に実践して自分なりに解釈できて分かったこと、これを他の人と話をして確認したりする時、ほとんどの場合が他の人はまったく違う体験をしているために解釈がまったく異なってきます。
そこで多くの行者、仏教を学んでいる者は自分と異なる解釈をしている人を主に参考にして、じゃ本当の意味は何なのだろう、自分の解釈はまだまだ未熟で、まだ表面的な解釈に過ぎなかった、表面的な体験に過ぎなかった、こういったことが分かってくるようになり、いろんな人と話し合ってさらに深い深い意味を理解するようになっていきます。
こうやって自分がさらに深いレベルで体験を重ね、そして深いレベルで多くの人と解釈を重ねていき、その末にやっと本当の般若心経の意味が理解されるようになります。これまで多くの僧侶はそのようにして般若心経の本当の意味を解釈することになっています。しかしそれでも本当の般若心経の意味を理解するまで辿り着いた人はほんのわずかにしかおりません。
まだまだ低いレベル、大雑把なレベルでしか解釈できていない僧侶が多く、どうしても肝心なところが把握できない、重要なところが体験できていない、そういうことによって最後の最後まで解釈できない僧侶たちがたくさんいるのです。もちろん皆さん方は今、言葉による解釈を始めた段階であり、ここから本当に実践して解釈するというレベルまで何十年もかかるでしょう。
言葉で理解したからといって般若心経を理解したとは思わないようにしておいてください。自分個人の体験から他の人に適応できる体験にまでさまざまな体験のレベルが必要となります。そして国を超え、宗教を超え、人種を超えた本当の解釈が完全にできた時に初めて般若心経としての本当の意味が理解できるようになります。
しかしこの般若心経の学びに入ると必ず次の段階へ、次の段階へと導く波動が動いていき、皆さん方はその波動に従って次の般若心経のレベルへと導かれていきます。もし自分がまったく般若心経の勉強を進めることができず、途中で留まっていたとしても、先へ進ませようとする力そのものは働き続けることになります。
宇宙から見れば時間は無限にあるために、どこまで皆さん方が留まっていても、どこまで途中で休んでいたとしても、ただ次の段階へと導く力がやってくるだけであり、決して皆さん方を急がせたり急激に進ませようとすることはまったくありません。ただ次の段階に進む、そのエネルギーがやってくるだけになります。
したがって自分が何も勉強しない時、何か次の勉強するテーマが頭にあるけれども、なかなかやる気が出てこない、時間がない、こうやってうまく勉強できない時は決してそこで焦ったり、あるいは自分に対して嫌な思い、できないという思いや自分自身が進んでいないという意識はもつことはいっさいしないようにしておいてください。
自分にそういう勉強する時間がとれなかったとしても、次に進ませるエネルギーはただ皆さん方に流れているだけであり、サボったからといって罰があるわけではなく、サボったからといって皆さんに何らかのネガティブな光が来るわけではありません。
したがってサボっていたとしても決して自分を責めたり、劣等感をもったりしないようにしておき、ただ自分の次の段階はまだまだ先にある、次に進む必要がある、そういう意識だけで十分であり、自分を責めたり、ましてやもうやめてしまうとか、そういう意識はもたないようにしておいてください。
Aさん、あなたのこれからの学びにおいて、般若心経やさまざまな行を続けていく中で、途中で時々意識が急に変わってしまったり、いわゆるやめたくなったり、やる気がなくなったりしてしまう時が現れてくるかもしれません。その時こそあなたの心の修行の時であり、無理して我慢してやり続けるのか、やる気がなくてもやった方が良いのか、それでも一度休んで改めてやり直した方が良いのか、いろんな葛藤が動くようになります。その時こそが一番の修行のタイミングであり、どれが正解とかどれが良いということはいっさい言うことはできません。そういう状況になった時に改めて自分でそれをどう乗り越え、どのようにして克服していくか、うまく自分で答えを見つけられるようにしていってください。
Bさん、あなたの修行の流れにおいて、今はマイペースで自分のやり方で学ぶことができます。しかしこれから実践が少しずつ要求されてくると、実践の度合いによって自分自身に劣等感が出てきたり、何か焦りが出てきたりしてしまう場合があります。人それぞれの進む速度が違っていることや進み具合の違うことにあまり意識を向けないようにしてください。どのように他の人との差が出ても自分は自分のペース、自分は自分のやり方で自分のペースで進んでいく、ただそこだけにいて決して心を動かさないようにする、これができればある意味では十分に仏教的な心が身についているということもできます。この心をまず身につけていく、それを理解するようにしていってください。
Cさん、これからの修行の学びにおいて、自分自身がどこまで本気で修行し、どこまで手を抜けばうまくいけるか、いろいろ考えているところがあります。あなたの場合は集中する時間を長くするというのが一つのテーマになります。短期間だけ集中して取り組むことはできても長い時間修行する時間が続くと、どうしても散漫になってしまう傾向があります。したがって自分がどの時点で散漫になってしまうか、どの時点で集中が切れてくるか、それを自分でまず見分けることができるようにしてください。そして自分で散漫な心が動き始めた時、どのようにしてそれを克服していくか、散漫でも続けた方が良いのか、一度そこで心を入れ替え、それから改めて取り組んだ方が良いのか、そういういろんな考えが動き始めていきます。自分なりに自分のやり方や自分のペースを見つけていき、結果的に集中できるやり方を自分なりに見つけるようにしていってください。
Dさん、あなたの修行の流れにおいて、自分の興味あるところ、面白いところ、そういうところは喜んで修行を行なうことができますが、あまり自分に向いていないもの、不得意なものに関しては、なかなかうまく進まない、やる気が出てこないという意識があります。したがってこの苦手意識や得意不得意の意識をいかになくしていき、自分の心のためにただすべてが必要であること、苦手と思わず不得意と思わず、ただ心の修行として行なっていく、こういう心を養う必要があります。自分なりに何か不得意な意識や苦手意識が沸き起こってきた時、その意識をなるべく心から取り除いていき、ただそれを修行すること自体が心にとって良いこと、ただやることによって心が強くなる、そういう意識をもって取り組むようにしていってください。
Eさん、あなたのこれからの修行において、自分自身の心の強さは自分なりに理解し、自分で十分に限界も理解されていることでしょう。あなたにとって次の段階に進む場合に、自分自身の集中力と持続力が少しずつ弱くなってきている状況にあります。やはり一番自分なりに修行していた時、一番取り組んでいた時を思い出していき、その時の集中力と持続力をまず取り戻していく、その時の集中力と持続力が復活できれば、後はかなり早いペースで先へ進むことができます。つまり以前の心の状態とはかなり変わっており、今の方がより全体像、より目標が明らかになっているために、一度この集中力と持続力が取り戻せれば、以前よりはかなり早いスピードで先に進むことができるようになります。そのためにまず本来の自分の集中力と持続力を取り戻し、そして早いペースで先に進めるように心を鍛えていってください。
それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/9/17 愛の談話会:「感情に左右されない愛の使い方」
愛のカウンセルのメンバーとしてお話をいたします。愛についていろんな議論を行なってきました。人を愛するということはどういうことか、人のために尽くす、人のためにその人の成長することを行なっていく、いろいろこの場で話してきました。しかし実際の人間関係の中でアガペーの愛をどのように実践していくか、この実践の段階で多くの人が混乱を起こしているように見られております。
ただ優しく相手に接することならいくらでもできる、普通に人を好きになり、その人のために尽くすことだったらできる、しかしアガペーの愛として相手を進化成長させる、相手のためになるという愛はどういう行動をいうのか、この実際のところでうまく理解できていない人がたくさん見受けられております。
イエスが人類の前で示したアガペーの愛はある意味ではイエスだけにしかできなかったという言い方もできるでしょう。イエスはさまざまな修行の果てにおいて、真理を理解し、人間を理解し、人生を理解し、その上で人間を生かすということはどういうことなのか、人を愛するということはどういうことなのか、その本質的なところを理解することができました。
皆さんもこれまでの学びにおいて人間とは何なのか、人生とは何なのか、なぜ転生輪廻を繰り返すのか、こういういろんな疑問を自分なりに解釈することができるようになってきています。しかしそれを理解したとしても、愛という行動をとるのはとても難しい、そういうことが話されていきます。
愛というのはあくまでも行動によって確認されるものであり、ただそういう気持ちをもっているだけでは愛ではありません。その行動が本当にその人の成長のためになること、イエスはかなり厳しい言葉を口に出していました。いわゆる人を騙してでも儲けようとしている者、嘘をついてでも出世したいと思う者、そういう者たちに対し厳しい言葉を与えておりました。
しかしその一方で老人やまだ小さい幼子たちに対してはとても優しく接し、魂が穢れないように、魂がおかしな方向にいかないように正しいことを言い続けていました。つまりイエスの行動は相手に対して言っているように見えても、本来は相手の魂に訴えかけ、相手の魂から変わるように言葉を出しているのです。
平気で嘘をつく、人を騙してでも出世したいと思う、もうこれは心の深いレベルで腐っており、表面的な優しい言葉で言っても何も心は変わらないのです。イエスの言葉は常に心の深いレベルに向っており、心の深いレベルで平気で嘘をつく人や騙してでも儲けようとする人に、その人の心のすべてを見透かしたような言葉で相手に訴えてきました。
本当のことを言われるとほとんどの人は頭にきて、怒り狂ってきます。心の深いレベルで自分だけが知っている自分の秘密を多くの人の前で堂々と言われてしまう、その瞬間に言われた人は完全に頭にきて、攻撃的、暴力的になってしまいます。それでもイエスはひるむことなく、相手の心をしっかりと見せ付ける言葉を口に出していきました。
今こういう行動を皆さんにとりなさいといってもやはり難しいでしょう。次の日も会社でその人と一緒に仕事をしなければならない、毎日家族で一緒に食事をしなければならない、いろんな状況があるために心の深いレベルで相手を刺激するとそれ以降の人間関係がうまくいかなくなります。
したがってイエスの行なっていた行動をそのまま今の皆さん方に行動せよというのは確かに難しい状態になっているでしょう。やはりそこで智慧を使い、頭を使い、なるべくお互いの人間関係がおかしくならない程度にうまく相手と話をしていく必要があります。
ただそうはいっても甘やかしてしまうと相手はやはり嘘を言い続け人を騙してでも出世したい、嘘をついてでも自分が得をしたいという気持ちをもち続けることになるでしょう。やはりそういう間違った心、深い心のレベルで腐っているものに対してはそれなりに教えてあげる必要があるのです。
ただその時に完全に人間関係が崩壊して、会社を辞めなければならなくなるとか、友人やいろんなところに噂がとんでいき、もうその人と会えなくなってしまう、こういうことはなるべく起こらないように配慮する必要があります。したがってその人に何か気になることを言う場合でも多くの人の前で口に出したり、皆の前で辱めを与えるような感じで言うのではなく、やはり本人しか分からない場所において何か優しく指摘してあげる、深いレベルのその人の問題を指摘してあげていき、あまりそれ以降しこりの残らない言い方を試していく、それで相手が本当に理解し反省して心を入れ替えていけば大丈夫ですが、そこで不快感をあらわにして反論してきたり、二度と口をきかなくなる場合もあるでしょう。
しかしそういう場合においては決してひるむ必要はありません。自分はただ正しいことを伝え、相手に自分なりに修正するチャンスを与えた、相手が自分でやり直す機会を与えた、それで十分といえます。あとは相手の問題になるために自分はそれ以上あまり深く介入する必要はありません。
したがってそれ以降、出会った場合でも同じことを何度も繰り返し言うのではなく、ある意味ではもう次の日はいつも通り明るい心で元気に挨拶をしたり、相手に何の恨みもしがらみもなく普通に接するようにしておくこと、ここがとても大事になります。指摘してあげたのに何も連絡してこない、返事もしない、挨拶もしてこない、そういう意識そのものが愛のない行動になります。
一度相手のために何かしたとしても、それで忘れてしまい、いちいちそれ以降の反応を気にしたり、執拗に介入することはしない方が良いでしょう。ただ一度指摘しても結局何も変化なく、相手が同じ行動をし続ける、その時はまたしばらくして気がついた時にまたその人にだけ分かるように優しく指摘する方が良いでしょう。
そしてまたそれは忘れてしまい、次からはいつも通り明るく元気に接していく、こうやって相手が自分で気づき自分で修正できるチャンスを常に与えていくのです。これは友人や親しい人の場合に使う方法ですが、もちろん家族や身内の人で行なう場合も基本は同じやり方になります。
たとえ家族であったとしても、心の深いレベルのことを口にするのはとても難しい場合があるでしょう。むしろ身内の場合であるこそ、その深いレベルの問題を感じており、いつでも指摘できるチャンスはあるでしょう。しかしだからといって毎日毎日同じことを指摘し続けたり、毎回毎回同じ言い方をしていると、いくら家族でもやはり不快感がとても強くなってしまいます。
したがって家族や親しい人であったとしても、同じ指摘を何度も何度も繰り返すのではなく、一度指摘したらしばらくは暖かい目で見守っていく、少し間違いを犯したり同じことをやったとしても、すぐに反応するのではなくしばらくは暖かい心で見守っていく、しかしそれで問題を起こしたり、やはりそれが大きな状態になるのであればまた優しく指摘してあげ、そしてまたしばらく様子を見ていく、こういうやり方が必要となるでしょう。
本当に親しい友人たちの中で何でも言い合える関係であったとしても、実際心の深いレベルでの問題はあまり人には指摘されたくないとう心を多くの人がもっております。しかしこういう人に限って何でも言ってほしい、私に欠点があれば何でも言ってほしい、こういう風に言う人が意外と多くいます。しかしだからといって本当にその人の欠点を言うと、途端に感情的になって結局人間関係がそこで破壊されてしまう場合があります。
したがってどんなに親しい友人関係であったとしても、やはり心の深いレベルを指摘する時には十分に注意をして必ずしも何でもすぐ言うのではなく、あくまでも優しく相手のことを考えながら言葉を選んで一つひとつ話していく、こういう心使いはしっかりもつようにしておいてください。
特にこういう心の深いレベルの指摘に関しては、いわゆる上から目線で偉そうに言うとほとんどの場合、人間関係が終わりになります。どのような親しい間柄でも相手の欠点を言う時は上から目線で言うのではなく、偉そうに言うのではなく、相手の立場を理解し相手の心が分かったという気持ちをしっかりともって、謙虚に謙虚に相手に指摘していく必要があります。
たとえ相手が自分よりも格下、いわゆる年齢が下、身分が下、いろんな意味において自分よりも下という人であったとしてもやはり心の深いレベルにおいての指摘にはかなり注意をした方が良いでしょう。自分よりもかなり上の人から指摘された時、どうしても表面的には表向きにはニコニコと笑って優しく聞かざるを得なくなります。
結局そういう行動を目にしていくと、下の人に対して指摘したことが相手は喜んで受け入れてくれた、相手は納得してくれたと意外と思いがちになります。しかしそれは年上だからニコニコと愛想をつくっただけであり、本当の心は煮えくり返っている場合があります。したがって年上の人から、あるいは目上の人から言われた時にニコニコしているからといってすべてを受け入れているわけではないこと、本当にその人に同意しているわけではないということをしっかりと覚えておいてください。
たとえ自分の方がはるかに身分が上であったとしても、やはり下の人に言う場合でも、心の深いレベルについて指摘する時は謙虚に優しく、丁寧に話す必要があります。そして相手が少しでも困ったり混乱したり悩んだら、さっそく相談にのってあげる、優しく話を聞いてあげ常に同じ目線で話していく、こういう姿勢が必要になります。
愛というのをいわゆる愛情というレベルで認識するのはある意味ではとても分かりやすいですが、この愛という感情の問題は逆にとても複雑な状態を含んでおり、感情のエネルギーが常につきまとうために、何らかの感情的なエネルギーがお互いに流れていきます。この感情的なエネルギーというのはほとんどの場合、楽しいか不愉快か、どちらかになります。
愛情という感情のエネルギーで優しさを感ずる、喜びを感ずる、こういうケースと、実際にはその行為によって不快感を感ずる、いわゆるおせっかいとして感じたり、分かっているのにわざわざ言ってきたり、いろんな意味において不快感として感ずる場合があります。こういう感情で反応するのが人間的な感情の愛であり、これはこれで感情的な愛の学びが続くことになります。
感情的な愛の学びというのは、自分の感情がそのまま相手に伝わってしまうこと、どのような言葉を使っても自分の感情がそのまま相手に入っていく、相手のためを思っていろいろやったとしても実際には相手のためを思って、相手が喜んでくれるとうれしい、相手がお礼を言ってくれたり、反応してくれるとうれしい、こういう感情的な愛はほとんどの場合、相手に不快な感情を与えていきます。
結局それが重い感情のように受け取られてしまい、相手の行動に何かお返しをしないといけない、期待に応えてあげないといけない、いろんな思いが沸き起こってきて、そこで複雑な感情が動き回っていきます。自分が感情的な愛をもって相手と接すると、必ず何らかの感情のエネルギーが相手に伝わり、相手がそれによって感情を動かし、それがまた自分に戻ってくることになります。
せっかく言ってあげたのに、せっかく愛してあげているのに、せっかくあなたのことを思ってこうしてあげたのに、こういう感情的な愛は純粋な愛とはほど遠く、相手に何らかの感情を動かしてしまい結局は自分に戻ってくる感情になるのです。これを正しい愛のエネルギーにもっていくためには、感情的にいろいろ思ったとしても自分の感情をなるべく押さえ、本当に相手の進化成長のためにこれが役立つこと、自分がそれを受け入れてくれなかったり反論されたり、そのまま戻されたとしても相手を許すという意識をもっていること、そういったことを確認した上で相手のために行動する必要があります。
つまり感情的な愛を出す時には無視されたり否定されたとしても相手を許せる心、こういう心をまず身につけて、それから感情の愛を行動することになるのです。ちゃんとお礼を言ってくれないと不快感が出る、答えてくれないと不快感が出る、こういう気持ちをもっている時は感情的な愛もそんなにすぐに出さない方が良いでしょう。
相手がどのような行動をとったとしても許せるという状態になった時に初めて感情的な愛を出していき、それによって相手がどういう行動をとろうとも相手を許せる、相手のすべてをそのまま受け入れる、こういう行動をとることによってアガペーの愛へと近づいていくことが可能になります。
したがって自分が人のためにやってあげたことに対してその反応を期待したり、何らかのお礼的なものを求めているのは、まだ感情的な愛が完全に卒業されておらず、その学びを行なっている最中といえるでしょう。そういう時には見返りを求めない、相手の反応を求めない、そういう気持ちをしっかりもって感情の愛を出していく、それによって相手が不快感を感じ不快の感情を出してきたとしても自分はそれを受け入れていく、こうやって愛を高めていくように意識を向けていってください。
皆さん方の愛の学びにおいて、身内、家族、兄弟においてはやはり複雑な感情を動かすことになるでしょう。日ごろ接する人に対しては、いろんな意味での執着的なエネルギーがまとわりついており、いわゆる些細なことをかなり頭に記憶に残していることが普通にあるからです。
他の人間たちに比べ、家族や兄弟、親しい人においてはいろんなレベルにおいて、細かく記憶の中に残っており、場合によっては相手の行動一つひとつがそれらをすべて思い出させ、過去の不快感を表に出してきたり、過去の嫌なことを言葉遣いでまた再現されたりしていきます。そのために家族や近い身内の者に関しては、愛に関してとても難しい学びが行なわれることになります。
もちろん言葉に対していろんな思いが思い出されたり、過去の嫌なことが再現されたりしたとしても、そこに反応するのではなく、正しく相手を許し認めていく、こういう行動が要求されてきます。普通の人よりも家族や身内の場合に特にそういうことが多いために、日常の生活において不快感が心を襲ってきたとしても相手を許す、そのまま自分自身の不快のエネルギーを認めていき、自分に不快感をもつ心がある、自分はまだまだ相手を許していない心がある、これを素直に自分で認めていき、不快感を自分の心からなくすように自分で努力を続ける必要があるのです。
心の中で沸き起こってくる不快感、違和感、これをどのように解決していくか、消そう消そうと思っても毎日顔を見ると思い出してしまう場合があるでしょう。忘れようとしても相手が同じ言動をとるとまた思い出されてしまう、忘れるというのはとても難しく、やはり同じ言動を目にすることによっていくらでも思い出され再現されてしまいます。
でも魂のレベルから見た時、まさしくそこが自分の学ぶべきテーマとなっており、それをすぐ口に出してトラブルに進むのではなく、やはり自分自身の心を抑える意識、心を抑え、許し、なるべく問題にならないように言葉を選んでいく、やはりこういう努力は必要になります。こうやってだんだん気にならないようにもっていく、相手の言葉に反応しないようにもっていく、これを行なっていくとだんだんそのカルマのエネルギーが心から少しずつ消えていき、なくなっていき、このエネルギーがなくなると相手の言動に対していちいち反応することがなくなっていきます。
このカルマのエネルギーをなくしていき、反応しなくなるためにも日ごろから自分でコントロールして、なるべくおかしくならないように心をもっていく、相手を許し、自分の心をしっかりと認めそれによって自分自身が強くなり、成長していく、ぜひこうやって自分自身のカルマのエネルギーを浄化していき、高い意識レベルへと進んでいくようにしていってください。
Aさん、あなたの今の愛の意識レベルにおいて、いろんなレベルにおいて愛に取り組む意識が動いており、一つひとつの心の動きでこれは愛なのか、どうすれば愛になるのか、どうやって人間関係を良くするか、常にそこに意識が向くように動いております。こういう意識をしっかりもっている限り、少しずつ自分の心を愛の心に向っていき許せることもできるようになっていきます。今すぐに愛を身につけるという意識より、気がついたら自分で修正していくも、それで十分に愛が大きくなっていくでしょう。その意味において気がついた時にすぐに自分で修正していく、すぐに相手を許していく、こうやって愛の心をさらなる良い波動へともっていってください。
Bさん、あなたの愛の学びにおいて、やはりある意味では家族、この親しい家族という中における愛の学びが行なわれております。自分の言動と相手の言動、この噛み合っていない言動においてどのようにして愛を実践し行動していくか、この学びの流れにあります。まず自分自身は家族のすべての人間に対し本当に心から愛している、感謝をしている、家族のおかげで自分の今が存在しており、自分が人生を体験することができる、まず自分の心を完全に家族に向け、明るい元気な心につくっておく必要があります。そして相手のどのような言葉、どのような言動に対しても明るく元気に返事をしていく、たとえ相手が不快感や違和感のある言動をしたとしても自分自身は明るく元気に行動をとっていく、まずこれに徹していってください。自分自身が不快感をもってしまうとたちまちにして不快感のエネルギーが家族全体に広がってしまいます。その途端にお互いが低い波動に落ちてしまいます。したがって自分自身が明るく元気に過ごすことにより家族としての愛のレベルを引き上げていく、これを常に実践していってください。そうすればだんだん自分の家族が変化してきている、家族が変わってきているというその変化に気がつくようになっていくでしょう。
Cさん、あなたの愛の学びにおいて、自分の周りの人との接し方の中で、いわゆる距離感という一つの流れがあり、自分の親しい人でもあるいは友人という間柄においても、どうしてもこの距離感が難しい場合があります。いわゆる親しいからといって何でもすべて言って良いわけではないこと、まだ親しくないからといってすべてをよそよそしく接するわけではないこと、この心の距離感があり、これはいわゆる物理的に見て家族、兄弟だから近いとか、物理的に見て他人だから心の距離をあけるとか、そういう意識ではなく、単純に心の波動が合う人、心の波動が合わない人、これで距離感を感じていってください。いわゆる心の距離が合う人、それは場合によっては年下であったり、あまり話しをしない人であったとしても心のレベルでとてもなじみがあり、親しみを感じている人に対しては常に距離感を身近にもっていき、優しく丁寧に普通に接していく、たとえ家族であったとしても心の距離感が少し離れている場合は、やはり言って良いこと、言って良くないことをしっかり分別をつけていき、それなりの問題が起こらないような話題をうまく使って、でも思っていることはうまく表現を変えて正しく表現していく、相手の心の深いレベルにおいてもすぐに表現するというよりは、優しくやわらかく丁寧に丁寧に接しながら言葉に出していく、そういう工夫が必要となります。そういう意味において心の距離感を自分とどこまで気が合っているかどうか、そういったところで感じ、うまく言葉と言動をとることができるようにもっていってください。
Dさん、あなたの愛の学びにおいて、自分のいわゆる仕事とかの流れの場合は、ある意味では仕事というつながりをつくりながらも、常に心でいろんなものを感じていきます。いわゆる仕事で接していながらも仕事以外の心のエネルギーで反応したり、そこで相手を評価したり、ジャッジしたりしてしまう場合があるのです。あなたの場合は仕事における人間関係はある程度ただの仕事のつながり、仕事でのやり取りというのをかなり強く意識した方が良いでしょう。仕事で親しいからといって心をどこまで親しくして良いかどうか、そこでいつも問題が難しくなっております。あくまでも仕事の付き合いは仕事だけと割り切り、それ以外はあくまでもただの人間関係として普通に接しておく、仕事で近い親しいからといって何も個人的な感情まで親しくする必要はありません。自分自身の基準をまず仕事の場合は仕事として接していく、それに徹していく必要があります。それ以外の人間関係においてはいわゆる友人や友達、家族や兄弟の場合はそれなりの心の感覚で接していく必要があります。その場合に相手のいろんな心の動きを感じたり心でのいろんな波動の変化を感じたり、心の深いレベルのエネルギーを感じたりするでしょう。しかしその時に親しいからとってすぐに表現すると必ず問題となって戻ってきます。親しい間柄でもやはり深い心のレベルに関して口に出す時は、優しく丁寧に愛を込めて言葉使いをとるようにしていってください。強く表現してしまったり日ごろためておいたのを一気に言ったりするとほとんど大きな問題を引き起こしていきます。日ごろ言いたかったことがあったとしてもまとめて強く言うのではなく、あくまでも一回だけ優しく話してしばらく様子を見る、このやり方を常にとってあまり大きな問題をつくり上げないように常に意識を向けておいてください。
Eさん、あなたの愛の学びにおいて、あなたの日常の生活の流れにおいては、いわゆる仕事としての人間的なかかわりが多くあります。したがって仕事という観点での人間的なつながりを維持していきながらも、もう少し仕事の流れに相手の立場を考えたり、気を配ったりする意識は向けておいても良いでしょう。あなたの場合はただの仕事で割り切るよりは、もう少し相手の心を感じていき、相手の仕事がやりやすくなるようなことをそっとやってみたり、相手の言葉に対して明るく元気に返事をしていく、相手が分かりやすいように正しく言葉を使い、仕事の流れがスムーズにいくように常に意識しておく、言わなければならないことをしっかりと伝えておく、そういう意味において仕事の流れがうまくいくようにはきはきと言葉使いを行なっていく、まずこの学びがあなたに必要となります。こうやって仕事における人間関係をうまく行なっていくと、だんだんそれ以外の人との人間関係もできるようになっていき、自然に元気な声ではきはきと表現することができるようになります。したがって仕事を通して正しく表現していく、相手のためを思って相手がやりやすいように気を配ってあげる、そういうことを意識しながらそれを普通の人間関係へと発展させていってください。
Fさん、あなたの愛の学びにおいて、あなたの人間関係の流れにおいていろんな人間との接点や交流がありますが、それぞれいろんなレベルの人との接触が多いために、一つのルールで人間関係として求めることが難しくなっております。つまりあなたの場合は一人ひとり接し方が異なること、すべてを同じやり方で接するのではなく、一人ひとりこの人に対してはこういう接し方、この人に対してこういう表現の仕方、それを一人ひとりで認識していく必要があります。ある人の場合あまり中に入り込まれると急に嫌になってしまう人がおります。またある人の場合はいつも表面で終わってしまうために、もう少し深く話しをしたいと考えている人もおります。そういう意味において一人ひとり望んでいることが異なっているために、それを感じとる意識が必要であり、人によって深く入っていったり人によって表面で終わったりするという、その距離感をうまく掴んでいってください。この距離感がいつも間違ってしまい皆同じように接しようとして、そのために合わない人との間で問題が起こされてしまいます。したがって一人ひとり接し方が違うということ、それを自分で学ぶ勉強をしているということ、以前はこうだったから今回もこうという意識ではなく、毎回毎回今はこういうやり方、今はこの人とはこういうやり方、こういう風にその時その時の最適な付き合い方をつくり上げていく、こうやって自分のもっている愛を大きな愛のレベルへともっていってください。
Gさん、あなたの愛の学びにおいて、あなた自身はいろんな人に良く思われようとしており、いろんな人に対して良い行動、親切で明るく良い印象をもってもらおうとする意識が働いております。そのために結果的にいろんな人に表面的なレベルで愛想の良い自分の行動がとられていき、深いレベルで相手を理解することが難しいという接し方になっております。やはり中にはかなり深いレベルであなたに理解してもらいたい、深いところで感じてもらいたいと願っている人もおります。いろいろ話をしていきながら相手が深いレベルでいろいろ話をしてきた時、相手自身も深いレベルで自分のことを理解してもらいたいと思っていること、自分のことを深く理解して共感してもらいたい、そういう意識をもっている場合が多くあります。したがってあなた自身はあまり感情移入はしなくて構いませんが相手の深いレベルで理解しようとする、相手が本当に悩んでいることや本当に困っていること、本当に相手が理解してもらいたいと思っていること、そこにうまくつながりそして自分なりに自分の思っているアイデアを相手に伝えていく、こうやって深いレベルに入っていく、これがあなたの愛の学びになっていきます。したがって表面的に良い人間関係で過ごすのではなく、本当に求めている人、本当に望んでいる人に対してそういう心が伝わってきた時はなるべく深く相手の心につながり、相手の問題を解決しようとする、こういう気持ちをもって自分の愛のレベルを引き上げるようにしていってください。
Hさん、あなたの愛の学びにおいて、いろんな人との接点の中で自分なりにこの人にはこういう接し方、この人にはこういう表現の仕方、こういったのがだんだん自分なりに理解できてきて、それを行動に移せるようになってきております。ただあなた自身がさらなる愛の学びのためにトレーニングする必要があるのは、やはり親しい仲間たち、親しい間柄の人間関係において、自分のいわゆる苦手な波動の人、自分の心が動き回ってしまう波動の人に対して、いかに自分が愛をもって接することができるか、自分の心が動いた時ほど自分が愛を強く実行に移し、相手を許し、相手の言うことを正しく聞きながらも相手のエネルギーに負けないようにして自分の心をしっかりとコントロールし、正しいアドバイスをしていく、正しい会話をしていく、こういったことが求められております。基本的にこの学びについては自分で十分に理解されておりますが、そのやり方で困っているところがあります。いわゆる苦手なタイプのエネルギーが執拗に自分につきまとってくる、こういう時あまりにも相手のことを感じすぎると余計にエネルギーが強く反応してしまいます。嫌だと思うとどんどん嫌なエネルギーが強くなってしまうために、何か嫌なエネルギーを感じたり自分が負けそうになってきた時は、話題を変えたり別のエネルギーを感ずるようにして、なるべく良いエネルギー、良い考え、そっちの方に意識を向け、自分自身のエネルギーを切り替える練習が必要となります。こうやってうまく話題を変えたり、自分が感じられるエネルギーを別のところにもっていくようにして、うまくエネルギーを切り替えていく、この学びが今行なわれている最中といえます。したがって嫌だと思った時、そこに意識を向けるのではなく、別の良いところに意識を向け、エネルギーをシフトさせていく、こうやって常に高い良いエネルギーにだけつながっていく、こうやって愛のエネルギーを良い高いレベルの愛に常につながれるようにもっていってください。
それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/9/16 満月瞑想会:「大きな力に負けてしまう意識を修正」
月の女神としてお話をいたします。今日の満月のパワーは日本の人々にとって心で執着しているもの、手放そうと思っても手放せないもの、そういう意識の中で特に自分を正しく導こうとしても周りの力に流されてしまう、大きな力に負けてしまい、正しいと思っても周りに合わせてしまう、こういう心のエネルギーの解放を行なっていきました。
Aさんのワークにおいて、自分では明らかにこれは好ましくない、やってはいけないと思いながらも、なぜか自分の心の深いところで反発してつい思っていることと違う言動をとってしまう、明らかに心で分かっていても別の力に負けるようにして動かされてしまう、こういうエネルギーがありました。この部分を解放させていき、自分の心の思いが確実に実行できるように行なわれていきました。
Bさん、あなたのワークにおいて、自分なりの正しさ、自分なりの厳しさを心にもっていながらも、周囲の力が圧倒的に強い時についそれに合わせてしまう、自分の正しさと違っていたとしても強い力に合わせてしまう、こういう心がありました。この部分を開放させていき自分の心からの信念に従うように行動をとっていく、そのようにワークが行なわれていきました。
Cさん、あなたのワークにおいて、心の中にある自分の正しさや自分の行動の基準、そういったものがつくられていながらも、周りの状況によってそれが変っていき、いつの間にか自分でも自分で決めた基準が何だったのか、自分の正しさがどこだったのかを見失ってしまう場合がありました。この部分のエネルギーを解放させていき、心の中にある信念や正しさを行動できるようにワークされていきました。
Dさん、あなたのワークにおいて、自分の頭で理解している正しさ、この自分の正しさがしっかり存在していても、周りの人の言うことや周りの人の基準になぜか強く反応してしまい、結局反応したことによって自分の正しさが一瞬分からなくなってしまい、それでただ反発するかのように自分の行動をとってしまう状態がありました。周りからどのようなエネルギーがやってきも惑わされず、正しい基準で行動できるようにワークが行なわれていきました。
Eさん、あなたのワークにおいて、自分の心の中にある正しさと周りの人がもっている正しさにおいて、自分の正しさを常に追求しようとして行動してきながらも、周りとぶつかってしまうとどうしても引くに引けない、もう戻れないという意識が強くなっていき、途中で状況に合わせてうまく対応しようと思っても対応できなくなってしまう状態がありました。自分の正しさを追求することは構いませんが、それによって場が悪くなればそれは正しい行動とはいえなくなってしまいます。本当の正しさとは何なのか、それに理解が及ぶように自分自身のエネルギーのワークが修正されていきました。
Fさん、あなたのワークにおいて、自分の信念で思っている正しさと周りの人の正しさの基準が違っている時、その時その時の状況によって自分の正しさをまっすぐ進めていったり、あるいはあっさりと引き下がって周りに合わせてしまう状況がありました。この基準が明確でなくその時その時の雰囲気や感情によって変わることが多いために、自分なりに自分の正しさの基準が自分で分かるようになり、周りの基準が分かり自分なりに正しい行動をどうとっていくかが分かるようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
今日は日本人のもつ周りに流されてしまう、大きな力に負けてしまうというエネルギーを解放していき、本来の正しさが自分で学ぶことができるようにワークが行なわれていきました。一つひとつの状況において、理性をうまく使い判断できるようにしていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/9/13 エネルギー練習会:「意識を進化させようとする心を強くする」
まず最初はピラミッドの叡智のエネルギーを引っ張ってきます。
ピラミッドのすべての叡智が隠されているわけではありませんが、いくつかのピラミッドには叡智に至る道が記されていたり、叡智を手にする仕組みがつくられたりしております。その中の一つのアトランティスの頃につくられたピラミッド、そこにつながる叡智をエネルギーとして感じてもらいます。
聖なるものを手にするには心を聖なる心に維持する必要がある。心を聖なる心に維持するためには、言動を聖なる言動に維持する必要がある。言動を聖なる言動に維持するためには見るもの、聞くものすべてに聖なる意識が必要となる。日常の意識を聖なる意識として保つことにより聖なるものを手にすることができる。
では楽にしてもらいます。次は聖なるヒマラヤの叡智のエネルギーを引っ張ってきます。
人間は人間という意識をもっている限り、聖なる存在にはなれない。聖なる存在とつながるためには人間としての意識を浄化させ、すべてと一つになること、人間という領域から完全に抜け出し、すべてと一つとなるという意識により聖なる存在に近づくことができる。
では楽にしてもらいます。次はアミニズムの叡智のエネルギーを降ろしてきます。
自分を生かしてくれるすべてのものに感謝せよ。自分が存在できること、それ自体に感謝せよ。自然は生命の宝庫である。自然とつながることは生命につながることである。自らの生命を生かし、生命の素晴らしさ、雄大さ、生命の力強さを感じ、さらなる高い生命に引き上げるために自然界に仕組まれている多くの生命を見つけ、つながり、共に生きるように。共に生かし合うように。
では楽にしてもらいます。では次、聖母子観音の叡智のエネルギーを降ろしてきます。
子供を自分の子供と見ている限り、執着が起こり、適度な育児ができなくなってしまいます。神の子供を授かり、神へと高めていくために自分ができることを最善を尽くしていく、神から与えられたもの、神の世界へと育て導いていく、神としての立派な人格を身につけ、神として立派に成長できるように育てていく、そういう意識で育てる必要があります。自分の子供という執着がある限り、正しい育児はできなくなってしまいます。
では楽にしてもらいます。
ムー大陸として呼ばれていた頃の大神殿、大ピラミッドという波動からメッセージを頂きます。
人間の進化の流れにおいて成長し、発展し、衰退し、崩壊が始まり、そして再生へと向かう、また生まれ変わっては同じ問題に取り組み、成長し、発展し、衰退へと向う、このサイクルは文明としてのサイクルでもあり、人類のサイクルでもあり、一人ひとりの人生でもある。一人ひとりの人生の中にいくつものサイクルが進行していき、進化成長し発展し、衰退し、崩壊し、生まれ変わる、この一連の流れの中で意識の成長、意識の進化が求められてきます。
文明や技術の進化ではなく、意識の進化、これが大事なところであり、一人ひとりの意識の成長、意識の進化がどう行なわれていくか、さまざまな生活の流れの中で進化成長しながら意識を進化させていく、この意識の進化において今の人類は意識を進化させようとする意識そのものが弱く、周りに合わせる、人を気にする、見栄を張る、恥ずかしく思われないようにする、そういう意識ばかりが成長し、本来の大切な意識を成長させようとしていません。
周りに合わせた意識ではなく、本来の自分自身の意識を成長させていく、自分自身の本質的な意識、そこにしっかりと意識を向けていき、自分を成長させていくこと、これを生涯忘れることなく続けていってください。
Aさん、意識の流れにおいて自分と外界との距離感、自分の世界と自分でない世界との距離感において外界からの刺激に強く反応するところがあり、それは結果的に自分の世界を小さくしてしまいます。意識を成長させるということは自分の世界を大きくしていくことになります。外界に対して敏感に反応するよりも、許容し受け入れていく、そうやって自分の意識を広げることがあなたにとっての意識の成長になります。
Bさん、母親としての役割、母親としての意識の流れの中で自分の意識を成長させるということは良い母親、良い家庭をつくるという意識に留まってしまいます。良い母親、良い家庭という意識をさらに乗り越えていき、自分自身の存在は母親とか家庭の一員という意識ではなく、大きな大きな意識の中で一つの役割として今自分の家庭を担当していること、自分の家庭が自分の意識のすべてではなく、もっと大きな意識の流れの中で家庭という意識を請け負っていること、そういう意識をつくり上げていき、大きな観点から家庭、母親という役割をとらえると、意識の進化が早く進むようになっていきます。
Cさん、自分の役割は何なのか、自分は多くの人に何ができるか、これを考えていく流れの中で、ついできないことばかりを考えてしまったり、できないこと自身に自分の心の迷いや悲しみが現れたりしております。自分の与えられた環境の中で自分はすべてをうまく完璧にこなしていること、何一つダメなところや未熟なところはなく、こなすべきことを完璧にこなしていること、まずそれを自分で受け入れ理解し、これからの流れも完璧であること、すべて完璧な流れの中を一つひとつ進んでいき、自分を成長させていること、これを心から受け入れ大きな観点で自分の人生を見ていくと、意識が早く成長できるようになり、自分自身の人生を大きな観点で眺め、さらなる大きな自分の意識につながっていくでしょう。
それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/9/11 密教セミナー3:「種々雑多な情報から正しいものを見分ける」
私たちは仏教の教えの仲間としてお話をいたします。皆さん方が密教という流れを通して自分自身の心の成長と地球への奉仕に意識を向けていることを喜びとしております。これからの日本の流れにおいて真実を伝えるということがとても大事になってきます。今の皆さん方の世界はさまざまな情報が世間に現れており、正しいものも間違っているものも、真実も嘘の情報もすべてが一緒になって広がっております。
皆さん方の学びにおいて正しい情報を見分け、真実だけを見つけようとするのはとても困難な状態になっております。皆さん方の意識が高まっていき、真実だけを理解する、真実だけを手にするという意識が強くなっていくと、本来の真実が分かるようになっていき、真実にしっかりつながった意識が動き出していくでしょう。
しかし今の皆さん方のこの瞬間は真実も嘘も一緒になって学びの中に入ってくるために、何を信じて良いか分からない、毎回中身が違う、本当のことがいつまでたっても分からない、こういう流れの中で学びを進めております。皆さん方はいわゆる学校で教わっている意識をそのまま継続させており、本当のことを教えてもらってそれを受け継ぐ、こういう意識のままで学んでおります。
しかし今の皆さん方のこの時代においては、正しいものを受け取るということがとても困難な時代になっているために、自分自身の心で正しいものを引き寄せていく、自分自身が正しいものを受け取り、正しいものを自分で理解し自分のものにしていく、これが皆さん方の学びとして重要になっております。多くの人の一番の間違いのやり方としてすべての情報を手にして、すべての情報をすべて自分のものにしていく、これが本当の学びと勘違いしている人がたくさんおります。
仮にすべての情報を手にしたとしても本当の真実のものは一割も入っていないでしょう。ほとんどが人間たちがつくり出した空想や概念、期待、間違い、いろんなものによって混乱させるようにされてしまい、真実が分からなくされております。したがって今皆さん方は一つひとつの情報をただ真実としてすべてが正しいものとして手にするというよりは、そこから正しいものにつながっていく、正しいものを感じとり、正しいものにつながり、正しいものだけを自分のものにしていく、こういう学び方が重要になってきます。
細かいこと一つひとつを気にする必要がある時があれば、細かいことはまったく無視していき本質だけを理解するのが重要な場合があります。一つひとつにおいて何を理解していくのか、何を信じ受け取っていくか、この感覚が自分を正しい学びの中に連れていくのか、間違った学びを続けていくのか、それを分けることになります。
密教のこの学びにおいて、一番大切なのがいかに仏の心につながり、仏の心を自分のもにしていくか、本当に仏としてあるためにはどのような心が大事なのか、仏教の教えのどの部分にしっかりつながり、どの部分を自分のものとすることによって本来の密教の流れに入っていくか、そこの見極めをしっかりと身につけることが重要になります。
今日の皆さん方の意識のレベルで見ていくと、密教を学び心を成長させていく時、生命に対して自分がどう理解し、人を生かすこと、生命を生かすこと、生命あるものを生かすことに自分がどれだけ意識を向け、関心をもち、慈悲の心をもっているか、これがとても大事になります。
それが仮に師であろうと弟子であろえと、自分の仲間であろうと家族であろうと相手を生かすということはどういう心が大事なのか、師に対してどういう心で接することが本当に必要なのか、同じ学びの者たち同士どういう心で接するのが本当の仏の心なのか、それを感じとることが一番大事になっております。
仏教においては本当の仏の心そのものを体現した人が師となるのが本来のやり方になります。したがって本当の師から仏の心を教わりそれを新い者たちに伝えていく、この流れがとても大事であり、そのために師から得られるものをしっかりと自分が受け取っていく、自分の勝手な解釈で変えてしまったり、自分の感覚的なもので理解するのではなく、自分のこれまでの考えと違っていたとしても、まず師の語る言葉、師の言動の一つひとつに意識を向け、しっかりとそこを理解しながらまず自分がそれを受け取り、感謝をもって自分の心の中で消化し、理解しようとしていく、往々にして間違っているということはほとんどなく、解釈の仕方の違いや見方の違い、立場の違い、そういったことによって同じ言葉でも意味がまったく異なってしまう場合があります。
したがって師から与えられた言葉一つひとつ、解釈の仕方一つひとつをすべてを正しいとして理解するよりも、どういう見方から考えたものか、どういう立場でどういう観点から考えた解釈なのか、そういう見方、解釈の仕方、常にそこに意識を向け、合っている、間違っているとか、前と違うとか、そういう解釈ではなく今はどういう立場でどういう側面からどういう見方で話しているか、常にそういう意識で受け取り、理解し、自分のものにしていく必要があるのです。
こうやってこの仏教や密教の世界においては師から与えられる言葉一つひとつを毎回同じ解釈で過ごすのではなく、今日はどういう立場でどういう見方でどういう解釈の仕方で説明しているか、常にそうやって前回とは違う解釈の仕方を見つけていく、こうやってさまざまな解釈や理解の仕方が身についてくると一つひとつの言葉や物事において、多面的な考え方が身につくようになっていき、これが仏の心を成長させることになります。
今の皆さん方の多くは一つの見方、一つの解釈で理解してしまい、真実をたった一つの見方だけの小さなものに当てはめようとしております。これは仏の心を理解することはできず、いつまでたってもまた間違っている、またこの人は間違っている、またこの師匠は前と違うことを言っている、この堂々巡りを続けてしまい、真実をいつまでたっても手にすることができなくなってしまいます。
常に見方や立場、解釈の仕方、すべてが異なっていること、その側面の裏に隠れている本質、真実をしっかりと自分の力で選び出していくこと、こういう心が仏の心を呼び寄せていき、真実の世界を手にすることができるのです。学びという場合においての心や姿勢、その基本的なところに意識を向け、いくつもの側面、多くの側面、そういったものを前提とした学びの仕方を身につけるようにしていってください。
Aさん、あなたのこれまでの学びの流れにおいて一つひとつの言葉や仕組みについて理解してきておりますが、そこから大きな仏の心、本質的な仏の心を探り出そうとする力がまだ弱いままになっております。一つひとつの側面に意識を向け過ぎてしまい、その本質や全体が見えなくなってしまうのです。一つひとつの言葉から裏に隠れている本質をいかに引き出してくるか、常にそこに意識を向け隠れているものにしっかりとつながっていく、こういう心を身につけるようにしていってください。
Bさん、あなたのこれまでの学びの中で練習を重ね、自分自身が仏の心を身につけようとする意識は高まっております。自分がただ何度も繰り返し理解し、これらを自分のものにすることによって一つひとつ上に上がっていく、こういう意識をもっておりますが、この密教や仏教の世界においては単純にそのように成長するのではなく、ある程度の経験が必要となるのです。現実の中でいわゆる慈悲とは何なのか、人に対して仏の心で接するにはどうするか、こういう日常生活での本当の仏教の心が大きなポイントになっており、そこといろいろ教わった仏教の話しとお互いがうまくかみ合わさることによって成長が行なわれていきます。日常の生活の中で仏教で教えようとしているさまざまな心を現実的にもっと感じとれるようにしてみてください。
Cさん、これまでの学びの流れにおいて自分の言動にいろいろ注意をしながら人との関係をうまく改善しようと考えております。あなたが他の人のことを考えようとする時、やはりどうしても自分の見方からする相手という意識が強くなってしまい、相手のことを考えたように見えても基本的には自分から見た相手の状況にしか過ぎません。本当に相手の心の中に入ることはうまくできておらず、どうしても自分から見た相手の心になってしまうのです。したがって本当に深いレベルで相手の心の中につながっていく、いわゆる相手の立場を本当に理解して相手の言動そのものを自分の言動であるかのように感じとっていく、そういう深い心のつながりが必要とされており、それにおいて初めて相手が理解でき、自分と相手とのさまざまな関係が分かるようになっていきます。自分から見ている視点を完全に相手の中に入れていき、本当に相手の心から考えてみる、こういう意識を身につけるようにしていってください。
Dさん、あなたのこれまでの学びにおいて、人とのつながりの中で一人ひとりがなぜこうも違って面倒くさくなってそれぞれがまったく噛み合わないのか、そういう人の心が噛み合わないということにかなり意識が向いてしまい、人とのつながりにおいて大きな大きなエネルギーの消費が行なわれております。なるべく少ないエネルギーの消費で楽に接するにどうしたら良いのか、そこに意識が向けられております。しかし今のこの皆さんの社会においては楽に他人と接するというのは極めて難しい社会になっております。お互いがそれぞれ自分のことを分かってほしい、この分かってほしいという気もちが優先しており、自分の方から分かってあげようという意識はそれほど強くないからです。したがって本当に相手のことを考えるということがどんなに困難なことか、それを十分に理解した上で接していくためには、自分自身がもっともっと相手の心に共感できるように意識を向けていく、相手の心が何を求めているのか、相手が何に苦しみを感じ、悲しみを感じているのか、そこにもっと意識をむけるようにしていき、自分のことよりも相手のことをもっともっと優先させていくと相手の望んでいることや願っていることが少しずつ感じとれるようになっていきます。相手の望んでいることが感じとれるようになっていくと、そこに自然と意識を向けていき、そこから相手とつながっていくと、相手が楽になってきたり相手が心を許せるような意識に変わっていきます。こうやって相手とのつながりに良いつながり方を見つけていき、お互いが楽になる、お互いが許し合うことができる、こういう人間関係をつくり上げるように学びを続けてみてください。
Eさん、あなたのこれまでの学びにおいて自分自身の意識の成長がどこまで進み、こういう学びが本当に自分を成長させているのかどうか、自分は練習して本当に自分の意識が上がっているのかどうか、自分でいろいろと悩んでしまう傾向があります。自分自身がどこまで成長しているのか、これは自分では分かることはできず、また他の人が分かるということもできません。意識の成長は基本的に人間はお互いに理解するのがとても難しいために、基本的にどこまで意識が上がっているかどうか、そういう質問自身がある意味では無駄な質問ということもできます。あなたにとって必要なのは自分自身に対してまだ成長していないとか、身についていないとかをいちいち考えるよりは、ただできることを行なっていく、自分自身の判定を気にするよりもただできることを次々と行なっていき、それを喜びとしていく、単純に人に何かしてあげたこと、単純に何かしたことで喜びを感じていく、これだけを意識してこれを実践することができるようになっていけば結果的に意識レベルはどんどん上がることになります。ただその場その場でできることを行なっていく、こうやって自分の意識を上げていくようにしていってください。
Fさん、あなたのこれまでの学びにおいてあなた自身の心が平和であるのか、平和がなかなか実現できないのか、いつも心の平和というところで自分自身が迷っております。学ぶということと心の平和が一致しない、学んでも学んでもワークしても癒しても心の平和が実現されない、こういう意識が心の中にあります。心の平和は学びや癒しで得られるものではなく、単純に仏の心で心が平和をつくり出していきます。平和を生み出す心というのは相手の心を見て平和を感ずること、他の人の心を見て平和を感ずることが自分の心の平和につながっていきます。しかし相手の心を感じて不愉快になる、これは相手の心の中の不愉快な意識に自分がつながってしまい、自分が平和でない状態に振り回されてしまいます。相手の心の平和に自分がつながっていく、一人ひとりの心の平和に自分からつながっていく、これをマスターしていき接する人すべての心に平和を見つけ、平和につながっていくと自分の心が平和を持続することができるようになります。常に平和な心を求めそこにつながっていく、これをトレーニングするようにしていってください。
Gさん、あなたのこれまでの学びにおいて、自分自身の成長、進化において、自分の学びが自分の家族や他の人々にどのように影響を与えていくか、自分だけの学びが他の人にどう良い影響を与えていくか、時々これに意識が向き、自分の学びが何か良いのか良くないのか、迷ってしまうところが現れていきます。自分がただ学んでいるだけで他の人は大丈夫なのか、こういう意識があったとしても、あくまでも学ぶということは仏の心を身につけ実践に生かすことが要求されます。学んだことを行動に移していく、これが仏教の本質であるために自分が学んだことをうまく生かして日常生活で良い言動をとっていく、相手の心が安らぐこと、お互いの心を良い状態になること、そこに向って仏の心を現していく、それによって学んだことが人間関係を良い方向に導いたり、相手に対して良いエネルギーが流れるようになったりしていきます。学んだことをしっかりと言動に移して関係を良い状態へともっていく、こうやって学んだことが喜びとなれるような流れをつくっていってください。
Hさん、あなたのこれまでの学びにおいて、自分の学びが自分にとって良い学びとなっているか、本当に自分は自分のものの中にうまく流れができているのかどうか、学びそのものに疑問をもつ場合があります。あなたにとって必要なのは、学んだことをしっかりと自分の頭で理解し、練習を続けていきながら、いかに本質に深く入り込むことができるかどうか、仏の心の深いレベルに自分がつながりそれをうまく感じとって行動に移すことができるかどうか、これがあなたにとっての大事なテーマになります。言葉だけで教わったものをいかに深いレベルまでつながっていき、自分の言動に使っていくか、ここのところがあなたの重要なところであるために、教わったものをそこからうまく深いレベルへとつながっていく、そういった使い方ができるように意識を向けていってください。
Iさん、あなたのこれまでの学びにおいて、心の成長や進化というところで少しずつ成果が現れております。さらなる仏の心を大きくしていくためには、自分自身の心の扱い方を自分でもう少しうまくコントロールする必要があるでしょう。自分の心がいろいろ動いてしまった時、自分でも思っていてもどうしてもコントロールできなくなってしまう場合があります。その時に仏の心をうまく引き出し自分の心をコントロールして、本来の仏の心にしっかりと意識を向けていく、日常の言動においてただの言動の流れで負けてしまうのではなく、仏の心につながって本来の正しい言動でうまく行動をとっていく、常にそういう意識をもっていき、自分自身の言動を高いレベルへ引き上げていくようにしていってください。
Jさん、あなたのこれまでの学びにおいて、人の心にうまくつながり相手のために何かしよう、この本質的なところでまだ取り組んでいる最中といえるでしょう。謙虚で正直な状態においてはとても良い心の動きですが、相手の深いレベルの心にうまくつながることができないために、自分の解釈が違ってしまう場合があったりします。なるべく深いレベルでつながろうとする時、感覚的なことや表面的なことでつながるのではなく、本当に相手の望んでいるものは何なのか、相手の求めているものは何なのか、そこに深く意識を向けていき、少しでも感じとろうとする、相手の心を少しでも分かろうとする、こういう意識をもって深いレベルにつながろうとする意識があると、少しずつ仏の心に意識が向いていき、自分自身の心も大きく育っていくでしょう。
Kさん、あなたのこれまでの学びにおいて人とのつながりにおいて大きな成長が現れております。これまでは心を感じとろうとしても自分の感じ方でとどまってしまい、相手の心につながるのが難しい状態がありました。この学びを始めてから少しずつ相手の心につながり、相手の心を理解しようとする意識が広がっていき、相手の心に感じやすい状態が育ってきております。仏の心にうまくつながるためにも相手の心を感じとり、深いレベルで感じとった時、本当の正しい心は何なのか、正しい言動が何なのか、常にそこに意識を向けていき、正しい行動をとり続けていく、そうやって仏の心にうまくつながり行動がとれるようにしていってください。
Lさん、これまでの学びにおいて、仏の心として十分に修練が行なわれ、自分自身の心をコントロールしながら少しでも多くの人に仏の心を感じとってもらおうと意識を向けております。ただこの密教という一つの世界において、仏の心のレベルにもさまざまなレベルが現れており、密教としてさまざまな光を使いこなしていく、多くの人々、社会の中で多くの人々に仏の心を広げるためには、もっと大胆に大きなことを次々と行なう必要もあるでしょう。自分自身のできる範囲というものをこれまでの大きさではなく、もっと大きなレベルで大きな光を使いこなしていく、そういう意識をもっていき、多くの人や社会の中で仏の心を動かせるように意識を向けていってください。
それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/9/3 密教セミナー6:「心の中にある善と悪の闘い」
光の世界からお話をいたします。皆さんにとって密教は一つの勉強のツール、一つの悟りに向うツールとしてとらえられているかもしれません。この密教という世界はさまざまな側面をもっており、皆さんのように悟りに向う一つの手法としてとらえていけば、それはそれでまたさらにさまざまなツールを手にすることができるでしょう。
しかし密教自身の本来の側面としては、普通の仏教の基礎知識を十分に身につけ、仏教を実践していく時、さまざまな新たな問題が現れてきます。奉仕や布施を通して人々のために社会のために役立つことをしていく、そういう基本の仏教の学びをしていっても、なかなか思うように修行が進まず常に邪魔されたり、せっかく善や徳を施してもすぐ破壊されてしまったり、わざと悪意のある者たちによって場が壊されることがあります。
確かにカルマといえばカルマですが、本当に高い意識の者たちが本当にこれから大きな活躍をする者たちが、こういう悪意のある者たちによって妨害され、姿を消してしまったりすることが何度もありました。光の強い者や正しい意識をもちながら、悪意ある者たちによって追い出されてしまう、これが本当に単なるカルマとしてそのままにしておいて良いものかどうか、いろんな矛盾が心の中で現れてきます。
それをも許す、それをしっかりと心でコントロールし自分はあるがままを正しく生きていく、そういう考えの人もいるでしょう。しかしそのまま放置しておくと悪なる心のエネルギーはどんどん強くなり、正しき者たちを破壊に陥れてしまう、こういう状態の中で、自らの心の矛盾と戦い、どうすれば良いのか、こういう心の矛盾と戦っている者たちもたくさんおります。
このような意識をもち、本当にただそのまま修行していれば良いのか、ただあるがままを受け入れ、自らの心を鍛えるだけで良いのかどうか、こういう意識をもった者たちの中で、本当に人間の良い心を破壊しようとする悪の心、せっかく調和があり社会に役立っている環境を破壊しようとする悪の心、この悪の心に対してどういう方法で悪の心を善の心に変えるのか、悪意のある者たちを善意のある者たちに変えるにはどうしたら良いのか、そこに意識を向けそれを極限にまで追及し、高めていった者たちによってこの密教という手法がつくられていきました。
したがって密教は本来の仏教の教えをしっかりと身につけた上で、仏教では理解できない世界、確かに良い心で過ごすことはできたとしても、それを破壊しようとしてくる大きな悪意のある心にどう立ち向かうのか、そういう世界でさらなる高いレベルの仏教の心を身につけようとしたのが、この密教の世界になります。
したがってこの密教の世界においては、人間の心だけではどうしようもできないもの、いくら正しい心、正しい判断力を身につけてもどうしようもできない世界、しょせん人間の力では不可能な世界、そこにおいて正しい光をしっかりと使い、悪意のある者たちに負けることなく、本来の平和な社会をつくるためにどうしたら良いか、そういう意識によって密教がつくられ、また多くの人が学んでいるのです。
したがって密教における最終的な目的は、人間の力ではまったく太刀打ちできない世界において、本来の正しい光や正しい意識で社会を正しい方向へと導き、悪意ある者たちを善意の者たちへと変えていく、光を破壊する意識を光を広げる意識へ変えていく、その手法を学ぶのが密教ということになります。
皆さん方が密教を学ぶ時、ただ興味とか面白半分でやっていると必ず途中で魔が入ってきます。そして一人ひとりが試されることになります。本当に密教を続けていきたいのか、何のために密教を行なっているのか、なぜ今密教なのか、さまざまな問いかけが心の中に現れてきて、おそらく半分くらいの人がそこで止めたり、興味なくなったり、もう意識から遠ざけてしまったりするでしょう。
これらも体験しなければならない課題であり、本当に強い心で最後までこの社会を平和にしたい、悪意ある者たちを善意のものに変えたい、平和を破壊しようとする心を平和を広げようとする心に変えたい、本当にこの強い心が養われるまで、その課題は続くことになります。
さまざまな課題が一人ひとりに与えられ本当に密教のツールを手にしたい、何としてでもこの地球をこの社会を光の世界に変えたい、それを心から願い続けた時に密教の多くの存在たちが手を差し伸べ、光ある心にさまざまな密教のツールを手渡していくでしょう。まだまだ皆さん方は学び始めの心の段階であり、すぐに密教のツールが手渡されるわけではありません。
学んでいる内容の一つひとつがトレーニングを続けることにより、心に養われ、密教の光を呼びやすくはなっていくでしょう。しかし本当に悪意ある者たちに働きかける、破壊を好む者たちに働きかける、そこまでの強い光やツールはまだまだこれからの作業になります。しかしそれらを手にするために自分自身が日常の生活の中で悪意に負けない、悪意のある声に耳を貸さない、混乱した社会を秩序ある世界に変えたい、こういう意識がぜひとも必要であり、こういう意識が身につくまで基礎的なトレーニングが続くことになるでしょう。
教わっている一つひとつに対してただ宿題だからやるとか、ただ繰り返すことが大事だからという意識だけで行なうのではなく、そこから素晴らしいツールを手にして、本当に光の仲間たちと一緒になって活動する、本当にこれからの光の社会のために自らがメンバーの一員としてツールを使っていく、ぜひその強い心を身につけるようにしていってください。
Aさん、あなたの毎日の意識の中に、ところどころで学びについて意識が遠くなり、別に今しなくても良い、後で良いという意識が動いていき後回しにしてしまう傾向があります。これもある意味では悪魔のささやきであり、少しでも後にする、後回しにするということにより心の中に光を遠ざけようとする動きがつくられてしまいます。今やりたいと思った時が今しなければならない時、そういう意識をしっかりともって気づいたらその場ですぐにトレーニングをしていく、こういう心の強さを身につけていってください。
Bさん、毎日のトレーニングの中で、高いところに意識を向けつながり、少しでも自分を高めようと心が動いております。この高いところへ向おうとする心が強ければ強いほど、現実の物質世界においてどこまで人間的であれば良いのか、人間的に生きることと高い意識レベルを保持するということの両方の意識のはざまで悩みが生じており、どこまで人間的であれば良いかを常に悩んでおります。多くの人々や普通の人々と接する時、単純に多くの人々と接したとしてもそれで世俗に落ちたり、波動を下げることはありません。普通の日常会話でもいろんなレベルの会話でも、その根本の意識において常に秩序や平和、光あふれること、それを常に根本にいすえており、そこを土台としている限りは、どのような話題であろうとも世俗ではありません。単に話しの内容だけで世俗であったとしても自分の見ている先は光や平和の状態である限り、十分に秩序の方向に向っております。その心に高いレベルの光をしっかりとおいておく限りにおいては、どのような話題であろうとも世俗ではないこと、それを理解して普通に多くの人々と接することができるようにしていってください。
Cさん、毎日の生活の流れの中で時々自分の言動に自分で悩んだり、思うように勉強できない時はまた自分で責めたりする心があります。いろんな自分の生活の流れの中で、一つひとつのどんなところでも良いですが、一日一つでも二つでも必ず良いことや正しいこと、しっかりとした光の流れに基づいていること、それらを一つひとつしっかりと感じ、認め、それをしっかりと意識しておく、こういうトレーニングをしてみてください。ただ漫然と過ごすのではなく何か一つを見つけて、そこにある光の仕組みや光としての秩序、あるいは自分がそこと関わっている光のつながり、いろんなところで自分と高い光と関係を意識し、それをはっきりと自分が心で理解している限りは光とつながった状態が保持されていきます。一日一つでも二つでも思いつく時に光とのつながりを感じ、光の秩序を感じ、その中の素晴らしい聖なる仕組みを感じとっていく、それだけで自分自身の光のレベルが上がっていくこと、そこから始めて自分の光の流れをいつも良い方向へ修正できるようにしておいてください。
Dさん、光の存在たちはあなたといつも一緒に活動をしております。あなたの心の中で何かしてあげたい、何かした方が良い、こういう気持ちが沸いている時は多くの場合、光の仲間たちからの思いをあなたが受け取っている時になります。その時にできるだけ効率の良い方法や、少しでも多くの人に光が届くこと、いろんなことを考えていき、自分の知っている情報やいろんなツールを使ってできるだけ多くの人に効率良く光が流れように工夫していく、そういう意識があればあなたの仲間たちもさらにいろんなことをあなたに届けていき、またあなたはそれを感じ新しいことをいろいろ試みていくでしょう。常にあなたの仲間と一緒になって一番良い光の流れる仕組みをつくり上げていってください。
Eさん、あなたの日常の生活において、光のことを考えている時と光のことを忘れてしまう時が頻繁にあります。たとえ光のことを忘れていたとしても、また光を思い出した時に光が流れていき、修復することはできるでしょう。ただ光を本当に忘れてしまい、そこで大きな感情が動いたりすると光に戻したとしてもなかなか本来の光に回復できない場合があったりします。したがってつい光のことを忘れてそこでどんどん進んでしまった時、なるべく早くそれに気づき、戻り、そして自分で光の修正を行なっていく、いわゆる光でない意識で動いてしまった時に光で修復し、意識を戻し本来の正しい流れをしっかりと回復させていく、これをなるべく早く行なえば十分にまた光の状態に戻り、修復も早くなっていきます。光から離れたとしてもなるべくすぐに気づき、修復させていく、これをトレーニングしていき、たとえ光でない意識になったとしてもすぐに修復し戻すことができる、これを習慣づけるようにしておいてください。
Fさん、あなたの日常の意識において、光にしっかりと向かい、光の世界を広げようとする意識と、とりあえず迷惑をかけず無難に普通に過ごしていこうとする意識があります。油断しているととりあえず迷惑をかけずに普通に生きていこうとする意識が現れてきますが、時々光を思い出した時、意識して正しいことをやっていく、光に向おうとする意識が動き始めていきます。したがってあなたの場合は無難に普通に生きていこうとしている時が場合によっては自分にとっての悪魔のささやきになってしまい、いわゆる前に進まなくただその場で留まってしまう、自分自身がしっかりと前に進むというよりは、ただそこに留まって良い状態である、こういう意識が動き始めてしまいます。したがって、ただ今好きなことをしている、ただ今このままで良いという意識が動き始めた時、自分の心をしっかりと自分で見ていく必要があります。いわゆる良い意味において今を生きるという状態をつくり上げているのか、それともただ惰性でその場をただ過ごしているだけなのか、これを見分ける意識が必要であり、積極的に今この瞬間を楽しむというのであれば問題ありませんが、ただ惰性で今をただ過ごしているという意識の場合は注意する必要があるのです。このただ惰性で毎日を過ごすという意識に気づいた時、そこで修正し、そこでしっかり光につながり、今この瞬間を光と共に楽しむ、自分の心を高いレベルへ引き上げていく、今この瞬間を最高の良い状態に引き上げ充実した今を過ごしていく、この意識をぜひ身につけ、いつどの時点においてもこの意識を使いこなせるようにしていってください。
Gさん、あなたの毎日の意識において、自分の心の中にところどころに甘さが出てしまう場合があります。普段はやるべきことをやる、すべきことをするという意識で頭がいっぱいですが、時々余裕がある時、自分自身に心の余裕がある時に、少し楽になってしまい、ただ何となく惰性で過ごしてしまったり、ただその場を心が楽する方向に動かしてしまったり、いわゆる方向性が自分でつくることができないまま、ただ時間を過ごす状態があります。その時に魔に襲われやすい状態になるために、その瞬間によく自分で気をつけ、決して魔に利用されないように意識をする必要があります。たとえ今特にやることもなく、今少し自由に楽していたいという時でもしっかりとした方向性や意識のもち方、光のつながり方、それらを身につけた上で必ず良い意識の状態で過ごしていく、こうやって自分自身の心に隙をつくらないようにしておいてください。
Hさん、あなたの毎日の状態において、心の中にいろんな動きが行なわれており、相手やいろんな人々にかなり意識を向けていて、そこに集中している場合があれば、いきなり自分の心に意識を向け自分に集中している場合、つまり自分や他の人々に対しての意識の方向性が瞬時に変わりながらも、常に自分の意識は自分か他人か、どちらかに動いていることが多くあります。自分、あるいは他人、そこの意識を行ったり来たりしてしまい、ちょうど良い距離感、相手と自分がうまい具合に噛み合ってちょうど良い状態になっているという意識がなかなか身につくことができず、どうしてもどちらかの意識が優先してしまう状態になっております。自分と相手を分離するのではなく、お互いに協力し合って場をつくり上げていること、お互いが必要であること、自分と他人がうまく絡み合って一つの場をつくり上げていく、このつくり上げた場をいかに良い光の場にもっていくか、人間にとって社会にとって良い場をつくるためには自分はどういう光の波動を出したら良いのか、そういったところに意識を向け自分一人の意識ではなく多くの人々の意識の絡みによって場がつくられていること、多くの人々が協力し合うことによって場をつくり上げていること、それを意識して場を良い場につくることができるように意識の使い方を学んでいってください。
Iさん、あなたの毎日の意識の動きの中で、光の仲間と一緒に何を伝え、教え、人々を導いていくか、そこに深く意識が入る時、光の仲間たちから本当にアドバイスや助言が与えられている場合があります。ただこの光の仲間たちからアドバイスや助言が与えられても、あなたの頭の方でそれをうまく感知することができず、大まかな感覚で伝わってくる場合があります。この大まかな感覚で伝わってくる時は大まかな方向性や感覚だけが伝わり、それを具体的にどう理解して、具体的にどう教えとしてつくり上げるか、細かいところがうまく理解できていない場合があります。これからの修行の学びとして何かアイデアが沸いてきたり、何か感じとった時にもっと深く感じとってみる、もっと細かく具体的に深いレベルで感じとっていく、そういう意識をしっかりもって、ただ表面で理解するよりも一つひとつを細かく理解して感じとっていく、こういう意識を育てるようにしていってください。仮に苦手なように見えても苦手と思わず積極的に取り組んでみる、こうやって光の教えを自分が細かく丁寧に受け取ることができるように練習を進めてください。
それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/9/1 新月瞑想会:「集合意識レベルで素直さを修正する」
今日のおとめ座のワークにおいて、皆さん方の心の中にある自分の心の状態を変化させるワークを行なっていきました。今日の新月のパワーは地球人類の集合意識の中の本来の心、いわゆる皆さん方の心をそのまま素直に見ていく、自分の心をあるがまま、純粋なままに見ていく、この力を使い、現代の人類が忘れてしまった自分を正しく見る力を取り戻し正しく使えるようにワークが行なわれていきました。
Aさんのワークにおいて、自分の心を純粋にしようとしても常に自分自身が何か良くない心、皆と比べて劣っている、皆には追いつかないという潜在的な意識があり、それが自分を常に正しく見ることを妨げておりました。その部分のエネルギーを変化させていき、正しく見れるようにワークが行なわれていきました。
Bさん、あなたのワークにおいて、あなたの心の状態によって自分の見方が変わってくる、自分が落ち着いて良い時は正しく見れても、何か落ち着かない時、不安な時には自分自身の存在が正しく見れない、そういう心の状態によってかなり変わってしまう心の見方を変化させていき、どのような心の状態でも正しく自分を知ることができるようにワークされていきました。
Cさん、あなたの心の状態において、自分を時々上から人を見るような心になったり、あるいはまったく自分がだめであるかのような心の状態であったり、自分自身を見る時の目線が上がったり下がったりして自分を正しく見れない状態になっておりました。常に客観的に自分を見ていく、単に上とか下ではなく客観的に自分を見ていくことができる、そういう視線を保てるようにワークが行なわれていきました。
Dさん、あなたのワークにおいて、自分をその時々の状況に応じて強く見せたり弱く見せたりして力関係によって自分の価値が変化してしまう心の見方ができ上がっておりました。力関係に負けることなく常に自分を正しく見ていく、そういう見方ができるようにワークが行なわれていきました。
Eさん、あなたのワークにおいて、日ごろの自分の心の見方が一つの方向だけで自分を見る、決まった見方だけで自分を見るという意識ができてしまい、常に同じ方向で見ているために自分自身がうまくできているかできていないか分からないという状態にありました。いろんな角度からいろんな観点から自分を見ていく、そういう見方が養われるようにワークが行なわれていきました。
Fさん、あなたのワークにおいて、自分を見る時の客観的な見方という意識が自分の中で確立されていても、いざその時になると頻繁に変化してしまい、一つの方向で自分を見ることができない、自分が落ち着いて冷静な時は自分を見ようとしても、いざその時になるといろんな見方になってしまい、結局自分を正しく見ることができないという状態になっておりました。どのような状態によっても自分を正しくいろんな方向から見えるようにワークが行なわれていきました。
Gさん、あなたのワークにおいて、自分の心のあり方そのものに自分でその見かたを変化させてしまう意識があり、自分自身のその時時の状態によって自分の見方も変化していき、結果的に常に自分を同じように見ているという意識になってしまうような状態になっておりました。その時々の自分の状態によって心の変化が分かるように常に自分を見る視点が一定であること、常にどういう状態にあっても一定の方向から見ることによってその時々の変化が分かっていく、そういう意識が理解できるようにワークされていきました。
Hさん、あなたのワークにおいて、自分の考えだけでの見方ができ上がっており、客観的な見方というよりは自分の考え方からくる客観的な見方になっておりました。自分の見方ではなく本当の客観的な見方が身につくように、多方面からの光によって見方が変わるようにワークされていきました。
Iさん、あなたのワークにおいて、自分自身の光の状態を自分で確認できるようにその時々の自分を光の観点から見た場合の自分の見方、自分自身を光として見た時、どの光の方向から自分を見ていくか、そういう光の観点での自分が分かるようにワークが行なわれていきました。
今日はおとめ座のパワーを使い、多くの地球人類が常に自分だけがうまくできている、自分は良くやっているという、この心にしっかりと意識を向けていき、謙虚に素直に自分を見ることができるようにワークが行なわれていきました。これからも常に自分の心を正しく見るという意識をもってワークを続けてみてください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
2016年8月
・2016/8/21 女性の癒し[韓国]:「他人を許す心が自分を解放する」
私は聖母マリアとしてお話をいたします。マリアというとイエスを産んだ母親として知られておりますが、今やってきているのはそういう人間的なエネルギーではありません。皆さん方のこの地球において、女性のためにエネルギーを使い、悲しみを背負っている女性や、毎日毎日ベッドの上で泣いている女性、誰にも言うこともできずにただ我慢している女性、力づくで言うなりにならなければならない女性、そういう女性たちの心につながり、女性を癒し、この人生を楽しんで生きてもらうようにエネルギーを送り届けている存在になります。
したがって聖母マリアといっても、キリスト教でいうマリアではなく、この地球上に男性と女性が現れてからずっと女性のために存在しているエネルギーになります。今日この国の女性の人々のために奉仕できる機会が得られたことを喜びとしております。
この国の女性の人々は、この地球上においても特別な役割をもっております。この国は強くなければならない、強いことが良いこと、そういう信念をもって国が続いておりました。強ければすべて正しい、強さこそが一番大事なもの、この信念をもって国が続いており、以前の女性でも男性が強いことを理想として考えておりました。
自分が傷ついてでも男性が強ければそれで良い、国が強ければそれで良い、国が強いのであれば自分が辛くても悲しくても許すことができる、そういう意識がこの国全体を覆っておりました。もちろんこれは正しくありません。強ければ良いという考え方自体が間違っております。本当の強さは自分自身を抑える力が強いものをいいます。他の人間を支配する、他の国を支配する、これは真の強さではなく、自分の力の弱さを現しているものです。
間違った信念をもっていると、必ずそれが間違いであるという風にカルマが戻ってきます。今この国に覆っているのは、強いことが正しい、そういう間違った信念が戻ってきていることであり、強いことは必ずしも正しいことではない、他人に強くあたることはむしろ間違っていること、自分自身が自分をコントロールすることが一番の強さ、それを理解するために今学びが行なわれているのです。
人それぞれ心の痛みはいろいろの種類に分かれるでしょう。小さい頃からずっと強さに負けてきた人、大きくなっても大人になっても、力づくで暴力を振るわれてしまう、辱めを受けてしまう、そうやって本来の女性性を出すこともできず、本来の人間性を出すこともできない、人間としての生活そのものがうまくできない、そういう人がとても多くこの国に存在しております。
とても悲しい現実ですが、強いことは素晴らしいこと、そういう心がこの現実をつくり出してしまったのです。皆さん方の心の中にただ強ければ良い、一番でなければならない、私たちの国が一番優れている、こういう考えをもっている限り、この現実は変わらないことになります。強さではなく、一番強い心というのは他人を許す心、他人の悲しみを理解できる心、他人のために自らが犠牲となる心、こういう心が一番の素晴らしい心であり、これこそが宇宙から見た強い心になるのです。
しかし皆さん方の悲しみの心を無視するつもりはありません。その悲しみをよく理解し、少しでも皆さん方が元気になり、人間関係が楽しくなる、良い人間関係を通して喜びを手にし、人生を楽しく過ごすことができる、それを私たちを望んでおります。私たちの仲間がたくさん今日ここにきています。一人ひとりに多くの仲間たちがついていきます。
自分の悲しい心をよく感じていき、皆さん方の周りにきた仲間たちに、その悲しみを伝えてあげてください。周りのものたちがそれを感じて、癒しのエネルギーを流し、喜びになるように心や魂を癒していきます。自分のペースで多くの悲しみの心を一つひとつ丁寧に癒していってください。
・2016/8/20 密教セミナー6 [韓国]:「正しい解釈をし続けること」
私たちは僧侶の仲間で一つのエネルギーをつくっております。密教という世界で同じ学びができることを喜びとしております。皆さん方が今学んでいる密教は、あくまでも一人ひとりの意識が高まり、天につながり、天の意志と共に活動するように学びを進めております。
したがって皆さん方は天の一員として天の仕組みを理解し、天と共に活動するために密教の学びを行なっているのです。密教の一つひとつを学ぶことにより、天界の仕組みが分かり、天の考えが分かり、天の行動の仕方が分かってくるからです。皆さん方が学んでいる密教の内容は、天の仕組みを学んでいるだけであり、それが特別なこととか、自分たちだけのものという意味ではありません。
いずれ人間はこれらをすべて学ぶ必要があり、天の一員として活動する時期がやってくるのです。皆さん方はそれを早く学んでいるところであり、天の一員であることを理解し、常に心を天に向けて学ぶようにしてください。密教という特殊な世界の学びのように見えても、基本的なところはさまざまな宗教で教えていたり、あるいは道徳的なものとして身につけているものも多いでしょう。
天の考えをうまく説明し、体系が出ているのは密教の良い教えになります。ただこれを自分たちで解釈する時、人間的な観点で解釈したり、自分たちの都合に合わせて解釈していくと、本来の教えとは異なるものになってしまう場合があります。したがって教わったことを解釈する時、その時の状況に応じて解釈を変えてしまう、自分の都合によって解釈を変えてしまう、もしそういうことが行なわれたのであれば、もうそれは密教の教えではなくなり、天の教えとも異なってきます。
自分の感情に負けず、自分の心の中のエゴに負けることなく正しい解釈をし続ける、その強い心をもってこれからも学び続けるようにしていってください。
・2016/8/17 満月瞑想会:「欠点を強くののしる意識を浄化」
今回の満月のワークにおいてみずがめ座のエネルギーを活用しながら日本人の集合意識の中で悪影響を与えている部分についてのエネルギーのワークが行なわれていきました。日本人の集合意識の中に相手の言動を見て欠点を強く批判する、自分が目にした良くないところや気に入らないところを強く批判するという意識があり、この部分のエネルギーの集合意識でのワークが行なわれていきました。
Aさん、あなたのワークにおいて、他の人のイライラする心や他の人の行動を見ていて自分がじれったくなったり、我慢できなくなったりする心、こういった心に関しての意識の浄化が行なわれていき、なるべく他の人がどのような言動であったとしても暖かい目で見ることができるようにワークされていきました。
Bさん、あなたのワークにおいて、自分の言っていることが理解されなかったり、自分と完全に違う意見の時につい反応してしまう意識がありました。自分とまったく異なっていてもその考えを許す、自分と異なる考えでも相手の考えとして尊重する、そういうエネルギーになるようにワークが行なわれていきました。
Cさん、あなたの意識の中に自分に手に負えない相手の心、まったく理解できない相手の心がある時に初めから諦めてしまう、そこから逃げてしまうという意識がありました。まったく違う心であっても理解できない心であっても何とか助けようとする、何とか元気を取り戻そうとする、相手を少しでも良くさせようとする意識が動くようにワークされていきました。
Dさん、あなたの意識の中に自分と同じやり方でないと気が済まないとか、自分が理解しているのと同じように理解してくれないと気が済まないという意識がありました。結果だけではなくプロセスも同じでないと我慢できないという心、この心を浄化していき、どのようなプロセスでも暖かい目で見ることができるようにワークされていきました。
Eさん、あなたの意識の中に自分は自分、他人は他人と大きな観点で許すことができても、自分自身の痛いところをついてきたり、自分に執拗に絡んでくる意識に対してはやはり許せなくなってしまう心が動いておりました。どれだけ自分の中に深く入ってきても、しょせんは相手が勝手にその人の価値観でやってることであり、自分はそれに反応しないようにすること、自分がそれに反応すると自分自身で自分の心の中に傷をつけてしまうこと、それが理解できるようになり、相手のどのような行動でも大きな観点で許せるようにワークが行なわれていきました。
Fさん、あなたのワークにおいて、自分の意識と他の人の意識の違いに敏感に反応する心があります。似たような意識の時には大まかに許すことができても、意識の傾向がまったく違ってしまうと、なぜかただ許せなくなってしまう、こういう心がありました。この部分の意識の浄化を行なっていき、どのような意識の特質があっても十分に相手を許し愛することができるようにワークされていきました。
今日は日本人自身がもっている相手の欠点や、相手が悪いと思ったところを見つけると、どんどんそこにはまって相手を非難してしまうという日本人の集合意識を浄化させていきました。一人ひとりもそれに関連する自分なりの浄化を行なうことにより集合意識レベルでの浄化が行なわれていきます。これからも一人ひとり自分自身も気を付けていきながら集合意識レベルで高い意識レベルに上がっていくようにワークを進めていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/8/16 エネルギー練習会:「人間としての進化を速めること」
ラリマーと呼ばれております。人間とのかかわりはほとんどもっておりません。人間世界は破壊的な想念が多いために、たとえ鉱物の世界であったとしても、人間界に近づくことを好んではおりません。人間が喜ぶ美しいもの、珍しいものという価値観が鉱物を破壊させていき、本来の鉱物がもっている特性を意味のないものに変えてしまいます。本来ラリマーと呼ばれているこの鉱物は、人間の意識を正す、人間世界の精神の流れを正すという波動に適しており、自分たち自身がそれによって正しい考えに代わっていく、そういう使い方がなされればラリマーは人間界に多くなっていくでしょう。しかし想念がかなり荒々しい時はラリマーは離れていくことになります。
ではエネルギーを楽にしてもらって、次植物の精霊にいきます。
植物から人間界を見ていると、人間の一つひとつの想念そのものがとても荒々しく、植物界を破壊させていきます。植物がすぐに枯れてしまったり、植物の本来の働きができなくなるのも、人間界の想念によって破壊されているからです。人間界の中においても人間同士の荒々しい波動がかなり強く生命に影響を与えてしまい、植物界でもその不調和は深刻な問題になっております。人間同士の調和だけではなく、植物界との調和も考えるようにしておいてください。
では楽にしてもらいます。では次トートにいきます。
トート、人間の進化の流れにおいて、ここまで進んできたがまだ人間として未熟な意識がとても多く、完成にはまだ近づいていない。人間の本来の姿を取り戻すために、知性を磨き、徳を身につけ本来の人間に早く近づいてほしい。人間の進化を遅らせているのは一人ひとりの心の中にある、だらけた心、他人を妨害する心、これが進化を遅らせている。進化を遅らせることなく本来の正常な進化を進めていってほしい。
では楽にしてもらって、次はタロットマスターいきます。
タロットのマスター、皆さん方がタロットとして使っている手法は、今の皆さん方の意識に合わせたやり方として十分に認識されて良いでしょう。しかし一人ひとり能力がかなり異なるために、自分に見合った使い方、自分に見合った引き出し方をぜひ見つけていってください。皆同じように扱うのではなく自分なりのタロットからの情報の引き出し方、それを自分なりに身につければ、正しいタロットマスターがしっかりと良い情報を与えてくれるでしょう。
植物の世界からお話をいたします。人間と植物はとても強いつながりがあり、決して別々に存在するものではありません。この植物と人間はお互いに生命でつながっており、お互いを生かし合う役割があります。植物は人間のために酸素をつくり出し、さらに人間の生命を癒したり、生命が長く続くように仕組みをつくっております。
人間も体の中に植物の仕組みが入っており、人間の中の植物的な意識が植物の世界とつながりをつくり、人間の言葉や行動が植物の世界にも影響を与えるように仕組まれております。それ故人間と植物はとてもつながりの深い関係があり、決して別々に生存できるものではありません。
都会に生きていると、だんだん植物が少なくなっていき、そのうち植物をまったく感じない生活も行なわれていくでしょう。しかし人間が植物を感じなくなればなるほど植物の世界では人間を強く感じ、人間にさまざまな植物の世界からのエネルギーを送り届けているのです。いわゆる風を通しさまざまな波動を使って植物の世界と人間の世界のつながりをつくり、植物の世界から必要なエネルギーを人間に送り届けているのです。
したがってたとえ植物を目にしなかったとしても、実際にはさまざまな植物の影響を受けていること、それを理解するようにしていってください。
Aさん、あなたに必要とされる植物は主に山の部分の下の部分に一番群がっている植物たちになります。この山の下の部分というのは強い土地のエネルギーをもっており、この強い土地のエネルギーが植物を通して人間に合うように変換され、それが人間の細胞一つひとつに強い生命力を与えていきます。山のふもとに群がっている植物たちとぜひ仲良く暮らせるようにしてみてください。
Bさん、あなたに適している植物はゆりの花やばらの花、そういう花びらがあなたに合っており、花びらから出てくるエッセンスや香り、そういったものがあなたの神経系統を癒したり、あなたに甘美な感性を与え、それによって心の喜びを感ずることができます。そういう花びらと強いつながりをつくり、人生をもっと喜びのあるものへともっていってください。
Cさん、あなたとつながりのある植物は主に川辺や川の付近のところにはえている植物たちであり、これらの植物たちは土と水のエネルギーをうまく調和させ、それを自然界全体に広げる役割をもっております。あなたがそれらの植物と仲良くすることにより、水と土の合わさったとても良いエネルギーを手にすることができ、それが細胞を潤し、また緊張をほぐし、自分の毎日の疲れで固まった細胞をやわらかくする効果があります。毎日の緊張した生き方の中で、水や土のいっぱい入った植物と友達になって、体を休めやわらかくするようにしてみてください。
Dさん、あなたに合う植物は、山の高いところにある植物や高い木、あるいは年月の経った古い木などがあなたに良いエネルギーを与えてくれます。これらの木や高山の植物はかなり長い間厳しい環境でもしっかりと自分の命を永らえてきたために、強い生命力があり、その中にはまたさまざまな智慧や自分が身につけてきた素晴らしい能力が備わっているために、あなたを目覚めさせてくれたり、あなたの中に生命や新しい智慧を目覚めさせてくれたりする力をもっております。自分自身の生命をさらに活性化させ、高い智慧を手にするために、これらの高山の植物や木々と仲良くするようにしてみてください。
それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/8/2 新月瞑想会:「全体との一体感で喜びを感じていた意識」
月のカウンセルとしてお話をいたします。今日の新月のワークにおいて、日本の人々はこれまで皆で何かを達成するという情熱を身につけており、連帯意識や一体感を喜びとして楽しんでおりました。しかしだんだん個人を優先する流れに入っていくと、団体や集合ではなく個人の情熱が重要視されてきております。
しかし日本の人々はまだ個人の情熱のつくり方、個人の喜びの達成感をどう身につけるかが理解されておらず、ただ欲望のままに進んでいったり、方向性を見失ったままの状態になっている人がとても多く見受けられております。そのために個としての情熱の持ち方、個人としての熱意のある生き方を身につけさせるためのワークが行なわれておりました。
Aさん、あなたのワークにおいて、あなた自身の魂の喜びをどのようにしてあなたの意識にもっていかせるか、そのために魂自身がもっている永遠なる命をあなた自身が感じとれるようにする、この永遠の命をただ感ずることだけで、一瞬一瞬の生きている喜びが感じられてくる、そこに意識が向くようなワークも行なわれていきました。
Bさん、あなたの情熱の持ち方において、あなたの魂の本質的なレベルにおいてただ美しくある、行動や表現の仕方、いろんな面において美しくあるという魂が存在しております。あなたはそこにつながっていないために、せっかく魂がもっている美しくあるという部分が眠った状態になっております。この魂がもっている美しくあるというところにつながっていくようなワークが行なわれておりました。
Cさん、あなたの情熱を発揮させるために、魂のレベルで身につけている、いろんなところに意識を向け、総合的な観点で喜びを感ずる、一つひとつの違いや個性やいろんなものを見ていきながら、全体的な喜びを感じとっていく、この能力を魂が身につけております。今は一つひとつの違いやいろんなところにただ意識が向いてしまい、全体を喜ぶというところがまだ眠った状態になっております。一つひとつの違いを感じとりながら全体の喜びを感じていく、そこに目覚めさせていくワークが行なわれていきました。
Dさん、あなたのワークにおいて、あなたの本来の魂の情熱は、上に上に上がると同時に自分が身につけてきたさまざまなエネルギーを感じとって、さらなる喜びが自分の中で動き出していく、何かを手にしたり、何かを獲得することによって自分の新しい喜びが身についていき、さらに大きな観点でいろんな人々やいろんな世界を見ることができる、これがあなたの魂のレベルで身についております。今はこれが喜びがまだ人間的な喜びになってしまい、魂の喜びがうまくつながっていない状態になっておりました。この魂の喜びを感じとれるようにワークが行なわれていきました。
Eさん、あなたのワークにおいて、あなた自身が魂でもっている情熱というのは、一人ひとりの輝きを美しさとして感じとっていき、さらにいろんな美しさを総合的に見た時に新しい美しさを発見していく、すでにある一人ひとりの美しさからそれを組み合わせることにより、新しい美しさが発見できる、これが魂の身につけている喜びの方向にあります。これがまだ全体としての美しさとして魂が発揮できない状態になっており、そこにうまく自分の意識と魂がつながり、いろんな人の組み合わせがさらなる美しさを表現でき、それが喜びと感じられるようなワークが行なわれていきました。
日本人はこれから集合ではなく、個人としての喜びを見出し、表現する時代の流れに入っていきます。まず皆さん方からそれを理解して個人としての生きる情熱をしっかりと発揮できるようにしていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
2016年7月
・2016/7/26 エネルギー練習会:「ダイヤモンドは意識の修正に使う」
まず水晶のエネルギーを身体全体で感じてください。
クリスタルの集合体してお話をします。クリスタルは鉱物の中でも規則性をもった特質をもっており、人間の進化のサイクル、宇宙のサイクル、そういうサイクルのパターンや切り替え、いろんなサイクルに関連する現象に大きな力をもっております。人間の進化のサイクル、一人ひとりの魂のサイクル、そういったところにつながりがあり、そのサイクルごとにおけるカルマの浄化、カルマの修復、パターン、いろんなものにエネルギーを使うことができます。したがって皆さん方がうまくクリスタルを使いこなせば、そのサイクル内におけるカルマの浄化、新しい進化サイクルへの変更、いろんなところでクリスタルを使うことができるでしょう。
ダイヤモンドのエネルギーを呼んできます。
ダイヤモンド、人間の意識とはほとんどつながることはありません。このダイヤモンドの意識の周波数は、ある意味では人間の周波数よりも高い周波数をもっております。私たちから見た時、いわゆるマスター、如来やマスターというレベルでやっと意識的なつながりを感ずることができます。今の皆さん方の人間の意識ではダイヤモンドそのものと直接的なつながりをつくるのは難しいでしょう。ダイヤモンドを単なる貴金属、宝石として見ており、自らの意識の波動を修正する、汚れた意識を浄化する、そういう意識でダイヤモンドを使う人はいないでしょう。しかし如来やマスターたちは自らの意識を正す時、ダイヤモンドに意識を合わせ、それによって自分の意識を調整しております。皆さん方も自分の意識をダイヤモンドに合わせ修正するというやり方を身につけてみてください。
風の精霊を呼びます。
風の精霊、日本における風の精霊にはさまざまな形態があり、そよ風のような優しい風から台風のような力強い風まで、さまざまな風が日本で活動を行なっております。皆さん方の人間世界の近くにおいては、いわゆるビル風と呼ばれている建物の間で吹き荒れている風があります。このような人工的なものによって形が変わった風、こういったものを統括している風の精霊がおります。この人間の人工物によって変えられてしまった風は、そのさまざまな波動を人間に戻していきます。人間にさわやかな風として戻せる場合があれば、悪影響を与える風として戻す場合があります。いわゆる汚れた風、病原菌やウィルスを含んだ風、そのような風となって人間に戻す場合があります。人工的なものによってつくり変えられた風、これらの風も生きており、大いなる風の精霊からの指示によって動きをとっております。一つひとつの風を感じながら大きな心で風と遊ぶ感じで接していくと、この人工的な風は自然な風へと意識を戻すことができます。人工的な風に出会った時、良い波動をもって自然の風に戻るように意識を向けてみてください。
水の精霊を呼びます。
水の精霊、日本においては水の精霊がとても弱くなっております。かつて水に備わっていた強い生命力が人間の手によって穢れ、汚され、生命力が弱くなっているのです。水の精霊が弱くなると水の浄化作用が弱くなり、結果的に自然界そのものが弱くなってしまいます。人間がさまざまな水を使い、それを汚して川に流す、海に流す、その行為を少しでも改めていき、なるべくきれいな水を多く確保する、水を浄化させきれいな水を多く使うようにする、そういう意識で水自身の生命力が回復するように活動してみてください。
水晶の集合体としてお話をします。今の皆さん方の意識レベルは、自分という個別意識から私たち、あるいはすべて、全部という全体と自分が一つであるという意識へと進化する段階にきております。皆さん方一人ひとりも個としての自分を感じながら、全体としての自分を意識している、そういうレベルに入っており、自分一人で単独で行動しているのではなく、全体の中の自分、全体としての自分、それを明確に意識できるようにしてください。
クリスタルを使った癒しや浄化において、ただ自分がクリスタルのエネルギーで浄化されるという意識だけでなく、自分たち全員の意識がクリスタルの集合のエネルギーで浄化されていく、人間界と鉱物界でお互いに強いつながりをつくり、浄化し合う、活性化し合う、そういう意識を身につけると、いつでもどこでもクリスタルの力を使うことができるようになり、自分たち自身もいつでも浄化を受けることができます。常に自分たち自身がクリスタルにもつながっている、そういう意識をもっていつでもどこでもクリスタルの浄化を受けられるように意識をもっていってください。
Aさん、あなたの意識にクリスタルのパターンのようなものがつくられております。このクリスタルのパターンは、癒しが必要だという意識を身につけた時、クリスタルから必要なエネルギーが流され、相手に流れていく、こういうエネルギーの流れができるようにパターンがつくられております。これはあなたが意識しなくても自動的にパターンが動き出し、エネルギーが流されていきます。したがって場をつくる時クリスタルも一緒に呼ぶ、クリスタルのエネルギーがあるのを信ずる、そうすることにより常にクリスタルからのエネルギーが流されていくでしょう。
Bさん、あなたの身体の中にあるクリスタルの一つひとつがあなたの肉体を活性化させ、目覚めさせております。いくつかは封印のためにつくられたクリスタルがありますが、この封印の働きが少しずつ終わりになってきており、新しい時代、新しい光の世界に変わっていくと、この封印のクリスタルが活性化のクリスタルに変わっていき、肉体がさらに活性化した肉体へと変わっていきます。このクリスタルの目覚め、活性化を身体で感じてうまくクリスタルのエネルギーを使えるようにしていってください。
Cさん、あなたの周りにクリスタルのいくつかのパターンがセットされており、いわゆるオーラの中にクリスタルのパターンが存在しております。これは光の仲間たちがつくったクリスタルのパターンであり、光を呼ぶ時このクリスタルのパターンで光が集められ、あなたの体の中に入るように仕組まれております。天からの光を降ろす時、身体にあるクリスタルパターンに光が降りてくる、それを感じとっていくと、より正しく天の光を使えるようになっていくでしょう。
Dさん、あなたの身体の中に長いクリスタルがセットされており、それによってあなたのサイクルが調整されております。いわゆる目覚める時期がきた時に目覚める、自分自身のサイクルに従って必要なものが目覚めていく、その調整のためのクリスタルが身体の中にあります。今年はこのクリスタルの指示によって少しずつ微細な身体の振動が始まっていき、あと数年するとこれが自分の意識と一つになり、いわゆる見えないものが見えるようになったり、新しい波動を感ずることができるようになっていくでしょう。自分のクリスタルを感じながらも高い周波数で身体が活性化するのを感じていく、そういうトレーニングを進めていってください。
Eさん、あなたの身体の中のクリスタルは、高いレベルのクリスタルのパターンがあちこちにセットされており、いろんな次元世界にうまくつながるように仕組みがつくられております。したがってこのクリスタルをうまく使いこなすと、さまざまな次元につながるような仕組みが動き出していき、それによって自分の意識が別の次元世界につながる、別の次元世界からのエネルギーを引っ張ってくる、そういったことができるようになります。自分自身の身体の中に意識を向け、何らかのパターンを感じていく、そういう練習をしてさまざまな次元世界とのつながりを意識的にできるようにもっていってください。
それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/7/16 愛の談話会:「本来の女性性・男性性を熟考すること」
愛のカウンセルとしてお話をいたします。男性と女性のお互いの関係は一人ひとり個別の目的や役割、個性があるために一般論として話すことがとても難しい話題になります。これからは一般論として話していきますので、すべてが自分に合うとか無理矢理合わせようという気持ちはもたずにただの一般的な話として聞いておいてください。
本来の聖なる統合に向け、今皆さん方は第三密度という意識レベルでの男女間の学びを体験しております。今肉体をもっている男性女性の中でまだ独身の場合、一般に独身の人の場合の特徴として、聖なる統合に向けてまず自分とは何なのか、女性は本来の女性とは何なのか、男性は本来の男性とは何なのか、そこに意識を向ける働きが強くなっております。
したがって異性を求めるという強い衝動と同時に、そもそも自分は何なのか、女性として自分は何なのか、男性として自分は何なのか、そこにも意識が向くような働きが行なわれております。いわゆるパートナーを見つめるというよりは、そもそも自分は何なのか、そこの波動が強くなるとパートナーを求めるというよりはそもそも自分自身を何とかしたい、そこに意識が向いてしまい、パートナーよりも自分の人生を満足できるものにもっていく、自分が満足できるものを手にしたい、そういう意識が強い働きを与えてきます。
独身の人でパートナー、異性にあまり関心をもたず、女性とは何なのか、あるいは自分はただ人生をどう生きるか、そこに意識を向けている女性の場合は、無理して男性に意識を向ける必要はないかもしれません。一人ひとりの役割が異なるために一般論としていうのはとても難しいですが、女性でありながらあまり異性に関心がなく、自分のできることをただ追求していく、これはある意味では女性とか異性とかいうお互いの関係に自分を見出すのではなく、人間としての自分に自分の価値を見出そうとしている意識になります。
いわゆる第三密度としての中期の段階においては異性がいること、パートナーがいることが一人前という一つの概念が植えつけられてしまい、パートナーがいないということに対して何か不完全を感じておりました。今はそういう意識がなくなっているためにパートナーがいなくても別に不完全という意識をもつことなく、人間として完全なものに向おうという意識の方が強くなってきます。
したがってそういう人はあえて異性を求めるというよりは、人間として自分は何ができるか、女性として自分は何ができるか、それを考えていくことは間違ってはおりません。そして人間として女性としての自分を見つけ、その波動を表に出していく中において、いつの間にかそのエネルギーに引き寄せられたようにしてパートナーが現れてくる、あえて自分が探さなくても自分のもっている女性性のエネルギーにうまく男性のエネルギーが噛み合ってきてお互いにめぐり会うことができる、こういうシナリオをもっている人がかなり揃っております。全員がそうとは限りませんが、こういうタイプの人はとにかく自分は人生で何ができるか、女性として何ができるか、そこを徹底的に追求し、その波動をうまく出すことができると自然と自分とうまく合うパートナーが現れる可能性があります。
また男性の場合はやはり自分は一人で何でもできる、自分は一人でできることを追求する、あるいは何らかの目標があり、そこをどんどん自分で成し遂げようとする、こういう意識の方が強く働き、あえて女性と一緒にめぐり合わなくても大丈夫、自分はやりたいことを成し遂げるだけで十分に喜びが得られる、そういう男性の場合もいるでしょう。やはり同じように自分は人間として何を達成するか、男性として何を達成するか、そこに意識を向け十分に自分ができることをやっていく、そして本来の自分の個性や光、波動が十分に発揮されていくと、うまくそれに合わせるようにして自分に合う女性が近づいてくる場合があります。これは魂の契約のレベルなので全員がそうと言い切れませんが、そういう契約をしている人は自分が何らかの波動を表に出していく、あるいは何かを完成させる、成し遂げるということによってパートナーとのつながりがうまくいく場合が設定されております。
したがって独身の人でまだあえて異性を求めていないとか、そういう気持ちにならないという人は自分が何らかのエネルギーをつくり上げ完成させる、何かを成し遂げる、そういうことによって契約しているパートナーを引き寄せてくる、そういう流れがあるということも理解しておいてください。
すでにパートナーがいる人の中において、これを聖なる結婚のレベル、聖なる契約のレベルにどう引き上げていくか、そういう観点で見た時、いわゆる男性も女性もそれぞれ男性性、女性性の本来の波動をしっかりと出していく必要があります。男性性と女性性はまったく異なる波動であるために、本来の男性性と本来の女性性はそのままではうまく合わない波動になっております。それをうまくまとめていくためには、自分と異なる波動をどこまで許すことができるか、自分と相反する波動をどこまで許し受け入れることができるか、ここが大きな鍵になっていきます。
まだ聖なる結婚に達していない人の場合は、いわゆる人間的な意識で男女間をまとめよう、一つにしようとする働きが行なわれていきます。人間的な意識で異なるものを一つにするというのはとても難しいでしょう。相反するエネルギーを無理矢理人間の意識で一つにしようとする時、どうしてもそこには無理が生じてしまいます。いわゆるどちらかが我慢する、どちらかが支配する、相手に合わせる、黙っている、いろんな状況が起こされてしまい、そういう意識によって聖なるつながりがかなり難しくなってしまうのです。
多くの人の結婚という形態を見ても、本当に現象面においても心の面においても、魂の面においても、うまくエネルギーが交流しているというケースは極めて珍しい状態になります。表面的にうまくいっても心や魂のレベルではまったく反発している、逆に表面的にはまったくうまくいかなくても、魂のレベルでうまくいっている場合があります。これは人間の意識ではなかなか理解できないところですが、魂でのつながりと心のつながり、肉体的なつながりはまったく別問題になっていきます。
女性性の特性として会話を楽しむ、お互いのやり取りを楽しむ、こういったのは女性性の特性としてありますが、一般に男性性の特性は自分の考えでどんどん進めていく、自分のやりたいようにして完成させる、こういう男性性の特徴であるために、女性性のコミュニケーションを楽しむという発想は男性性の中には入っておりません。したがってコミュニケーションを楽しんで家庭を仲良くしようとするのは女性性の発想であり、男性性の発想からはなかなか出てこない状態になります。ただここで言っているのはあくまでも女性性、男性性というエネルギーの話であり、肉体的な女性、肉体的な男性とは別問題であることを理解しておいてください。
男性であったとしても女性性のエネルギーを必ずわずかながらでももっている場合が普通になっております。今の日本人の男性で見た時、ある程度年齢的に上の人は男性の場合の男性性のエネルギーは八割から九割くらいになっているでしょう。したがって女性性のエネルギーは一割から二割という状態になっております。しかし最近の若い男性の場合は男性性のエネルギーが六割から七割くらいという割合になっており、女性性のエネルギーが四割から三割くらいという状態になっているでしょう。
したがって女性性のエネルギーが少しずつ若い人には多くなってきているために、そういった意味でコミュニケーションを楽しむとか、いろんなものを総合的に楽しむ、お互いのつながりをよく理解していく、そういう意識が多くなってきております。女性性の場合も同じようにやはりある程度年配的な女性になってくると、女性性のエネルギーが八割とか七割八割九割くらいの状態になっているでしょう。
したがってどのような年配の女性でも男性性のエネルギーはやはり一割二割三割という程度はもっている場合があります。そのために全体的な和をしっかりと保ちながらも、やはり成長すること、このままではいけないと気づいてもっと良いことを考える、あるいはできることには集中して何かを成し遂げようとする、そういう男性性のエネルギーをうまく使う女性も存在しております。
また女性の中でも若い女性の場合に、男性性のエネルギーをうまく発揮できる人も増えてきており、いわゆる女性性のエネルギーが六割七割程度の割合で男性性も四割三割くらいを使いこなしている、こういう人は女性でありながらも、社会に出ていってどんどん一人で何かを成し遂げてくる、いちいち周りとの調和を考えるよりも、何かの目標に向って成し遂げていく、先へ先へと進んでいく、こういう社会的地位がかなり上に上に上がっていこうとする女性は男性性のエネルギーをかなり使っていることになります。
したがって肉体的な男性、女性という見方と、エネルギーとしての男性性、女性性ではかなり変わってきているために、その辺の内容をよく理解してみる必要があります。今パートナーのいる人で自分は女性性男性性の割合がどの程度で相手はその割合がどの程度なのか、それを感じとれるようにしていき、ある程度相手のエネルギーを感じながら自分とうまくいくような状態をつくり出していく、いわゆる会話を楽しもうとするのであれば相手の女性性が何パーセントくらいで自分は何パーセントくらい、そこでうまく成り立つような状態をうまく見つけるような工夫をしていく、時々お互いの男性性のエネルギーでも同じ目標や同じ方向性、同じ論理性の時にうまく話題が噛み合い、先に進む場合があります。
そうやってお互いの男性性と女性性を理解し感じとり合いながらお互いがうまく噛み合うような内容、噛み合うようなものを見つけていく、こうやって自分たちのエネルギーに応じて良い関係を見つけていく、そういう工夫が必要となるでしょう。
一般に男性は外で活動し外で作業をして、そこで自分のもっている力を完全に使いながら、帰ってきた時にはほとんどエネルギーが不足しているという状態になっております。自分の力でそれを取り戻すというのができない状態になっているために、つい何か他のところからエネルギーを補給する、他のところからエネルギーを取ってしまうという身体の構造になってしまうために、家庭に戻ってきた時にはほとんど何もできないという状態になっております。
これはある意味では日本人としての男性のエネルギーにつくられた一つの欠陥であり、やはり明治以降に洗脳されてしまってつくられた身体の構造といえるでしょう。いわゆる日本人としての男性性のカルマという見方をすることもできます。当然これは解消する必要があるために、男性であったとしても仕事以外にも興味をもち、仕事以外にいろんな意識を向けて楽しんでいく、こういう意識が要求されてきます。
しかしこれはとても根強い強いカルマであるために、すぐに取り戻したり、すぐに修正できるレベルではありません。軍国主義から第二次大戦が終わるまでの長い間に男性の中の魂レベルにまで染みこんできた強い無気力にさせる波動であるために、全体でそれを認め合いながらゆっくりゆっくりと封印された力を取り戻していく、そういう意識が必要となるでしょう。
したがって今起こったところですぐに元気になるとか、すぐに頑張るというレベルではないために、女性の方も長い気持ちをもって少しずつ少しずつ封印を解いていく、それくらいの寛容さも要求されてくるでしょう。また、男女間のこのエネルギーはとても繊細であり、うまくいけばとても良いエネルギーをつくり出しますが、少しずれるとすぐに破壊的なエネルギーになってしまう、とても繊細で難しい状態になっております。男女間のエネルギーがうまく噛み合って良い状態になるためには、本当にわずかな良い条件の時だけに発揮されるものであり、少しでもずれてしまうと途端にどんどん歪みが現れてしまい、そして放っておくと破壊につながってしまいます。
いわゆるうまくいっている時というのはとても難しく、いわゆるうまくいっている時は男性はそのままの意識で継続させようとしますが、女性は少しずれていても、それを調整する力を身につけております。したがって少しずつずれていったとしても女性は合わせることができますが、男性は合わせることができないために、少しずれてしまい男性の方で大きく波動がずれてしまうともう破壊の意識の方向に進んでしまいます。お互いの調整の取り方はそれぞれ抱えている性格的なものや気質、カルマ、いろんなものが影響するために、必ずしも簡単に答えられるものではありません。
ただ工夫することが必要ですが、男性も女性も決して相手を非難すること、相手を下に見ること、相手に苦言を呈することだけは絶対にしないようにしてください。たとえ真実であったとしても相手を非難したり、相手を責めると必ず破壊だけではなく、自分に戻ってきます。破壊させたというカルマをどうしても抱えてしまうために、必ずまた破壊の現象が起こされてしまいます。
どのような状態にあっても決して悪口を言ったり、相手を責めたり非難したりするだけではなく、言葉遣い、いわゆるわざと皮肉を言ったり、辛らつな言葉を言ったり、何気なくからかうような表現をしたりする、これらはすべて良くないカルマをつくり出し、結果的に良くない現象をつくり出していきます。
どれだけうまくいかなかったとしても、どれだけ相手がダメなように見えたとしても、決して口に出さず心にも思わないようにすること、これが一番大事な条件になります。そこに注意しておけば日本人としてつくられた男女間の否定的なエネルギーを少しずつ少しずつ浄化することができ、それによって聖なるつながりへとうまくもっていくことが可能になるでしょう。
Aさん、あなたの今の状況から聖なる統合に向けての学びにおいて、あなたの魂が本当に聖なる統合のレベルにまで達した時、あなたの男性性に合う女性性とうまくつながった時、ある一つのエネルギーが二人の間でつくられていきます。その二人の間でつくられるエネルギーはいわゆる高い次元のところから新しいものを引き出してくる、つまりあなたと相手との間で聖なる統合が行なわれた時に、そのエネルギーや光によって高い次元からある光が降ろされていき、この光は自分自身の中の一番低い波動に働きかけ、一番低いものが良い波動へと変換されていく、自分の中の一番低い波動、お互いのもっている一番低い波動が変換されて良い波動に変化する、こういったことが行なわれていきます。したがって聖なる統合で本当に一つになった時に、一番低い波動が常に良い波動に変わっていく、聖なるつながりをつくるたびに常に低い波動が変わっていく、こうやってお互いの波動、意識レベルが上へ上へと上がることになります。したがってそこに向け今は自分と異なる人がいたとしても、とにかく一つになっていることをイメージしておく、相手の良いところだけを感じて、自分の良いところと相手の良いところがうまくつながった感じを心で感じてみる、そうやって聖なる統合に向って進んでいってください。
Bさん、あなたが聖なる統合を成し遂げた時、あなたとパートナーとの間でつくられる聖なる波動は、神聖さの波動の四番目の光線に相当し、これは天界がもっている新しい調和をつくり出す波動を呼び起こしていきます。すでにある調和をさらなる神の調和に導く波動であり、これがお互いの神聖なるつながりの中から動き出していくのです。したがって本当の自分の聖なるパートナーとのつながりは新しい調和の波動を天から引き降ろしてくる、こういう現象を動かしていくのです。そこに向っていくためにはまず今のレベルから常に調和というものを考え、どんな人でも調和をつくり出していく、どんな人でもどんな状況でも調和というものを感じていき、この調和を引き上げるために何が必要か、調和を一段階引き上げるということはどういうことか、常にそこに意識を向けてみてください。
Cさん、あなたの聖なる結び、つながりが行なわれた時、あなたの聖なる波動の現象は本当に相手と聖なる波動でつながった時に、一つのベールが開かれ、そのベールから神聖なる波動が降りてきて、それは聖なる波動の中でもまた高い波動のものですが、お互いの意識の中の古い意識、もう必要のない意識に働きかけ、その部分を本当に大切な意識、目覚めの意識へと変換させる光が流されてきます。つまり聖なるつながり、聖なる結びにおいて、役に立たない、あるいは眠っている意識のところに聖なる光がながれ、聖なる意識へと目覚めさせていく、こういう働きが行なわれていくのです。それによってあたかも何か神聖さに目覚めた、これまで世俗と思っていた意識が高い波動に変わった、そういう感覚に入っていきます。それを手にするためにまず今のレベルにおいて、常に聖なる波動とは何なのか、聖なる意識とは何なのか、また自分が聖なる意識の中に入っていく、そういう感覚を常に感じていき、そういう感覚でいろんな人とつながっている、自分と異なる人、いろんな人と聖なる波動でつながっていく、そういう感覚を日常意識するようにしてみてください。
Dさん、あなたのパートナーとの間において聖なるつながりが完成された時、その二人の聖なるつながりによって天界から新しい目覚めの光が降りてきて、お互いが新しい段階へと意識が上がり、目覚めを体験していきます。その時の目覚めというのはある意味では宇宙意識のレベルに意識が入っていって、宇宙の中における自分たち、宇宙とつながった自分たちを感ずることができ、地球ではなく宇宙で生きているという実感が沸き起こってきます。それを自分のものにするためには、日常から相手は宇宙の存在、自分も宇宙の存在、ただこの地球というところで体験のためにこういう生活をしている、お互いはすでに宇宙の存在であり、すべてを分かった上でわざと第三密度の学びを体験している、そういう意識をもち、普段から宇宙意識に向けていると、この宇宙の目覚めを体験しやすくなっていくでしょう。
Eさん、あなたが聖なる結びつきを体験した時、あなたのもっている聖なる波動と相手の聖なる波動がうまく一つになり、聖なるつながりの状態ができると、あなたの魂から流れてくる聖なるしずくが二人をしっかりとつなぎとめていき、新しい魂の段階へとシフトを起こしていきます。この新しい魂の段階のシフトというのは、魂の波動を高い波動に引き上げていき、お互いに今よりも一段階高い波動へと上がっていきます。魂の波動が一段階上がることによりすべてが高い波動のレベルで見られるようになっていき、今までがいかに世俗で幻想的だったのか、今までがいかに物質的な世界で過ごしていたか、それがはっきりと分かっていき、一段階高い波動のレベルですべてを確実に見ることが可能になっていきます。この聖なる波動を手にするためには、今の時点においてすでに自分はすべてを世俗のつくられた世界の中であえて体験している、本来の自分自身はもっと聖なる自分で、物質世界をただ体験している、そういう意識にもっておくとこの聖なる波動を体験しやすくなっていくでしょう。
Fさん、あなたが聖なるつながり、聖なる結びつきを成し遂げた時、あなたのハートのところに天界からの大いなる祝福が入ってきて、自分自身の存在そのものが新しい祝福のエネルギーに満たされていきます。この新しい祝福のエネルギーによってこれまでとは違う意識レベルが動き出していき、自分は天の存在、天のつながり、そういったことがはっきりと思い出され動き出してきて、すべての人を天界の目で見ることができるようになっていきます。これを手にするためにはまず今からすでに天の存在をしっかりと意識し、天とつながっている、天界からの光をもらっている、天界のメンバーとして動いている、こういう意識を常に発揮させていき、すべてを天界の観点で考え、相手を許し慈悲をもって接していく、こういう心をしっかりと身につけていってください。
Gさん、あなたの聖なるつながりにおいて動き出すあなたの波動は、あなたの聖なるつながりは天界からさまざまな光を降ろしてきながら、その中で特に相手を生かし自分を生かすという素晴らしい特性の光がしっかりと自分の中で動き出してきます。あなたの特性の中で相手を生かし自分を生かすという聖なる波動はわざと封印されていた状態になっているために、聖なるつながりによってこれが一気に動き出し、相手を生かし自分を生かすという光が確実に自分のハートから動き出していきます。この聖なる統合の光を目覚めさせるために、今のうちから相手を生かし自分を生かす、そこをしっかり意識する必要があるでしょう。確かに聖なるつながりができるまで封印された状態になっていますが、あえてそれを今から挑戦し、日常的に相手を生かし自分を生かす、これを意識し、その心が動くようにしておくことです。そうするとそれに向けたエネルギーが動き出し、パートナーとの間でそういうエネルギーが動き出してくる、そうやってうまく相手とつながっていき、お互いのエネルギーが動き出していく、そういった現実を引き寄せることが可能になっていくでしょう。
Hさん、あなたの聖なる統合が完成された時、お互いの間に一つのシンボルが現れてきて、二人をシンボルでつなげながら周りに広がっていく、二人でできたシンボルが周りに広がり影響を与えていく、そのような感じで聖なる波動が動き出していきます。この二人でつくられるシンボルというのは、天界で動かされている一つの大きな光が二人から流れるようにして広がっていき、それによって何らかの目覚め、気づき、理解ができるようになっていく、つまりそこにいる人々に対して目覚めるべきもの、知るべきもの、理解すべきものを天から流してきて、それが二人から周りに広がっていく、そうすることによって今気づくべきもの、目覚めるべきものが自然と周りに広がっていくように働きかけていまきす。これを早く現象化させるためには、自分の心を常にパートナーとの間につながりをつくるようにしておく、エネルギー的なつながり、光のつながりを常に意識しておき、お互いが光でつながっている、これを常に意識して自分が常に光のつながりを感じていられるようにしていってください。
Iさん、あなたが聖なるつながりを達成した時、お互いのエネルギー的な光が高いレベルで周りに影響を与えていきます。二人がつくり出す聖なる光は、高次元から訪れてくる聖なる光の中で、いわゆる新しい気づき、新しい目覚め、これまでの人間には備わっていなかった新しい目覚めを行なわせる波動が動き出していき、いわゆる神聖なるもの、もっと聖なる意識へと向うべきもの、世俗ではなく聖なるものに少しでも近づく意識、そういったものが動き出していきます。したがってお互いの間でつくられた聖なる波動によって周りの人が何か神聖なるものを感ずる、もっと聖なるものへと導かれていく、そういう光が動き出していき、お互いに神聖さへ神聖さへと向っていくことになります。これを目覚めさせるためにはまず日常的に神聖さとは何なのか、世俗を神聖に変えるためにはどうするのか、神聖さとして大事なものは何なのか、常にそこに意識を向けておき聖なる波動をいつでも引き寄せることができるようにしていってください。
Jさん、あなたが聖なる統合、つながりを体験した時、あなたと相手との間で一つのシンボルが現れてきて、それが二人を包み込んでいきます。このシンボルは新しい時代に向けてのシンボルであり、お互いのつながりが第四密度の世界につながるための一つの聖なる波動をつくり出していきます。つまり二人の間でつくられる一つの聖なる波動は第四密度で要求されている男女間の聖なる波動であり、それは今の第三密度のレベルには存在しない第四密度の聖なる波動を意味することになります。それによってお互いのつながりが宇宙レベルで見た聖なるつながり、高い次元で見た聖なるつながりになっていき、心から相手を尊敬し敬うことができる、心から相手と一体感を感じていく、心から自分はすべてであり、相手と自分でまたすべてであり、自分も相手と同じである、そういう感覚が心から沸き起こってくる聖なる波動になります。あなたがそれを体験するためには今の日常的な意識レベルから常に自分はすべてを与えられ恵まれていること、自分は神から必要なものをすべて受け取っており感謝をしている、すべての現実がすべて必要なものが与えられており、すべてに感謝を感じ宇宙や神そのものに常に感謝を感じている、こういう意識レベルを常にもっておくと、そういう聖なるつながりへと自然と導かれていくでしょう。
Kさん、あなたの聖なるつながりは、新しい段階の聖なるつながりがつくられていき、いわゆる聖なる存在と聖なるつながりをもった二人の間の三角形の関係が完全に一体化し、聖なる統合の三角形がつくられていきます。それによってお互いの間でつくられた聖なるエネルギーと、聖なる存在との間のエネルギーがうまく動き出していき、二人から新しい聖なる波動が広がって放出されることになります。これは他の人の聖なるエネルギーを目覚めさせていく、他の人の聖なるつながりを現象化させたり、他の聖なるつながりをより強くさせるような働きが行なわれていきます。この聖なる三角形を現実化させるためには、常に日ごろから聖なる存在と自分がつながっていること、自分とパートナーとの間が聖なるエネルギーでつながっていること、それを日常的に意識し感じ、世俗の方に意識を向けるのではなく、聖なるところだけを意識しそれだけを感じとっていく、こういったことを日常的に自然な形でできるようにしておくと、聖なるトライアングルの関係がつくられることになるでしょう。
今日は聖なる統合に向けてのアドバイスをしていきました。皆さん方が日常的に意識を向け、日常的に聖なる波動を身につけておくと、聖なるパートナーを引き寄せ聖なる統合に向うことも可能になっていきます。したがって今のうちから聖なるつながりをしっかりと感じている、ぜひそういう心もつくり上げるようにしてみてください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/7/12 密教セミナー7:「密教徒としての生き方を身につける」
皆さん方の密教の学びにおいて、自分のいわゆる仏教的な意識レベルがどこまで高まり、どこまで仏教的な生き方が身についてきているか、それを常に意識化できる段階へと入ってきております。これまでは普通の学びとして、いわゆる普通の勉強の一つとして密教の学びを行なってきました。
もう今の皆さん方の意識になってくると、仏教的な生活、密教的な生き方、そういったことを常に意識しながら自分はどこまで密教徒らしい生き方を身につけてきたのか、自分はどこまで密教徒としてふさわしい言動をとれるようになってきたのか、こういったことを常に意識化すべき状態に入っております。
したがって何か日常生活において、困ったことや少し人間関係でわずらわしいことがあった時に、常に密教徒としてふさわしい対応が何なのか、密教徒としてあるべき行動はどういうことなのか、こういったことを常に意識化することが必要になってきます。これまでの皆さん方はいわゆるスピリチュアルな学びの流れにおいて、いわゆるイニシエートらしい行動の仕方、イニシエートとして光の仲間としてふさわしい生き方を身につけ、意識化し、普段の言動を気をつけるように行なってきました。
今皆さん方が学んでいる密教徒としての生き方はただの光の仲間としての生き方ではなく、もう少し厳格なものが要求されてきます。いわゆるイニシエート、光の仲間というレベルにおいては、自分自身を必ずしも特別な存在とか、他の人よりも優れているとかいう意識をもつことなく、多くの人と普通に接しながらも他の人に対して愛を込めて、慈悲を身につけ、常に他の人を人生が楽しいように、人生を明るく楽しく生きていくことができるように言葉をかけたり、協力し合ったりして良い人生の流れに入っていく、また意識レベルを上げていくために奉仕とは何なのか、光とは何なのか、そういったことを常に意識しながら自分自身を高めていく、こういったことがイニシエートとしての普通の生き方として身につけてきました。
しかし密教徒という一つの流れに入ると、ただのイニシエートとしての生き方だけではなく、もう少し厳格な心構えが要求されてきます。自分の出す言葉一つひとつに正しく耳を傾け、自分はどういう言葉を出し、どういう心で言葉を出し、そして相手がそれをどう受け取り、どう反応して自分に戻してきたか、この関係を常に理解し言葉のやり取りを通して自分は正しい言葉を使っているかどうか、また行動に対しても自分のとった行動によって相手はどういう反応をしたか、相手が不快感を感ずる、それは自分の責任であり相手の責任ではありません。
自分の行動で相手が不快感を感じた、自分のどういったところで相手が不快感を感じ、自分はどういった行動をとれば良かったのか、常にこうやって自分の行動を自分で考えていきながら、より良い行動を見つけていきます。自分がいろんな考えを行なっている、頭の中でいろいろ考えている、頭の中で考えていることは本人は気付かなくても必ず現象に現れてきます。自分がいわゆる好ましくないこと、自己中心的で自分が楽しくなることばかりを考えていたとすると、現象として自分が不愉快を感ずる現象が訪れてきます。
一見他の人に対して全然自分のことを考えてくれてない、自分のことしか考えていない、あの人はいつも自分のことばかり考えて私のことを何も考えていない、もしこういう現象が訪れたとすれば自分自身が頭の中で自分のことしか考えていないという思いによって現象化されたことになります。
現象を正しく見て自分は正しい思いを出しているかどうか、正しい言葉を出しているかどうか、正しい行動をとっているかどうか、常にここに意識を向け、自分の行動が周りの人にどういう影響を与えているか、こういった観点で自分の生活を正しく見ていくのが密教徒の意識レベルになります。したがってただのイニシエートとは異なり密教という世界で学んでいるものは、より言葉と行動と思いに対して強い責任や意識が必要であること、すべての現実は自分が出したエネルギーで現象化され、いっさい他の人の責任ではないこと、これが本当に分かるまで何度も何度も繰り返されてきます。
他人の言動に対して不快感を感ずる、不愉快に思う、怒りを出す、これは完全に自分自身のエネルギーによって現象化されたものであり、自分の中の心をただ見せているに過ぎません。自分で自分の心を抑える、これに気づくことなくただ周りを不愉快に思う、周りのせいにしているとさらなる強い現実が自分の前に現れることになります。
密教という世界で学びを進めていく限り、この法則から逃げることはできません。逃げても逃げても後から追いかけてくることになり、自分が正しくそこと向き合う必要があります。皆さん方が次に向う密教の意識レベルとしては、どのような現実が現れても感謝をもって受け入れる、仮に自分が不愉快に思ったり、怒りを感ずるような現実があったとしても、その現実そのものに感謝を感ずる、敬意を評する、こういう心が自然に沸き起こってきます。
自分の未熟な心をそのまま現実を通して現してくれている、自分の心がまだまだ密教徒らしくない状況を周りの人を使って自分に見せてくる、この仕組みに思わず笑ってしまったり、感謝を感じてしまう、これが皆さん方の次に目指す密教徒の意識レベルになります。そのためにも日ごろから自分の言動が周りの人にどういう影響を与え、自分の思いが自分の現実にどう影響を与えているか、常にここに意識を向けることが必要となります。
次のレベルの感謝を感ずる状態にもっていくためには、心からの謙虚さが必要であり、すべてをあるがまま受け入れる、どのような現実であろうとも、あるがままをただ受け入れる、この素直さや謙虚さ、これが一番大事な資質であり、本当は感謝していないのにとりあえず感謝しておく、これは謙虚な心とはいえません。本当に心から沸き起こってくる感謝、現実に対して、自分に否定的な言葉を出してくる人に対しても心からの感謝が浮かび上がってくる、これが要求されるために、形だけ感謝をしたり、表面的に感謝をするのではありません。
素直さや謙虚さ、これがその資質であり、常に素直に現実を受け入れる、素直に多くの人々の行動をそのまま受け入れていく、この謙虚で素直な心によって感謝の念が芽生えていき、どのような行動にも自然と感謝が沸き起こってきます。今の皆さん方の密教徒としての意識レベルから次のレベルの密教徒の意識レベルに上がっていくために、この感謝で素直な心をまず身につけ、そして現実そのものに感謝を感ずるように自分の言動をしっかりと見ていく、こういう学びによってさらなる密教の意識レベルを引き上げることを取り組んでいってください。
Aさん、あなたの密教としての学びにおいて、自分の心を見ようとする意識が少しずつ身についてきており、大きな心の動きが現れそうになってくると、自分で気づき何とか抑えようとする気持ちが自然と働いてきます。そういう意味において自分の心で自然と何とか本来の意識を保っておく、密教徒らしい意識にもっていかせようとする心が動いており、それについては順調な学びをしていると言えるでしょう。さらに自分の意識レベルを引き上げていくために、人それぞれの個性をもっとしっかり認めていく必要があるでしょう。まだ今は言葉で理解していても本当に一人ひとりの心そのものを正しく分析したり、見るところまでは至っておらず、いわゆる表面的にただ人それぞれ、表面的に一人ひとりの個性という認識の程度であり、一人ひとりがもっている本当の個性の素晴らしさ、本当に一人ひとりがもっている特性、そこまで目を向けて本当に喜びや感動を得るくらいの個性を感じていく、そういうレベルまで入っていき、その結果一人ひとりの個性をしっかりと認め、喜びをもつことができる、そういう意識へと向ってみてください。
Bさん、あなたの密教の学びにおいて、普段あまり密教という特別な意識はもっておりませんが、自分の中では少しでも自分のために、家族のために自分が成長しようとする心をもち続けております。密教としての意識レベルを引き上げていくためには、一人ひとりのつながりというところにもう少し意識を向けておき、一人ひとりのつながりがそれぞれまったく異なるつながり方をしていること、ある人がいたとしてもそこに近づいてくる人によってつながり方がすべて異なっており、自分とつながっている光と他の人とつながっている光がまったく異なるものであること、人といろいろ接したりする時、ついその人そのものを感じたり評価しがちですが、実際には自分とその人がつながっている光をその人を本人だと勘違いしてしまいます。その人は別の人とつながる時はまた別の光を出しているために、別の人から見た時には別の光でその人という風に判断していくでしょう。一人ひとりが接する人ごとに出している光が異なり、その光だけで相手を判断している、こういったことが分かってくると一人ひとりの個性とは何なのか、接する人によって個性が異なり、接する人によって光が異なっている、その人の本当のところは何なのか、そこまで追求していき、その人の本当のところを見つけようとする、表面的なところでその人という風に判断するのではなく、本質的なところまで見抜いていき、それをその人の本質としてとらえていく、そういう見方を身につけて本当の人間の深いレベルを感知できるように意識をもっていってください。
Cさん、あなたの密教の意識レベルを見ていくと、これまでは自分の人生の流れの中で自分の人生におけるいろんな現象を通して学びを進めてきました。自分の現実の中に怒るさまざまな出来事と、いわゆるスピリチュアルな学びの成果をうまく合わせていき、それによって自分が理解し成長していく、自分の現実を通して理解を深めていき、さらなる深い真理を身につけていく、こうやって学びを進めてきました。密教的な意識を身につけていくためには、ただの現実として理解するよりは、これからはそこに隠れている本質的なもの、いわゆる現実を現す根本的な力や人間関係においてその人を引き寄せる根本的な力、つまり自分にとって良くない現実であったとしても、自分にとって苦手な人であったとしても、そういう現象をつくり出す本質的な力があること、現実のせいやその人のせいにするのではなく、それらを引き寄せる本質的な力があり、それによって現象化されてくる、これをはっきりと見抜く必要があります。いわゆる現象は見えない本質的な力によってただ現されたものであり、現実だけ見ていてもそれはただの結果にしか過ぎません。現実をつくり出す本質的な力を見抜いていき、現象化される前に力を変えることによって現実を変えていく、現象化される本質的な力を直接変えることによって現実が変わっていく、こういったところに意識を向けそれをコントロールできるようにしていくのが密教の力になります。したがって現実を見ていく時、結果としての現実を探るのではなく、現実をもたらす本質的な力を探し出していく、そうすれば密教徒としての意識レベルを上げていくことが易しくなっていくでしょう。
Dさん、あなたの密教としての意識レベルを見ていくと、あなたの接する一人ひとりの心の奥にとても深い光がしっかりと存在しており、心の奥にある素晴らしい光によってあなたが呼ばれたり、あなたが活動したりいろんなところの動きがそれによって動かされております。あなたのいくところやあなたの接する人、一人ひとりの奥に隠れている素晴らしい光、これがあなたを引き寄せたり、あなたを呼んだり、あなたを動かしたりしているのです。したがっていろんな場やいろんな人と接する時に、目に見える場、人を見るのではなく、それぞれの心の奥にしっかりと存在している素晴らしい光を見抜いていき、その光から情報をもらう、その光から自分はどういう奉仕ができるか、自分はこの場で何をすべきなのか、自分はその人に何をすべきなのか、そういった情報をその奥にある光から直接受け取り、それによって行動していく、こういう意識を身につけこれが具現化できるようになっていくと、今の意識レベルをより高いレベルへと引き上げることができるようになるでしょう。
Eさん、あなたの密教としての意識レベルにおいて、現実がいろんな光やいろんな個性、いろんな思い、そういったものの集合として現実がつくられ、その現実の中で自分がうまく動かされている、こういう現実のあり方を理解し、自分もその中で良い空間をつくろうと意識をもっております。あなたの密教としての意識レベルを引き上げてくためには、この現実に隠されたさまざまな秘密やまだ人間には明らかにされていないもの、そういったものを探り出す練習が必要となります。いわゆる普通の人はお互いの人間関係の思いや心、カルマ、いろんなものによって現象化される、そういったことを普通に理解し始めており、いわゆるイニシエイトとしてはそういう現実を理解しております。しかしあなたはそこをさらに超越するためにいわゆるカルマや個人の言動のエネルギーや思いや心だけではなく、さらにその見えないレベルで動き出しているさまざまな力、いわゆる時の流れや場の条件、星の配置やさまざまな一人ひとりの魂の要求、許可、そういった表に出てこないさまざまな条件が絡み合って現実を現しております。あなたがもう少し深いレベルまで意識を向けていくと、そういったところが感じられるようになってきて、そうすると人間関係のさまざまな問題やトラブルもただのカルマやただの言動で起こされているのではなく、深いレベルで起こる特別な状況、太陽の意志、地球の許可、次元のはざま、さまざまなものの影響によって現象化されたこと、そういったことが細かく分かるようになっていきます。これから現実を見ていく時、そういった意味でさらに深いレベルで感じとろうとしていく、そういう気持ちで取り組んでいくとさらなる奥の仕組みが理解できるようになり、密教としての意識レベルもさらに高いレベルへと引きあがっていくでしょう。
今日は現実を解釈する場合の認識の仕方として、ただのイニシエートとしての意識レベルと、密教徒としての意識レベルの違いをお話しました。皆さんの今のレベルはただのイニシエートよりもさらに密教徒らしい生き方をする段階に入っております。ぜひ密教徒としての自覚をもちながら正しい現実を過ごしていけるようにしていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/7/10 密教セミナー2:「神仏への信心の心を取り戻す」
密教を学ぶ同じ仲間としてお話をいたします。この日本という国において、密教の学びを行なっていることを喜びとしております。今の日本という国の意識を眺めてみた時、いわゆる仏教という仏の道を理解し、歩んでいるものは一割ほどしかおりません。仏教を学ぼうと思っていたり仏教に関心のある人は、半分以上いるかもしれませんが、正しく仏教の道に入り、仏教の教えに従って生きている人は一割くらいといえるでしょう。
これだけ日本人の心から仏教の教え、仏の教えがなくなってきており、単なる話に聞いたり、言葉で聞いているだけで心の修行を実践している人はほんのわずかなものなっております。この仏教の教えを心に刻みながら、毎日を過ごしている中でさらに密教という世界に足を踏み入れ、そして高い智慧を手に入れようとしているものは、さらにその十分の一以下になるでしょう。したがって日本人全体から見た時、密教という世界に足を踏み入れ、学んでいる人はほんのわずかな人々になります。
確かに普通の人から見ると密教という世界はとても難しく、安易に学ぶことのできない世界になっているでしょう。しかし今の日本の人々は本来もっていた神や仏に対する高い信心の心、敬いや尊い心を心の中にもっておりました。おそらく百年前、二百年前であれば、大多数の日本の人々が仏や神を大事にする、とても大切な心を身につけておりました。神に恥じない生き方、仏を敬う心、そういったことを身につけ、毎日の言葉遣い、行儀や教養を身につけ、少しでも神に恥じない生き方をする、そういう心を極めて多くの人が身につけておりました。
その当時の日本の人々は世界の多くの国々の中でも極めて精神性の優れた人間として生活を行なっておりました。しかしいつしか日本人のこの正しい信心の心がだんだん別のものに悪用されていき、いわゆる戦うこと、勝つことに利用されてしまい、自分たちがどこに向っているのか、何のために戦っているのか、それすらも分からなくさせてしまうような意識状態に落とされてしまい、結果的に自分たちの心から信心の心がすべて抜き取られるという流れの中に入ってきました。
今の日本人の心には神を敬う心がなければ、仏に対する畏敬の念もまったく存在しておらず、ただ毎日を物質的な生き方で過ごしていく、そういう日本人の生き方になっております。日本人が身につけてきた高い精神性や信心の心がかなり失われてしまい、結果的に密教を学ぶ資質も失われている状態になっております。
皆さん方のようにある意味では普通の人々、普通の主婦や会社員の人々が何とか密教に興味をもって仏教の生き方を身につけ、そして自分自身の意識レベルを高めようとする、こういう人々がわずかいることだけでも日本人全体の意識レベルを何とか下がらないようにしている状態をつくり上げております。
かつて日本人の精神性が高かった魂をもっている限り、本来もっともっと多くの人々が仏教的な生き方や密教を手にする力を内在的にもっております。しかしなかなかそこに入っていかないのは宗教そのものに対する不信感、あるいは宗教というイメージやスピリチュアルな良くないイメージ、またニューエイジという世界で混乱を起こしてきたさまざまな人々、そういう大きな問題点が覆いかぶさってしまい、結果的に密教を勉強しようとしても、否定的なイメージが常につきまとってしまいます。
皆さん方が勉強する時に必要なのは、確かに基本的な仏教の教えをしっかりと理解し、実践に生かすこと、密教という世界を正しく理解し、能力を開発していく、こういったことがもちろん要求されますが、まず必要なことは日本人自身がもっている高い精神性や、神や仏に対する素晴らしい感性、これを少しでも日本人の多くの人々の心から目覚めさせていき、本来の高い精神性を取り戻していく、かつて日本人が身につけていた素晴らしい精神性を取り戻し、神に対する敬いの心、仏に対するさまざまな思い、こういったことを正しい認識で取り戻し、多くの人々が自然に仏の道、密教に関心を向けるような状態にもっていく、こういう意識構造にもっていけることを望んでおります。
皆さん方が目指している第四密度の社会、新しい地球というのは本質的にかつて日本人がもっていた精神性にかなり近いものがあり、神に対して無条件に信心の心をもち、受け入れ、神に恥じない生き方、常に神が見ていて神様から見られても恥ずかしくない生き方を普通に行なっていく、仏に対する敬い、敬意を常にもっておき、先祖に対し御靈をきれいにしておく、自分自身の魂も磨き高めようとする心、こういったことは第四密度の人間としてはごく普通の意識になっております。
日本人がもっていた素晴らしいこの精神性、今は失われているとはいっても、かつてもっていた日本人、ぜひ取り戻していただき、それを多くの人々に広げていく、ぜひそういったことも頭に入れておき、自分の学びだけではなくほかの人々にも何とかして目覚めさせ、取り戻そうとしていく、奉仕といってもただ人のために良いことをする、ただ悩みを解決するという表面的な奉仕の他に、内在的にもっている素晴らしい精神性、神や仏に対する正しい理解を持った心、そういったものを取り戻すことができるような奉仕の活動もぜひ行なってみてください。
Aさん、密教という世界の流れにおいて、あなたがこれから身につけていくいろんな流れの中で、マントラや印などという一つのテクニックよりは、もっと本質的な内面のところで仏の世界、密教の世界を理解し、心の内面が密教徒にふさわしい心になるように育てていく、そのためには一見無意味と思うような作業を何度も繰り返したり、同じようなマントラを何度も唱えながらも、その本当のマントラの心につながったり、そういった本当の心を内面から変えていくという作業が望まれております。したがって表面的なレベルで密教の世界をマスターしようとせず、内面から理解していくやり方をぜひ身につけていってください。
Bさん、あなたの密教の学びにおいて、高いレベルを目指せば目指すほど自分の足元や、自分を支える基本的なところが、ついおろそかになってしまいます。先へ先へとか上に上にという意識があると、つい足元がぐらつき、足元が不完全なままになってしまうのです。次々と学ぶことがたくさんあったとしても、常に足元をしっかりと築いていく、足元を大切にし自分が落ちないように、ころげないように安定した基礎をしっかりとつくる、そこに意識を向け、与えられたことをしっかりと身につけていく、そういう心で学びを進めていってください。
Cさん、あなたの密教の学びにおいて、自分には何が必要なのか、自分はどこまでやる必要があるのか、いろいろ自分と密教の学びとの間につい疑問や分からないことが起こったりします。しかし本来密教の学びはあなたの都合で与えられるわけではありません。あなた個人の考えは本当は意味のないものであり、あなたの魂や人生そのものが求めている学びなのです。自分の頭で理解しようとせず、自分の人生が求めているもの、自分の魂が求めているもの、それをしっかりと感じ、それを合わせた学びを進めていくようにしていってください。
Dさん、あなたの密教の学びにおいて、あなた自身がいろいろ学びを高めていき深めていき、自分が少しでも本来のあるべき状態に入っていこうと意識を向けております。これまでのいろんな学びにおいて十分に自分を高め、自分の能力も高めていこうとしております。自分で努力して思った以上にはなかなか結果が見えない、自分のやったことが自分でなかなか感じとれない、そういう状態が起こっているでしょう。特にこの密教という世界は自分が学んで身についたことを自分で確認したり、自分で分かるという状態にはまったくなってきません。まず必要なのはどこまで自分が成長し、身につけ、どのレベルまでいったか、そういう考えそのものを完全に手放す必要があります。そういう意識がある限り、仏教そのもののエネルギーが体に入ってきません。自分がどこまで身につけ、どこまで成長し、どこまでほかの人よりもうまくいっているのか、こういう考えそのものを完全に手放し、ただ人のために自分が生きていること、人のために自分が存在していること、その本質にしっかりつながるようにしていってください。
Eさん、あなたの密教の学びにおいて、多くの光の仲間たちと一緒にワークを進めたり、意識を高めようとしております。自分は本当に奉仕を通して少しでも社会の役に立とう、そう願っておりますが、自分自身がそう思っていても力がなかなか身についてこない、能力が開発されない、自分はうまく成長できていない、こういう意識で自分がうまくできていない感覚が現れてきます。あなたにとっての成長は、自分という存在をいかになくすことができるか、自分という存在を意識している限りこの戦いは続いていきます。完全に自分という存在をなくしていき、ただその場その場において求められているもの、必要としていることを行なっていく、自分が何かをするのではなく、人々が求めているところにたまたま自分が呼ばれていく、その場で必要なところに自分が存在されていく、そういう神の心をいかに自分が感じとれるか、それをうまく身体で感じていき、ただ行動していくという心を養っていってください。
Fさん、あなたの密教の学びにおいて、自分自身をいろんな学びで高め、意識レベルを上げ成長させようと学びを続けております。いろんな密教も自分で身につけ学ぼうと進めていきながらも、どこかで自分はうまくできない、常に自分は思っているほどうまくはできていかないという意識があります。うまくできているかできていないかで密教の進み具合を感ずるのではなく、自分がただ楽しいかどうか、密教の学びを進めたり復習したり練習したりしている時、心が楽しいかどうか、それを感じてください。ただやっている、面白くないけれどもいつかは良くなろうと思ってただやっている、こういう心だとこの心はずっと続くことになります。結果はどうであれやっている時楽しい、どういう能力であろうともやっていて楽しい、この感覚をぜひ味わえるようにしていってください。
Gさん、あなたの密教の学びにおいて、高い真理を学ぶ、実践的なことを身につけ、実践できるものを学んでいく、こういう心の流れにおいて、密教はあなたにある一つの手法を与えております。さらなる自分自身のトレーニングのために密教を行なう時に、自分の中でいろいろ工夫したり、アレンジしたりいろいろ楽しんでいるところがあります。しかし密教の世界には絶対に変えてはいけないところと、ある程度余裕があってアレンジしてよいところが明確に分かれており、絶対に変えてはいけないところはほんのわずか変えるだけで光が闇に変わってしまいます。これはあなたにだけ適応できる教えですが、光と闇の両方を学んでいる人はほんのわずか変わるだけで完全に光が闇に変換されてしまいます。それ故密教というツールを扱う時に、とても大切に学ぶこと、自分自身の本当のものを正しく扱うことが要求されており、光の世界だけをしっかりと取り扱っていく、この心を決して忘れないようにしていってください。
Hさん、あなたの密教の学びにおいて、心の中で自分自身はあまりうまく練習できていないとか、あまりよく分かっていないという心をもちながらも学びを進めております。あなた自身の意識の方では自分はそれほどうまくできていないという認識があるでしょう。しかしあなたがこの場に呼ばれている大きな理由は、実際にはあなたのハイヤーセルフはとても高い存在の波動を身につけており、あなた自身の深いレベルの波動を高めようといろんなトレーニングを行なわせているのです。したがって自分自身の意識としてはそれほど理解していないとか、そういう心をもっていてもまったく問題はありませんが、ただ興味をもち続ける、学びたいという心をもち続ける、それだけを失うことなく自分自身のハイヤーセルフの意識をしっかり受け取りながら学びを続けていってください。
Iさん、あなたの密教の学びにおいて、あなたの心が少しずつ変化してきており、学びの心にも大きな余裕が現れております。以前は何か義務感やとても自分自身に対して強い心がありましたが、少しずつそれが穏やかな意識に変わっており、ある意味では余裕のある学び方ができるようになってきました。この余裕が仏教においてはとても大切なものであり、仏教という難しい学びの中において、学問的に取り組んでしまうとまったく心がない仏教の智慧になってしまいます。しかしそうではなくある程度余裕をもちながら、いろんなところに気を配り、目を向け、総合的に仏教の心を身につけていく、この方が仏教としては正しい智慧や心を身につけることができるようになります。大きな観点で心を身につけていき、仏の心を養っていってください。
Jさん、あなたの密教の学びにおいて、心の中に自分自身が学ぶことに対していろんな思いや、いろんな疑問も沸き起こったりしております。しかしこの密教という学びは、あなたの人生の流れの中で大きなエネルギー的な変化を起こしております。いわゆる自分の人生を動かす大きな力のところにこの密教の光が入ってきて、あなたの人生の流れそのものに大きな光の影響が現れております。これがあなたの意識の中でどう現れてくるかは必ずしも分かりませんが、基本的にあなたの今の人生の流れは密教を勉強をする前から比べると、三段階くらい上の流れにシフトしており、それによって結果的にあなたの終着点が仏教を学んでいなかった人生の終着点に比べ、かなり高いレベルの終着点に向っております。したがって日常の一つひとつで自分の人生のことや学びのことを考えるのではなく、長い自分の人生をしっかりととらえた上で密教の学びを自分のものにしながら、学びの成果を感ずるようにしていってください。
Kさん、あなたと密教の学びにおいて、仏の心があなたの中に少しずつ養われ、動き出し、人のために活動し始めております。あなたが密教をしっかりと学び、心が正しい方向へと動き出すに従い、あなたの周りに正しさを求める人々が吸い寄せられてきております。いわゆる何が正しく、何が間違っているのか、そういったところに疑問をもつ人があなたのところに集められてきて、結果的にあなたがそれをどのように理解し、どう導いていくか、自分自身が何が正しく何が間違っているか混沌としている中で、さらなる同じような人がたくさん引き寄せられてくる、あなたにとってさらなる混乱の中に入るように見えておりますが、実際にはここには一つの大きな秘密が隠されており、あなた自身が自分の世界を俯瞰的に、いわゆる全体的に客観的に自分を見ていくと巧妙にいろんな人とのつながりがすべて意味をもってつながっており、ほかの人の悩み一つひとつを解決していくことが自分を一段階引き上げる鍵になっていること、ほかの人の悩みを解決すれば自分が一段階引き上がる、そういう大きな鍵になっていることが分かってきて、喜んで人の悩みを解決するとさらに自分がレベルアップしていく、こういう秘密があなたの現実の中に隠されております。いろんな疑問や力不足、いろいろ取り組みながらも仏教的な心を常に忘れることなく、仏教的な意識で何とか解決することを試みて、すべてが仏教の教えで解決できることができるように意識を高めていってください。
Lさん、あなたの密教の学びにおいて、自分自身の意識レベルについていつも考えており、自分は本当に成長しているのか、自分は勉強する価値があるのか、いろいろ悩んだりすることがあります。しかしあなたの心は実際にはどんどん成長しており、あなたの頭とは別に心の内面ではあなたを苦しませていたネガティブなものが次々と消されており、心から追い出されており、あなたを順調な光の流れに導いております。表面的に考えず自分の心の深いところを常に感じとってみてください。あなたが自分の本当の心とつながる時、いかに自分が良い流れに入り、良い方向に進んでいるか、それを感じとることができるようになるでしょう。密教を実践していくことによりさらにそれが意識的に分かるようになり、さらに意識的にその方向へともっていくことができるようになっていきます。
Mさん、あなたと密教の学びにおいて、これまでのあなたの修行の流れは、自分に対し強く意識を向けながら少しでも自分から家族や周りの人々にも良い光が流れていくように、周りに良い影響が出ていくように心が動いております。自分の学びが周りの人にも役に立つ、常にこれを意識して学びを進めてきました。それによりあなたの心が常に周りに影響していく、常に光が働きかける、こういう状態になっております。ただそれがすぐに結果に出るかどうかは別問題ですが、今の学びをずっと続け、さらに心そのものを大きな心に変えていくと、おそらく明らかにあなたの周りの人々が変わっていくことを感ずることができるようになるでしょう。自分自身の心を大きな心にもっていき、常にあなたの近くにいる人、自分が目にする人は自分の大きな心の範囲内で、自分の大きな心で包み込んでいく、自分の周りにいる人すべては自分の光で包み込んでいる、この意識を常にもち続けてください。そうすればあなたが身につけてきたさまざまな密教の光はすべて周りの人を包み込み、必ず周りの人の心を変化させることができます。こうやって自分自身の光が本当は強くなってきていること、それを信じながらさらなる学びを進めていってください。
Nさん、あなたの密教の学びにおいて、あなたの密教の学びは以前に自分が教わったさまざまな先生たちや指導者、いろんな存在たちを通してあなたが導かれ、自分の能力を開発してきました。今は直接的なつながりがないように感じられておりますが、実際にはその時とほとんど同じような先生や指導者たちの光があなたにつくられており、あなたがそれらを直感で感じとる、あるいは意識的なつながりで感じとることができるように仕組まれております。したがって自分一人でさらなる学びをしているとは思わず、同じような指導者たちからの光や意志が自分に働きかけ、自分はそれに従ってさらなる学びを行なっていること、自分自身もさらに教わることを教わり、自分自身を成長させていること、それをしっかりと信じてください。そして自分が感ずること、思ったことはすべて指導者たちから与えられた思いであり、それに従って自分も学びを進めていく、この心を常に失うことがないようにしていってください。
それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/7/9 密教セミナー5:「常に正しさを認識していること」
光の存在としてお話をいたします。密教という学びの流れにおいて、皆さん方はとても大事なところに入ってきております。密教のはじめの段階において正しい言葉使い、正しい行動、正しい考えを身につけていきながら、正しいとは何なのか、正しくないとどうなるのか、こういったことに意識を向け、正しいということの本質を学ぶことになるのです。
正しいということの本質は何であるのか、なぜ人間は正しいという本質の中の言葉、考え、行動に意識を向けなければならないのか、この本質的なところがとても重要なポイントになっていくのです。皆さん方が日常生活の言葉使い、行動、考えに意識を向け、なぜ正しい言葉を使わなければならないのか、なぜ正しい行動をしなければならないのか、なぜ正しい考えが必要なのか、これを毎日のように考え追及していくと、そもそも正しいということの本質が次第に姿を見せてくるのです。
正しいということの本質は何なのか、何をもって正しいとしているのか。多くの人は本質的に自分だけの正しさを身につけております。自分にとっての正しさ、自分が体験してきて自分なりにつくり上げた自分の正しさがあります。ルールを守らなくてはいけない、迷惑をかけてはいけない、いろんな意味の正しさがあり、これは一人ひとり異なっております。
一人ひとりの生活や身につけてきた学問、教養によって正しさが異なっており、自分の正しさがほかの人から見ると正しくない、間違っている、このように認識されていくのです。一人ひとり正しさが異なっていると正しい行動をしなさいといっても当然人によって異なってきます。絶対的な正しさとは何なのか、どの人間にとっても、どの年代にとっても絶対的な正しさといえるものがあるのかどうか。
この正しさを追求する学びを長年続けることになります。そしてほとんど学問をしていない人から学問を十分にしつくした人までのいろんなレベルにおいて、共通して認識できる正しさとは何なのか。これをはっきりと理解していく必要があるのです。皆さん方が仏教の学びにおいて身につけた正しさ、これは必ずしもすべての人間において、すべての人種において正しいと認識されるかどうか、これは極めて難しいと思われます。
人間の文化や国、宗教によって正しさの認識が異なっているために、すべての人に正しいと認識されるかどうかはとても難しいでしょう。ではなぜ正しいことを口に出し、正しい行動をせよと言っているのか。皆さん方は何のために言葉を使い、何のために行動しているのか、何のために考えを行なっているのか。人に喜びを与えるため、奉仕をするため、人に良いことをするため、そのように考えている人もいるでしょう。
確かに人が迷っていたり、悩んでいたり、苦しんでいるのであればそこに正しい言葉を使って悩みを解決していく、混乱を取り除いていく、こういう力を正しさは身につけているでしょう。皆さん方は一人で生きているわけではありません。人間は必ずほかの人とかかわり合い、ほかの人とのやり取りの中で自分が成長し、進化し、愛や徳を身につけていきます。
自分自身の愛や徳、智慧を身につけるのはほかの人とのかかわりによって自分自身の愛や光が強くなっていきます。皆さん方が求めている悟りにおいても、ほかの人とのかかわりによって自分が悟りを開いていきます。本来悟りは自分が自分の力で身につけ、自分が悟りに至る過程ですが、それは人を通して奉仕をし、人のために行動することによって自分が悟りに近づいていきます。
自分の悟りのためにほかの人を使い、ほかの人に奉仕をし、ほかの人にさまざまな言葉をかけ行動をとることによって自分が悟りへと近づいていく、ほかの人にどういう行動をして自分の悟りに近づくのか、ほかの人にどういうことをしたり自分の悟りが早くなるのか、つまり自分がほかの人とのかかわりにおいて、ほかの人に何かをしなければならない、でもほかの人に何かをすることによって自分が成長していく、悟りに近づいていく、この関係においてほかの人に何かをする時、ほかの人がそれによって喜びを得たり、悩みが解決されたり、ほかの人のためになりながら結果的に自分自身が進化を速くしていく、自分自身の成長が速くなる、そのための一番良い言葉が正しい言葉であり、一番良い行動が正しい行動であり、一番良い考えが正しい考えになるのです。
したがって自分が正しい言葉、正しい行動、正しい考えをもってほかの多くの人々と接していれば、ほかの人は楽になり、明るくなり、元気になり、ほかの人が喜びを多く手にしていく、それと同時に自分自身が悟りへと早く近づいていく、それが正しい言葉、正しい考え、正しい行動になるのです。なぜ正しい言葉を使わなければならないのか、なぜ正しい行動をしなければならないのか、それはほかの人にために必要なものであると同時に自分自身の成長のためにも必要なものなのです。
しかし多くの人はすぐに正しい言葉、正しい行動、これを身につけることは難しいでしょう。何が正しいか分からない、多くの人がそれで迷っているからです。相手のためと思って出した言葉が相手を傷つけ、相手が光をなくしてしまい落ち込んでしまう、自分が喜ぶと思って自分のために相手をコントロールしたり、相手を言うなりにさせてみても、結果的に自分自身が楽しくない状況に入っていく、正しくない行動をとると人間関係がどんどん悪くなっていき、自分自身も悟りから離れていきます。
正しい言葉、正しい行動をとることによって人間関係が良くなり、そして自分自身が悟りへと近づいていきます。何が正しいのか、何が間違っているかほとんどの人はすぐには分からないでしょう。しかし結果として相手が元気になり、相手の心が大きくなり、また自分自身もそれによって何かに気づき成長する、こういうことが行なわれれば基本的に正しいことをしたと言うことができるでしょう。
相手のためと思いながら相手の心が暗くなり、相手が辛くなり、人間関係がどんどん悪くなっていく、これは相手のためになっておらず結果的に自分のためにもなっておらず、正しくない言動ということができるでしょう。正しいとは何なのか、正しくないということは何なのか、常に人間関係のかかわりにおいて、相手が進化成長し自分も進化成長する、そういう方向を常に考えながら正しさを見出すようにしていってください。
Aさん、あなたの今の認識のレベルの中で、正しさ、間違い、この認識を仏教で教えている学びのレベルにもってくるのはまだ難しいかもしれません。いわゆる日常の人間関係の中で理解している正しさと密教や仏教の世界で教えようとしている正しさにはまだ開きが存在しております。あなたの認識している正しさを仏教や密教のレベルに正しさに引き上げるためには、自分という世界をもう少し大きく広げていく必要があるでしょう。まだ自分という世界が自分の環境、自分の周りに依存しているために、どうしても正しさが限定された正しさになってしまいます。大きな観点でもう少し自分の世界を広げていき、大きな世界で通用する正しさ、そこに意識を向けていくと密教の世界における正しさに近づくことができるでしょう。
Bさん、あなたの心の中に育ってきた正しさ、着実に正しさが身についてきていますが、いわゆる密教の典型的な僧侶のレベルと見ていくと、まだはじまりの部分ということができるでしょう。密教の僧侶という正しさのレベルを見ていくと、いろんなレベルでの正しさを常に考えていき、一つひとつの言動にこれは正しいのか正しくないのか、自分から見た正しさと相手から見た正しさ、あるいは大多数の人から見た正しさ、常にこの第三密度天の正しさを同時に認識していき、その中で仏教的な正しさを把握しようとする心、これが身についてくるのがこのレベルの僧侶の正しさに入っていきます。この三つの観点の正しさをしっかりと学んでいき、僧侶と同じレベルの正しさを身につけるようにしていってください。
Cさん、あなたの意識の中に正しさ、この正しさという概念がかなりぼやけたレベルの状態になっております。明確なレベルでの正しさの基準ではなく、極めてあいまいなレベルの正しさになっている、一つひとつの状況において何が正しく、何が間違っているか、一つひとつの状況を正しさで認識したり、正しさという価値観で判定することが難しい認識状態になっております。したがってなるべく普段のレベルから一つひとつの認識を常に正しさでとらえていき、この行動は誰にとって正しいのか、自分にとって正しいのか、相手にとって正しいのか、宇宙から見て正しいのか、単なる社会の常識なのか、概念で知っている正しさなのか、いろんなレベルの正しさをしっかりと把握していき、自分がとるべき正しさはどういう正しさなのか、常にそこに意識を向け正しい行動に意識的に入っていけるようにしていってください。
Dさん、あなたの認識の中にある正しさ、あなたはこの正しさという観点をいわゆる仏教や密教の世界における正しさとは少しずれており、いわゆる企業や社会の中での正しさ、いわゆる組織をうまくいかせる、つくった規律をうまく維持する、お互いの関係を正しく維持するため、そのような一つの世界、一つの与えられた環境の中での正しさを認識しており、いわゆる僧侶が学ぶべき正しさとは少し違う観点になっております。いわゆるごく普通の不特定多数の貧しい人、不特定多数の困っている人、まだ学びのレベルにも入れない人、いろんな人がいるレベルの中において、正しさとは何なのか、自分はそういう人と向き合う時、何をもって正しい行動といえるのか、そういう幅広い正しさを認識する力が必要になります。自分の生活している範囲内だけの正しさにこだわらず、もっと自分の世界を大きく広げておき、一般的な人、すれ違う人、たまたま隣にいる人、いろんな人とのかかわりの中における正しさ、常にそこにも意識を向けるようにしていってください。
Eさん、あなたの世界における正しさは、自分の日常生活の流れの中でいろんな人とのかかわりで、何とか自分は良い関係を保とう、何とか相手のためにしてあげようという気持ちを強くもちながらもうまくいかなくなった時、途端に自分を責めてみたり、相手をおかしく思ったり、いろんな心が動き回っていきます。心がいろいろ動いてしまうと正しい、正しくないとい感覚が完全になくなってしまい、ただどうしてこうなるのか、何をすれば良いかの、何だったのか、そういう思いでかなり混乱した心の中に引き込まれてしまいます。どのような状況にあっても常に正しさとは何なのか、正しい関係を築くとはどういうことか、正しい心のあり方とはどういうことか、常にこういう気持ちを見失わないようにしてください。どういう状態になろうとも、どのような関係になろうとも、常に正しい心とはどういうことか、それは一つのことに惑わされたり、一つのことに執着することなく、常にいろんな観点から自分の心を眺め、相手の心を眺め、お互いがどういう観点で心のやり取りを行なっているか、常にそれ客観的に見ながら相手が喜ぶこと、相手が求めているもの、自分が求めているもの、それらを正しく見ていき、結果的に相手のため、自分のために一番良いものを見つけていく、こういう心をつくり上げていき、正しさを身につけていくようにしていってください。
Fさん、これまでの学びの流れにおいて、あなた自身が心から本当に求めているものが何であり、自分はどこに向っているのか、なぜ自分はこういう学びをしているのか、この本質的なところにまだ意識がつながっていない状態になっております。あなたをこの学びの世界に引き寄せている大きな本質的なものが何であるのか、なぜあなたがこのような学びをずっと続けていくのか、この本質的なところをしっかりと把握し、感じとり、つながってください。なぜ自分が引き込まれていくのか、あなた自身の心の中に本質を探ろうとしている強い力があり、その強い力があなたを常に本質に至る学びを身につけようとしているのです。あなた自身が本当のものを手にするために、迷いから離れ、迷いを払拭させ、本当のものを手に入れようとして本当のあなたがあなたを引き寄せているのです。しかしどうしても表面に誤魔化されてしまい、表面的なレベルで満足したり、表面的なレベルで留まっているために、なかなか本質のところに意識を向けることができない状態になっております。表面的な学びの世界から深いところに意識を向けていく、さらに深いところ、深いところへ意識を向けていき、なぜ正しいということが自分に必要なのだろう、自分が正しくあるということはどういうことなのだろう、自分の中の正しいものとは何なのだろう、そうやって自分の中の正しさにつながっていき、正しい自分、本当の自分に意識を向け、そことつながった時に本当の自分の正しさが理解でき、正しい行動をとる必要性、正しい言葉を使う必要性が感じられていくでしょう。自分の中の正しさにしっかり意識を向け、そこに向うことを意識しながら学びを続けるようにしていってください。
Gさん、あなたの中にある正しい、この正しいという心は常にあなたの心の中に存在しながら、何か場が悪くなったり人間関係がうまくいかなくなると、正しさという感覚が急にどこかに行ってしまいます。冷静な時は正しさを考え、感ずることができますが、うまくいかなくなると正しさがどこかに行ってしまい、心から離れてしまうのです。常に正しさを心の中に維持させておくために、普段から自分にとっての正しさとは何なのか、なぜ自分は正しいことを求めていくのか、こういったことを普段から考えるようにしていってください。一つひとつの言動においてなぜ正しい行動をとるのか、正しい行動をとってもうまくいかなくなることがあります。せっかく相手のためを思い、相手のために正しいことをしてもうまくいかない、こういったことを何度も学んでいきます。正しい行動をとってもうまくいかない、結果的にそれは正しい行動とはいえないのです。正しい行動をとるということは相手を明るく元気にさせること、自分も明るく元気になること、これが正しいことであり、正しい言葉を使ったとしてもお互いの関係が悪くなるのであれば正しい言葉とはいえないのです。正しい言葉とは何なのか、相手を明るく元気にさせながら自分も成長していく、そのためには必ずしも真実を述べることや、決まったことだけを言うのが正しい言葉ではなく、相手にとって必要なことを述べる、相手が求めていることを口にしていく、そういったことが正しい言葉につながっていくのです。正しい言葉とは何なのか、それを常に人間関係の中で見つけ出し、自分のものにするようにしていってください。
Hさん、正しさを身につける流れにおいて、自分と他人との人間関係の流れにおいて、自分で自分の世界を小さくしながら、小さい人間関係の中で正しさを身につけようとする心があります。自分が本当に進化成長し、正しい流れに入るためには、自分の人間関係の世界を広げていく必要があります。限られた世界での人間関係においては正しさを身につけることがとても難しく、自分では正しいと思っても別の人がくると正しくない状態になってしまうのです。したがって正しい人間関係を身につけるためにはある程度自分と価値観の違ういろんな人との世界をつくり上げる必要があり、その世界における正しさを学び、身につけていくのです。自分にとってやりやすい人、自分にとって都合の良い人たちだけで世界をつくっても、正しさを身につけることはとても難しくなります。むしろ自分とは合わない人、自分とは違う人との大きな世界をつくり上げ、そこで相手のためになりながら自分のためにもなる、そういう正しさを身につけていく強さを養っていってください。
Iさん、あなたの中にある正しさは、まだほとんど仏教の世界における正しさには入っておらず、まだ自分の中の世界の正しさに留まった状態になっております。仏教の世界における正しさを身につけるために、多くの人との間における正しさを身につける必要があり、そのためには奉仕やお互いのエネルギー的なつながり、お互いの関係、いろんな人々との関係において、正しさを身につけるための学びが必要となります。一人ひとりの価値観の違いを恐れる必要はありません。始めから一人ひとりの価値観が違うということを受け入れていき、いろんな価値観を大きな観点で一つにする勇気が求められていきます。元々いろんな人が存在し、一人ひとり価値観が異なる、当然一人ひとりに合わせた正しさも異なってくるために、一つの正しさですべてに当てはめようとせず一人ひとり異なる正しさを身につけ、養い育てていく、そういう気持ちをしっかりもって仏教的な正しさを修練して身につけていくようにしていってください。
Jさん、あなたの心の中で育まれてきた正しさ、仏教や密教の世界での正しさの流れに入っておりながらも、まだ自分自身の心の中でさまざまな迷いや葛藤、いろんな心が動いております。自分の中で築き上げてきた正しさ、自分なりの価値観の中で育ち身につけてきた正しさが、いつまでたってもなかなか普遍的なものにならず、限られた世界の中の正しさになっており、大きな大きな人間世界の中でうまく発揮できない、こういう心の矛盾が起こっております。自分なりに正しさを養い、正しい心を身につけ、修練していきながらも、さらに大きな正しさの基準が押し寄せてきて、身につけてきた正しさを自分なりに疑問を感じてしまう、分からなくなってしまう、こういう学びが続いております。もちろんこれは正しさをあなたが理解し、身につけさせるための一つの学びであり、多くのマスターや仲間たちがあなたの心をより正しく、より強くさせるために状況がつくられております。あなた自身の今の正しさを一段階引き上げるために、まず自分が一人ひとりの違いにあまりにも意識を向け過ぎてしまい、普通のどの人間にも対して行なえる言動と、一人ひとりの個性をしっかりと感じた場合の接し方で大きく食い違いが現れております。あまりにも一人ひとりの差を感じ過ぎているために普遍的な、どの人間にも共通となる正しさが発揮できなくなってしまいます。一人ひとりの違いを感じ一人ひとりの正しさを発揮することは大事ですが、あまりにも一人ひとりの違いに意識が入ってしまい、結果的に正しさが見失ってしまう状態になってしまいます。一人ひとりの違いを感じていきながらも、正しさのレベルでは一人ひとりの良いところや一人ひとりをうまくもっていかせることに意識をしっかり保ち、その方向に向けての一人ひとりの正しさをしっかり感じていく、こうやって一人ひとりを正しくもっていかせる方向を常に見失わないようにしておき、それぞれ正しさを感じとり、具現化できるようにしていく、これが身についてくれば密教徒としては十分に正しさを身につけたレベルと評価できるようになっていくでしょう。
皆さん方の密教の学びにおいて、正しさをしっかりと身につけることはとても大事な要素になります。正しくない言動をとると必ずそれに見合った正しくない意識へエネルギーが生まれてしまい、つくられてしまい、引き寄せられてしまい、それによって自分の学びが妨害されてしまうのです。正しい行動をとるということは正しく進むことができますが、正しくない行動をとると必ず成長から遠のいてしまう状態がつくられてしまいます。
そのために密教を学ぶものは前に進むか、引き落とされてしまうか、どちらかを常に選んでいるということ、それを理解して学びを正しく行なえるように心を身につけていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/7/5 エネルギー練習会:「すぐに手に入れようとする心を正すこと」
アラーと呼ばれている存在です。今の皆さん方の世界ではまるで戦いの神のように思われております。戦いを一切勧めたことはもちろんありません。本来はこの地球におけるさまざまな人格神を祀っている中において、どの人格神を認め、一つの神というよりはそれぞれの人種の神、それぞれの国の神を自由に崇めても良いように進めていた存在の一人です。それが宗教や民族によって意識が変わってしまい、争いが広がっていることをとても残念に思います。人類や国同士の争いを抑えていき、他の宗教や人類を認め、自分たち自身の神なるものにしっかりと意識を向けていく、それを望んでおります。
エホバはユダヤ教の神として崇められております。本来エホバは神として現れてはおらず、また名前を名乗ったわけでもありません。神でもなく、名前もない存在からの言葉を受け取った人間がエホバという名前を与え、他の人々に伝えたところからそのように認識されております。本来は名前をもたず、また神という存在でもありません。ただ人類に対し、人類に向けての生き方を示し、本来の人類の道を歩んでいけるように話を伝えていきました。
サンダルフォン、この地球の終わりの段階になる時、サンダルフォンの光が地球全体を包み込み、新たなる地球の進化に向けての大改造が行なわれていきます。その時までに人類がどこまで進化をなし、何を身につけ、何を新しい地球にもたらすか、それを眺め、皆さん方の進化に向けての仕組みをつくり出していきます。
エノク、人間の意識につながることはとても難しい。人間として生きていた頃を思い出すためにどうしても低い波動に引きずられてしまう。したがって人間の意識につながることは必ずしも良い意識ではない。心の中の一番高い波動、常に高い意識をつくっておき、その高い意識で高貴なる存在とつながってほしい。
エノクと呼ばれております。今の皆さん方の時代においては魔術的な意識が人間を多く支配しております。論理的な意識で正しく学ぶというよりは、何か魔法的なものですぐに上達する、すぐに解決する、すぐに良くなる、すぐに手にできる、こういう魔法的な意識がとても強く覆いかぶさっており、それによって多くの詐欺や騙し合い、うそ、いろんな犯罪がはびこっております。
すぐに手に入れる、すぐに結果を手にする、こういう魔術的な意識を取り除き、正しい理性で成長していく、正しい理性を使い、努力によって手に入れる、ぜひこういう意識をしっかりと身につけるようにしていってください。
Aさん、あなたの今の状況において、光の流れがあなたに入ってきながらも時々自分が意識を忘れてしまい、光から離れた意識に向いてしまうと、いつの間にか世俗の中に巻き込まれてしまいます。どのような世俗の状況であっても、常に光を感じていく、常に光と共に現実を過ごしている、この意識だけは忘れないようにしておいてください。
Bさん、あなたの光の仲間たちはとてもあなたを大切に思い、あなたの奉仕の光が多くの人々に正しく流れていくことを望んでおります。自分の光の奉仕がどこまで正しく機能し、どこまで人々のために役立っているか、時々悩むことがあります。あなたの意識を高めていくためには自分ができる可能性の奉仕を常にこれまでよりも質の高いものにしていく、常に自分の可能性を高い方向へと向けていく、そういう意識で自分の能力を常に上昇させる方向へと意識を向けていってください。
Cさん、光との学びの流れにおいて、大いなる光があなたの意識を高める方向へと進んでいきながら、自分がそれに抵抗する時があります。抵抗することなくただ光の流れに従って上がっていく、ただ光と共に成長していく、その自分の意識を確立させてください。
Dさん、光の学びの流れにおいて、本当に善なるもの、本当に悪なるもの、この違いが何であるか、この本質的な善と悪、これを学ぶ段階に入っております。人間的な解釈や知識ではなく、本質的なところから見て善なるもの、悪なるもの、この見極めを正しくできるように自分の学びの意識を向けていってください。
Eさん、光の学びの流れにおいて、自分がどこまで光が高まり、どこまで意識が上がっているか、それをあまり深く考える必要はありません。自分の学びを一つひとつ光や意識レベルでとらえるのではなく、自分の心がどこまで光に満たされ、満足した生き方ができるようになったか、自分の心がどれだけ広がり大きくなり穏やかになったか、この観点で自分の意識の成長を見ていき、それによって多くの人々との光のつながりを感じとれるようにしていってください。
・2016/7/4 新月交流会:「目覚めを封印させている強い意識」
月の守り神としてお話をいたします。皆さんの意識の目覚めに向け、新月のパワーを使ってワークを行なおうと思います。今の日本人の集合意識で見た時、いろんなレベルで目覚めや気づきを阻害する波動がかぶさっており、それによって日本人の目覚めが遅くなる、あるいは目覚めることがないような仕組みがつくられております。
今の日本人の集合意識において、強く影響しているこの封印の波動は、日本人は恥をかくのを極度に恐れており、恥をかかないで無難に生きる、目立たないようにして普通の生き方をする、とりあえず普通に生きて普通に生活していく、こういう意識をもっている人がとても多く、それによって気づきや目覚めを行なうというよりも、むしろ否定されない、バカにされない、怒られないという生き方だけを目指しております。
怒られないように、目立たないように生きる、この意識そのものが目覚めを阻害させており、成長する力を弱くさせております。自分自身を向上させるという向上心、自分をより高いレベルに引き上げていこうとする力、この自分自身を高き高きへと引き上げていく力がとても弱くなっており、ただ普通の意識で皆の中で目立たないように生きる、こういう生き方が完全に染み付いているのです。
このように日本人の集合意識にはびこっている、いわゆる中流意識はとても根強いものがあり、この根強い中流意識に負けていながらも、心の奥底では有名になりたい、皆から注目されたい、お金持ちになりたい、こういう欲が心の中に潜んでおります。自分は普通で皆と同じ、目立たない生き方をしていきながらも、何かのきっかけで有名になる、大金持ちになる、注目される、こういったことだけを願っているのです。
自分が努力して問題を解決するとか、日本のために何かを取り組んで成し遂げるとか、時間をかけてでも皆を引っ張ってきてでも成し遂げるという意識がほとんどなくなっているのです。いわゆる第五根人種と呼ばれている古い意識のものたちは、確かに根性努力忍耐とか、皆に合わせるという意識をもっていながらも、その中で自分は陰でこっそり頑張る、一人でも頑張る、こういう人間がたくさん存在しておりました。
いわゆる今の経済発展、発明や発見といったものはこういう人々によってなされてきました。しかし今の新しい人々の意識はそういう意識とは異なってきており、いわゆるはじめから魂が何らかの特殊性を身につけている、はじめから潜在的な能力をもっており、それを使って人よりも優れたことを行なっていく、こういう人々が増えてきており、長い時間をかけて自分で努力して何かを完成させる、長い長いトレーニングや修練を重ねた上で完成させる、こういったことがほとんどなされなくなっております。
第五根人種の人々が身につけてきた根性努力忍耐という一つの性質は、今の第六根人種の人々や新しい魂の人に意味がないとか、古いということは一切ありません。むしろこういったことを基礎にしながらさらに新しい能力を目覚めさせていく、つまり今の新しい魂の人であっても、やはり根性努力忍耐という資質を磨き、それを発展させながら新しい能力も身につけていく、これが進化の流れになります。
人類の進化は常にこういう流れで進化の道を辿っており、これまでの人間が身につけてきたことを自分が受け継いで、その能力を受け継ぎ、さらに発展させて進化の流れを進めていくのです。したがって第五根人種の人が身につけてきたものを否定して、ただ新しいものだけを行なおうとするのは間違った考えになります。
第五根人種の人が身につけてきたさまざまな特質を自分も受け継ぎ、自分がそれをしっかりと使えるようにした上でさらに新しい能力を育てていく、これが今の若い人々の魂の成長の仕方になるのです。しかし間違ったニューエイジ的なスピリチュアルな学びによって、新しい魂の人はそれだけをやっておけば良い、古い人々がやったことを否定して新しいことだけをやれば良い、そのように間違って教えているスピリチュアルな人たちがたくさんおります。
これは完全に間違っており、昔の人々の学びを否定する必要は一切ありません。むしろそれを受け継ぎ、自分もその特質を開発させた上でさらに新しい能力を目覚めさせていくのです。今の多くの人がなかなか目覚めない、自分のやりたいことが見つからず、やるべき使命が分からず、ただ普通の生き方だけを目指している、こういう人々はいわゆる第五根人種の人々が身につけてきた部分をすべて否定しており、その能力や才能を受け継ごうとしていないのです。
本来今の人生の先輩たちが身につけてきたさまざまな能力を自分もしっかりと受け継ぎ、その能力を開発させ、それを身につけたのであれば、その次の段階に訪れる個性、魂の目覚め、新しい目覚めがいくらでも行なわれていくのです。この時代になってもスピリチュアルな目覚めが起きてこない、自分のやるべき本当のものが見つからない、分からない、こういう人々は根性努力忍耐という魂の部分をまず目覚めさせる必要があるのです。
これを行なわずして、ただ新しい時代の波動だけを目覚めさせる、そういうことをしても実際には目覚めていかないのです。今の多くの若い人たちが目的を見失っている、やるべきことがまったく分からない、これはその個人の問題というよりも日本人の集合意識のレベルで人生の先輩方の身につけてきたものを、その次の世代が受け継いでこなかった、うまくバトンタッチすることができなかった、こういったことが大きな問題になっているのです。
何でも新しいものが良い、新しければ良い、新しい魂のものたちですべてやっていけば良い、こういう考えが浸透しており、せっかく先輩たちが身につけてきた素晴らしい魂の財産を受け継いでいないのです。先輩方の魂の財産を受け継ぐことができなかったために、結局皆さん方の日常の人生においても、先輩たちのつくり上げた素晴らしい経済的なものや、あるいは智慧、知識、いろんなものを正しく受け継ぐことができず、結局何も手に入らないままただ今の生活を続けているのです。
多くの若い人々が相対的に貧しい、先輩方よりもかなり貧しいという経済状態になっているのも、そもそも魂のレベルで先輩方の財産を受け継ぐことができなかったために、経済的なものを先輩たちから受け継ぐことができなかったのです。しっかりと先輩の智慧を拝借する、智慧を授かり、それを生かしていく、先輩たちの行なった業績をしっかりと認め、それを受け継いでいく、先輩たちを敬い、それを自分もさらに発展させて人生に人々のために生かしていく、こういう意識がなくなっているために先輩たちの財産を受け継ぐことができず、結局貧しい若い人たちが増えている状態になっているのです。
この部分はとても深刻であり、今のまま日本が生活を続けていくと、さらに受け継ぐべきものが次の世代に受け継がれなくなっていき、さらに次の世代はもっと悲惨な状態になっていくでしょう。先輩たちが獲得した魂の財産をしっかりと受け継いでいく、これを行なう必要があり、それを行なうことによって物質的にも財産を受け継ぐことができる、これをしっかりと理解しておいてください。
さまざまな宇宙の光を身体全体に感じながら、日本人の集合意識がこの部屋につながってきます。自分の意識が集合意識につながっていき、自分の意識とつながりやすい集合意識の部分に自分の意識がつながっていきます。日本人の集合意識全体に太陽の光、月の光、かに座の光、新月の光を充満させていきます。
集合意識全体に光を充満させながら、この光で集合意識全体を感じていき、目覚めさせないようにしている黒い雲のようなもの、目覚めさせないようにしている仕組み、光が当たらないようにしている仕組みを感じとり、その部分にさまざまな光を当てていってください。わざと目覚めさせないようにしている仕組みがあちこちにあります。
先輩たちの言うことはすべて否定する、古い人の考えはすべて否定する、すぐに古い古いという意識ですべてを無視していく、これが完全に眠らせている波動になります。これで目覚めなくさせているのです。その部分に光を当てていき、先輩たちの財産をしっかりと受け継ぐようにしていく、先輩たちが発明したもの、開発したもの、身につけたものを後輩が使えるようにしていく、そういう光へ変えていきます。
後輩たちは先輩たちの財産を感謝と喜びをもって手にしていく、先輩たちはさらなる智慧を与え、より素晴らしい使い方ができるように指導していく、こういう光をたくさん送り込んでください。先輩たちの魂の財産を感謝をもって受け取ることにより結果的に物質的なものも受け取ることができる、先輩たちが身につけた魂の財産をぜひ感謝と喜びをもって受け取っていってください。
集合意識と自分がつながっている部分があります。さらに自分の集合意識とつながる部分の中で、自分が目覚めなくされているところ、分かっていても行動できないところ、いろんなものを感じとっていき、流れがスムーズにいくようにワークを行なっていってください。分かっているけれども力が強くてすぐに負けてしまう、分かっているけれども変えられない、このパワーははじめから諦めるという意識が集合意識に染み付いており、少しやってだめだったらすぐに諦めてしまうように仕組まれているところがあります。
本当に自分が変わりたいのであれば何度も何度もやり続ける、だめでもだめでも間違いがあったとしても、何度も正しいやり方で修正してやり直していく、この意志の強さが必要となります。心の深いレベルで自分がやるべきことは必ず達成できる、自分は決して諦めたりせず最後まで完成できる、この強い意識を心の深いところに置いてください。
自分は自分に覆いかぶさっているこのネガティブなエネルギーを必ず取り除ける、何度も何度もやり直すことによって必ず自分はこのネガティブなものを取り除き、新しい自分に生まれ変わることができる、生まれ変わる、この強い意識をしっかり身につけてください。そしてその自分を確信してください。生まれ変わった自分になるまでに、間違っても間違っても自分はやり直す、やり直し続ける、決して諦めず自分は挑戦し続ける、この強い意志をしっかり身につけてください。
できる、必ず完成させる、この強い意識を自分の心の中にしっかり身につけながら、集合意識の中にも入れていってください。集合意識の中に必ずできるという意識をもっていき、日本人全員がこれを使えるようにする、日本人全員に働きかけるようにする、こうやって日本人が集合意識レベルで新しい自分に変われるようにもっていきます。
まず自分から変わる、必ず自分は変わる、最後までやり遂げる、何度も何度もやり遂げ成功する、この強い意志をしっかりとつくり上げます。宇宙からさまざまなエネルギーが手伝いにやってきます。宇宙からやてくるエネルギーと一つになって、完全に自分が変われるように、完全に集合意識レベルで変われるように一緒にワークを行なっていってください。自分の変わりたいところをまたしっかりと宣言したり、つくり上げたりしていってください。
Aさん、今のあなたのワークにおいて、あなたの中で汚染されていた意識の部分があります。汚染された意識というのは、自分が何か新しいことを挑戦しようしたり、やろうとする時、常に目的意識がなくなるように、自分の方向性が分からなくするようにさせるエネルギーが動き出し、それによって自分が常にやろうとしてもうまく踏み出せない状態になるように仕組まれておりました。この部分のエネルギーを浄化していき、さらに自分がしっかりと自分の方向性を感ずることができるようにあなたの魂の部分を磨き、目覚めさせ、自分のやりたいことをどんどん感じとり、そこに進んでいく、こういう意識になるようにワークが行なわれていきました。
Bさん、あなたの今のワークにおいて、あなたの意識の中にチャレンジすること、新しいアイデアや新しいものを引き出してきてチャレンジする、この部分にいろんな邪魔が入り、新しいチャレンジがうまくいかないように仕組まれておりました。このうまくいかないように仕組まれていたのは、遠くから見た時にははっきりと目標やゴールが見えていきながらも、何かやろうとして近づいていくとだんだん見えなくなってしまう、近づいていくとぼやけてくる、このように仕組まれていき、結局いざやろうとした時にはほとんど分からなくなってしまうようにごまかされておりました。この部分のエネルギーを修正していき、近づいていくとよりやるべきことが分かるようになる、近づくともっと目標が明確になっていく、そのようにエネルギーの調整が行なわれていきました。この部分をしっかりと活用するためにも、強い思いを維持し続け目標をしっかりともって成し遂げるという強い心を維持し続けておいてください。
Cさん、あなたの今のワークにおいて、あなたの意識の中に、潜在的に自分が常に何かに騙されてしまう、正しくやっていても何か違うように騙されてしまうという別の意識に動かされており、それによって自分がどうしても本来の正しいところに意識が向けられないような仕組みがつくられておりました。この仕組みを浄化、修正していき、自分が何か目標を持った時に邪魔されることなく、目標に到達できる、目標がしっかりとつくられていけば、そこに向って進んでいく、そのようにエネルギーの調整が行なわれていきました。あなたのこの力を使いこなすためには、大きな観点ですべてを見通す、自分の観点から見るのではなく、大きな観点から見ていく、常にこの意識を育てていってください。
Dさん、あなたの意識の中において、あなたの自分の行動の基準の中にいわゆる方向性の基準の中に、自分の方向性としての正しさと周りの方向性の正しさが常にずれてしまう傾向がありました。これは自分の方向性を正しくもっていても周りの人からの力によって方向性がずれてしまうように仕組まれたところから起こされております。この部分を調整していき、自分の方向性は自分の方向性、周りの人の方向性は周りの人の方向性、この方向性が違うということをしっかりと認識し受け入れ、理解できるようにする意識が目覚めさせられていきました。この部分をしっかり使うために何かの方向性を考える時、自分の方向性を理解していきながら、周りの人の方向性も理解していく、常にこの心を養うようにしていってください。
Eさん、あなたのワークにおいて、集合意識レベルの歪の中に、いわゆる人間同士のつながりの歪がつくられており、それがあなたの意識とつながっておりました。人間同士の歪というのは、いわゆる一人ひとりの価値観や生活習慣、いろんなレベルにおいて、合わない場合、違う場合にわざと歪をつくらせてしまい、この歪が大きくなる、それによって人間関係がどんどんおかしくなっていく、そのようにされてしまうわざとつくられた歪があなたにつながっておりました。この歪によってほんのちょっとした意識の違いや生活の違いがあっても、だんだんこれが拡大していくように仕組まれておりました。この部分を修正していき、そもそも人間関係の歪がないように修正されていき、だんだん良い人間関係になるようにされております。これを現実化させるためには違いという意識を持たないようにすることです。すべての人間関係に違いはない、お互いがつながっており、意識もつながっており、本来違いはない、それをはっきりと意識できるようにしていってください。
Fさん、あなたのワークにおいて、集合意識の中に他人の世界と自分の世界、この世界がそれぞれ大きくバリアのものでつくられていて、それぞれがバリアでつくられた意識でつながっている、こういう意識があなたの意識につながっております。これはあなたがつくり上げたというよりはつくられてしまったバリアであり、今までの人生や転生の中でつくられた一つの意識構造と言うことができます。この部分を修正していき、一人ひとりの意識のバリアをなくすようにワークが行なわれていきました。ただこのバリアを取ったとしても、すぐに馴染めるわけではなく、まず意識を変える必要があります。自分の世界という意識を取り除いていき、皆が意識を共有している、自分だけではなく皆が共有している、こういう集合意識的な意識を身につけていき、お互いのバリアは本来存在してないこと、それを意識レベルで身につけるようにしていってください。
Gさん、あなたのワークにおいて、集合意識レベルのエネルギーの中で、一人ひとりの意識の動きと自分の意識の動き、この関連において自分が感じやすい意識の人と、自分が感じにくい意識の人、それぞれが自分の世界の中にあり、感じやすい人の意識にはすぐに入り込んでいき、感じにくい人の意識にはなかなか入り込んでいかない、こういう意識の構造がつくられておりました。それによって感じやすい意識の人には素直にすぐに深いレベルまで感じとることができますが、なかなか感じとれない人の意識にはまったく近づくことができず、そもそもはじめからまったく感じられないという意識の状態になっております。この部分を修正していき、どんな意識の人でも自分が関心を持ち、興味を持てば感ずることができる、どんな意識の人でも自分の意識によって中に入る込むことができ共感することができる、そのような意識にワークが行なわれていきました。したがって自分の感覚だけではなく、どんな人にも同じように感ずることができる、どんな人でも共感できる、そういう意識へともっていってください。
Hさん、あなたのワークにおいて、集合意識レベルのさまざまな意識レベルの違いがある領域において、それぞれの意識の集まりごとにパタン化された一つの罠や落とし穴、一つの策略的なエネルギーが入っていて、それぞれのパタンごとに騙される、囲まれる、あるいは同じ行動をとるという仕組みが集合意識にしっかりとつくられておりました。あなたはそこに意識を向けながら、それぞれのパタンごとにどういうパタンがその人々を騙しているか、どういうパタンで人々が進めなくなっているか、どういうパタンで人々全体が気づきをなくされているか、そういうことが分かるようなエネルギーにつながり、そこでワークが行なわれていきました。あなたがそのワークを行なうことにより、自分もそのパタンや罠に気がついていき、自分が気がつくことによって集合意識レベルでの罠を取り除いていく、当然自分もその罠があれば自分の罠も取り除いていく、そのようにして集合意識レベルでつくられていたさまざまな罠や、ごまかしやさまざまなエネルギーの仕組み、そこをしっかりと修正し見抜き、新しいエネルギーに切り替えていけるようにエネルギーが働き、またそれをあなたが使えるようにワークされていきました。したがって何か気づいたらそこに意識を向け、その罠を取り除いていく、覆いかぶさっているものがあればそこに意識を向け、それが光でなくなるようにしていく、そうやってさまざまな妨害のエネルギーを取り除けるように意識を使っていってください。
今日は日本人の集合意識において、日本人に覆いかぶさっているさまざまなエネルギーを浄化していき、目覚めや気づきが行なわれるような新月の力を使っていきました。まず自分自身から目覚めていく、そういう意識を強くもって、さらに集合意識に働きかけることができるようにしていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
2016年6月
・2016/6/25 愛の談話会:「第四密度の愛は魂同士のつながりの波動」
愛のカウンセルとしてお話をいたします。今皆さん方が愛について学び、さらなる真実の愛を身につけるためにどのような学びをしていくか、いろんなテーマが与えられております。今の皆さん方の意識レベルから見ていくと、いわゆる自分がほかの人から良いことをしてもらい、自分が愛を感ずる、あるいは自分がほかの人にしてあげたことを相手が愛と理解して、感謝やお礼を言ってもらう、こういうことが普通のように認識されております。
言うまでもなくこれは愛ではなく、自分の一方的な行為といえるでしょう。宇宙から見た時、愛の波動はその人の魂から流れ出ていき、相手の魂の中につながり、相手の魂と自分の魂との間で一つのつながりが出来上がってくる、魂同士がつながっている時、肉体のエネルギーも変化していき、それを人間が愛と感ずる、これが皆さん方の意識レベルにおける愛になります。
したがって何かをしてあげるとか、何かをしてもらうという人間の意識ではなく、お互いの魂がつながり、何らかのエネルギーがお互いの間に出来上がってくる、この時のエネルギーを愛と認識しているのです。お互いがつながり愛の波動で振動している時、単に暖かいとか優しいとかいう感覚だけではなく、人によっては十分に信頼ができる、お互いに何かつながった感覚がある、あるいは人間的な意識を超越し高いレベルで宇宙とのつながりを感ずる、こういった波動になった状態を愛と認識しております。
したがって人間の認識において、どの行為が愛であり、何をすれば愛なのか、これだけでは理解できないところがたくさんあります。あなたのためにこれをしてあげた、あなたがもっと成長するようにこういったことをしてあげた、このようにしたとしてもそれが本当に魂のつながりになっていくか、魂が本当に振るえを感ずるかどうかは別問題になります。
確かに魂同士がそれによってつながり、大きな波動を感ずる場合もあります。それをお互いの中で流れる一つの信頼感やあるいは本当に魂のことを魂が感じてその波動を出していく、いわゆる一体感や魂の成長のために何かが流れていく、その時に沸き起こる強く思い、感覚、相手に対する敬意や感謝、さまざまなものが愛となって感じられていくのです。
この魂のつながる感覚を物質的な人間世界で言葉に現すことはとても難しいでしょう。特に人によっては何も感じない、何も分からないという場合があります。魂同士がつながり、強い光で結ばれたとしても人間はまったく何も感じていない、何も分からない、こういう場合もたくさんあります。
しかしお互いの間には強い愛がつくられ、築かれている場合があるのです。魂同士が強いつながりをつくり、魂同士がエネルギーの交流を行なっている場合、人間としては何も感じない、何も分からないことがあったとしても、そこに不快感や違和感、あるいは否定的な感情が出てくることはほとんどありません。何も感じないということはあっても無視するとか、嫌うとか否定するという感情は一切沸いてくることはありません。
したがって人間的に感情を感じた場合でも、何か良いものを感ずる、何かつながりを感ずる、そういう感覚を得る人は多いでしょう。そういう意味において人間の意識で感じられなかったとしても決して相手を否定したり無視したりするような否定的な行動になることは一切ありません。しかし皆さん方の人間の意識でせっかくしてあげたのに気づいてくれない、せっかくあなたのことを考えて思ってあげたのに受け入れてくれない、分かってくれない、これは愛でも何でもなく、ただのその人の感情になります。
相手の魂と自分の魂がつながらない限り愛にはならないのです。その意味において愛を感ずるのはとても難しいでしょう。魂の感覚をかなり磨く必要があるからです。相手の行為を感ずる、相手の思いを感ずる、これは頭で感ずるのではなく魂で感じていくのです。魂で相手の思いを感ずる、魂で相手の魂の光を感ずる、こういうことによって愛が身についていき、愛が感じられていき、愛を行なうことができるようになっていくのです。
イエスキリストが説いた愛の教えはとても高いレベルの愛になっております。当然普通の人間はそれを理解することができず、感情的な表現でしか認識することはできないでしょう。魂がお互いにつながる、相手の魂を生かすために相手に良い光を送る、いろいろ言葉を使ったとしても魂を感ずること自体がとても難しく、それを感情的な愛で表現しようとしても簡単でありません。
皆さんの日常生活で見た時、家庭の中においてお互いに何らかのやり取りが行なわれていきます。普通に何かしていく、普通に何かしてもらう、この日常の出来事の中でも一つひとつの中に魂同士のつながりがあり、一つひとつが魂のカルマを浄化するための行ないをお互いが行なっているのです。例えば悪口を言われる、こういう場合においてもカルマの働きによって悪口を言う、悪口が言われる、このような現象がつくられており、それを現実で体験するとによってカルマのエネルギーがなくなっていきます。
相手が不快感を抱くような言葉を言ってくる、それを自分がありがたく受け入れればカルマはなくなっていき、もうそのカルマを体験することはなくなり、魂同士でカルマが消化されたことを確認し合い、つながりができ上がっていきます。しかし人間の意識では不快感を言われた、相手に文句を言ってあげる、二倍返ししてあげる、こういう意識ができたのであれば、カルマは解消されることなくまた新しいカルマをつくり出し、お互いの間に否定的なエネルギーがつくり上げられていくでしょう。
したがってどのような不快感を持つ言動であったとしても、それを感謝を持って受け入れる、そうするとお互いのカルマが消えていき、魂がそれを確認し、もうカルマがないということを魂が理解していく、こうやって魂がお互いにつながってカルマの状況を確認し合っていくのです。魂同士がつながった愛がそこにつくられていきますが、ただのつながりの場合は愛とまではいかないでしょう。
やはり相手をお互いに生かす強いもの、お互いがお互いに生かし合う強いものが働くことによって、愛のような波動が動き出していくのです。今の皆さん方のいわゆる第三密度という意識レベルでは、このようにどのような行為に対しても愛と感ずる、それによってお互いのカルマが消えていき、楽になり、お互いが良い光の状態になっていく、そういう喜びを持つことができるかどうか、今はそこに向うことが第三密度の魂の愛の感覚になっていくでしょう。
皆さん方がだんだん第四密度に近づき、第四密度の愛を学び始める頃、愛の形態が大きく変化していきます。第四密度における魂の愛の振動数が変化していき、人間対人間という愛だけではなく、さまざまなレベルの愛のエネルギーが動き出していきます。人間対人間の間で動き出した愛の波動がさまざまなレベルの愛の波動に広がっていき、形あるもの、形なきもの、宇宙のような大きなレベルから微生物のような小さな命あるものまで、さまざまなものに愛が振動を始めていきます。
そうすることによって自分は大きな宇宙レベルから小さな微生物レベルまで自分が愛で生かされている、自分が生きていられるのはこれらの生命の愛があるためであり、いろんな生命の愛によって自分が生かされている、こういう感覚が分かるようになっていきます。第四密度における愛はこのような愛のレベルになっていき、さまざまなレベルの愛を感じ、それをさらに表現していく、さらなる大きな愛を自分が動き出せるようにしていき、魂がさまざまな愛のリズムを奏でるようになっていく、こうやって皆さん方の魂がさまざまな愛のリズムを奏でるようになっていくのです。
したがって第四密度の魂になった時には一人ひとりの愛のリズムがかなり異なっており、いろんな愛のリズムを楽しむことができるでしょう。一人ひとり身につけている愛のリズムが異なり、いろんなリズムを感じとても幸せになる、いろんな愛のリズムを感ずることができ、自分の世界が平和でとても良い感覚になってくる、こういう愛のリズムを楽しむのが第四密度の魂になっていくのです。
皆さん方は今そこに向けて自分はどういう愛を身につけ、どういう愛のリズムを奏でていくか、今その学びをしている最中になります。まだ感情的な愛が強い世界ですが、この感情的な愛も次第に次第に本来の愛に移り変わっていくでしょう。すぐに移り変わることは難しいですが、それでも単なる感情の愛から宇宙的な愛へゆっくりゆっくりと変化を起こしていきます。
新しい人々や新しい子供たちがこのような第四密度の愛をもって生まれてくる人が多くなっていき、感情的な愛ではなく、宇宙的な愛を具現化する人がだんだん多くなっていきます。皆さん方はそういう人を身近に見たり、そういう人と一緒に過ごしたりすることによって第四密度の愛が分かるようになっていき、それによって自分の第四密度の愛も目覚め動き出していくのです。
こうやって誰かが第四密度の愛を具現化していくと、その影響を受ける人が次々と現れてきて第四密度の愛を具現化する人が増えていくことになるのです。そのためにもまずいろんな人の愛を感ずるようにしていってください。いろんなタイプの愛を感じる、愛を感ずるのも自分の感情的な意識ではなく、魂のレベルで感じようとする、肉体の脳では何も感じなかったとしても、魂で何かを感じようとする、こういう働きによって本当に自分の第四密度の愛が目覚め動き出していきます。
今の日本人は自分が何かをしてあげるということに強い抵抗を持つ場合もあります。いわゆる何気なく自然に行なうということにかなり得意な人が多く、あえて目立つようなことをするとか、あえて自分が何かをするということにとてもやりにくい意識の人がたくさんおります。元々日本人は何気なく、ごく普通に相手のために何かをしてあげる、あえて感謝されなくても、あえてお礼を言われなくても普通に何かをしていく、こういう行為をとることが身についておりました。
しかしだんだん文明が発達して西洋文明が中心になってきた時に、何気なく相手のために行なうということがだんだんうまく働かなくなっていき、あえて分かるようにして行動する、相手が気づくようにして行動する、こういう意識になっていき、そのうち気づいてくれないと頭にくる、分かってくれないともう相手にしない、こういう感情が動き出していきました。
本来の日本人は相手がどう思おうともただ何気なく何かしてあげる、相手がそれを受け取ろうが受け取るまいが、関係なくただ自分は何かをしてあげる、こういったことが普通に行なわれていました。だんだんこれが自分が何かをしてあげる、こういうしてあげるという気もちに移り変わっていき、そのうちそれを認めてもらわないと気が済まない、認めてもらって初めて愛になる、こういう感覚へと移ってきました。
この日本人の意識を変えていく必要があります。本来の日本人が持っていた何気なく普通に当たり前のことを行なっていく、それに気づいても気づかなくてもごく普通にしておく、この何気ない行為が宇宙に一番近い愛の波動になっていきます。何気ない行為の方が魂がつながった時の感覚がよく分かっていき、お互いに強い信頼感や強いつながりを感じていくのです。魂同士がつながり、そこに強いお互いの信頼感が出るように常に魂で相手を感じていく、この意識を育てるようにしておいてください。
Aさん、あなたの愛のレベルを見ていくと、いわゆる第三密度の愛のレベルを第四密度の愛に持っていくために、自分が相手のためを思いってやってあげたことや相手に何かしてあげるという時、どうしても何か表面的な形や表面的な見かけについ意識が向き、そこから中に深く入れない場合があります。何かする、何かしてあげる、そういう時に表面的なこと、つまりルールや分かることや意識的に何かすること、そこに意識が向いてしまい、本来の内面のつながり、相手がそれによって何を学び、どういうレベルに上がっていくか、この内面のところがどうしても空虚な状態になっております。したがって当たり前のことでもいわゆる感謝やお礼でも、ただ表面的に言葉を出したり行為を行なうのではなく、その中に何を入れていくか、中身をどうするか、内面の波動や思いをどのようにしてどう相手に届けていくか、この内面の方に意識を向け、それによって本来の愛を身につけていくようにしていってください。
Bさん、あなたの愛において、第三密度の愛を第四密度に引き上げていくために、まず今の第三密度の愛のレベルで感情的な意識が強く反応してしまうと、すべてを受け入れられなくなったり、本来の正しい行為をしようとしてもこれが反対のエネルギーになったりしていきます。何らかの不快感や感情が動き出すとすべてがそれに引きずられてしまい、せっかく心の中では相手のためとか良いことと思っていても、表面的なことがすべてネガティブな波動に覆われてしまう場合があります。自分としてはそれもよく理解しており、何とかしよう、何とか相手のために良いことをしていこう、そういう意識が動いていきますが、その意識以上に内面の強い感情が動き出していきます。この内面の強い感情をうまく自分の力で押さえ愛で包み込み、相手に流していくためには、相手のどのような行為や現象、状況においても、すべて自分がつくり出したものであること、相手の行為ではなく自分がつくり出した行為、自分がつくり出した現象であることをまず最初に受け入れてください。相手がそういう行動をとったのではなく、自分の体験すべきエネルギーによって相手がそういう行動をとっていること、それを理解し、それを自分で受け入れていくと相手がどのような行動をとってもそれを許すことができるようになり、だんだんこれが進んでいくと相手が否定的な行動をとった場合でも、自分のエネルギーの影響で相手がそういう行為をとっていること、自分がそういう現象をつくり出していること、それが分かってきて相手に対して申し訳ないとか、相手に対してもう早く終わりたいと思う感覚、これが愛の波動になっていきます。こうやって相手の魂とつながっていき、お互いの行動一つひとつの中で魂を感じ、魂を通してやり取りしている、これがだんだん分かるようになっていくと、魂のつながりが強くなっていき、それによって第四密度の愛が動き出していくでしょう。
Cさん、あなたの第三密度の愛のレベルを第四密度に引き上げていくために、あなたの第三密度の愛は、自分が何かしてあげる、自分がしたことを分かってもらう、自分がせっかくしたことを受け入れてほしい、こういう思いが強くあります。したがって自分がしても相手が分からない、相手が理解しないという時にとても強い感情が動き出していきます。自分の愛という行為が相手に伝わるか伝わらないか、これがかなり大きな意識になっておりますが、自分の心はどういう心になっているのか、分かってくれないと許せないとか、ちゃんと受け入れてくれないと困る、いろんな思いが動いていき、これは相手にとって不快感を与えていきます。つまり自分が何かを行動とる時、何らかの不快感を相手に与えていくために、相手が必ずしも良い感覚を受けない場合があります。相手に本当に良い感覚を得るためには、見返りを一切考えることもなく思うこともなく、頭に入れることもなく、ただ無条件に何かしてあげる、あるいは何かしていく、そこに徹していき相手がそれを受け入れようが受け入れまいが、何も反応しないようにしておく、まずここから始まっていきます。そして自分のどの行為が相手にどんどん行なわれていっても、相手が何も反応しなかったとしても一切自分は気にすることなく、ただ自分は何かをしていく、これを行ない続けていくことによりだんだん相手の魂が感じられるようになっていき、魂が受け入れてくれているかどうか、人間ではなく魂が受け取っている、魂が自分の光を受け入れてくれている、これが分かるようになっていくと、だんだん魂がつながっていきそれが第四密度の愛に広がっていきます。したがってあなたの場合は、とにかく無条件でただ相手のために何かをしていき、反応を一切気にしない、期待しない、ただ行なうだけにしていく、これを何度も何度も行ない魂のつながりを感じていき、そして魂がしっかりとつながっていく、こういう流れで第四密度の愛を身につけていってください。
Dさん、あなたの第三密度の愛を第四密度に持っていくためには、今のあなたの意識レベルで愛を実践するというのは、やるべきことをしっかりと行ない、相手との約束を守り相手をしっかりと生かしていく、これが今のあなたの第三密度の愛になっております。相手のために何かをするという場合でも、まだ本当に相手が何を望んでいるかどうか、相手が求めているものは何なのかをそのまま感じとることが難しいために、ある程度模索しながら頭を使い相手のために何かを行なっていこうとしております。これはこれで問題はありませんが、やはり相手がどう思うか、相手がどう感ずるかはまったく相手によって異なるために、相手の反応に一つひとつぶれないようにしておいてください。同じ行為をしたとしても人によって反応はまったく異なり、それを一つひとつ気にしていると何もできなくなってしまいます。相手がどのような反応を示そうとも、いわゆる気づかない無視されるという状態があったとしても、まったく気にすることなく自分は何かをし続けていく、小さいことにこだわらず、どんどん大きなことや大胆なことにも挑戦していき、自分が感じたその人のためになることをどんどん行なっていく、これで第三密度の愛が少しずつ広がっていくでしょう。第四密度に引き上げていくためには、相手が本質的なレベルで何を求めているか、見かけの物質的なことや表面的なことではなく、魂のレベルで何を本当は求めているか、これを感じとれるような意識をもっていってください。魂が何を求めているか、これは言葉ではなかなか感じとるのが難しいですが、ただひたすらその人のそばで魂を感じてみる、自分がその人のためにいわゆる人生の流れにおいて魂は何を今求めているのか、魂は自分に何を訴えているか、この魂が自分に求めているもの、自分にしたがってほしいと思っているもの、こういったことを感じていき、そしてそれを感じたら自分が行動に移していく、こうやって魂をしっかりと感じ、それに合わせることができるようになれば魂のつながりができ上がっていき、それによって魂の愛が育まれ第四密度の愛へと成長することになるでしょう。
Eさん、あなたの第三密度の愛のレベルは、あなた自身がかなりいわゆる寂しがりやであり、いろんな人から何かしてもらうということを常に求めている傾向があります。したがっていろんな人が自分のために何かしてくれる、そういう意識を身につけているために、自然とそれが普通になっていき、いろんな人が自分のためにしてくれてもあまり特別なものには感じなくなっているところがあります。これはこれであなたの学びとしてつくられた体験ですが、この第三密度の愛を身につけていくために、自分がほかの人のためにいかにすることができるかどうか、自分はいろんな人からしてもらうという意識ですが、これを自分からほかの人にいろいろ行なっていく、ここに大きな意識の違いが現れております。意識しないとなかなか身についていかない状態であるために、まず意識していくことが必要であり、自分の方から何かしていく、してもらったらそれの何倍ものものをしていく、こうやってしてあげるという方向にかなり意識を向けていき、それを自分の日常的に行なえる状態へともっていくのです。これによって第三密度の愛が十分に育まれていくでしょう。第四密度のレベルに引き上げていくためには、自分が何かしてあげるという意識がだんだん相手の心ではなく、全体を含めた状態の中で何をしていくか、もちろん魂もそうですが、あなたの場合には魂に限らず全体のために自分が何ができるか、全体のために自分の魂がどう動き出していくか、ここに大きなテーマが隠されております。常に全体のために自分がどう行なうか、そうしていくと魂がどんどん目覚めていき、魂が全体のために光を動かすようになっていきます。そうすると常に全体のために魂が動き出し、あなたの魂の愛が全体のために動き出していくのです。全体のために、こういうあなたの愛を目覚めさせていき、第四密度の愛として定着させてください。
Fさんの愛において、今の第三密度の愛のレベルは、自分自身の小さな世界の中における愛の感覚になっております。自分の世界があり自分の世界の中で感じたものが愛であるために、自分の世界よりも大きな世界観の人がきた時にその人の愛を受けれるのが難しい状態になっております。自分の世界観よりも大きな愛の人がきた時に、その人の行為を理解することができず、愛と認識することもできず、場合によっては自分の世界が壊されるかのような感覚になってしまいます。したがって自分にとっては愛と感じていなかった場合でも、本当に自分のため、自分を大きくするためという状態の時には、それを愛と思って受け入れていく必要があるでしょう。今はそういう自分の世界観を大きな世界観に変えていくための愛として認識されていきますが、だんだんこうやっていろんな人の意見を受け入れる、いろんな人の価値観を受け入れていく、そうすることによって第三密度の愛が育まれていきます。これを第四密度の愛に引き上げてくためには、世界観の異なるいろんな人と交わりながらも、自分自身の魂をいろんな人の魂にうまく合わせていく、つなげるというよりも合わせていくというやり方が必要であり、いわゆる相手の魂に自分の魂の周波数を合わせていく、相手の魂の波動、そこに自分の魂の波動を合わせていき、魂同士がうまく同じ波動になるようにもっていく、うまく波動が合う時相手の魂から自分の魂に大きなエネルギーが動いてきて、これが自分にとっての魂の喜びを感じさせることになります。こうやって魂同士がうまく反応し、そして大きなエネルギーが自分に入ってくる、これを第四密度の愛と理解し、これを育むようにしていってください。
Gさん、あなたの第三密度の愛のレベルを見ていくと、今あなたの魂はいろんな学びをしており、魂自身が一段階高い波動にシフトしようと行なっております。それと共に愛の学びも今急速に変化しており、いわゆる感情的な愛というレベルからかなり本質的な愛のレベルへとシフトを起こしております。これまでは自分のためになることや自分を思ってくれる、自分を大事にしてくれる人を愛のある人と感じておりましたが、だんだんこれが変化していき、自分の人生に役に立つか役に立たないか、自分の人生のためになっているかどうか、そういうレベルで感ずるかどうかが愛の判定になっております。したがっていろんな言葉や行為一つひとつが自分の人生の役に立てば愛と感じていき、人生に役に立たなければ愛とは感じない、こういう第三密度の愛へと変化を起こしております。この第三密度の愛を第四密度の愛に引き上げていくためには、人生に役に立つという第三密度の愛をつくり上げていきながらも、人々のそれぞれの心の中の高いものを常に感じていき、高いものを自分がそれを感じとり、自分もそれを目覚めさせていく、こういう特質が現れてきます。いわゆるいろんな人の心や魂を感じ、その人の高いレベルの愛を感じ、高いレベルの愛を自分が感じた時に自分自身も同じ波動が動き出していき、同じ波動でつながる、高い波動でお互いがつながり、そこに強い愛を感ずる、こういう感覚になっていくのがあなたの第四密度の愛になっていきます。したがっていろんな人と出会い、いろんな人の高いレベルの波動を感じた時、自分の高い波動も動き出していき、高い波動でつながる、これがいろんな人との間で動き出していきさまざまな人とのつながりが個別の波動でつながり、これが新しい愛のリズムをつくり上げていくのです。第四密度における新しい形のリズムをぜひ身につけていってください。
Hさん、Hさんの第三密度の愛は、いろんな人とのかかわりの中で自分が何をしてあげられるか、どうしたら相手が喜び、どのようにしたら相手が成長していくか、こういう観点でいつもいろんな人を個別に見ております。このつながりが第三密度の愛のエネルギーをつくり出し、一人ひとりが成長できるように、一人ひとりがより高い波動に向うように働きかけていきます。この第三密度の愛を第四密度に引き上げていくためには、まず一人ひとりがどのような価値観をもち、一人ひとりのどの波動がその人の一番良い波動なのか、一人ひとりが持っている素晴らしい波動を感じとり、それを自分が認め、それをさらに輝かせようとすると自分自身がその輝きを感じとり、自分が喜びを感じていくのです。ほかの人の素晴らしい輝きを心から感じ、そこに触れた時に自分が素晴らしい感覚を感ずるようになり、自分が喜びを感じていく、こういう第四密度の愛を身につけていき、一人ひとりのために何かを行なうことが一人ひとりの波動とつながるような感覚が身についていきます。一人ひとりの一番良い波動を感じようとして、それをさらに輝かせようとしていく時、自分の内面から出てくる新しい波動が動き出し、本当にその人を輝かせようとする、これをいろんな人に行なっていき、いろんな人の高いレベルを輝かせていくと、自分がそのレベルでいろんな人とつながっていき、自然と自分が多くの喜びの中に満たされていきます。自分自身がいろんな人と常につながっている、常にいろんな波動で一人ひとりとつながっている、こういう感覚がつくられていき、多くの人と別々の波動で最高の波動でつながっている、これがはっきりと感じられていき、これがあなたの第四密度における愛の感覚になります。
皆さん方の愛を感じていきながら、第三密度における愛と第四密度における愛を説明していきました。今の人間社会では愛という行為はとても難しく、すぐに広がるのが簡単ではありません。しかし意識してまず相手の行為に気づく、相手の良い波動につながり、その良い波動とつながろうとする、こういう意識があれば愛は急速に身につき、成長することができます。
しかし苦手なところや嫌なところ、気に食わないところに意識を向けてしまうと、愛は完全に閉じてしまい、まったく成長することができなくなってしまいます。したがってネガティブなところに意識を向けるのではなく、常に良いところに意識を向けていく、これが愛の始まりであり、常に相手の良いところを見つけてはそこに喜びを感じていく、こうやって愛を成長させるようにもっていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/6/21 エネルギー練習会:「先に学ぶものがスピリチュアリティを上げていくこと」
では最初に親鸞聖人のエネルギーを呼びます。身体全体でエネルギーを感じてください。
心の在り方に意識を向けてください。心を忘れ物事の現象だけを意識していくと、自分の心が見失うことになり、物事にとらわれた自分が物事に振り回されていきます。心をしっかりと感じ心の動きを自分で見ていきながら物事をとらえていく、そういう心をしっかりと身につけ、物事に振り回されない自分を身につけてください。
次、大日如来のエネルギーを引っ張ってきます。大日如来を感じてください。
皆さんが光となり、光を奉仕に使う時期が来ていることを感じております。自分の光の使い方がまだ分からず、頭で光を使おうとしております。光は頭で使うのではなく、正しい心で光が使われていく、正しい心の使い方を身につけ、正しい心で光を使い、人のため、世のために使うことを目指していってください。
では次高野山のエネルギーを引っ張ってきます。身体を楽にして高野山を感じてください。
天界とつながり、天界と人とをつなぐ光の場として存在しております。人々が天の心をもってこの山に入る時、天からの迎えが降りてきます。人の心に天の心がない時は天からの迎えが降りてきません。この山に入る時、天に入るという心をしっかりもって、敬う、感謝と尊敬や高いものに対する意識をしっかりともって、この山の中に入っていってください。
では次、大雪山のエネルギーを引っ張ってきます。
この土地は光を封印しており、新しい光を必要とする時に封印された光がここから出ていく。新しい光はすべてここから出ていき、新しい時代の始まりに人間世界へと広がっていく。山は高いものが良いというわけではなく、むしろ広がりのある山が大きな役割をもち、人々の意識に働きかけていく。山の高さよりも裾野の広さを感じ、そこから人間の意識につながっていることを感じてほしい。
では大日如来のエネルギーを引っ張ってきますので身体全体で感じてもらいます。
今の皆さん方の時代において、スピリチュアルな学びをするということが大きな課題になっております。興味をもつ人は多くいますが、修行しようとする人はほとんどおりません。ただ面白い、興味という観点だけでスピリチュアルな世界を見ているだけであり、自分のスピリチュアリティを高める、意識レベルを高めるという目的でスピリチュアルを学んでいる人はほとんどおりません。
皆さん方の意識レベルが上がらなければスピリチュアルな学びをする意味はまったくありません。ただ面白いから、興味があるからという観点だけで学ぶのではなく、自分の中にあるスピリチュアリティに目覚め、自分のスピリチュアルな能力を開発し、そしてそれを自分の魂の覚醒のために使っていく、そういう意識でスピリチュアルの世界を学ぶようにしていってください。
Aさん、光の中で光と共に学び進んでおります。自分の中にある弱さが何なのか、それを見抜いてください。あなたの中の弱さとは自分自身の本当の力を自分で認めていない、まだ自分は分からずできないという意識、これ自体があなたの弱さになっております。自分の中の光をしっかりと信じこの光を多くの人に使っていく、こういう強さを育てていってください。
Bさん、あなたの光の学びにおいて、自分の中で目覚め動き出している光が本当に人のために使えるかどうか、自分の学びや自分の興味のために光を身につけておりますが、これを人のためにどう使っていくか、そこに大きな鍵が隠されております。人のために使う光と自分のための光では光の性質が異なるために、学んだ光がそのまま人に使えるわけではありません。人のために使う光、この学びを進めるようにしていってください。
Cさん、光を大きく使いながらこの光を自分は本当に人々に役立たせているのかどうか、本当に自分は光を使っているかどうか、悩んでいるところがあります。日常の生活の中で言葉使いや行動、一つひとつに光を入れることができます。あえて特別なことをして光を使うのではなく、毎日の言動の中で光を使っていく、普通の言動の中に光が入っている、こうやって光を使いこなす練習を進めていってください。
Dさん、光を習得し、学び、使っていきながらも、自分の使う光がどこまで人に役に立っているか、どこまで社会に貢献できているか、それが自分で分からず、自分でも不明瞭な学びを続けております。自分が光を学び使いこなしている時、自分に何一つ不安や心配、疑問がない時は、光が正しく流れていきます。不安や恐れや心配疑問があると光が流れなくなります。堂々として信じて光をただ流していく、そうやって光を遠くまで流すことを学んでいってください。
Eさん、光と共に歩み、光と共に進んでおります。光をより多くの人に、より一人ひとりに適切な光を使うために、一つひとつの光をさらに細かく感じ、細かく使っていく、この学びに入っております。一人ひとりの心から感ずる光が何を求め、何が足りなく、何を補えば良いのか、それを感じていき、一人ひとりに必要な光を流していく、そこに意識を向けていけば思いの通りの自然に光が流れるようになっていきます。
Fさん、光を使いこなす時、天からくる光と自分の中にある光、両方をうまく使うように意識をもっていってください。天の光だけではなく、また自分の光だけでもなく、両方をうまく使って独自の光をつくり出していく、その時その時に必要な光をうまくつくり出し、その時だけの素晴らしい光をつくり流していく、こうやって光をうまく使いこなす練習を進めていってください。
・2016/6/20 満月交流会:「日本全体を支配する力を浄化」
光の世界からお話をいたします。今日はいて座の満月のパワーを使いながら日本人の集合意識のワークを行なっていきます。今の日本人の意識を眺めていくと、いわゆる以前の典型的な日本人の集合意識から次第に変化を見せております。ただこの変化がすべて悪いかとか良いとかという意味ではなく、地球自身の変化に伴い、国家や民族の集合意識も変化してきており、ある意味では宇宙の流れに合わせて変化しているということができるでしょう。
これまでの日本人の集合意識の特徴がいわゆる団体に適した意識をもっており、個人の意志や個人の特徴を表に出すのではなく、団体として一つのものを築き上げていく、一人ひとりは部品のような感じの意識になり、全体を完成させるという意識を強くしていく、こうやって全体の美しさを目指してその素晴らしい作品をつくり上げようというのがこれまでの日本人の特徴にありました。
しかし明治維新以降このエネルギーが多く変わっていき、全体を良いものとしてつくり上げるというよりは、個人の意識に働きかけなるべく個人が自分なりの良いものを表現していく、自分のアイデアを具現化させ全体のために良いことになるようにつくり上げていく、こういう意識が少しずつ動き出していきました。
明治維新という一つの大きな波動は個性を生かす、個人の考えを表に出すという働きを行なっていき、全体を常に考えていた日本人の意識に大きな意識の変革をもたらしてきました。しかしまだ明治の時代は個人の意識が動き出したとしても一部の人間たちだけであり、まだ大多数のものは全体に従う、全体に合わせるという意識をもっておりました。
それが明治時代の軍国主義をつくり出していき、一部の者たちが権力を利用して自分の意志を表に出していく、大多数のものがまだ全体に合わせる、集合で活動するという意識であるために、とても強い軍国主義のエネルギーがつくられていきました。第二次大戦の敗戦によってこの全体主義的な軍国のエネルギーが破壊されていき、新しいアメリカが中心のエネルギーが日本全体に入っていきました。
アメリカのエネルギーは全体主義の波動を根本から覆していき、個人を尊重させるという意識をうまく利用しながらも、アメリカ的な要素を細かいところにまで巧妙に入れていく、いわゆる自由主義、個人の能力を表に引き出していく、うまくいけば自分の地位や自分の能力を生かしてどんどん自分が強い権限をもつように働きかけていく、こういうアメリカの強いエネルギーが日本人の中に入っていき、それが次第に次第にと広がっていきました。
今の日本人の集合意識の中において、古来から持ち合わせている日本人の本来の精神性、いかにも日本人的だといわれている精神的な波動はおそらく40パーセントくらいの状態にまで下がっているでしょう。また明治時代の全体主義的な軍国主義のエネルギーは20パーセントくらいになっております。したがって、アメリカが植えつけてきたアメリカ的な自由主義が40パーセントくらいになっており、さらにこれは拡大する方向へと進んでおります。
これからさらにこのアメリカ的な自由主義の意識が日本の中に広がっていくでしょう。日本人が古来から大事にしてきた和の文化、調和の文化、相手を思いやる文化はこれからまた割合を減らすことになるでしょう。ただ日本文化は海外で少しずつ目覚めてきており、いわゆる日本で魂をつくり上げたものたちが今海外で肉体をもって日本の文化を魂レベルで受け継ぎ、それを少しずつ目覚めさせ活性化させている、そういう状況であるために海外の人の中で日本文化に興味をもち、日本文化と何らかの縁をもつ人々が増えております。
こういう海外での日本の波動をもっている魂が少しずつ目覚め動き出すと共にそれが逆に日本に何らかの影響を与え、次第に減ってきている日本人の古来からの精神性が逆にまた再び目覚め始めるという時期がいつか訪れてきます。今はそういう意味において日本的な精神性の割合がある意味では一番低くなった状況ですが、これから少しずつまたこれを取り戻していく、あるいは現状維持のままでしばらく継続していく、そういう時期に入っていると思われます。
ただこの日本の精神的な文化は黙っていて広がるというものではなく、おそらく何もしないとこれからどんどん減ることになるでしょう。そういう危機感を感じたものたちが意識して残そうとしており、古来からの日本の伝統や文化を残そうとする、何らかの仕組みをつくって後世に残し伝えていこうとする、こういう積極的な働きによって日本の精神性を残すことになります。
したがって皆さんも黙っていて日本の精神的文化が残るというわけではなく、自分たち自身が働きかけ残すという意志によって残っていく、それを強く意識してできるだけ自分たち自身が身につけた日本人の良い精神的な文化をこれからの時代でも残すことができるように何らかの活動をしていってください。
いて座のネガティブなエネルギーを浄化するという満月のワークですが、日本人の心の中に潜んでいるさまざまなネガティブなエネルギーの中にも、やはり人によっては無責任や自己中心、自分のやり方や思い通りにいかないと嫌になるとか、どうしても皆を自分の方向に合わせたいとか、そういう意識の人はたくさん存在しています。
今日の集合意識のワークにおいて、一人ひとりの自分の中でこれまで動き出してきたこのネガティブなエネルギーを見ていきながらも、やはり日本人をコントロールしている一部のものたち、日本人を牛耳っている一部のものたちがこの強いコントロールのエネルギーを利用し、集団的な日本人をうまく利用して自分のペースで動かしているものがいます。
この部分のエネルギーに焦点を絞っていき、集合意識のエネルギーの浄化を行なおうと思います。まず楽な姿勢で自分自身を宇宙の方につなげていきます。自分の光の柱を上の方に引き上げていき、宇宙の月のエネルギー、宇宙に蔓延している月の女神のエネルギーにつなげていきます。ただ自分の光の柱を感じながら、何らかのエネルギーを感じた場合、それが月の女神のエネルギーであると理解しておいてください。
月の女神につながったら、そこから浄化の光が光の柱を通って下に降りてきます。浄化の光が降りてきて頭から身体全体に流れていきます。まず頭の上から入ってきた浄化の光が頭の上から身体全体に降りてきますが、マインドの辺り、第三の目の辺りで強く働きかけ、自分自身のマインドの中で根付いている自己中心的な思い、押し付けるとか、一方的に自分のペースでやってしまうという意識のところにこの月の女神の光を当てていき、浄化されていくのを感じてください。
さらにエネルギーが降りていき、喉のところで他者に対しコントロールする言葉、言うなりにさせようとする言葉を発していたところに光が入っていき、コントロールする言葉のエネルギーを浄化していきます。また自分のエネルギーだけではなく、集合意識で見た言葉のコントロールのエネルギーが皆さんにも流れていきます。自分だけではなく日本人全員の言葉によるコントロールのエネルギーを感じながら、それを浄化していってください。
正しい言葉、美しい言葉を出すように意識をもっていき、一方的に押し付けるという言葉のエネルギーを体から離れるようにもっていきます。すぐに言い訳したり、都合が悪くなるとごまかすというネガティブなエネルギーも浄化していき、常に自分に素直な真実な言葉を出せるようにしておきます。
月の女神のエネルギーが喉から下に降りていき、両肩から腕を通して自分の腕全体を浄化していきます。他人をコントロールするというエネルギーが肩から腕に入っており、自分の都合で他人を利用する、自分の思い通りにさせようとして他人を利用するというエネルギーをこの光で浄化していきます。また日本人の集合意識のエネルギーが流れてきて、集合意識レベルでもっている他人を利用する、自分の都合の良いように利用するというエネルギーが流れてきます。しっかりと浄化のエネルギーを流して自分の腕を浄化していってください。
また浄化のエネルギーは喉から下にまっすぐ降りてハートチャクラにつながっていきます。ハートチャクラに光が入り、ハートチャクラの自分の中の不誠実な部分に光が当たり、自分の都合で不誠実な態度をとってしまう、その時その時の都合の良いように適当なことを並べたてる、自分が大事、自分を愛する思いがとても強く、つい自分を優先させるという意識のところにこの光が入っていき、浄化を行なっていきます。
集合意識レベルで不誠実なエネルギーが入ってきます。しっかり光を流し、集合意識レベルで自分の都合の良いような態度をしっかりと良い光に変えるように浄化の光を入れてください。浄化の光を身体全体に充満させ、自分の身体全体の中で違和感のあるところ、何か自分で嫌な感覚がするところすべてに満月の浄化のエネルギーを流していってください。
また日本人の集合意識の中に目先のことに捉われ、本来の目的が分からなくなってしまう、目の前のことに騙されてしまい本来のやるべきことが分からなくなってしまうというエネルギーが集合意識にあるために、そのエネルギーを皆で浄化を行なっていきます。自分の体の中にこの目先のことに捉われてしまい本来のものが見失ってしまうというエネルギーを浄化する光が入ってきますので、それを自分の体で感じて自分の体の中でまず浄化を行なってください。
一人ひとり感ずるポイントが違ってきますが、太陽神経叢やハートチャクラと太陽神経叢の間、あるいは丹田の辺りで感ずる人がいるでしょう。あるいは自分の感じたところで目先の意識で本来のものを見失ってしまうという意識を浄化していってください。皆さんにつながっている集合意識を感じ、集合意識全体を感じてそこにさらなる満月の浄化のエネルギーを送ってください。
いて座のネガティブなエネルギーは確かに一部のものたちにとても強く働きかけ、それによって多くのものをコントロールするというエネルギーへとつくり変えられ日本人全体に悪影響を与えております。その部分をしっかりと浄化していき、一部のものが全体をコントロールしないようにする、一人ひとりの個性が正しく発揮されるようにする、そういうエネルギーへと修復されていきました。
皆さん方自身もこのエネルギーをしっかりと浄化し正しく使い、他の一人ひとりの個性を尊重しながらも正しい真理に向って行動していく、その光をうまく使うようにもっていってください。それではアドバイスを行なっていきます。
Aさん、今の浄化においてあなたの中で動き出していた支配欲的なエネルギーを浄化していきました。このエネルギーはそれほど強いというわけではありませんが、ただその状況に応じて自分よりも弱いものや、あまりエネルギー的に合わないものに対して動き出す傾向がありました。その部分のエネルギーを浄化していき、常に相手の正しい光、正しいものを感じとってその正しいレベルで接していく、そういうエネルギーへと修正されていきました。
Bさん、あなたのワークにおいて、あなたの中で目覚めていた自分のペース、自分のペースに合わないとうまくやっていけないという、自分のペースのエネルギーがありました。この部分を浄化していき自分のペースを保ちながらも、それを他人にぶつけたり他人との流れを不整合にするのではなく、自分のペースを保ちながらもうまく相手のペースに合わせていく、一見自分のペースが乱れるように感じながらも実際には自分のペースで進んでいく、そういうある意味では調和を保つエネルギーにつくり変えられ、これからのあなたの意識でうまく進めるように調整されていきました。
Cさん、あなたのワークにおいて、自分の中で目覚めている自分の本当の心、自分のペースで自分のやり方で、自分の思い通りにやるというこのエネルギーを正しい光で浄化していき、自分の本来の能力が目覚めていきながらも、ある意味では和を壊さない、全体の調和を乱さないという世界で動けるようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
Dさん、あなたのワークにおいて、自分の心の中にある他の人々とのかかわりにおいて、多くの人との間でうまく融通性を保って、お互いを正しく進ませていくというエネルギーのところに不都合的なものがあり、それによって自分も他の人も両方ともうまく進めなくなってしまうエネルギーがありました。このエネルギーを浄化していき、単に考え方や見方が違うだけ、一見障害になっているように見えても、ただ見方が異なるだけというその意識が動き出し、お互いが不都合ではなく実際には見方が違うだけで何の問題もないこと、そういった風に意識が働き、うまくお互いが進むことができるようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
Eさん、あなたのワークにおいて、心の中にうまくいけば人のこういったところを利用できるとか、うまくいけばこういったことに使える、こういううまくいけば何とかできるという思いの波動があり、これがいろんな機会を使っては影響を与えている波動がありました。この部分を浄化していき、うまくいけばという意識が動くことなく、むしろ人に何か奉仕できるチャンス、人のために何かできるチャンスという意識が動き出し、それによって機会があれば人のために何かできる、人のために何かできる機会を常に感じている、こういう風に意識が動くように調整が行なわれていきました。
Fさん、あなたのワークにおいて、自分自身のネガティブなところに自分で意識を向け、どんどん自分でそれを強く感じてさらに現象化させてしまうという特徴の意識がありました。その部分の意識に働きかけ、自分自身をネガティブに感じたとしても実際には意識のエネルギーとしては動くことなく、むしろそれによって自分の意識を切り替えていく、自分のネガティブなところに意識を向けながらもそれを自分で理解してすぐに意識を切り替え、人に何かできることを思いついていく、こういう発想の転換ができるようにワークが行なわれていきました。
Gさん、あなたのワークにおいて、心の中にあるさまざまな思いや願望の中で、自分自身はただ多くの人と楽しくうまくやっていく、皆と一緒に仲良くやっていくという意識がしっかりと輝き、それがあなたを特徴づけております。ただこれを維持しようとして個性のある人にわざわざ全体性や調和を口にすることによって、返ってその人の個性が発揮できなくなってしまうという波動もありました。この部分を浄化していき一人ひとりの個性をしっかりと尊重し認めていく、自分がどういう言動であろうとも他の人の個性は尊重していく、そういう意識になるようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
Hさん、あなたのワークにおいて、心の中に何かを常に引きずってしまい、一つの出来事でも後々まで影響してしまい、それによって自分の言動のすべてに影響を与えてしまうという波動がありました。この部分を調整していき、一つのことで全体がおかしくならないように、何かのきっかけでそれ以降のすべてが台無しにならないようにエネルギーの調整が行なわれ、すぐに自分で元気に立ち直ることができるように、自分の本来のところにすぐに戻れるようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
Iさん、あなたのエネルギーの中に自分の都合の悪いことはその時だけ聞いておいて、あまりそこに後で意識を向けないという波動がありました。このエネルギーに浄化のエネルギーを流していき、自分の都合の悪いことや嫌な面でもしっかりと自分で目を向け真剣に取り組み、浄化の機会のある時に自分で意識して浄化していく、自分で意識して修正していく、そのようにエネルギーの浄化が行なわれていきました。
Jさん、あなたのエネルギーの中に都合が悪くなると話を変えてしまうとか、場を変えてしまうというエネルギーが体の中にありました。このエネルギーに浄化のエネルギーを流していき、どのような状況にあってもしっかりと客観的に受け入れ、客観的に感じとり、それ以上エネルギー的なネガティブなものを受け入れないようにする、そのようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
今日は皆さん方の身体の中にある、いて座のネガティブなエネルギーをうまく使いながら、皆さん方個人と日本人の集合意識のエネルギーを浄化するワークを行なっていきました。日本も少しずつ個性を勘違いして間違った個性を表に出し、コントロールする意識が強くなってきております。日本の本来の良い精神的なエネルギーをこれからもうまく生かし、活用させ、良い日本の伝統を保持できるように皆さん方も協力をしていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/6/6 密教セミナー5[韓国]:「仏に至るまでの道を一つひとつ学んでいく」
光のハイアラーキーとしてお話をいたします。今日の皆さんの学びの流れにおいてお話をしていきます。
密教の学びにおいて、いろんな心構えで向っております。密教という本質的なものを学びとろうとして、心から素直に向っているものがいれば、早く手順だけを知る、早く答えを知りたい、そういうせっかちな心で目指しているものもおります。表向きは一見同じように真面目に学んでいるように見えていながらも、心の在り方は実に一人ひとり異なっており、一人ひとりの違いがかなり現れております。
皆さん方が今ここで学んでいるというのは、極めて例外的なこととして許可が下りております。皆さん方のこの流れにおいて、本来密教という学びに到達できるものはほとんどおりませんでした。意識レベルがまだかなり低いために、密教の学びに入る入り口にすら入っていなかったのです。皆さん方の熱心な心を感じながら、時間をかけながらゆっくりと育てていく。密教という世界に入るためにまず基本的な仏の心を理解し、それを身につけていく、こういう手順が行なわれております。
今はまず仏の心を理解していく、学びに至る法の在り方を理解していく、学びの姿勢を正していく、今はその段階になっております。まだまだこの学びの姿勢が身についておらず、ただの興味半分、ただ面白さだけ、あるいは結果だけを早く知りたい、修行しなくても答えを知りたい、そういう未熟な心がとても多く、ただ早く知りたい、知りたい、こういう心がとても多く感じられます。
知りたい、知りたいという心で学んでいるものは、悟りには入ることができません。悟りまでの間における多くの魔が待っており、知りたい、知りたいという心によって間違った答えばかりを引き寄せていくのです。そしてその間違った答えを師のせいにする、教わっている師のせいにして、自らが引き寄せた間違いを認めようとしない、こういう闘いを何十年も続けることになります。
知りたい知りたいという心そのものが魔の心であり、真理から遠ざけていくもの、これを本当に理解してください。密教を学ぶものにとって一つひとつ正解を求めようとか、早く正解を知りたいという魔の心を早く手放していくこと、そのためにもただまず瞑想に取り組んでみる、瞑想で何かを手にするとか、何かが分かる、そういう期待も手放してください。
瞑想を答えを得る手段と理解しているものがいれば、それは大間違いです。瞑想は答えを与えるツールではありません。自分自身の心を育てる一つの手法に過ぎないのです。瞑想で何かが分かった、それを自慢げに話していると必ず魔の世界に引き込まれていきます。本当の密教の学びをしているものは、瞑想でいかなる体験をしようとも、仏に出会おうとも、いっさい口に出すことなく、ただそれを感じていく、そこから何を学ぶのかを理解しようとする、場合によっては自分の中の悪の心が仏のように現れてきた場合もあるのです。
素晴らしい体験をしたからといってすべてを信ずる愚かさを早く捨ててください。密教の学びもこれから少しずつ少しずつ高いレベルへ入っていきます。今の皆さん方の心では到底そこに入ることは難しいでしょう。まだまだ心が備わっておらず、仏に対する心をしっかりと身につける必要があります。
一つひとつ頭で理解しようとせず、心で理解していく、答えを知ろうとするのではなく、心で分かっていく、これが仏の心であり、仏教という世界なのです。すぐに答えを教えてほしい、聞いたのだからちゃんと答えてほしい、そういう魔の心を早く手放してください。この心がある限り、これから先はなかなか進めなくなります。
皆さん方の足を引っ張るものがどんどん増えてくるからです。疑いを持つことなく、ただ心の修行をしていく、こういう学びの世界をしっかりと習得していってください。
Aさん、自らの心をよく眺めよ。善もあれば悪もある。しかしあなたの心はとても素直であり、悪に対してすら素直なところもある。悪に対してはしっかりと立ち向かい、強さを発揮すること。
Bさん、心の中にゆとりが無さすぎる。せかせかするのではなく、どっしりと大きな心で一つひとつをしっかりと噛み砕いて進むように。
Cさん、いろんな光を学んできた中で、密教の光はまた別の光になっている。これまでの光と結び付けないように。これまでの知識ややり方と結び付けようとすると、密教がたちまちに汚されてしまう。密教をまったく別のものとして単独に学んでいくように。
Dさん、あなたには大きな光が付いている。自分から沸き起こってくる直感やインスピレーション、それを信じて構わない。いろんな密教の手法において、一つひとつを丁寧に扱うこと、大まかに扱うのではなく、丁寧に扱っていくこと、そうすれば強い力を発揮するであろう。
Eさん、あなたには十分な祝福がやってきている。この密教の世界に入ったことだけで大きな祝福の流れに入っている。しかし学びそのものに手を抜くことなく、難しくても分からなくても、必死になって付いていくこと、どんな条件があっても負けることなく、しっかりと進んでいってほしい。
Fさん、この密教の学びはあなたに新しい可能性を与えている。これまでの学びはある一定の枠内の学びがとても多かった。そのために限界を超えることができなかった。しかしこの密教の学びは限界がなく、いくらでも自分を成長させることができる。この成長できる機会を十分に活用してほしい。
Gさん、偉大なる光があなたと共に学んでいる。いろんな間違いも自分で光と共に修正していきながら、正しく解釈することができる。しかしあまりにも自分勝手に解釈しすぎないように。基本を正しく理解し、基本からずれないようにしておく、常にこの姿勢を維持するように。
Hさん、心の中に何らかの隙間がある。偉大なる学びを手にしても、時々隙間から出てしまう場合がある。手にした学びを大事にし、一つひとつを丁寧に自分のものにして、しっかりと自分の成長に役立ててほしい。
Iさん、大きな光と共にあなたは学んでいる。密教はあなたの可能性を広げていくだろう。言葉のパワーを感じとってほしい。マントラを口にする時、内なるパワーを感じながら、そのパワーで現実を変えていく、ぜひそのやり方を身につけていってほしい。
Jさん、あなたの身体にあるさまざまなエネルギーの流れにおいて、密教はあなたの身体の流れを大きく変えるツールになっていくだろう。これまであなたの身体で渦巻いていたさまざまなエネルギーが、密教のマントラによって整理されていき、むしろ密教のツールによって自由に使いこなせるようになっていく。身につけてきた新しい手法をしっかりと自分のものにして、これまでのエネルギーも使いこなせるようにしていってほしい。
Kさん、光はあなたに大きく覆いかぶさってきており、あなたの意識を高くすればいくらでも自由に使うことができる。ただ今、自分で実感がないのは、この高い大きな周波数があなたのマインドでとらえることができないために、まるで自分の光が低い光であるかのように感じとっている。自分の周りにある高次元の光をしっかりと信じながら真剣に言葉を出していくこと、言葉のパワーを信じ、本当に言葉で神聖な光をコントロールしていってほしい。
Lさん、あなたのパワーはとても強く、これからも身につけていく密教のマントラが、あなたの世界を大きく変えていくだろう。自分の世界だけではなく、あなたは他の人の世界も変えるパワーをもっている。そのためにも正しいやり方を身につけ、正しく学んでいくように。
Mさん、密教の学びはあなたに心の成長をもたらすだろう。毎日の生活の中で密教の教えがあなたの心を潤し、あなたの世界を潤していく。それ自体が仏の心と一つであり、十分に仏に愛されていること、それをしっかりと実感していってほしい。
Nさん、あなたの心の強さは密教で必要な強さを身につけている。マントラをしっかりと唱え、正しく念ずることによって多くの菩薩や如来を扱うことができる。これからの密教をしっかりと習得し、正しく使いこなせるようにしていってほしい。
Oさん、自分の心の弱さをいつも案じているが、案ずる必要がないものをわざと案じているところがある。無意味にいろいろ考える必要はない。常に前向きに正しい方向で考えていく、それによって仏の光を呼び寄せ、仏の光に満たされ、仏の心と一つになることができる。まず自分の心をしっかりと仏の心にもっていくように。
Pさん、仏の心は常にあなたの心の中に入ろうとしている。しかしあなたの心が時々それに反発しているところがある。なぜかあなたの心の中に時々何か信じられない心、疑いの心が生じ、それによって仏の心が仏でなくなってしまう。常に疑うことなく、仏をそのまま受け入れていく、こうやって密教の世界をしっかりと身につけていってほしい。
Qさん、あなたにとって密教の学びは、自分の能力を拡大させるための大きなツールになる。しかしただのツールとして学ぶのではなく、自分自身の心そのものとして学んでいくように。あなたの心にはすでに仏の心も身についている。しかし心の力で現実を動かす力、人の心を動かす力がまだ備わっていない。それを密教の力を使って使いこなしていく、ぜひそれを習得していってくほしい。 Rさん、あなたの心の中にさまざまな種別の光があり、本当にあなたを前進させる光があれば、あなたを引き戻す力もある。あなたにとっての密教は、どの力に対しても大きく働きかけ、自分を大きく進ませる力になれば、自分を大きく戻してしまう力にもなっている。まず密教を使う前の基本的な心として、常に人を生かす心、人を進ませる心、これをしっかりと身につけてほしい。まず人を生かす心の上に仏の心を育ち、密教の心が育っていく、常に自分の心を把握することができるように。
Sさん、あなたの心の中に真理を常に目の前にして進む力がある。あまりにも真理に目を向けており、その真理に向う多くの人々の心が見えていない。真理は人々の心の中に入っていること、人々の心を知らず真理を手にすることはできないこと、この本当の意味を理解し、密教が何のためにあるのかも理解していってくほしい。
Tさん、あなたの中で輝いている仏の心は、常に人のため、人のためという力で輝いている。人のために輝く密教の光は、常に妨害を引き寄せてくる。この妨害にいかに立ち向かい切り抜けていくか、それがあなたのテーマになっている。一つひとつを十分に理解しながら、強く前に向っている、それ自体はとても素晴らしいが、あまりにも心が辛い、自分に向ってくる魔の心にいちいち反応しないこと、相手にしないこと、意識しないこと、そうやって密教の悪と対峙するやり方を身につけていってほしい。
学びの中身はそれほど変わらないように見えても、一つひとつ密教のクラスが上がることによって密教の波動も高くなっていく、それ故ついてこれないものもいるかもしれない。しかし密教の世界は途中で止めると、もっと辛い現実が入ってくる。したがって途中で止める場合には、それなりのやり方も習得してから終えていくように。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
2016年5月
・2016/5/24 エネルギー練習会:「天界のクスリは光の流れを正常化するもの」
最初に富士山の上空の光の存在たちに来てもらいます。
光の存在としてお話をします。富士の山は高次元世界と地球の物質世界をつなぐための重要な働きを行なっております。いずれ皆さん方の霊的な能力が高まっていき、いろいろの高度のエネルギーを見ることができるようになると、富士の山の上でさまざまな光の仕組みが動き出し、常に天と地をつなげている仕組みが分かるようになっていくでしょう。皆さん方自身が直接そこにつながることができます。感じたエネルギーで富士と一つになっている意識をもっていってください。
では楽にしてもらいます。次は天照大御神、このエネルギーを呼びます。
光の世界から日の本の人々を見る時、いつも光としてまだ活動できていない人々がとても見ていられない状態を感じていきます。今こそ一人ひとりが光として目覚め、光として動き出さねばならぬ時期に入っております。まだ自分が光という意識が現れてこず、誰か他の人、もっと別の人という意識で自分が光とならないように動いていきます。早く自分が光となり、自分から動き出す、この意識を思い出してください。
では楽にしてもらいます。では次薬師如来を呼びます。
天界における薬とは、病を治すという働きではなく、光を止めたり、光を見失った時に正しい光を受け取り、光として動き出せるように意識を変えたり、方向性を確認したりするために薬という作業が使われております。物質的な何かを薬と理解して、ただそれに頼るという意識を捨ててください。自分で光に向う、自分で方向を取り戻すという意識によって薬が動き出していきます。光の世界の薬を感じてもらいます。
ではまた楽にしてもらいます。では次不動明王を呼びます。
心弱きものが多すぎる。心弱きものは自らつくり出した現実を否定し、自らのせいではないと信じ込み、他の人を責めていく、この弱い心では愛も慈悲も身につけることはできない。愛や慈悲を身につけるために心を強くもつこと、自らの心を強くして人々と接していく、この心をしっかりと身につけるように。
では楽にしてもらいます。
薬師如来です。今あなた方の世界において、精神的に、あるいは肉体面においても理解できない原因の病として苦しんでいる人がおります。薬や医学的な処置を受けようとして身体がまったく良くならない、こういう人々が多くなっております。こういう人々に対して、まず最初に理解しなければならないことは、本来物質的な薬は物質的な肉体にのみ改善法としてつくられたものであり、物質的なものではないことに対し薬そのものは必ずしも良い効果は現れてきません。
今皆さん方の世界においては、いわゆる非物質的なもの、科学で解明できないところへと皆さんの意識が移るように仕組まれており、自分の身体も病も物質では理解できない世界、非科学的な世界に意識が向くように働きかけられているのです。
したがって、どんな病の克服法を行なっても一向に良くならないという人は物質的な対処法を考えるのではなく、非物質的な方法、あるいは自分がこれまで信じていなかったものに意識を向けていく、そういうことが要求されていると思ってください。特に精神的なものや、非科学的な病に関しては、光の世界の一つの処方が用意されており、光にしっかりとつながり、光の世界におけるいわゆる精神的な病、自立神経やさまざまな神経系統の病、それらに向けての光の処方をしてもらう、光の薬を流してもらい、それで身体全体に充満させていく、そういう意識をもって光を流すという練習も行なってみてください。
もちろんしっかり信じていれば、自分一人で行なうことが可能であり、自分が自分の力で光の薬を降ろしてくる、自分の力で光の体を修復する、そういうことができるようにトレーニングを行なってみてください。
Aさん、あなたの光の体において、何らかの違和感がある時、青い光の薬を降ろすようにイメージして常に青い光の薬で身体全体を癒すように意識をしてみてください。
Bさん、あなたの身体の動きにおいて、自分の心がうまくコントロールできないような状態の時、光の世界の金色の薬を降ろしてきて、金色の薬で身体を充満させていく、そうやって自分自身を処方できるようにしておいてください。
Cさん、神経系統の辛さがある時、緑色の光の薬を降ろすように感じて、緑色の光線で身体全体を充満させていく、こうやって自分自身を処方していってください。
Dさん、肉体が辛い時、うまくコントロールできない時、白い光の薬を降ろして常にこの白い光で処方するようにしてみてください。
Eさん、身体の神経系統や細かい肉体波動のところで違和感や辛い時がある時、金色の光を降ろして充満させていき、落ち着いてきたら緑の光の薬を充満させ、特定のところに集中的に緑の光線を薬として処方していってください。
それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/5/21 満月瞑想会:「興味にないことに無関心となる意識を浄化」
月のカウンセルとしてお話をいたします。今日の満月の瞑想会において、今日は皆さん方の心の波動を見ていきながら、今、浄化すべきもの、今この日本においてはびこっているネガティブなものを探していき、それを浄化するワークを行なっていきました。
Aさんのワークにおいて、あなたのエネルギーを調べていく中で、自分に対して何か無関心な人、自分に興味をもってくれない人に対して、何か特別な感情が動いてしまい、こちらも無視してしまうという波動がありました。この波動を吸い上げていき、どんな人に対しても自分は意識をもって接していく、そういう波動へと調整されていきました。
Bさん、あなたのワークにおいて、個人的に関心のあるものに対しては強く興味を持ちますが、興味のないものにはまったく興味を示さず、他の人の話題にも入っていかないという波動がありました。この意識を浄化させていき、自分の興味にかかわりなくいろんな人との話にはすべて同じように接していく、そういう波動へと調整されていきました。
Cさんのワークにおいて、あなたの心の中に自分を愛しようとする力が自分で分からなくなっていき、基本的に自分を愛することと、自分を正しく導くこと、自分で自分をしっかりと成長させていこうとする意識、これらが非常に乱れている状態になっておりました。それらを正しく整理していき、自分を成長させる心と自分を愛する意識、自分を甘やかす意識、これらがはっきりと理解できるようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
Dさん、あなたのワークにおいて、自分の心のいたるところに他の人に対して無関心でいる波動と、自分が興味をもっているところに関しては興味でつながっていく、こういう無関心と興味というエネルギーが人間関係をつくり上げ、それによって自分独自の独特の人間関係がつくられておりました。これらのエネルギーを調整していき、どの人にも同じように関心をもって接していく、そのように調整されていきました。
Eさん、あなたのワークにおいて、自分の心の中に自分が他の人の心の中にどうやって入っていくか分からない、他の人の心とのつながりがよく分からないという波動があり、それによって結果的にいつまでも自分だけの世界が続いておりました。この波動を吸い上げていき、分かる、分からないにかかわらず、常に自分から働きかけていく、相手がどうであろうとも自分から快く働きかけていく、そういう波動へと調整されていきました。
Fさん、あなたの心の中に、自分が信ずべきもの、信頼すべきものに対しては熱い思いをもっておりますが、あまり自分が興味ないものや、どうでも良いものに対してはほとんど意識を向けていかないという波動がありました。これらの波動を調整していき自分の興味に関係なく、いろんな人とつながりをつくっていく、どのような相手であろうともつながりを正しくつくり上げていく、そういう調整が行なわれていきました。
Gさん、あなたのワークにおいて、大きな光と一つになりながら自分自身が行動する時には光を見失ってしまうという心がありました。自分一人の時は落ち着いて光を感ずることができますが、いざ人間関係が始まると光を見失ってしまい、自分の別な意識になってしまう、この部分を調整していき、人と接している時でも光を見失わないようにする調整が行なわれていきました。
Hさんのワークにおいて、自分の心の中に何が本当の真実で、何がいい加減で嘘のものなのか、まだこれの区別のついていない意識があり、それによって本当の見分けるべきところがなかなか見分けられないとう意識がありました。この部分の調整が行なわれていき、正しい方向には正しい意識がしっかりと動いていくように調整が行なわれていきました。
Iさんのワークにおいて、あなたの心の中に自分の存在が何なのか、自分は他の人とどういうかかわりで何ができるのか、常に自分自身に対して疑問をもっている意識がありました。どのような状態であろうとも自分が存在している限りは、かかわり合う人すべてに自分の意味があり、自分が何かをする奉仕のエネルギーが必要であること、それが体で分かるように波動の調整が行なわれていきました。
Jさん、あなたのワークにおいて、大いなる光を受けていながらも自分の中で小さな光に変換させてしまう意識がありました。大きな光をそのまま大きな光として感じ、大きな光として扱っていく、そのような波動の調整が行なわれていきました。
Kさん、あなたのワークにおいて、適切な世界から光を受け取り、自分のために正しく使っていく、これをしっかりと行ないながら本来の自分の役割や、他の人とのかかわり、そこにおいて本来の自分の正しい光が流れていくように、いろんな妨害の波動を取り除いていきました。
Lさん、あなたのワークにおいて、自分のネガティブなマインドに強い光が入ってきて、自分を正しく認め、正しく行動できるように意識のレベルでのワークが行なわれていきました。
Mさん、あなたのワークにおいて、本来の自分の価値が正しく発揮され、正しい方向へと自分を導いていくように、さまざまな妨害のエネルギーを取り除いていき、正しい方向へと修正されていきました。
Nさん、あなたのワークにおいて、自分自身の心の寂しさやかけら、自分自身の価値に対してさまざまなネガティブな波動を取り除いていき、自分を確実に尊厳のある存在として位置づけできるように調整が行なわれていきました。
Oさん、あなたのワークにおいて、自分自身の心の動きの中にいろんな人間とのかかわりの中で、つい分からないことは無視して、分かることだけに興味をもっていく、これが動き出し、自分だけの意識だけで周りを見てしまう心がありました。この部分を調整していき、自分の興味にかかわらず、すべての人とつながりを認識できるようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
Pさんのワークにおいて、本来の光の流れが正しく心に届き、心の動きすべてに正しい光が動いていき、さまざまな妨害に負けないようにする調整が行なわれていきました。
今日は日本人全体の集合意識を見ていきながら、今この時点において、日本において一番ネガティブな影響の大きいもの、一番日本の心の闇となっているものを見つけていき、一人ひとりがその闇を修復するためのワークを行なっていきました。
皆さん方は自分の心の浄化を行なったように感じていても、実際には日本人全体の浄化を行なっていたこと、集合意識レベルでの浄化を行なっていたことを理解して、自分も日本人の全体集合の一部として活動していることを理解しておいてください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/5/10 エネルギー練習会:「光の世界に合う光の身体に変えること」
水星のマスターです。地球とは意識のレベルでつながっており、私たちが地球に意識を向ければ地球を感じとることができます。今地球において大きな変化の状態であるために、少しでも平和的に移行できるように毎日地球を感じながら意識的な調整を行なっております。
アガルタの世界に日本の人類と縁のある世界があります。日本の人々が少しでも明るく元気に役割をなすように必要な光を送っております。
光ができた時、光の役割が指示され、役割に応じて光が動いていきます。キクリ姫は光を扱う時、光を正しい役割に従って進ませるように導いていく神として働いております。光はそれぞれの使命があり、光を通して神の役割を届けていきます。皆さん方の世界から見た時、キクリ姫は光を導く使者のように感じられるでしょう。さまざまな光の使者がいるために、それぞれを明確に区別していくのは難しいですが、そういう意識で光と携わっていってください。
文殊。新しい流れに入るためには自分のすべてを洗い直し、すべてを自分で確認し、すべてを自分でやり直しながら新しい自分をつくり上げていく、今はその作業の時であり、自分のつくり上げたすべてを自分の目で見て、自分の手で触り、自分で新しいものをつくり上げていく、それを毎日正しく行なうようにしていってください。
文殊でございます。今、光の流れが急速に変化しており、皆さんが感じている光はかなり変化した光になっております。普通に皆さん方は光を感じ、光と認識しておりますが、実際には見えない世界での光が急速に変化しており、より美しく、より高く、よりきめ細かい光の世界に入ってきております。
そのために精妙な光をうまく身体で使えない人は、身体に必要な光を取り入れることができず、そのために肉体的にも精神的にも不調和な状態を体験しております。この新しい高い周波数、きめ細かい周波数を身体で取り入れるために、これまでと同じ光を感ずるという意識ではなく、より精妙な光、よりきめ細かい光を肉体が必要としている、それを感じ受け取っていく、そういう意識をもって自分の身体そのものを高い周波数へと変えていってください。
Aさん、あなたにとってのクリエイティブな行動というのは、何かをする時、ただいつも通りにいつもと同じことを行なう、これはクリエーションの力を使わないことになります。日常的なことでもどんなことでも一つひとつもっと良いやり方、新しいやり方、別のやり方を工夫してみる、そういう意識をもって一見同じことでも別の意識をつくり出していく、この別の意識がクリエーションの鍵であり、意識そのものを新しい意識にしていく、そこから取り組んでみてください。
Bさん、あなたにとってのクリエイティブな行動というのは、自分が何かをしようと思う時、いろんなことを考えてしまいます。この人はこう、周りの状況はこう、いつもはこう、今はこう、いろんなことを考えながら総合的に自分の信念に合うものをうまく適合させていきます。この行動形態をクリエイティブな行動形態に変えるためには、まず何かをしようとする時、そもそも本質的に何が大事なのか、一番求められている状況、いわゆる神の視点や地球という観点から見た時、何が一番本質的に必要なことなのか、必要なことを感じとったら、そこに向けて自分がどういう奉仕を行なうことができるか、こうやって必要としていることと自分ができること、そこだけを考えていき、その中で一番光が多いことを常に選択していく、こういう意識で行動していけば必然とクリエイティブな行動ができるようになっていきます。
Cさん、あなたにとってクリエイティブな行動というのは、自分の理解している範囲、自分ができる範囲で自分の行動をつくり上げていきます。あなたから見た時、今までやったことがない、今はできないかもしれないけれども新しいことをやってみよう、常にこれまでできなかったことの中で少しでもできそうなことに挑戦していく、一つひとつがいつものことや安全なことではなく、できないことに挑戦していく、そういうことに挑戦していってクリエイティブな力を身につけていってください。
Dさん、あなたにとってのクリエイティブな行動は、あなたの心の中に一番安全なもの、一番自然なものを常に選んでいく傾向があります。一番安全なもの、一番自然なものという観点から大きく意識を広げていき、一番求められているもの、一番周りが必要としているもの、そういうところに意識を向けていき、自分がやったことがない、できないということでも必要なことをやってみる、そこに取り組んでいくことによりクリエイティブな能力が目覚めていくでしょう。
Eさん、あなたのクリエイティブな行動は、自分はいろんなことを感じたり、思ったりして、いろいろやりたいことが頭の中に浮かんできても、最終的には誰かに何か言ってもらう、誰かからそれは良いと言ってもらうとか、ぜひそれが良いと言ってもらうことによって安心して進んでいく場合があります。自分が必要と感じた時、本当に自分からどんどん先に進んでやってみる、こういうクリエイティブな能力はある程度身についているために、それほど難しくはないでしょう。ただ本当のクリエイティブな能力はそれが神の思いや地球の思いと本当に合っている時、周りがそれを必要としている時、それは本当のクリエイティブな能力として認識されますが、ただ自分が思っただけの場合はクリエイティブとは認識されず、いわゆるあまり意味のない行動になってしまいます。そこの分別が非常に難しいですが、なるべく感じとる力をうまく使って神や地球が必要としている方向へと感じたことをどんどん進んでいく、こうやって自分のクリエイティブな能力を活性化させていってください。
・2016/5/8 密教セミナー4:「密教は光を呼ぶか光でないものを呼ぶかどちらか」
普賢と呼ばれております。密教を学ぶという姿勢において今の人々はかなり軽く考えているところがあります。光を手にし、光のツールを使い、悟りを得る、早く成長する、そこだけに意識を向けておりますが、成長するということはそれなりの強い力が必要であり、強い力を身につけていないものは成長がなされず、その分自分に見合った光でないものを引き寄せることになります。
例えば、マントラを教わり、マントラを唱える、光のマントラを唱えそのマントラを使うのにふさわしい心の準備ができていれば、マントラは力となり、マントラはさらなる成長を行なわせていくでしょう。しかし軽率にマントラを唱え、ただ夢や願望の中でマントラを使い続けていくと、その願望や空想、単なる思いだけで別のものが引き寄せられていき、正しいマントラにならず、身を滅ぼす状態にもなっていきます。
密教を学ぶものは光か光でないか、どちらかしかありません。中間という状態は密教には存在せず、光を呼ぶか光でないものを呼ぶか、どちらかしかないのです。どちらを呼ぶか、それは心の状態によって決まっていきます。普通の仏教の教えにおいては、強い心を養うための修行であり、光でないものを呼んだとしても強い心で負けることなく、慈悲を持ち、他に奉仕し、自分を成長させるという学びを行なっていきます。
普通の仏教における修行は心を強くすることにあり、光でないものが来ても負けないで奉仕し続ける、もう嫌になったりやる気がなくなったり、苦しくても奉仕に徹する、そういう心を養うのが仏教であり、十分に強い心を身につけたものが密教の学びに入っていきます。密教で教わる秘密の業を使うことにより、光を呼ぶ、しかし心の状態が正しくないと光でないものを呼ぶ、光でないものを呼んでも仏教の修行を十分に積んでいれば、光でないものに負けることはなく、自らの強い心で光だけを使い続けることができます。
密教を学ぶという基本の姿勢において、心が弱いもの、まだ未熟なものは十分に注意する必要があります。心が弱ければ光でないものにすぐに負けてしまい、屁理屈や言い訳、ごまかし、正当化、さまざまな悪の心によって自分だけが正しいという思いをもち続けていきます。
密教を学ぶ姿勢において、一番大事なところがここであり、謙虚な正直な心で修行し続ける、自分の成長よりも他人への奉仕を最優先する、これが光とつながる唯一の道であり、他人の奉仕よりも自分の成長を優先するものは光ではない道を進むことになります。自分の心がどこに向いているか、本当に密教を学ぶ道を歩いているか、しっかりと理解していただきたいと願っております。
今日の学びにおいて、一人ひとりの心の違いが現れておりました。マントラを唱える時、本当に聖なるマントラと思い、大事に言葉を使い自らの力にしようと思ってマントラを唱えていたものは、確かに宇宙からの光が届けられ、はじめここに来た時に比べ1.5倍くらいの光の量になっておりました。
しかし自分で自分のことを未熟と思い、まだまだ自分は修行ができていない、まだまだ心が未熟、密教を学ぶ資格がない、こういう気持ちでただマントラを唱えていたもの、光がほとんどきた時と変わっていない状態になっておりました。日ごろマントラの練習をしていない、ここでマントラの練習をする時、日ごろマントラの練習をしていないので申し訳ない、あまりうまくない、こういう気持ちをもつことを正直と勘違いしている人がおります。
できていないことを堂々と正当化することは正直な心とは言いません。練習していない、できていないとただ自分のできないことを正当化しているだけであり、それは正直に心ではないのです。正直な心は常に光に向う心であり、日ごろ練習していない分、今は頑張ろう、今は真剣にやろう、正しくつながってやろう、これが正直な心であり、できない、できないと堂々と口に出すのは正直な心とは言わないのです。
自分を正当化する醜い弱い心になります。いろんなところで素直さ、正直さ、純粋さ、これらの意味を取り違えている人がとても多く、実際にはとても素晴らしい心をまるで何もできていない、何もできない、力がない、そういう風に勘違いして言葉を使っている人がおります。正直さ、素直さ、真面目さはそういう意味ではありません。
もっと力のこもった素晴らしい心のことを言うのです。日ごろの心の状態をしっかりと見ていきながら、正直とは何なのか、素直さとは何なのか、純粋さとは何なのか、真面目とは何なのか、それを概念でただ分かったようなふりになるのではなく、本当のそこに込められた素晴らしい心を見つけ、理解し、習得していってください。
Aさん、これからの学びにおいて、自分自身を律する心が次第に重要になってきます。学びの初の段階は面白い、楽しいという意識で進んでいけますが、だんだん学ぶ量が多くなっていき、修行の時間も長くなってくると自分を律する心が次第に弱くなっていき、正当化させる心が動き出していきます。これから非常にごまかしの心が出やすい学びに入っていくために、律する心をしっかりと身につけていってください。
Bさん、本質を見抜く力が身についてきており、表向きの言葉だけではなく、そこに込められている裏の意味や本当の意味を知るようになっております。この心をもっともっと高めていき、一見分かったような裏の心、隠された心に満足することなく、さらなるその深い意味、まだまだ深い別の意味が隠されています。したがって一見分かったような言葉でも、さらにそこから深いレベルに入っていく、そしてどの人間も思いつくことのないような本当の意味を心で理解していく、そこまで進んでみてください。
Cさん、心をいかにして純粋にもっていくか、ただ怒りを出さず、ただ良い心で人と接する、それが純粋な心かどうか、実際には単に感情を出したり、変なことをしないことが純粋な心とは言いません。純粋な心というのは神の心であり、神の心そのものが純粋な心なのです。何もないのが純粋な心ではなく、完全に神と一つになった状態が純粋な心、純粋かどうかは自分が神と一つになっているかどうか、そういう基準で純粋さを学んでいってください。
Dさん、自分に与えられた試練が何であるか、自分の日常の生活の中で自分が苦労して見つけ出すべきものは何なのか、そういうテーマが与えられた時、そこに取り組む姿勢を本質的なところから変えていく必要があります。人間的な解釈で人間的な考えで理解しようとしても、本当のことは分かってきません。まず自分の心の動きを見ていき、自分の心はそれを知ることによってどうしようとしているのか、自分の使命や役割を知ったとして自分はそれで何をしようとしているか、本当に役割をなそうとしているのか、それともそれを知ることだけで満足しようとしているのか、それを知ったことによって他の人との違いを自分で見ようとしているのか、心の動きを探る必要があるのです。多くの 場合、何かを行動する、行動して褒めてもらう、行動したことを評価してもらう、こうやって評価してもらうために良い行動をしようとします。しかし本当に大事なのは心のあり方であり、自分の心を見ることであり、行動することによりも本当の自分の心を知ることの方がとても大切なのです。自分の心の動き、どう動いているのか、何を求めているのか、ぜひそこに意識を向けていってください。
Eさん、自分の心の中にある善と悪、自分の心の中にある光と光でないもの、この対立の中で自分は光に向かったり、光から離れたり、光でない方を進んだり、また戻ってきたり、いろんな心の動きが行なわれております。自分の心の中で一番光から離れている思い、一番光とは異なる思いというのは、自分が正しいという思いです。自分が正しいという思いが一番光から離れた思いであり、この思いがある限り本当の光に近づくことは難しくなります。一番光に近い心は無心な心であり、ただ人のために、ただ世のために、無心な心というのは、自分のことを評価せず自分自身のいろんな行動に対して思うこともなく、ただ人のために接する、これが尊い光の自分になります。一番光に近い自分から一番光から離れている自分、この距離感を自分で理解できるようにしていってください。
Fさん、多くの光があなたにつながり、あなたには多彩な光が身についております。この多彩な光をどう扱うか、どう表現するか、この表現のところでまだテクニックを身につけていない段階にあります。せっかくいろんな学びをしてスピリチュアルな光を手にしながら、その使い方が分からない、そういう状態にあるために、いろんな光を使っていく、いわゆる行動に現していく、行動することによって光を表現し広げていく、この部分が滞っております。光をもらうのではなく使っていく、使いながら光を広げていく、そこに意識を向けていってください。
Gさん、多くの光の流れの中で、自分がどの光に最も近づき、今自分がどのレベルにあるか、このいろんな光の流れの中で、自分が希望する光と天が希望する光、ここにかなりの食い違いが現れております。あなたが望んでいる光は本来の天の光とは少し異なっており、あくまでも自分にとって良い光、自分が認識できる光、人から分かってもらえる光になっております。しかし天が希望するあなたの光は、決して人に知られることなく、人に影響を与えることなく、ただ役割だけを行なう光であり、いわゆるあつかましさのない光、人に刺激を与えない光、こういうやわらかくて自然で、あまり顕著でない光、この光を身につけようと天が考えております。したがって自分が本当に使いこなせる光 は何なのか、自分は何のためにスピリチュアルな学びをしているのか、そこの本当のところを理解し自分の使う光を修正していってください。
Hさん、多くの光のマスターたちの教えの中で、自分自身の意識に合わせて光のマスターが適宜いろんな光を流しております。その時の状況に応じて光を降ろし、光を与え、刺激を与えていきますが、大いなるマスターからくる光は時としてあなたに不快感を与えたり、あなたに強い刺激となって現象化される場合があります。したがってあなたから見た時、光の強いマスターはまるで光ではない存在かのように感じとる場合があります。実際にはあなたのところに来ている光は、すべてマスターたちの許可の範囲内でやってきている光であり、そこには光でないものは何一つないこと、ただ刺激が強かったり大きく光を変えようとしている時にあなたに不快感となって感じてしまうこと、これを理解し て自分は本当の光だけを受け取っていること、それを信じてさらなる学びを進めていってください。
皆さんはまだ密教としての学びの所期の段階にあります。したがって一つひとつまだまだ正しい意識をもって学び続け、自分のものにしていく必要があります。自分の心の成長のためにぜひ正しい学びを続けていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/5/7 新月瞑想会:「日本の新しい流れをエンパワー」
月のカウンセルからお話をいたします。今日の新月のパワーは皆さん方の願いを達成すると同時に、今の日本における新しい流れのために使っていきました。特に日本の人々の意識の中に、言われないと行動しない、具体的に教えてくれないと行動しない、後ろから押してくれないと行動しないという意識が深いところで眠っております。
これがいろんな影響を与え現実的にも自分から動かず、誰かに言われてから動く、誰かに押されてから動くという行動パタンになっており、これからの日本の流れに強い悪影響を与えておりました。その部分のエネルギーを調整し、自分から行動していく、自分から率先して進んでいく、そういうエネルギーをつくり出し、そのエネルギーで行動を始めていけるようにエネルギーを動かしていきました。
Aさん、あなたのワークにおいて、人とのかかわりの中で自分の思っていることや信じていることがすべて正しいことであるかのように言い方がそうなってしまうエネルギーがあります。これを調整していき、単なる事実を事実として表現する、事実でないものは事実でないものとして表現していく、そのようにしてすべてを真実として語るのではなく、真実は真実、分からないものは分からない、そういう風に表現をもっていくようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
Bさん、あなたのエネルギーの中でこれからの未来思考の意識の中に、未来思考と思っても現実の中で可能な範囲の未来だけを考える傾向が身についておりました。現実とはまったく異なる未来、いわゆる非現実的な流れにある未来、そこにつながっていくようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
Cさん、あなたのワークにおいて、光の仲間たちがつくり出した現実、光の仲間たちが望んでいる現実に自分の現実が合っていくようにクリエーションのエネルギーが調整されていき、そのまま自分が自然に受け入れられるように調整されていきました。
Dさん、あなたのワークにおいて、光の仲間たちと常に一緒になって先に進んでいく、後からついていくのではなく、自分の方から先に進んでいく、そういう行動パターンになるようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
Eさん、あなたのワークにおいて、正しい光を見抜き、正しいところにだけ意識がつながり進んでいく、常に正しいものを見極めてそこに進んでいくようにクリエーションのエネルギーが調整されていきました。
Fさん、あなたのワークにおいて、自分自身が心から信じているもの、確実にそうなると信じているものの中で、惑わされているものと本当のものを見分ける光がやってきて、本当に信じて正しいものの方にだけ意識が向くようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
Gさん、あなたのワークにおいて、自分の中にある正しさと正しくない、この二つのエネルギーの中で、今まであまり気にしていなかった境い目、この境い目がはっきりと自分で理解でき、本当の正しさにだけ意識が向いていくようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
Hさん、あなたのワークにおいて、真実の光があなたの中に入ってきて、自分の理解している真実が本当の真実の流れに合うように、単なるマインドや思いではなく現実に真実の流れに入っていくようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
Iさん、あなたのワークにおいて、新しいもの、まだ自分にとっては分からない新しいものについて、正しく理解して本当に自分のためになる新しいものに意識が向き、手にできる、そうやって良いものを新しいものをしっかりと手にできるようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
Jさん、あなたのワークにおいて、自分自身を見る光が本当に正しく自分を見ることができるように、自分の中の正しい心が見抜くことができるようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
Kさん、あなたのワークにおいて、自分のあるべき姿、あるべき状態が時々見失うことがあるために、自分があるべき状態、あるべき姿が何なのかが自分で見分けることができるようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
Lさん、自分の中の光の状態において、自分が余計なところに惑わされず、どのような妨害があっても光を正しく認識できるようにワークでエネルギーの調整が行なわれていきました。
Mさん、あなたのワークにおいて、自分の中の不明瞭なもの、漠然としていてはっきり見分けがつかないもの、そこに真実の光が入り何らかの意識で見分けがつくように、漠然としているものがはっきりとなるようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
Nさんのワークにおいて、真実を手にし、本当の裏に隠れている真実、多くの人が騙され惑わされても、自分だけは惑わされない、本当の真実を見抜く光が入ってきて、それによって自分も他人も真実の目で見ることができるようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
今日はこれからの地球の流れにおいて、必要となっているエネルギーの調整と同時に、一人ひとりのこれからの人生の流れにおいて大切なエネルギーと思われるものを調整し、本来の道に進めるように動かされていきました。ぜひ自分でも意識を向けながら、正しい道を進むようにしていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/5/1 グループワーク「すぐに言い訳をしてごまかす心を正す」
光のハイアラーキーからお話をいたします。皆さんの今のワークによって集合意識に光や愛が届いたのを感じております。今の一瞬で終わるのではなく、皆さん方自身がこれから日常的に光や愛をしっかりと身につけた行動をとっていく、そうすることによって集合意識にも確実に愛や光が届けられていきます。ワークで終わらせるのではなく、日常の言動で変えていく、この意識も身につけておいてください。
Aさん、あなたのワークにおいて、特に心の深いところでやはり自分が正しい、自分の言っていることがいちばん理にかなっているという心があり、これが日本人の集合意識としっかりつながっておりました。この部分のワークが行なわれ、日本人が深いレベルから修正されるようにエネルギーが動いていきました。
Bさん、あなたの心の中に多くの人のことを考えようとしても実際には何もできない、結局はそのままにしてしまうという行動が結び付かないという心がありました。この部分の修正を行なっていき、日本人が正しく具現化できるようにエネルギーが動いていきました。
Cさん、あなたの心の中に、正しいものを見つけようとしてもやはり何が正しいのか、本当の正しさが分からず結局はそのまま傍観するという心が染み付いておりました。この部分の修正を行なっていき、正しいかどうか分からなくても、とりあえず正しいと感じたことを行動に移していく、今できることの中で一番良いことを行動していく、このようにエネルギーが集合意識へ流されていきました。
Dさん、あなたの心の中に、すぐに言い訳してしまったり、ごまかしてしまうという心が残っておりました。この部分を修正していき素直に相手を認め、自分ですぐに理性を使って正しく対処する、そういう心へのエネルギーが動いていきました。
Dさん、あなたの心の中に、論理的に客観的に事実で解決しようとする心が動いておりました。これは問題がないように思われますが、実際には相手のレベルに応じて相手の理解できる状態でうまくもっていくことが正しい判断力となります。相手の能力に合わせて一番ふさわしいことを行動していく、そこへエネルギーが動くように集合意識へと流されていきました。
Eさん、あなたの心の中に、正しさが自分では分からず、とりあえず良いことを行なうという意識がありました。これは日本人の特性ですが良いことと正しさの区別を明確に理解し、正しい方向を見つけながらも良いこととうまく組み合わせていく、こういう行動ができるように光が流されていきました。
Fさん、あなたの心の中に、本来あるべきものとあってはいけないもの、この区別がいつも分からなくなり、結局そのままにしておく、現状維持にしておくという傾向をとってしまうような心になっておりました。現状維持でごまかすのではなく、やはり本来正しいものをしっかりと見つけていく、そういう心が動くように光が流されていきました。
Gさん、あなたの心の中に自分自身をつい正当化させてしまう、ムキになってしまう、声を大きくして言ってしまうという心がありました。この部分を修正していき相手が分かるように、相手が理解できるように正しく説明していく、こういう光が流されていきました。
Hさん、あなたの心の中に、本質的な正しさを常に見つけようとし、それをしっかりと自分のものにしようとする心があります。ただこれを見つけようとしても結局分からなくなってしまい、何もせずごまかしてしまうという行動になってしまう波動がありました。正しいものをしっかり見つけようとした時、分からなくてもできることをやっていく、分からない範囲内で正しいことを行動していく、そういう行動力が身につくようにエネルギーが動いていきました。
Iさん、あなたの心の中に本質的なものを追及する心を身につけていきながら、結果的に言葉でごまかしてしまうという心がありました。本質的なことを見つけたらそれを行動に正しく移していく、口で言うよりも行動で現していく、そういうエネルギーへと光が流されていきました。
Jさん、あなたの心の中に、自分の中にある信念と周りの人の信念が違っていても気にせずそのままにしておく、こういう心があります。これは学びの初期の段階としては構いませんが、今のあなたの意識レベルでは他の人にも正しいことを伝えていく、他の人がもっと真実が理解できるようにうまく説明していく、今はこういう意識レベルになっているために、他の人と自分の真理が違っていた時、正しい方向へ導くことができるように光が流されていきました。
Kさん、あなたの心の中に、やはり言い訳的なこと、自分を正当化する心が残っており、この部分を自分で修正しながら集合意識にもしっかりと光が届くようにワークが行なわれていきました。
Lさん、あなたの心の中に、自分は自分、相手は相手という意識の中で、たとえ自分が間違っていたり相手が間違っていたりしても、ただそれは相手は相手、自分は自分として放任してしまう意識がありました。やはり個性としての行動があったとしても間違っている時には、ある程度それが分かるように問いかけていく、自分は自分でも間違っていた時には修正する、そのように正しい方向へ意識が向くようにエネルギーが動いていきました。
Mさん、あなたの心の中に、深いところで何か面倒くさいとか、そのままにしておくという心があり、結果的に動きが鈍くなってしまう心がありました。この部分に光を当てていき、なるべく自分から率先して動くように、もっと機敏になるように光が動いていきました。
Nさん、あなたの心の中に、本来の正しさとは何なのか、自分が感じている正しさと本当の宇宙の正しさは違うのか、そういう心があり結果的に何も行動できないという状態がつくられておりました。正しいという認識を追及するだけではなく、正しいと認識できたことをそのまま行動に移していく、正しいと分かったらすぐに行動する、そういう機敏な行動ができるように光が動いていきました。
Oさん、あなたの心の中に、本質的な自分自身の存在や自分の価値観、自分のそのもの、そこが分からず結局自分を認めたり、自分の行動がうまくできないという意識がありました。この自分が分からないが故に何も行動できないという心に光を当てていき、行動することによって自分が分かり自分が見つかっていく、こういう光が流れるように調整されていきました。
Pさん、あなたの心の中に、正しいことをしようとする意識がしっかりと身についてきていますが、結果的に正しさを知れば知るほど正しくない人が気になる、正しくやっていない人に意識してしまう、こういう心も動き出していきました。この部分が修正されていき、正しく行動していない人もそのまま正しいものとして許していく、こういう光が流れるように調整されていきました。
Qさん、あなたの心の中に、大きな自分と小さな自分があり、小さな自分がいつも苦労していてなかなか大きな自分になれないという心がありました。小さな自分は小さな自分として役割を請け負っており、小さな自分のままで行動していて、それで十分に大きな自分が役に立っていること、それが分かるように光が流れていき集合意識にもその光が流れていきました。
Rさん、あなたの心の中に、人間はどうしてこうなのだろう、どうして人々はこうなのだろうと人間そのものに対して深い心の痛みを感ずるところがありました。自分自身も時々感ずることがありますが、人類に対してこういう思いを強くもっているために、人類そのものがあなたの心を受けとって気づき、愛に目覚めていく、優しさや人を愛する心が目覚めていく、そういう慈悲の光が流れていくように調整されていきました。
Sさん、あなたの心の中に、自分の中の心の冷たさを感ずる時があり、心の冷たさが愛になるように光が動いていきました。これが集合意識にも流れていき、心の冷たさを感じている人が逆に温かい心になるように光が動いていきました。
Tさん、あなたの心の中に、人間の心の優しさが受け入れられない、優しくしても受け取ってくれない、そこに気になり意識する心がありました。自分がただ優しい行動をすればそれで大丈夫、他の人がどう行動しようとも、どのような反応をしようとも気にしない、そういう光が流れていき、集合意識にもそのまま反映されていきました。
Uさん、あなたの心の中に、自分自身の心に意識を向けながらも、自分の良いところしか自分で見ることができず、自分の本質的なネガティブなところ、本質的な問題点がなかなか自分で見つけられないという心が染み付いておりました。その部分に光を当てていき、本当の自分のネガティブな心の本質が何なのか、それが分かるように光が動き、集合意識にもその光が流れていきました。
皆さんの今日のワークは集合意識にも影響を与え、必ず何らかの日本人としての変化が現れてくるでしょう。ただ基本は皆さん方が新しい行動をとっていく、新しい意識でこれから過ごしていく、これが一番集合意識を変える方法であることを理解しておいてください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
2016年4月
・2016/4/12 エネルギー練習会:「人間の油断やスキが邪気を誘い込む」
四大元素の、火のエネルギーを呼んで火のエネルギーの浄化を行なってもらいます。
火の元素のエネルギーは人間の最初の根源のエネルギー、一人ひとりが何かを始める最初、何かをつくる最初、形つくられる最初、その段階の反応のエネルギーが火のエネルギーになります。皆さん方が物事を行なう時、一番最初にどうでも良いとか、何とかなるとか、あまり物事の始めに意識していない時、魔が入り邪気が入ってきます。その部分の浄化を行なっております。これらの邪気を取り入れないようにするためには、しっかりとした意図をもって行動し、言動を行なうようにしていってください。では楽にしてもらいます。
次は風のエネルギーを引っ張ってきます。
風のエネルギーは流れに関係します。皆さん方は流れの中に存在し、常に流れと共に活動しています。この流れは思考の流れ、マインドの流れ、宇宙における思いの流れで皆さん方は反応しているのです。考え方、思考がおかしいのはこの部分に宇宙につながっていない考えが存在し、そこに邪気がたまり、考え方がおかしくなっていきます。今その部分の浄化を行なっております。考え方の邪気を取り除いていき、宇宙に沿った正しい考えに戻るように心がけていってください。
次は水のエネルギーがやってきて、水の浄化が行なわれていきます。
水のエネルギーは人間の液体すべてに反応します。人間の液体というのは、思いが凝縮し人間同士のつながりをつくり上げていく波動になります。皆さん方はこれを感情的な思いとして認識しております。人間同士のつながり、この部分に邪気が入ると人間関係がうまくいかず、まるで自分以外の人間が良くない人間であるかのように、自分が他の人とはうまくいかないような感覚になってきます。その部分の浄化を行なっております。清らかな感情のエネルギーで多くの人々と正しくつながっているのを感じていってください。
土のエネルギーがやってきて、身体に入ってきて体に充満していきます。
土のエネルギーの浄化は肉体や物質の浄化になります。物質という一番波動が荒い世界においては、すぐに波動が合わなくなったり、ずれてしまい、いろんなところでひずみが行なわれていきます。このひずみをそのままにしておくと邪気が入り、肉体的な不都合が大きくなっていきます。肉体のひずみに入り込んだ邪気を浄化しております。自分の肉体は健康である、肉体には邪気が入る隙がない、そういう意識をしっかりもって自分が完全な肉体で過ごしているのを信じていってください。
風の浄化のエネルギーです。マインドや考え方は油断をしている時、ちょっとした雑念や別のことを考えた時、意識が集中できていない時に邪気が入ってきて、その人の考えをおかしな方向へと導いていきます。この雑念や別の考えか入ってきた時、それを無視してそこに入らない、正しい考え方だけをしている、このような考え方になると邪気を入れることはありません。
ただ別の考えや邪な考え、雑念に意識を向け、そこに入って考えを進めていくと、邪気がどんどん考えの中に入ってきて汚染させていきます。今の皆さん方のレベルでは毎日必ず何らかの思考の邪気が入り込んできます。したがって寝る前とか、朝起きた時、一分でも二分でも瞑想をしたり、この風の浄化のエネルギーを引っ張ってくると考え方やマインドが浄化され、正しい思考のエネルギーで維持することができるようになります。ぜひ自分の思考を正しい方向へともっていってください。
Aさん、あなたの思考の世界において、油断をしている時、ふいに誰かから別のことを言われたり、つい自分の考えと違うことが言われた時に、大きな隙ができて邪気が入りやすくなります。自分の考えと異なる人がいても大きな心で受け入れていく、そうすれば邪気を引き寄せなくなっていくでしょう。
Bさん、あなたの思考の世界において、自分の意見と他の人の意見が対立している時、強引に自分の意見を正当化させようとする時があります。この強引に正当化させようとする時邪気に汚染され、自分の考えがあたかも正しい考えであるかのように進んでしまいます。強引さを感じた時そこで一呼吸おき、風の浄化を使って考え方を正してからまた議論を進めるようにしてみてください。
Cさん、あなたの思考の世界において、自分がいろいろ意見を出そうとしても意見がうまく出てこない、何かを正しく理解しようとしてもうまくまとまらない、こういう時に邪気が入りやすくなってきます。正しい考えにできない、うまく思考がまとまらないという時に逆に邪気を引き寄せてしまい、本当に考えがまとまらない意識が強くなっていきます。したがって常に何か考えを正しくもっていこうとする意識、そこだけに集中してできない方に意識を向けないようにすること、そうやって邪気を入れないようにしていってください。
Dさん、あなたの思考の世界において、自分自身が正しく論理的な流れに噛み合っていない時、単なる思いや感情的な思いで流れをつくり、そこに論理を合わせようとした時に論理的なひずみが生じ、そこに邪気が入ることがあります。したがって無理やりに論理をつくり上げていく、強引にもっていこうとした時邪気が入りやすくなるために、そういう状態の時にマインドにこの風の浄化の光をもってきて、一度マインドをきれいにしてから正しく考えを進めていく、こうやってマインドを浄化しながら考えを進めることができるようにもっていってください。
それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/4/9 愛の談話会:「つかず離れずという距離感がちょうどよい」
私たちは愛のカウンセルとしてお話をいたします。皆さんの世界における愛とは何なのか、愛による行動、愛をもった行動とは何なのか、それらについての話をしていきます。皆さん方の世界で愛という言葉は、いわゆる人間的な感情の愛であり、優しくしてくれる、何でも言う通りにしてくれる、自分の言うことを聞いてくれることが愛であるかのように感じとられております。
こういった人間的な感情の愛は、必ずしも人間関係を良くするわけではなく、いわゆる執着が次第に身についていき、愛をもって良い関係になることがいつの間にか普通になっていき、この普通のことをしてくれないと怒りが出てきたり、不快感を生じていきます。このように人間的な感情の愛は、その時はとても良い喜びを感じますが、それをしてくれない時に不快感を感ずる現象になります。
これが人間世界の特徴であり、良いことをしてもらうとそれからあとは良いことをしてくれることが普通になり、良いことをしてくれないと不快感を感ずる、これが人間の感情になっていきます。皆さん方が学ぶ愛は、この人間的な感情の愛ではなく、あくまでも魂レベルの愛になっていきます。魂レベルの愛というのは相手の魂を生かすこと、相手の魂になること、これが本来の愛であり、相手の魂を生かすということがどういうことなのか、どうやって相手の魂を生かしていくか、これが皆さん方にとって難しいテーマになっているでしょう。
相手の魂が何を望んでいるのか、まず基本的に一人ひとりの魂は個性があり、それぞれの未発達なところも備えており、魂の光の差はとても大きな差があります。それによって魂が求めている光や方向性もまったく異なっております。それぞれの魂が何を求めているか。たとえば、二人がお互いに不快感を感じて喧嘩をしている、お互いの価値観が異なりお互いが自分のやり方が正しいとぶつかり合って喧嘩をしているとしましょう。
人間的な概念や感情でぶつかって喧嘩をしておりますが、魂の世界から見た時、お互いの魂はこの人間世界での喧嘩を客観的に眺めております。両方の魂がお互いにただ客観的に人間を眺めていて、それぞれ自分の肉体人間がどういう行動をとっていくのか、どうやったら相手のために自分が良い行動をとっていくか、それをお互いの魂がただ眺めております。
もちろん魂から見た時、自分の肉体人間が単純に相手のために何か良いことを、相手のための良い言葉を出したり、自分の考えに執着することなく相手が喜びをもたらすような言動をとることを願っていきます。ただ相手がいわゆる常識から外れていたり、いわゆる正しくない考え方、正しくない行動に執着していてそれで喧嘩になっている、こういう時は相手をただ認め、間違った考えでもそれを許すようにしていくのが本当に人間的に良いことかどうか、こういったことが皆さんの心の中で動いていくでしょう。
明らかに相手が正しくない考え、正しくない言動をとっている、その時にはまず自分自身が自分自身の行動において正しくないこと、間違っていることはないかどうかをまず自分で見つけていきます。自分の言動に少しでも非があればそれを素直に自分で認め、そして自分自身はそこにおいて自分が間違っているという認識を正しくもって、それ以上発展させないように現状を考えていきます。
相手が仮に間違っていたとしても自分も間違った考え、自分にも非がある時は相手を責めることはできません。自分自身の過ちを自分で認め、そして喧嘩にまで発展した責任は自分にもあるということを理解して、素直に謝るところは謝り、なるべく相手を責めないようにして問題解決を図ることになります。しかし明らかに自分は正しい発言をして相手がただそれに逆上し、相手が自分の間違った考えを正当化しようとしている、こういう時は人間は基本的に自分の正しいことをただ主張したのであれば、それだけで終えておいてください。
自分が正しいということをずっと言い続けると、これは執着になってしまい、正しい行動ではなくなっていきます。正しいということを一度でも言ったり、あるいは相手に伝えたのであればそこで自分の正しさは終了します。これを何度も何度も言い続けると自分自身の執着が強くなっていき、正しい言動ではなくっていきます。したがって相手が明らかに間違っていて、自分が明らかに正しいことをしたとしても、それを執着的に何度も何度も言い続けると自分が間違った行動をとったことになってしまい、自分自身が本当は謝る必要があり、自分自身から素直に現状を変えていく必要があります。
基本的に人間世界は、その場の状況を考えながら自分が有利だと思う時に、どんどん自分が有利な立場にいって相手よりも上にいこうとする傾向があります。場合によっては自分が間違っていても相手よりも有利に立てると思った時、どんどん大きな声で強い口調で自分が相手を怒鳴ることによって、自分が上にいけるのであれば自分が上にいこうとして人間的な行動をとる場合があります。
人間世界ではこれで上にいった人が勝者、勝ち、場合によっては正しいと認識されていくでしょう。しかしこれらを見ている魂の世界から見た時、もちろん正しい光はいっさい出ておらず、ただ相手を苦しめているだけ、ただ相手を非難しているだけのエネルギーになってしまい、魂は相手に対して良くないカルマをつくり上げたことを認識していきます。
魂は基本的にいかに自分のカルマを浄化して、相手の魂もなるべく良い方向へと向かうように手伝っていく、これだけを考えているために、魂の世界から見た時、お互いのカルマが解消していく、新しいカルマをつくることなく、お互いのカルマが消えていき、その後は良い人間関係に変わっていく、ただこれだけを望んでおります。しかし人間世界では自分が勝者になる、自分が上にいく、自分が主導権を握り自分が立場を上にもっていく、こういうことばかりを考えており、そのために人間世界においてはコントロールする好ましくないエネルギーばかりが身についてきます。
魂の世界ではそういう人間的なことにはまったく興味がなく、魂が輝いていくかどうか、人間的な世界で間違ったこと、うそをついたことや言い訳、いろんなことをとった時に素直に自分で理解し、謝り、自分で良いエネルギーへと変わっていく、ただこれを見ていきます。相手の魂のためになるというのは、相手の魂が喜びを持つことであり、そのためには相手の人間がいかに自分自身の間違いに気付き、自分自身で修正できる方向へもっていくか、これが魂から見た場合の喜びになります。
人間世界から見た時、恥をかかされた、嫌な目にあった、できないことをわざとさせられた、いろんな不愉快な心が動くでしょう。しかし魂の世界から見た時、これはある意味では気付きや目覚めとなって認識されていき、とても良い現実として理解されていきます。勝手に人間が恥をかいた、恥ずかしかった、自分よりも年下の人に注意された、いろんな不快感を感ずるでしょう。
魂の世界ではいっさい不快感は感ずることなく、むしろ喜びとなって魂の成長の方向へと意識を向けていきます。したがって魂の望んでいるのは人間世界から見た時、ある意味では失敗をする、恥ずかしい思いをする、笑われる、こういったことがむしろ魂の世界では喜びに近い状態になっており、それによって自分自身が意識を変えていき、本来の正しい方向へと向かおうとする、こういう働きへと向かっていくのです。
人間世界から見た時、自分のことを思ってくれて優しくしてくれた、何でも言う通りにしてくれた、親切にしてくれた、これは人間世界から見て愛のある行動として認識されるでしょう。しかし魂の世界から見た時、これらは愛という認識にはならず、むしろ優しくされなかった時に不快感を感ずる、無視された時にもう二度と話をしたくなくなってくる、こういう不快感のエネルギーを常に引き寄せてくるために、必ずしも良い行動とは認識されておりません。
ただ優しく親切にするということは必ずしも魂の世界から見た時、良い人間関係とはいえないのです。皆さん方はかなり執着的な人間関係を求めており、優しくしてくれる人、良く見てくれる人、ひいきしてくれる人、そういう人を目指して人間関係をつくろうとしている人がおります。これらはすべて反対の力を引き寄せていき、無視される、見放される、一人になる、いろんな現象を引き寄せてきます。
魂の世界から見た時の良い人間関係は、ある意味では付かず離れず、必ずしも親密ではなく、かといって無視もしない、調度その辺の人間関係がある意味では魂から見て自然な関係になっていくでしょう。親しくなりすぎると人間的な感情のエネルギーが動いて、余計なカルマを動かしていくからです。したがってちょうどい人間関係の距離感というものを一人ひとりが感じていき、あまりお互いに執着をつくらない関係、依存や執着がなく、かといって無視したり否定もしない人間関係、その辺の距離感が魂にとって一番良い距離感と言えます。
この魂から見た一番良い距離感、そこが魂から見て一番愛が発揮できる距離感ということもできます。相手に何かを気づかせる、分かってもらう、そのためにうまく動く距離感であり、この距離感よりも近すぎると言ってもなかなか聞いてくれない、魂レベルで付き合おうとしても執着的エネルギーが動いてうまくいかない、こういう現象が動き出していきます。
お互いの魂がうまく動く距離感、この付かず離れずというちょうどい距離感が魂の愛を発揮できる距離感でもあり、ここから離れてしまうとまたただの普通の一般の人という関係に入っていきます。この付かず離れずという距離感を保つためには、相手を正しく認めることが必要になります。仲の良い友達とか特別な意識を持つと、この距離感が崩れていきます。
したがって本来家族であろうと親しい友人であろうと、このちょうどい距離感でつながっていると、あまり大きな問題には発展しません。この付かず離れずという距離感よりも近くに入ってくると、いろんなエネルギーが動いていき、たとえ家族であってもここで好ましくないエネルギーが動き出していきます。したがってどんなに親しい人でも付かず離れずというちょうどい距離感を保つことによって、お互いの魂が本当に愛し合い、生かし合い、成長し合う関係がつくられていきます。自分にとってどういう人がどの程度の距離感で一番良いのか、それを見つけていきながら自分にとって相手の魂を生かす距離感を見つけていってください。
Aさん、あなたの魂の愛という観点で見た時、あなたの魂は他の人の魂と近づいてきた時、相手の魂の真実を見抜こうとする働きが先に行なわれていきます。相手の魂の真実を見ようとする、こういう特徴があり、相手が正しい真実で自分に接してきているかどうか、そこに魂が常に意識をむけていき、相手が正しく接してくるとあなたの魂も正しい接し方を行なっていきます。しかし相手が正しい接し方をしてこないと、あなたの魂はあまり反応することなく、ただ人間的なレベルでのつながりだけが動き出していきます。したがってあなたにとっては心から何か相手と通ずる、心から何か強い関係が感じられると思った時は、魂が相手を真実として見てつながっている時であり、ただの人間的な心だけが動いている時は魂が相手を真実として見ていない場合になります。こうやって魂がどういう人に対して真実に心を開けているかどうか、これを見抜いて自分の魂の動きを感じていってください。
Bさん、あなたの魂の愛において、あなたの魂はあなたの周りにいろんな人が感じられた時、それぞれの人のカルマ的なエネルギーを即座に感じやすい傾向にあります。それぞれの魂とつながっているカルマに意識が向いていき、それが場合によっては自分にとって個人的に不快感を感ずる、個人的に嫌な感覚、個人的にあまり接したくない感覚、こういったものが一人ひとりに動き出していきます。これはお互いの魂で反応するカルマの部分であり、あなたはそれを感じた時、一般に不快感を感じて相手を批判したり、否定するような心が動いていきます。しかし魂から見た時、それが感じられた時はお互いのカルマが動き出した時であり、あなたはこのカルマを正しく解消する必要があります。相手に不快感を感じてどんどんそこに意識を向けていくと、カルマは余計に大きくなっていきます。カルマを解消するためにはそれを正しく受け入れ、それを光に変えた行動として現象を起こす必要があります。相手に不快感を感じたのであれば、逆に相手を光で満たしていく、相手が良い方向にいくように頭を使って光を入れていく、カルマを解消する方向へとあなたが動き出していく必要があるのです。ネガティブな思いを出していくと余計にカルマが大きくなってきて、だんだん取り返しのつかない現実へと進んでいきます。したがってその方向を抑えるためにもカルマを良いエネルギーで消していく、自分から積極的に良い行動をとっていく、こうやって魂が喜ぶ方向へと進んでいってください。
Cさん、あなたの魂の愛において、あなたと周りの人とのかかわりにおいて、あなたの魂が周りの人に感じている愛の表現は、あなたの肉体を見ていきながらも、あなたの肉体に奉仕をしてくれる周りの人すべてにあなたの魂は愛を感じております。あなたという人間にかかわり合う人すべてに魂は愛をもって接しており、正しいエネルギーの消化、お互いの魂の成長、お互いの意識レベルを上げるための行動がなされるように魂が動き出していきます。したがってあなたとかかわり合う人すべてにおいて、必ず意識レベルが上がる方向、そこへ魂が動き出しているために、お互いが成長する方向、意識レベルを上げる方向、常にこれを感じていってください。ただその場を何とかやり過ごしたり、早く終わらせようと考えるのではなく、相手の意識を上げていく、自分の意識も上げていく、そのためにどういう言動をとっていくか、常にそういう意識をもってかかわり合う人すべての意識レベルを上げるように工夫していく、こうやって魂の愛を具現化していってください。
Dさん、あなたの魂の愛は、周りにいるいろんな人々に対してあなた自身がいろいろ感情的な心で見てしまったり、自分にとって良いか悪いかという感覚で人を見てしまう場合があります。しかしあなたの魂はそういうあなたの感情にはまったく反応することなく、あなたの周りのかかわり合う人一つひとつの個性を眺めております。あなたの周りにいる人一人ひとりの個性を魂は感じとっていき、この個性を生かし合う関係、魂の世界で見た場合のお互いの個性を生かし合うことを常に考えております。たとえばあなたの周りの人で、個性という観点で見てとても論理の方向で優れている人、こういう論理の方向で優れている人がいた時、あなたは苦手かもしれませんが、魂はその個性をとても評価しており、ぜひその論理を自分も身につけたい、論理的な話し方や考え方をぜひ自分も習得したい、そういう思いをもって人間を眺めております。したがって魂から見た時、そういう論理の鋭い人、ぜひそれを学んで自分も論理的な力を身につけようとしていく、また別の魂の個性として全体を見るのに適している人、細かいことにこだわらず常に全体を眺めて対極を良い方向へともっていかせようとする考え方の人がおります。あなたの魂はそういう個性を感じとって、ぜひ自分も対極を正しく見れるようにする、細かいことに惑わされず大きな観点で常に正しい方向性を見据えていく、この能力を身につけようとしております。あなたの魂はそうやって周りにいる人一人ひとりの個性を感じていき、その個性から良いものを取り入れようとして人間関係をつくっているのです。あなたの認識では単純に感情的な感覚で人間を見ておりますが、魂はまったく別の感覚で見ていること、したがって自分と関係している人はすべて魂のレベルで何か素晴らしいものを身につけていること、それを感じとっていき、ぜひ自分も自分の魂のレベルへと引き上げていろんな人から良い波動を受け取れるようにしてみてください。
Eさん、あなたの魂の愛は、魂の世界からあなたを見ている時、実際にあなたの今の人間的な生活を魂はとても喜びをもって眺めております。この貴重な時にこの貴重な体験をうまくこなしているために、魂はあなたの肉体をとても喜びをもって眺めております。あなたの魂の愛は、あなたと関係する人一人ひとりに何らかの特徴的な言葉の響きが備わっており、この言葉の響きをあなたの魂が楽しんでおります。一人ひとりあなたに話をする時の言葉の響きが異なり、この言葉の響きが魂に反応を起こしていきます。言葉そのものや言葉の表現に意味があるのではなく、言葉の響きというものがそれぞれの根源のところに入っており、この言葉の響きが魂に触れているのです。魂はそうやってあなたと接する人一人ひとりの言葉の響きを楽しんでおり、あなたから見たらただの言葉、ただのやり取りという認識しかしないかもしれませんが、一人ひとりの言葉の響きが異なっており、魂はこの一人ひとりの言葉の響きを大事にして、そこから自分の喜びを感じとっているのです。あなたから見て苦手な人、嫌な人でも言葉そのものの響きにとても良い響きの人がおり、魂から見てこの響きをずっと感じていようとして長い人間関係を続けさせている場合もあります。したがって魂から見た時、いろんな人の言葉の響きを受け取り、そして魂自身もその相手の魂に向けて何らかの響きを返している、こうやってお互いの魂同士が言葉の響きを通してやり取りしている、こういう魂の愛の世界があります。ぜひ言葉の響きという観点で自分の魂の愛を感じとってみてください。
Fさん、あなたの魂の愛は、あなたの魂の世界からあなたの人間を見ていくと、あなたの人間世界において人間とのやり取りや、人間関係、会話という流れの中で、それぞれが自分を良く見せよう、自分を少しでも相手よりも良く見てもらおう、こういう意識が強く動き出していく場合があります。あなたの魂はそういう自分を良く見せようという人間がいた時に、強い感覚の波動を感じていき、なるべくそういう波動を正しい光に変えようとする現象を起こしていきます。つまりあなたから見て何か自分を良く見せよう、自分が上であるという意識を出そうとしている波動を魂が感じた時、魂がその現象を変えようとして逆に自分が上であるという意識が出せなくなってしまう、自分を認めてもらうという意識が出せなくなるような現象へとつくり変えていく、こうやってその人のエゴ的なエネルギーが動かないようにあなたの魂が現象を変えていくのです。したがってあなたの魂そのものは常に現象を眺めていきながら、誰かが得意になったり、上になろうとしたり、目立とうとしたりする人がいると、なるべくそういう人の現実が現れないように魂がつくり変えていく、魂が抑えていく、こういう働きを行なっているのです。これはあなたから見た時にあなた自身が不快感をあまり感じないようにする、あなた自身が自分が上だという意識を持たないようにする、そういう場をつくるための働きを行なっているのです。これがあなたの魂が行なっている、いわゆる愛の活動であり、なるべく現実そのものに欲のない世界をつくり上げていく、一人ひとりのエゴ的なものが動き回らないように調整していく、こういう魂の動きになっているのです。したがってあなたも何かを感じた時、そういうエゴ的なものが動き回らないように自分も気をつけながら、相手をうまく良い現実へと切り替えていく、こういう工夫をしてなるべく良い現実が自分の中にあるようにもっていってください。
Gさん、あなたの魂の愛は、あなたの魂は多くの人が周りにいる時にあなたが多くの人のエネルギーで乱されてしまい、自分の場が小さくなってしまう状況が感じられております。したがってあなたの魂は多くの人がいて、あなたの場が小さくなってきた時、常にお互いのエネルギーの調整を行なっていき、あなたが萎縮しないように自分の場がなくならないようにするための調整を行なっていき、一人ひとりとの関係が正しくつくられるようにいろんなエネルギーをつくり出していきます。もちろんあなたには何も感じられておりませんが、実際に多くの人がいる時になるべく自分が正しく自分の意識をもって、いろんな人と場を共有できるというのは、魂がかなり強くエネルギーをつくり変え、そういう場にしていることを理解してください。基本的に魂はいろんな人とのかかわりの中で、なるべく高い波動、良い波動の魂を見つけ、その魂が正しい活動ができるようにする、高い魂の波動は高い活動ができるようにする、こうやってあなたの周りにおける人間の中で、高い魂の働きが正しく行なわれるように常にエネルギーを調整しております。したがってあなたの人間だけを見ているのではなく、あなたを取り巻く人間の中で、高い魂や高い波動のものを常に生かすように動き回っていく、こうやって自分自身が高い波動、素晴らしい波動の魂をしっかりと受け入れていき、その影響で自分自身も高い波動を手にしていく、こういう活動を行なっております。したがっていろんな人がいた時、素晴らしい魂のもち主、素晴らしい人がいた時に単純にその光を自分が受け取っていく、良い光を自分が受け取って良いエネルギーへと使えるようにしていく、こういう意識をもって魂と一つになって良い波動を自分のものにできるようにしてみてください。
Hさん、あなたの魂の愛は、あなたが多くの人といる時、自分の本来の魂の光がうまく出せない場合があります。自分一人の時とか少人数で気が合う人の時には自分の魂が十分に広がっていきますが、人数が多くなってしまうと自分の魂がうまく動けなくなってしまいます。これはあなたの意識の特性として、多くの人がいた時なるべく自分の存在を消してしまおうとする意識があり、これによって魂が動かなくなってしまうのです。したがって多くの人の時、自分の魂をむしろ発揮する、魂を大きくするためには、自分自身が大きな心で人々と接していく、他の人の影にいくよりは自分から堂々と光を出していく、自分が他の人の魂を輝かせ、他の人の魂に光を届けていく、こういう大きな心にしてください。こうやって自分から魂の光が皆に届いていく、こういう意識を持つとあなたの魂も多くの人に広がっていき、そうするとあなたの魂はいろんな人の魂の良い特性を感じとることができるようになるのです。あなたの魂がいろんな人の魂の特性を感じていくと、その中で良い特性の人、それは自分にとって良いという意味ではなく、その場にとって良い特性の人、そういう状況的な判断で良い特性の人が感じられていき、その人の魂がより活動できるようにあなたの魂が動いていきます。あなたの魂はこうやって他の人の魂をより生かしていく、他の人の魂が活動できるように動いていく、こういう特性があり、あなた自身がその意識も持つことによって本当に魂が動きやすくなっていきます。他の人の良い魂を生かしていく、こういう心をもって多くの人の中で活動していってください。
Iさん、あなたの魂の愛は、あなたの魂があなたを眺めている時、自分のいろんな考えや思い、いろんなものを感じていきながらも、広がる方向への意識がまだ目覚めていないことを感じております。広がる方向への意識、この意識が魂にとってとても大事であり。魂自身が広がる方向、光を広げていく方向を求めているのです。元々あなたの魂はとても大きな光を生み出せる力をもっており、しっかりと魂があなたにつながればあなたから光が出ていく力を身につけているのです。あなたがこの力を使うためには広げるという意識、自分から広がるという意識が必要であり、このあなたの意識があなたの魂とつながることによってあなたから光が周りに広がっていくのです。したがって、自分から光を広げていき、そして他の人の魂をしっかりと感じていく、自分から光が広がっていくと周りのいろんな人の魂が感じられていき、それぞれの魂の素晴らしいところが分かるようになっていきます。自分から広がるという意識を身につけ、魂とつながって周りの人のいろんな魂の良いところを感じていく、こうやって相手の魂の良いところとつながった時があなたの魂の愛が活動できる時であり、ぜひそこを目指してあなたの魂の愛をうまく動かせるようにしていってください。
Jさん、あなたの魂の愛は、あなたを魂が見ている時、魂の世界から見てあなたが少しでも光のある方向へ、少しでも上をと目指している心が伝わってきます。少しでも光を、少しでも上をという意識を感じながらも、自分としてはなかなか広がっていない感覚を常にもっております。魂の世界から見た時、常に上に、常に高くという意識は、それは良い意識でありますが、それを他人との比較によって意識をつくり上げると、それは良くない波動にも変化してしまいます。単純に自分だけの世界で自分が成長する、自分が高くなるという意識があると、魂はそこにつながって自分自身を高めようとする働きを動き出していきます。しかし他人とのかかわりで自分が上という意識が動いてしまうと、魂が動かなくなってしまい、人間的な意識だけで上にいこうとする働きが行なわれていきます。したがってあなたはまず魂としっかりつながっていき、自分自身が純粋に自分を成長させる、高くなるという意識が動いていくと魂は確実にあなたを成長させ、高くさせる方向へとあなたを導いていきます。このあなたの魂の愛は、自分の高くなる光が他の人を高くさせていくこと、自分が高くなるという意識があなたの魂から流れていき、他の人の意識を高くさせる方向へと導いていく、こうやって他の人の意識を高くもち上げていく、高いレベルへ引き上げていく、これがあなたの魂の愛の特性であり、常に高い方向へ、高い方向へと働きかけていくのです。しかしあなたは時々他の人を高くしようと思っていても、他の人がなかなか高く上がらない、上に上がらないという意識をもってしまうと急に自分自身の意識が魂と外れてしまい、自分の意識だけで相手を見てしまう状態になってしまいます。魂が相手をただ生かそうとする、そこだけを感じていってください。相手があまり高くなっていかないという意識が生まれてしまうと、自分も魂と離れてしまうために、どういう状況であろうとも相手が高くなることを信じていく、魂が相手を高めようとしている、ただそれだけを感じていくとあなたは常に魂とつながって魂が他の人を高くさせるという愛を行動するようになっていきます。
今日は魂から見た場合の愛の特性について話をしていきました。もちろん何度も言うようにいろんな特性があり、今言ったことが一つではありません。自分の魂としっかりとコミュニケーションをとって他にどういう特性があるか、自分自身でも確認をするようにしてみてください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/4/7 新月瞑想会:「新しいサイクルに向けた調整」
月のカウンセルとしてお話をいたします。今日の新月は新しい年の始まりとしてとても良いエネルギーを出しております。皆さん方にとっては四月というのがただの年度の始まりという感覚ですが、宇宙から見るとこの四月はかなり特別な四月になっており、本当の始まりの月に入っております。皆さん方が今日願うことがこれからの大きな時代にそのまま影響していく、そういう時であることを感じておいてください。
Aさんのワークにおいて、あなたのこれからの大きなサイクルを眺めた時、自分自身の意志をもって行動するというその部分に弱いところがありました。そのためにこの大きなサイクルにおいて自分の意志をもって正しくチャレンジしていく、挑戦していく、この部分のエネルギーに大きな新月の力が入っていきました。
Bさんのワークにおいて、これからの大きなサイクルに向けてあなたのエネルギーを見ていった時、油断することによりサイクルから外れてしまうケースがいろんなところにつくられておりました。油断しないで先に進めるようにするために、常に意識を新鮮な気もちで、初心を忘れることなく常に自分に意識を向け、正しい方向へと意識的に歩んでいく、こうやって常に新しさや新鮮さを保持できるようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
Cさん、あなたの大きなサイクルの流れにおいて、自分のこのいろんな流れの中で、本当の自分の幸せに結びつくいろんな切り替えや、分岐点の時になぜか目の前に幸せがあってもそれに気づかなかったり、無視して進んでいく場所がいくつかありました。したがって重要な分岐点の時に常に新鮮な心で現実を見ていき、概念やいつもの心ではなく、常に新しい心で見ることによって幸せを見つける、大事なものを見つける、そういう現実に入っていけるようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
Dさん、あなたの大きなサイクルの流れにおいて、自分自身の人生の流れをそのまま現実レベルで縮小させたサイクルが何度も現れるような仕組みがつくられておりました。つまり小さなサイクルがそのまま大きなサイクルを現しており、大きなサイクルは小さなサイクルで見ることができる、こういう仕組みがある中で小さなサイクルを無視したりおろそかにすると、大きなサイクルが見失われてしまう、そういうエネルギーになっているために、小さなサイクルであっても正しくそこに意識を向け、正しく意識的に行動していく、どのような小さなサイクルでも決して無視したり、軽率に扱うのではなく、しっかりと意識をもって小さなサイクルを体験することによって大きなサイクルを乗り越えることができる、そのようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
Eさん、あなたの大きなサイクルを調べていき、自分自身の心の現れがそのまま現実に影響しやすいサイクルがいくつもつくられておりました。心の変化がそのまま現実に影響していく、良い心であれば良い現実になり、良くない心であれば現実が良くない状況になる、こういうサイクルがいくつも設定されておりました。そのために心が動きやすい時、心が乱れやすい時に、すぐにそこに意識が向き、気がつき、新しい心でしっかりと乗り越えていく、自分自身に気がつき、心に気がつくことによって正しくサイクルを乗り越えることができる、そのようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
Fさん、あなたの大きなサイクルを見ていった時、これまでのいろんなサイクルをしっかりと感じながら、正しい心で大きなサイクルを乗り越えていけるように仕組みがつくられておりました。したがって大きなサイクルといってもこれまでのサイクルを繰り返しているような感覚になっていくでしょう。しかしその場合でもまったく同じことを繰り返すわけではなく、新しい心で、生まれ変わったような心で、新しい高い意識レベルで体験することにより、大きなサイクルがより良いサイクルへと変わっていく、新しい意識、高い意識レベルで体験することによって、高いエネルギーのサイクルへと切り替わっていく、そのようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
今日は大きなサイクルの始まりでもあり、それに向けての新月のエネルギーを使ったワークが行なわれていきました。ぜひこれからの大きなサイクルを正しく良いエネルギーとして過ごしていかれるようにしていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/4/5 密教セミナー6:「空は理解するのではなく実践で身につける」
私たちは密教の僧侶として学んでいるものたちです。皆さん方は空(くう)についての学びをはじめております。空という概念の学びはとても難しく、一言で説明したり、何かすぐに理解できるものではありません。空は理解するものではなく、実践して身につけるものになります。したがって話を聞いて空を理解するということはできないということを理解してください。
空は実践することにより身につけ、いろいろと自分の言動を通して理解していく、知識や頭で理解するものではなく、実際に実践してやり直し、何度も間違いを重ねながら空を理解し智慧として身につけていく、そういうやり方になります。したがって空を理解しようとしていろんな書物を読んだり、いろいろ話しを聞いたとしても空は身につかないことを理解してください。
皆さん方が人間関係でいろんな問題をつくり上げたり、人を嫌いになったり、遠ざけたりしていくでしょう。この人間関係における人間のやり取りそのものが空の学びになっております。本当はそこにいるはずのない人に対して不快感を感ずる、本当は目の前に誰もいないのに嫌悪感を感ずる、こういう感情が動き出すのは自分の心の中にとらわれがり、思い込みがあり、自分自身の独善的な考えが身についているのです。 皆さん方が目にしているいろんな人々は本来そこには存在しておらず、自分の心の状態に応じて現された人々になります。自分の心の状態がただ現実に現れているだけであり、現実に対して不快感や違和感、嫌悪感を感ずるのであれば、自分自身に対して嫌悪感や違和感を感じたことになります。すべての人間が自分自身をただ現しているだけであり、人に対して違和感、嫌悪感、不快感を感ずるというのは自分自身に不快感や嫌悪感を感じているだけであり、自分自身を改めない限りこの現象を変えることはできません。
他人の心を変えさせる、他人に変えてもらう、こういう傲慢な心をもっている限り、この現象は変わることはありません。自分自身の中にこんな不快感がある、自分自身の心の中にこんな嫌な心がある、自分が変わらなければいけない、自分が変える必要がある、そうやって理解し、理解した後実際に変えるという作業、これが必要となります。自分の中に自分自身が不快感を感ずる自分がいる、それに気づいたとしても、それだけでは解決にはなりません。
自分で心を変える、自分の生き方、考え方、認識の仕方を変えていき、自分自身の心を自分で変えない限り現象を変えることはできません。間違っても他人を変えさせる、他人に変わってもらう、他人が変わらなければいけない、こういう考えは絶対にしてはいけないことを理解してください。すべては自分の心の現れであり、自分が変わらない限り現象は変わらないのです。
仏教の本質は理解すればするほど自分の心を自分で見ることになり、自分が変わることによって現象が変わっていく、世の中を変えようとしても自分が変わらなければ世の中は何一つ変わりません。むしろ自分の心の中に自分を見ようとしない心、自分が正しいと思う心があればあるほど世の中はさらに悪くなっていきます。自分の心を改めようとする気持ちがない限り、心がどんどん汚れていき、結果的に世の中はどんどん悪くなっていくのです。
もし世の中がどんどん悪くなると感じた時、自分の心がどんどん悪くなっていないかどうか、自分が偉い、自分が優れている、自分だけが正しい、あの人はおかしい、あの人は間違っている、いくら言っても変わらない、こういう自分の心がある限り、世の中は決して良くはなりません。世の中を変えるのではなく自分が心を変えていく、これが一番の教えであり、根源であり、またそれがすべてになります。
自分が見ているものは自分の心の反映、自分の心を映し出しているだけであり、現実を変えようとしてもそこには何の意味もありません。たとえ他の人が気に入らない言動をとったとしても、それ自体自分の心の現れなのです。自分の心をしっかりと自分で見つめ、自分で直していく、これが空に至る方法になります。自分の心を理解し、自分の心を直していくと現実も変わっていく、これが本当に分かってきた時、すべては自分の心が始まりであり、自分の心をただ見せているだけ、こうやって謙虚な姿勢ですべてが自分の心の現れであることに気がついていくと、本来見えているものはただの自分の心であり、心を穏やかに謙虚に、すべては神の現れであると理解できた時、見える現象もすべてそういう現象へと変わっていきます。
見えている現象はただ心を映し出したもの、ただの映像に過ぎないこと、それが分かってきた時、自分の心をいかに自分の希望する方向へと心自身を変えていくか、自分の心をどのようにどの方向へともっていくか、それを追求していくと目の前に現れている人、一人ひとりが自分自身であり、一人ひとりに奉仕をすること、それが自分に奉仕をすることになり、自分が他人に嘘をつけば自分で自分に嘘をついていること、他人を利用すれば自分が利用されていく、いろんな仕組みがそのまま現されていきます。
こうやって自分の心をそのまま映し出している世界、それが皆さん方が現実と思っている世界であり、これはただの自分の心を映し出している世界に過ぎません。これを本当に理解して映し出された世界を空として認識し、自分の心をしっかりと見つめていく、心の現れが現実であり、でもこの心の現れを通して人に奉仕をすることができる、自分自身に奉仕の心が目覚め、奉仕する心がどんどん大きくなっていくと、自分は大きな大きな光を感ずることができるようになり、自分の心が光で満たされ、この光で他人の心をさらに救うことができる、他人の心に光を入れ、他人の心の悩みを光で解決することができる、こういったことが分かるようになっていきます。
したがってはじめはただ現実を空として認識していきながらも、自分の心に光をもたらし、奉仕することによって自分の心から光が出ていく、これが感ずることができるようになると次の段階へと入っていき、光そのものを認識し光と智慧、愛の世界へと入っていくのです。したがって皆さん方はまず始まりは現実が心の現れであること、現実が空であること、それを理解して他人との関係をどんどん自分の鏡として見ていく学びから始まり、実際に奉仕することによって光を感じ、光が他人の心の中へと入っていく状態が分かっていき、光、愛、徳、智慧という世界へと進んでいくのです。
したがってまだ自分の心の中の光、他人の心の中に光を入れるということが認識できない段階においては、まだ智慧も徳も理解できないでしょう。まず最初は他人が自分を現していること、他人に奉仕することが自分に光をもたらすこと、まずそれを目指して空の学びを進めるようにしていってください。
Aさん、あなたのこれからの空の学びにおいて、まだ自分という世界が確実に存在し、自分という世界から他の人を認識し、考える意識が強く身についております。自分の考え、自分の判断、この自分の認識の仕方そのものをもっともっと弱くさせていき、そしてついにはその働きそのものが空であるようにもっていく、他人を通して感ずるものはただ感じたものであり、自分の考えや自分の思いというものを少しずつ弱くしていく、こういうことを通して空の認識へと近づけていってください。
Bさん、あなたがこれから空の学びに進むにおいて、まだ空の基本というところについていけないところがあるでしょう。今のあなたの意識のレベルにおいては、そもそも心とは何なのか、心がなぜ物質世界に影響するのか、なぜ自分の心が他人の心に反応するのか、この心の動きをまず探っていってください。心という目に見えないもの、心というただの概念、実際にはこれがとても強い力をもっており、心が現実を動かしていること、そうすると目に見えない心が実際にはとても強い力をもっている、この心そのものがある意味では空として理解していく、これを最初の段階として理解していき、心を理解することが空を理解することになっていく、まずその学びから始めるようにしてみてください。
Cさん、あなたの空の学びにおいて、いろんな人間関係の中においてあなたは仏教の学びを利用することができるでしょう。仕事においても人間関係においても基本はすべて仏教の考え方で理解し整理することができます。仕事がうまくいく、うまくいかない、これすらも仏教の中の空で理解することができます。自分の心の中に少しでも欲があれば必ず仕事の中にそれが現象化されてきます。少しでも欲があれば仕事の中に、いわゆる損をする、うまくいかない、利用される、いろんな現象が仕事に現れてくるのです。したがって仕事の流れにおいてうまくいかないことがあった時、自分の心の中に欲が入っていないかどうか、すべてのクライアントやお客さん、いろんな人々を平等に差別なく正しく接していることができているかどうか、提供するものがすべて自分の良い心として良い光で提供できているかどうか、受け取るものすべてを感謝をもって受け取っているかどうか、これらを見ていく時、自分の心の動きや現れがそのままビジネスの中に入ってきている、これが理解できるようになっていきます。これが理解できると人々との接し方によって仕事を良くする方法が理解できていき、仏教的な考え方を身につけだけである意味ではビジネスもうまく進むようになるのです。ぜひ仕事を通して仏教の教えを正しく身につけるようにしていってください。
Dさん、あなたのこれからの空の学びにおいて、あなたの場合は毎日毎日の自分を取り巻くいろんな世界、いろんな人々やいろんな生命、命あるもの、そこのかかわりにおいて自分がどれだけ命を生かそうとしているかどうか、中には形のない命のものもあります。いわゆる一つの法則的なもの、ルールや考えのようなもの、これすらも命をもっているのです。その命をあなたがどのように育て生かし、役に立たせていくか、いろんなものの命を感じながらそれを正しく生かそうとする、その時に学んできたことが反映されていきます。この命は命を生かすすべてのものが空であること、空が命を生かしていること、したがって現象化されている一つひとつはすべて命を生かすために存在していること、この空と命の関係を理解していき、空があることによって命が生かされていく、命がある限り空が必要であること、この関係を理解して空そのものを理解できるようにしていってください。
Eさん、あなたが空の学びを進めるにおいて、自分自身の生活そのものの中で空を学ぶことができるでしょう。やることがいっぱいある、やることがいっぱいありながらも自分自身のやるべき優先順位やできないこと、いろんなことが身の周りにある、これすらも実際は空であること、やらなければならないという認識が空であり、優先順位も空であり、本来は自分が勝手にそう思い込んで、思い込んだ概念で自分が振り回されていること、したがって日常生活を通して空を学ぶことができます。自分がしなければならないこと、そう思っているものも空ですが、じゃ何もしなくて良いのか、もちろんそれは間違っています。自分がしなければならないこと、それを自分で考えていく時、優先順位やしなければならないというもので考えるのではなく、自分自身がそもそも今どういう現実の中にいるのか、自分のいる現実を考えた時、現実の中で自分を生かすためには何が一番最適なのか、自分の現実の中で生かすべき命がどこにどう存在し、自分はどの命のために自分の身を捧げることができるのか、自分の与えられた現実を正しく理解し、その中で自分が奉仕すべきことをただ考えていく、今現実でないことを考えてそれにとらわれたり、それでいろんな混乱をもってきたとしても、今の現実には何も関係はありません。今の自分の現実の中で自分ができることを最大限に行なっていく、こうやって現実の中から空を理解できるようにもっていってください。
Fさん、あなたが空の学びを進める流れにおいて、今は空という世界を言葉ではなく、実際のものを通して空を学ぶ段階に入っております。実際のものというのは見えているものではなく、見えていないものを感じとっていく、つまり自分の心や相手の心、その裏に潜んでいる法則、宇宙の法則や仏の心、そういった目に見えないものをとらえていきながら、その中で自分を生かし他を生かすことを考えていく、これが今のあなたの空の学びになっております。したがって目に見えるものにとらわれたり、目に見える世界だけを感ずるのではなく、目に見えない心の世界を感じとって、これを生かすようにもっていくこと、仮に何か不快感を感ずる、光ではないものを感ずる、これをどのようにあなたが扱っていくか、感じたものはこれは真実なのか、それとも空なのか、これが今あなたの学んでいる最中になります。心で感じたものは感じたものとして実感があるものですが、でも心で感じたものはすべて空になります。本来はそれは空であり、ただ意味をもって現れた空であり、そこから何を学んでいくか、不快感を感じた、これを自分が解釈する時、不快感を感じさせた相手の問題ではなく、不快感を感じたという自分が不快感をつくり出していること、したがって不快感を感じた時、不快感を感じさせた対象ではなく、不快感を感じたという自分の主体に意識を向け、自分がなぜ不快感を感ずるのか、こうやって心の中の感覚を空の状態へともっていく練習をするのです。なぜ自分がそれを感じたのか、気にするから、あるいは強く心で反応するから、いろんなことがあるでしょう。でも最終的にはそれさえも自分の世界であり、自分がつくり出したもの、こうやって一つひとつを空の世界へともっていく、こうやって一つひとつ空のレベルを引き上げながら自分の世界を空にするようにもっていってください。
今日は空の学びに皆さん方が入り、実際の自分の人生の中から空を体験し、空を智慧に変えていく作業へと進んでいきます。頭で理解するのではなく実際に身につけていくこと、徳や智慧として身につけること、これが目標であることを理解して空と接するようにしていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
2016年3月
・2016/3/29 エネルギー練習会:「神の意志を受け継ぐ民族」
日の本の民族は、常に太陽と共に生き、太陽と心を一つにしていること、太陽の思いを具現化することが日の本の役割である。太陽とのつながりを強くすること。 琵琶湖の存在は人々の心の中の空白を埋める鍵をもっている。人それぞれ心の中に空白があり、何か足りないもの、何か欠落しているものを感じている。これを埋めることが一人ひとりの役割でもあり、失われたものを取り戻す鍵になっている。琵琶湖はこの国の魂から失われたものを取り戻す鍵である。何が失われ、何を取り戻そうとしているか、しっかりと琵琶湖のエネルギーとつながり、見つけ出していってほしい。 修行の場として活動をし始めたこの土地が次第に汚されつつある。修行という波動が弱くなっていき、ただの観光という人間の波動に汚染されてきている。聖なるものを大衆化させるための一つの流れでもある。観光のエネルギーに充満されても神聖さが失われなければ、正しく役割をなすことができる。観光のエネルギーが増えたとしても神聖さを汚さないように、神聖さを失わせないように意識を高めていってほしい。 物事の始まりには強い神の意志が感じられる。神の意志によって動き出し、人々の中に入っていくと次第に神の意志が失われていき、人間の意志によって継承されていく。神の意志を忘れることなく正しく人間が受け継ぎ、本来の光を使いこなしてほしい。 Aさん、日の本の魂を使うために、光を常に感じ光と共に進むこと。他人の光を妨げると自らの光が失われる。他人の光を生かすようにする、これが日の本の法則であり、自分の光を出すというより他人の光を生かすようにする、これを決して忘れないようにしてほしい。 Bさん、あなたの心の中に前世において失われた波動が心の中に影響を与えている。人のため、人のためと思いながら結局は自分のためだった時があり、それが足かせとなっていた。したがって人のためと思っても何か自分でおかしいと感じたり、時々むなしさや疑問が沸き起こるのはその時の空白から起こされてくる。素直に自分の心を感じ、正しい奉仕の心で活動すること、それによって心の空白が埋められていく。 Cさん、あなたの心の隙間に人とのかかわりにおいて失われたものが現れている。人のために尽くすという本当の力がうまく出ず、逆に自分の心に隙間や穴をつくってしまった時がある。人のためと思いながら自分が犠牲になり、自分の心を失われてしまった、それが心の隙間となり人のためが自分の犠牲にしかならなかった、その部分の隙間を埋めるために、心から人に尽くすという喜び、人のために心から喜んで行なうということによって隙間を埋めていってほしい。 Dさんの天の光がうまく発揮されないのは、天をわずかながら恐れているところがあり、声で天と叫んでも心の深いところで逃げているところがある。そのために天が目の前に来ても見えなくなっている。しっかり天とつながるために本当に天を思い出し、天の心をしっかりとつくり上げ、天の生き方を確実に行なうこと、天を思い出せばすべてが変わり、本当の自分が動き出していく。
・2016/3/27 密教セミナー1:「奉仕の心が目覚めるように宇宙ができている」
私は空海と呼ばれていた師のところで学んでいた仲間になります。弘法大師と呼ばれておりましたが、一般に私たちそのものは特定の名前を出すことは、それほど行なっておりませんでした。名前ということはとても大事な響きがあり、特定をしないことが一つの決まりになっておりました。
弘法大師と呼ばれていたこの大いなる師は、いろんな教えを説いていきながらも、肝心のところを常に別の表現をとるという一つの癖を行なっておりました。いろんなことを教えたり、伝えたりする時、本当の核心のところや大事なところをあえて別の表現にしたり、あるいはぼかして表現することがよく行なわれておりました。慣れていない人は肝心なところが分からない、一番大事なところが要領がつかめないという表現をよくとっておりました。しかし学びを深めるに従い、その本当の意味がだんだん分かるようになっていきました。
どのような簡単な問題においても、どのような質問においても、実際にはとても深い意味が入っており、たった一言ですべてが分かるような表現はとても難しいのです。皆さん方の毎日の言葉のやり取りにしても、本当に大事なことを自分で手に入れるのはとても難しく、人から聞いたとしても本当の意味は絶対に伝わってきません。
いろいろ聞きたいこと、知りたいことがあったとして、それを人に尋ねたとしても、まず質問そのものが正しく伝わらず、また相手の解釈でまた変わってしまうために、本当に自分の聞きたいことがそのまま回答として得られるということはほとんどないのです。弘法大師はしたがっていろんな人から質問を受けたとしても、弘法大師そのものはその人が本当に知らなければならないこと、本当に知る必要のあるべきことを感じとっていきました。
しかし質問している本人自身がまだそのレベルに達しておらず、質問している人そのものは表面的な質問、見かけだけの質問しか口に出していないのです。たとえば「空(くう)とは何ですか」、簡単な質問ですが答は人によってまったく異なってくるために、その人がどういう意識レベルで、どこまで理解し、どこまでまた知る必要があるのか、今はどこまでその言動が自分の身についているのか、それを理解しない限り正しい答を出すことはとても難しいのです。
仮に今それを理解して今最善の答を出したとしても、受け取る人はまったく理解できないでしょう。そのために弘法大師様の答は、常にいっけん今の言葉一つで分かるような、当たり前の回答を与えながらも、そこにどうしても分からないことや、あるいはぼやけた表現の仕方、あやふやな表現の仕方、とんちんかんな質問の答、そういったことを与えていきながら、答を受け取った人はそこで本当はどういう意味なのかと考えていく、これはどういう意味でどういう意図をもってこういう回答が出されたのか、そこではじめて自分の質問と向き合い、どういう質問でどういう回答がきたのかを自分で見つけていくことによって、本当に自分の知りたい答を自分で見つけ出すことができるようになっていったのです。
そのために弘法大師は表向きの質問の答と本当に知るべき質問の答を巧妙に取り入れていき、分かる人には分かる、もっと知りたい人にはもっと深いレベルで分かる、そういう回答の仕方を常に与えていたのです。禅の世界でも禅問答という言葉があり、いっけん回答になっていないような回答が実際には極めて巧妙な回答であったりします。
皆さん方が密教という世界に入り、自分たちがこの密教を学んで本当の仏の教えを手にしようとするのであれば、こういうやり方に慣れる必要があります。知りたいことを質問したらただ答が得られる、これは密教の世界には存在しておりません。皆さん方は知識の学びということに長けておりますが、知らないことを質問して回答を得る、こういう頭の使い方しかできておらず、まともに回答がなかった時にほとんどの人が頭にくる、怒り狂う、無視する、二度と質問しなくなる、こういうやり方で自分自身で自分の成長を止めてしまいます。
宇宙そのものが質問して回答がくるという仕組みにはなっておりません。直接宇宙と対話できるレベルになってくると、本当によく理解されると思われます。宇宙に質問すると余計に分からない答がたくさん戻ってきます。質問すればするほど分からない答がどんどん戻ってきます。そしてそれをまた自分で解明し見つけていく、それによって本当に知りたいことが分かっていく。宇宙においては質問するということは自分で考えなさいという答として戻ってくる仕組みになっています。
疑問をもった、知りたいと思った、その瞬間に自分で答を出さねばならないのです。どこにも自動的に答がくるという仕組みは宇宙には存在していないのです。皆さん方が密教という世界で学ぶのもまったく同じことであり、疑問に思ったり不思議に思ったことは自分で調べ、自分で挑戦していく、これが基本にあることを理解しておいてください。ほとんど頭を使わず、ただ言われたことだけ、教わったことだけを手にしていく、これは自分の成長を止めていくでしょう。
本当に自分が成長したければ、教わったことの十倍自分で調べてみる、伝えられたことの百倍自分で模索していく、こういう心が必要であり、一教わって一だけ身につけるというやり方では完全に密教の世界を理解することは困難でしょう。密教の世界にどんどん入っていき、皆さん方が自分の能力を活性化させ、宇宙の真理を理解できた時、自分が理解していた宇宙は自分自身であることに気がついていきます。
密教における宇宙を学ぶということは自分自身を学ぶことであり、この自分が何のために存在しているのか、なぜ自分の宇宙がこうなっているのか、この自分の宇宙の目的が他の人のためにつくられていること、他の人間に幸を運び、他の人間に奉仕をするために宇宙の姿をとっていること、これに気がついてきます。自分に目を向け自分を学んでいけば学んでいくほど、自分は他の人のためにつくられている、自分のもっている光は他の人のためにあり、自分が出す言葉は他の人のためにあること、これが本当に分かっていき、他の人のためにつくられた宇宙を何も使わないでいると、自分自身が成長できなくなってしまう、自分自身が自分の宇宙をおかしくさせてしまう。
自分の宇宙を正しく維持するために奉仕する心が必要であり、常に奉仕することが自分の宇宙を保つこと、そして自分の宇宙を正しく使い、自分の宇宙を正しく人のために使えるようにするやり方が密教であること、密教を学ぶことによって自分の世界を正しく使いこなし、そして他の人に正しく光、幸を運ぶことができる、この正しいやり方、正しい宇宙の使い方を学ぶのが密教の世界になります。
どうしても仏教や密教という言葉を使うと宗教という世界、宗教的な波動がつきまとってしまいますが、本来宗教ではなく、あくまでも人間の生き方を説いたもの、人間そのものを説いたもの、そのように理解する必要があるでしょう。したがって皆さんも宗教という理解ではなく、人間との接し方、自分自身の成長の仕方、そういう観点で学んでみると良いでしょう。
Aさん、あなたのこれからの学びにおいて、自分自身の精神的な成長がこれからどのようになされていくか、自分自身の成長をかなり意識するようになっていくでしょう。密教という世界で学びを始めると自分の意識の成長が確実に分かるようになっていき、自分が何も成長していないと本当に何とかしなければならないという気持ちが強くなっていきます。ただの勉強とは異なるために密教においては、特に自分自身が成長していない時、本当に自分の未熟さを感ずることになるのです。そういう意味においてこれから自分自身の心と向き合いながら、常に成長する、常に意識を上げていく、そういう心を強くしてこれから続けていくようにしていってください。
Bさん、あなたのこれからの学びにおいて、仏教で学んだ一つひとつはあなたの社会生活に大きな変化を与えていくでしょう。人間とのかかわりの中で具体的に何が大事でどうすれば良いのか、どういう風な心が人間に必要なのか、そういう根本的なところが分かるようになっていき、密教を学ぶことによってその具体的な自分の心の成長の仕方が分かるようになっていきます。これから常に他の人とのかかわりの中で自分の心を成長させていく、そういう意識で学びを続けていってください。
Cさん、あなたにおいての密教という世界は、自分自身の能力をどこまで高め、あるいはどこでコントロールし、自分の本当の能力を使いこなせるようにしていくか、これがあなたにとっての大きなテーマになるでしょう。自分の中にあるさまざまな能力の中で、この密教によって目覚める能力、密教によって動き出す能力がどの部分で、いかに自分自身の力でコントロールできていくか、そことの闘いになっていきます。自分の中にある本当の正しい心、常に自分をコントロールしながら弱い心に負けずにしっかりとコントロールしていく、この心が常に動いていれば十分に自分の光をうまく使って自分の能力を高めることができるようになっていくでしょう。
Dさん、これからの密教の学びにおいて、あなた自身の心の正しさや心の方向性、自分自身の本当の心の修練に密教はかなり役立っていくでしょう。これまで自分がいろんな学びをしていても、自分の中では何か具体的ものや実感というものが得られないまま過ぎてきました。しかしこの密教においてはあなたは練習すればその分だけ確実に自分の心に入っていき、自分でその効果を確認することができるようになります。そういう意味において練習すればするほど実感が得られる、自分がどれだけ学び、どれだけ練習したかが自分ではっきり分かるようになっていく、そういう世界であり、その意味において十分に勉強しやすいテーマになっていきます。練習した分だけ自分のものになっていく、それをはっきりと感じながら学びを続けていってください。
Eさん、あなたと密教との学びにおいて、これまでの自分の心の成長や意識の上昇において、密教はあなたにとってまったく別の力を与えてくれるでしょう。これまでの学びとはかなり違う波動があなたに入ってきて、これまでの学びの感覚とはかなり違う感覚で自分の光を身につけることになります。特に自分の毎日の実践が大事であり、自分が身につけたことがそのまま他の人との関係に生かされていく、自分がトレーニングすればするほど他人との関係が良くなっていく、これを感ずることができるでしょう。そうすることにより勉強そのもので他人との関係が良くなっていく、こういう実感が得られ、自分自身の心の中の一つの喜びが増えることになるでしょう。
Fさん、あなたにとってこの密教の学びは、新しい方向性を与えると同時に自分自身の心の在り方を変えることにもなるでしょう。自分自身が学ぼうとしていた方向に合っていることが分かっていき、自分が学び身につけたことがそのまま効果があることがはっきりと感じられてくる、自分が使った光がそのまま光として使い、動かせるようになっていく、これがはっきりと実感できるようになるからです。漠然とした学びから具体的な学びへと変化していき、光が本当に動いていく、これが分かるようになっていきます。そういう意味において自分の実感を通して、密教の学びを続けるようにしてみてください。
Gさん、あなたにとっての密教の学びは、自分の心の中でいろいろ自分なりに学び、挑戦し身につけてきました。しかしこの密教のトレーニングは、あなたの心を必ず変化させることができます。自分の心に何か堅く覆っているある種のエネルギーがあり、それによって自分があまり心が動かすのが難しい状態になっていました。密教のトレーニングを続けることによって、この周りで覆いかぶさっていた一つのエネルギーが少しずつ少しずつ溶けていき、自分の本当の心が動かせるようになっていきます。そういう意味においてただの勉強という意味ではなく、自分の本当の心が動かせるようにするために、密教の学びをぜひ続けていってください。
Hさん、あなたにとってこの密教の学びは、心を強く鍛えてくれるでしょう。自分なりに自分の心にテーマを持ち、自分の心を改善しようとしておりました。しかし思うだけだとかなり変化は難しいところがあり、自分でも具体的にどうしようか考えていたところでしょう。密教のトレーニングは心を変えるのにとても良いツールになります。堂々とした心に一つひとつに揺り動かされない自分の心が養われていきます。そのためにも教わったこと一つひとつをしっかりと自分でトレーニングして、些細なことに動じない強い心を身につけていく、ぜひそのトレーニングを進めていってください。
Iさん、あなたにとってこの密教の学びは、大きな一つの光があなたに降りてきて、これまでとは違う光の方向性を見せてくれるでしょう。これまであなたにとっての光は、あくまでも自分を成長させ他の人を導くための光として使われておりました。この密教の光は、悟りに向かう一つの光であり、ただ癒すだけとか、ただ相手のためにという光ではなく、お互いが悟りに向かって進むべき方向を教えてくれます。そういう意味において方向性がしっかりとしてくる、自分自身の方向性と相手の方向性、これがはっきりと分かってきて立場が違うことと、それぞれ方向性、これが明確に分かってくるために一人ひとりの生き方がまったく違っていても大丈夫という強い心が身についていきます。ぜひこの心を身につけ修行を続けるようにしてみてください。
Jさん、あなたにとっての密教は、自分自身がどこに向かい、何を正しいとしているか、時々自分で悩むことがあるでしょう。この密教を学び身につけていくと、一人ひとりどんな状況においても一人ひとりの正しい方向性が確実に見えてきます。自分とかかわり合う人一人ひとりがそれぞれどの言動が正しいのか、一人ひとりの違う方向性が分かってきて、一人ひとりを生かすことができ、自分は自分で自分を生かす、こういう一人ひとりの生き方が確実に見えてきます。そうすることによってこれまで画一的に考えていた正しさがはっきりと一人ひとりの正しさへと変わっていきます。ぜひこの価値観を身につけるために密教の学びを続けていってください。
Kさん、あなたにとっての密教の学びは、あなた自身の心の中にある本当の光の部分、本当に光を人のために使い、社会のために使うというあなたの光が正しく動くようになっていきます。これまでは何かしたいという思いはとても強くありましたが、具体的にどうして良いか分からない光になっていました。あなたが密教を学ぶことにより、このあなたの中の光が確実に方向性をもって動き出していきます。それによって人のため、社会のためという正しい光が動き出していきます。ぜひ学びを続けながら自分の本当の光をうまく使いこなせるようにしていってください。
Lさん、あなたと密教の学びにおいて、密教の学びはあなたに新しい心を目覚めさせてくれます。自分の中に芽生えてきている奉仕や菩提心の心が動き出していき、何をやるにしても人のため、皆のためという意識が必ず動くことになります。これまでのように自分や家族のためというより、まったく関係ない人々の顔が常に思い浮かぶようになっていき、他の人のため、人々のためという意識が強く現れてきます。こうやってあなたの中に本当の菩提心が動き出し、そして自分をさらに大きな自分へと変えてくれるでしょう。
Mさん、あなたにとっての密教の学びは、真理追究し、いろいろ調べていく流れにおいて、常に人間関係の中で真理が現れ、人間関係の中でまた真理を大きくしてくれる、こういう関係が分かっていき、人間関係の中からさまざまな回答を手にすることができるようになっていきます。いろんな問題やトラブル、質問が人間関係の中に現れてきますが、それらはすべて深い真理を与えるための一つのきっかけになります。いろいろ何かが起きた時、そこに隠れている真理を探していこうとする、真理を見つけることによってより正しい良い生き方ができるようになっていく、これがあなたの生き方になります。常にいろんな真理を見つけ、いろんな真理を手にしながらさらに大きな生き方をしていく、こうやって密教をうまく自分の人生の中に生かしていってください。
Nさん、あなたにとっての密教の学びは、自分があまり深入りしなかったいろんなテーマやトラブルにおいて、確実にそれが自分で解決できるようになっていき、自分で理解し、自分が大きく成長できるようになります。あなたが密教を学びこの光を使うことによって、これまで避けていたところや自分が目を向けなかったところに光が入っていき、それらにおけるいろんなテーマや解決策が明らかに分かるようになっていきます。それによって自分の世界が大きくなっていき、自分の中に隠れていた奉仕の心が動き出していきます。ぜひしっかりと見るべきものを見て自分の光を大きくし、大きな奉仕の心を使いこなしていってください。
Oさん、あなたと密教の学びにおいて、これまで自分の中で隠れていた奉仕や人のための心が、この密教の学びによって明らかに動き出していきます。社会のためや人のためという意識があまり自分の中ではピンとこなかったものが、密教の学びを続けることによって本当に自分の中に、そういう奉仕の心があったこと、自分の心の深いところに本当に奉仕や菩提心があったこと、これがはっきりと感じられてきます。それによって自分がこれまで自分でも理解できなかった光が動き出していき、だんだんそれを普通に使えるようになっていき、自分自身が大きな大きな心の持ち主へと変わっていくでしょう。
Vさん、あなたと密教との学びの流れにおいて、この光はあなたの奉仕の心をさらに大きく拡大させていくでしょう。これまでも人のいろんなところに目がいき、こうしたら良い、こうすると良いというアイデアが一杯浮かんできました。この密教を学ぶことによって単にどうすれば良いという思いだけではなく、より具体的にさまざまなものが感じられるようになっていき、深いレベルでさらに何かしたあとそれがどういう展開になるか、そういうところまで感じられるようになっていきます。ただの奉仕や菩提心ではなく、深いレベルで相手の心に感ずることができるようになり、それによってその人が本当にやるべきこと、その人の本当のためになることができるようになっていきます。この密教の光をぜひうまく使って人をさらに大きく目覚めさせるようにしていってください。
密教の学びによって心の光そのものも変化していく、ぜひそれを自分なりに楽しみながら学びを続けていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/3/23 満月瞑想会:「執着的な意識を取り除く」
月のカウンセルとしてお話をいたします。今日の満月は、日本の意識の変化にとても良いエネルギーになっております。これまでの執着的な日本人の意識をより解放的に、より前向きになるような意識に変えるための波動として、とても良い波動を持っております。今日はそういう意味において執着的な日本のエネルギーをより前向きに建設的に変えれるようにワークを行なっていきました。
Aさん、あなたの心の中にここしばらくの間、数年の間でいつも心にひっかかっているもの、この心の重みによって前向きにできないものが入っておりました。今日の満月でこの重みを取り除いていき、より楽に前に進めるように調整が進められていきました。
Bさん、あなたの心の中に自分が変わろう、新しい自分になろうと決意してもいつの間にか戻ってしまう自分の傾向がありました。分かっていてもすぐに戻ってしまう自分、この部分のエネルギーを見つけていき、これを今日のワークで取り除き、変わろうとした自分が本当に変えることができるように導かれていきました。
Cさん、あなたの意識の中に自分だけが何か違うとか、自分だけが否定されるという思いを持っており、それによって自分を自分で苦しめている波動がありました。この部分のエネルギーを浄化していき、自分の道は自分の足でただひたすら進んでいく、ただそこだけに意識が向くように調整されていきました。
Dさん、あなたの心の中に自分は本当に自分の光を他の人に使いたい、明らかに分かる形で他の人に使いたいという心があります。ただこれがどのタイミングで、どのようにどういう形で使えるのか自分で分からず、いつも自分自身で苦しんでおりました。自分自身の光はあなたが何かしたいとか、自分がこういう時はこうしたいと思った時にすぐに流れていく、奉仕したいと思った時に既に流れている、こういう風に現実がつくられていきました。確認するというよりは流したいという時が既に流れている時であり、それによって自分が光を出しているということを感じていってください。
Eさん、あなたの心の中に自分はもっと力を身に付け、力を正しく使えるようにする、こういう決意の心が存在しております。これを自分で明確に使えるようにしたいという心があり、あなたの心に従って光を使える仲間たちが常に集まっております。自分自身を正しく光を使って自分を成長させていく、その流れにしっかり導かれるように仕組みがつくられていきました。
Fさん、あなたの心の中に自分自身の心をネガティブなエネルギーを一刻も早く取り除き、本来の光として進みたい、こういう思いがありました。自分自身の心を下げてしまう状態を常に自分でチェックできるようにし、自分が心で何か好ましくない時にすぐ自分で気づき、自分で取り除ける、こういう仕組みがつくられていき、自分ですぐに気づき浄化できるように調整されていきました。
Gさん、あなたの心の中に決意したことと、それがうまくできない弱さが同居しており、決意という心と実行とのバランスがとれていない状態がありました。これからは決意するということと行動するということが必ず一つになるように、一緒のものとしてエネルギーが動くように調整されていきました。
Hさん、あなたの心の中に自分自身の心の弱さに自分で気がつき、それに余計に自分で落ち込んでしまう心がありました。自分自身の心に気づくということは強い心であることを理解し、それに気づけるようにいろんな心の仕組みがつくられていきました。
Iさん、あなたの心の中にバランスをとろうとする力と、気がついたら自分からバランスを外しているという行動、このアンバランスなところが自分の中の障害になっておりました。このバランスを立て直し、すぐに自分で気づき修復できる、気づいたらすぐに修復できるというバランスを取り戻せる力が心の中で動くように調整されていきました。
Jさん、あなたの心の中に自分の心の弱さをしっかりと自分で理解し、強くなるようにもっていこうとする力と、他の人を成長させようとして強く言いすぎてしまうか、それともただその流れを見届けていくか、このバランスで苦しんでいるエネルギーを調整していき、それぞれがあまり偏らないように、バランスをとりながらうまく流れを流すことができるようにするようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
今日は日本人の弱さのエネルギーをうまく見ていきながら、バランスをとるという波動をうまく使って、皆さん方の心の修正を行なっていきました。これからも常に心のバランスということを意識しながらワークをするようにしてみてください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/3/19 愛の談話会:「愛は魂を成長させること」
私たちは愛のカウンセルのメンバーとしてお話をいたします。この地球における愛の在り方においていくつかまとめておこうと思います。多くの人が愛について語る時、どうしても感情的な愛の話になってしまいます。相手が喜ぶこと、相手がして欲しいと思うこと、こういう言い方をするとどうしても感情的な愛になってしまい、相手を楽しませれば良い、楽にさせれば良いという感覚になってしまいます。
しかし宇宙における愛はあくまでも相手の魂が進化成長することを求めており、お互いがカルマを身につけながらも、そのカルマを乗り越えて相手により以上のことをしてあげていく、カルマ的に否定的なかかわり合いをもっていたとしても、それに惑わされずに相手の魂をしっかりと感じながら、魂のためにすべきことをしていく、これが宇宙における愛になります。
したがって本来の愛はそれをしてもらったとしても、人によっては不快感を感じたり、人によっては余計に嫌な感覚になる人もいるでしょう。したがって本人がそれを愛と受け取るかどうかは別問題になります。感情的な愛の方は相手が喜ぶことや相手が楽しむことをただしていく、これで気持ちが良くなり、この人は良い人だと思う、そういう良い人間関係をつくるために存在しているのが感情的な愛になります。
確かに人間関係を良くするためには感情的な愛も必要かもしれません。ただ一般に感情的な愛を持続することはとても難しく、特に親しければ親しいほどカルマのエネルギーが動き出してくるために、必ず自分の見たくない欠点や自分が気になるものを相手が見せることになります。自分が見たくないものや気になるものを相手が見せてきたとしても、それに惑わされずにこれまでと同じように接していく、これが宇宙的な愛になっていきます。
これまでの感情的な愛を続けていく中で、自分の苦手なものが現されてきたり、見たくないものを相手を通して見せられてしまった時に相手を責める、相手のせいにして自分はもう二度と会わないようにする、こういう行動は愛とはかけ離れており、単に自分の成長を自分が拒否しているだけであり、本来の魂の進化には結び付かない行動になります。
親しい友人や人間関係の長い人ほど、こういうカルマ的なエネルギーを反映させるケースが増えてくるために、一般に親しい人ほど欠点も見えてくる、嫌な点も見えてくるという状態になります。一般に嫌な点や欠点というのは、自分自身がもっている欠点であり、それを相手を通して見ているに過ぎません。したがって相手の欠点をむしろしっかりと受け止め、それに惑わされず相手の良いところだけを見ていく、相手を正しく見ていき、良いところをもっと伸ばそうとしていく、これが親しい人との間の関係における愛の実践になっていきます。
自分にとって都合の良い人や自分に良いことをしてくれる人だけを愛するというのは、これは感情的な愛の持続を願っているだけであり、自分の魂の成長を求めているわけではありません。魂の成長を求めるためには、見たくないところをしっかりと受け入れていく、自分自身の欠点を目の前で見たとしても、それをしっかりと受け止めていく、これが愛の現れであり、自分自身もそれによって成長することになります。
愛とは魂を成長させること、こういう言い方がありますが、魂が成長するためには自分がもっている苦手なものや欠点、カルマなどを克服して強くなっていくことが魂にとっての成長であり、良いところだけをただ見ていって、それで伸びるというわけではありません。自分の苦手なこと、見たくないもの、やりたくないことを克服することによって魂が成長を続けていくのです。
愛の解釈は確かに年代によって、人によってかなり難しくお互いが同じ感覚でいることはとても難しいでしょう。しかし本来の宇宙的な愛は、相手がどのような人であろうとも自分は正しい愛を実践している限り、それによって自分自身がおかしくなったり、相手がおかしくなることは一切ありません。本来の正しい愛を具現化していけば自分の欠点や自分の辛いことを自分が取り組んでいるだけになっていくために、自分にとって辛いことが一杯現れてくるように見えても、それを克服することによって自分の魂は大きく成長をすることになるのです。
したがってどのような相手に対しても同じように接していき、同じように愛を実践していけば、さまざまなカルマに自分が打ち克つことができ、それによって自分の魂は大きく大きく成長することになるのです。皆さん方の人間関係で見ていくと、友人の間でも親しい友人や、ただ面識のある友人、そういう人々との間でもやはりエネルギーの現れがそれぞれ異なってくるでしょう。
親しくなってきた時、だんだんこれまで見えていなかったものが見えるようになっていきます。これまで見えていなかったものが見えるようになってくるという典型的な例は、いわゆるこれまでは良いところしか見えていなかった、こういう良い人だから何でも相談できる、そういう感覚でいたものが実際にいろいろ親しく付き合っていくと、それまで思ってもいなかった別の面が見えてくる、自分が想像していなかった言動が目に見えてくる、そういったことによって親しくなった時にどんどん嫌な面が見えてくることが多くあります。
この親しくなってくるとだんだん欠点が見えてくるというのは、自分のカルマの問題であり、自分のカルマにそのエネルギーがなければ相手はそれを表に出すことはできなくなります。自分にカルマのエネルギーがあるために、それが表に出させるように仕向けられていくのです。つまり自分にとってこういう人は苦手、こういう言動は嫌だ、そういう意識があるとその言動を相手がとるように動かされていきます。
自分が気にしている言動、自分が見たくない言動、そういったものがあると、それを見させるような現象が起きてきて、そういう現象をとる人がまた近くに引き寄せられてきます。したがって自分の見たくない言動、自分にとって気になる言動をとる人が現れた時、自分が気にしているのでこの人がそれを現象化してくれた、自分が見たくない現象をこの人がわざわざ見せてくれた、そのように理解していき、現象を見せてくれたその人に感謝の気持ちをもつ必要があります。
こうやって自分の見たくない現象を見せてくれた人にも感謝の気持ちを表す、これが愛の現れの一つといえるでしょう。すべての言動を感謝をもって受け入れていく、すべての言動を許可しどのような現象が現れようとも感謝をもって受け入れていく、これが皆さん方にとっての必要な行動になります。愛を実践しなさいというと、どうしてもどうして良いか分からず、何か特別なことをしなければならないという感覚になります。
明らかな愛としてその人のためになること、その人が喜び、その人がしっかりと明らかに愛を受け取ったという感覚を手にしていく、こういう愛を多くの人が望むことになります。しかし本来の愛はそういうものではなく、場合によっては愛と感じられないケースもたくさんあるのです。いろんな人を目の前に見て、自分の見たくない欠点を次々と見せていく、これもある意味では愛の現れでもあるのです。
自分の魂の進化成長のために魂がもっているカルマやネガティブなものをその人が変わりに見せてくれている、演じてくれている、それによって気づきが得られ、自分自身の苦手なもの、欠点が何なのかを教えてくれている、こうやってカルマの仕組みそのものに愛を感ずる人もおります。いろんな意味においてカルマによって現される現象すべてを愛として受け入れている人がたくさんおります。
良いこと悪いことをすべてひっくるめて、すべてを愛として受け取る、したがってその人にとってはカルマは苦しいものではなく、愛の一つとしてそのまま自然に受け入れていくのです。スピリチュアルな学びをはじめた人の中には、やはりカルマと聞くとネガティブな思いを感じたり、どうしても自分自身のカルマを克服しないと幸せになれない、カルマを取り除かないと光にならないという意識をもっている場合があります。
しかし本来はカルマをなくさなくても、カルマを取り除かなくてもそのままで光っていることができ、そのままで幸せに生きることが十分に可能なのです。うまくいかないことの原因をすべてカルマにもっていき、カルマによってうまくできない、カルマだからこういう状態になってしまう、こうやってすべてをカルマのせいにしてしまうと、逆にカルマが大きな力を身につけてしまい、その人をどんどん進めなくさせてしまう傾向があります。
カルマを意識しすぎると余計にカルマが強く動き出してしまう、こういう関係があるために、カルマそのものにあまり強く意識することなく、むしろカルマが現れても感謝をして受け入れていく、こういう心があればむしろカルマは必要な時にだけ現れることになり、必要以上に現れることはなくなっていきます。このカルマの現れも愛のエネルギーで変えることができる、そういう一つの例であり、すべてを愛をもって受け入れることによってすべての現実がまさしく自分にとって良い方向へと変わっていくのです。
皆さん方の中には愛というとどうしても何か特別な言動で、特別な状況下で何か特別なことをしないと、それは愛ではないという風に認識してしまう傾向があります。しかし本来の愛はそんなに難しいものではなく、もっと気楽でもっと優しいものと認識しておいてください。それは身近な人であっても、自分の友人や家族であったとしても、普通に行なえる程度の愛がたくさんあるのです。
ただ日本人は少し異なる感覚をもっており、やはり日本人特有の感性がここに入り込んでおります。日本人特有の感性として和を重視する、調和を重視するという意識があるために、自分だけが目立ったり、あるいは一部の人が目立ったりするのを好ましいと思わない傾向があります。したがって全体を感じた中での一つの愛を具現化しようとする、自分だけが特別なことをして良いことをするということができなくなってしまい、皆で何か一つのことをするとか、順番に何かをするとか、どうしてもそういう発想に変わってしまいます。
日本人自身の特性は良いところは良いこととして残しておくべきですが、あまりにも調和を前提にし過ぎると一人ひとりの能力が生かされない、一人ひとりの個性が生かされないという傾向が出てしまいます。一人ひとりの傾向をしっかりと理解して一人ひとりの個性を認めていきながらも、一人ひとりができることをいろんな人に行なっていく、こういう和の在り方を身につける方がとても素晴らしい愛に近づいていくでしょう。
今の日本人的な愛を新しい愛にもっていくために、自分がどういったことが得意なのか、自然にできること、何気なくできることにどんなものがあるのか、それを自分で感じていきながらいつでもどこでもすぐにできるようにしておく、また始めから意識したりしていると愛ではなくなってしまう傾向があるために、準備だけはしておいて必要な時にすぐに実行できるようにしておく、こういう愛の在り方もあるでしょう。
はじめはそうやって愛を実践するトレーニングを続けていきながら、だんだん行動が身についてきた時に自然と必要な時に必要なことが行なえるようになっていきます。あくまでも基本は魂の成長を自分がうまく導いていくことであり、魂が願っていること、それは何なのか、そういったことを理解しながら相手のために行なうことになります。
魂のために良いことをするというのは、人間にとって良いことをすることよりは実はとても簡単なのです。人間の場合は一人ひとり価値観が異なるために、実際には一人ひとりにとって良いことがまったく異なっております。しかし魂の場合は基本的にすべての魂が正しいこと、進化することを求めているために、その魂にとって正しいこと、進化成長することを行なっている限り、それが間違った行動になることはほとんどありません。
ただそれが魂にとって良いことであったとしても、肉体人間にとって不愉快になる場合があるでしょう。まさしくイエス・キリストが正しいことを言い続け、それによって拒否されてしまう、否定されてしまうという状態がありました。魂にとって良いことを言っても人間からは拒否されてしまう、こういったことは普通に行なわれております。
皆さんがこの愛の流れに入るためには、それを真っ先に理解する必要があり、自分が相手から非難されたり拒否されたとしても、魂の進化のために言い続けていく、自分は相手の人間の感情ではなく魂に光を入れ、魂を成長させるために魂にとって正しいことを発言していく、これをはっきりと自分で意識し、これを宣言し行動に移す必要があるのです。
自分は正しい愛を実践する、これを何度も口に出しながらもすぐに忘れてしまい、感情的な愛に戻ってしまう人がたくさんおります。本来この宇宙の愛に目覚め宇宙の愛を進んだ人は、感情的な愛に戻らずにそのまま成長し続ける必要があります。これがいつの間にか人間的な感情の愛に戻ってしまうのは、ほとんど魂に必要な愛を実践する機会がなかったために、いつの間にか感情的な愛の仕組みに戻ってしまい、結局愛といえば感情的な愛の話になってしまうのです。
普段から宇宙的な愛のことを前提にして宇宙的な愛を実践するようにしていれば、愛の会話においても感情的な愛の話に入ることは有り得ない状態になります。魂の進化成長のためにどういったことが本当の相手の成長のつながるのか、自分がどのように思われようとも、ただ相手の魂の成長のために正しいことを言い続けていく、こうやって本来の宇宙的な愛を身につけていくようにしていってください。
Aさん、あなたの愛の学びの状況において、自分自身は一般的に多くの人にただ差別のない愛を行なうことによってこれが愛であり、偏見や差別のない愛と思って続けておりました。しかし宇宙的な愛というのはただ差別がないとか、人によって変わらないとか、そういうことではなく、強く相手の魂を生かしていく、相手の魂が明らかに成長する方向へと導いていく、こういう強さが伴うことによって初めて宇宙的な愛になっていくのです。そういう意味においてただ皆と同じように、差別なく同じように接するという条件が必ずしも宇宙的な愛という意味ではなく、強い心で相手を本当に光の道へと導いていく、相手の魂が本当に求めている方向へとつれていく、こういう強さを身につけるようにしていってください。
Bさん、あなたの愛の実践において、これまでも愛の学びをいろんな形で学んできましたが、まだ自分の心の中では何が愛で、何が愛でないのかが曖昧なままになっています。感情的な愛と宇宙的な愛というこの言葉を使ったとしても、言葉で解釈しようとするだけであり、実際の心の在り方においてそれを感じようとすることが行なわれないままになっております。したがって愛を学ぼうとしても実際の心の動きを感ずることなく、ただ言葉や概念の認識だけで愛を学ぼうとしており、その結果愛そのものにまったく触れることができない状態になっております。自分の愛にしっかりつながるために、まず自分の魂と向き合っていく、自分の魂としっかり向き合った中で自分の魂がしたいこと、そしてその魂のレベルでいろんな人とつながっていき、相手の魂が望んでいること、相手の魂が必要となること、いろんなものを感じとれるようにしていく、感じとろうとする心がない限り、感ずることはできません。つまり愛を行なうためには相手の魂を感じようとする心がそもそも必要であり、これがない限りは愛にならないのです。この心で感じていく、これを実践しない限りただ言葉だけの愛の学びになってしまいます。しっかりと心で愛を感じとりながら、心で理解しようとしていく、心で感じようとしていく、是非この学びを進めるようにしていってください。
Cさん、あなたの愛の学びにおいて、相手のために何かしてあげる、相手の魂のために何かしてあげる、こういう思いをもつことは時々あります。ただ相手の魂が何を望んでいるのか、どうすることが相手の魂にとって良いことなのか、これが分からず結局は感情的な愛の方で対処しようとすることがよくあります。相手の魂が望んでいることは何なのか、それは明らかにカルマの解消であり、もし自分とかかわり合う人で何か苦手なもの、何かやりたくないこと、そういったものがあればそれらはすべてカルマの働きになります。したがってもし自分が他の人のかかわりの中で、苦手なことや嫌なこと、あまり話したくないこと、いろんなものが思いついた時は、それ自身が自分が今解消すべきものであり、それを解消するために積極的に自分から取り組んでいく、相手の中にいろいろ入っていき感じていき、相手のカルマも解消することを考えていく、こうやって実際にカルマのエネルギーを解消していく、そしてお互いの魂のつながりを良いつながりへとつくり上げていく、こういう魂のつながりをつくり上げることがあなたにとっての愛の実践になります。
Dさん、あなたにとっての愛において、あなたが愛をいろいろ学び実践しようとした時、自分が愛を実践しようとしてもそもそもそれがどういう状態なのか、どういう人にどういうことをすれば愛なのかが理解できなくなってしまう場合があります。まず単純な人間関係で見ていきながら、家族でも兄弟でも友人でもいいですが、それぞれの関係の中でやはり苦手なもの、話題にしたくないこと、あまり触れたくないこと、そういったところ一つひとつが自分にとって克服すべきテーマであり、この克服すべきテーマを取り除いていくことが魂にとっての喜びになります。あくまでも魂は光を封印しているものを取り除くことが喜びであり、成長につながり魂の波動を上げることになります。こうやって自分自身の魂の波動を上げていく、また同じように相手の魂の波動を上げていく、これがあなたにとっての愛の実践であり、人間関係のさまざまな状況の中で何かを克服することによって波動を上げていく、そうやって愛を身につけるようにしていってください。
Eさん、あなたにとっての愛の実践は、自分自身が愛と思ってもそれが愛でなかったり、あるいは愛という行為そのものが自分にとって理解できなかったりする場合があります。いわゆる人間的な愛と宇宙的な愛はかなり異なっていると頭では理解しておりますが、実際にそれを言動でどう分けるか、言動でどう違いとして現していくかが分からなくなってしまい、結局は人間的な愛の世界の中で愛を考えることになってしまいます。あなたにとってあくまでも愛というのは、自分にとって普段やったことのないこと、日常的にまったくできないこと、そういったことに挑戦していき、それによって苦手なものを克服していく、こういったことはあなたにとっての愛になっていきます。例えば普段まったく話したことのない人、普段苦手意識があり近づきたくない人、普段話しがまったく合わず、近くにいたくない人、こういう人に積極的に話しかけていったり、むしろいろいろ相談してみたりする、こういったことがあなたの魂、あるいはあなたの奉仕すべき魂になっていきます。自分から距離間を先につくってしまい安全なところしか動かないのがあなたの傾向になっており、そうするとどうしても自分の愛が発揮できなくなってしまいます。自分で安全な領域をつくった時、安全な領域の外にわざと出ていく、こうやって自分の愛を広く強くしていくのがあなたにとっての宇宙的な愛になります。
Fさん、あなたにとっての愛は、元々人間的な感情的な愛を前提にした意識がしみこんでおりましたが、少しずつ宇宙の愛に修正しようとしている最中になっております。ただこの宇宙的な愛というものが、完全なレベルでの宇宙的な愛になっているわけではなく、ある意味では言葉だけの宇宙的な愛になっており、実践の面においてはまだ反映されておりません。したがってあなたの場合は、まず自分自身が嫌だと思う人、いつもこのタイプは嫌だ、こういう人は苦手だと思っている人、そういう人に自分が何の違和感もなく、何の拒否反応も持たずに普通に接していく、まずこれがあなたにとっての最初の段階の愛であり、苦手な人と普通に接することができるようになった時、そこでその次にその人の魂を生かす方向へと自分自身も働きかけていく、つまりその人のもっているカルマやその人の苦手なこと、いろんなことを感じていきながら、それを手放せるように行動していく、こうすることによって宇宙的な愛の方へと近づくことができます。したがってまず自分が日常の中で苦手な意識をもっている人、近づきたくない人、そういう人にこそ愛の学びがあることを理解しておいてください。
Gさん、あなたの愛の行動において、自分自身の中ではあまり感情に惑わされたり、いろんな概念に惑わされることなく、いろんな人を平等に同じように接している、こういう感覚を身につけております。ただこれが宇宙的な愛かというと必ずしも宇宙的な愛になっていないのは、まだ相手の魂に踏み込んでいないためであり、どうしても相手の言動や外見に左右されてしまう傾向があります。したがって相手の言動や見かけに惑わされずただ魂を感じていく、つまり自分が感覚的に得る何らかの違和感や魂レベルで感ずるいろんな思い、こういったことを感じていきながら、それで相手が望んでいること、相手のもっているブロックや相手が手放したいもの、そういったものを感じとっていき、それらを解放するようもっていく、相手の苦手なことやりたくないことを感じとったら、それをできるように努力していく、こうやって相手の魂を感じながら相手の魂の波動を高めるようにしていくのがあなたにとっての宇宙の愛になっていきます。
Hさん、あなたの愛において、あなた自身はまだいわゆる愛そのものは学びの始まりであり、今の段階でいろいろ判断したり、いろいろ決めることは十分に早すぎる段階にあります。したがって今の段階であまり限定させたり決めたりせずに、長いレベルで自分の魂を見ていきながら自分の魂を成長させていく、これから十分に時間をかけながらも大きな心につくり変えていく、まずこういう意識をもつ必要があります。いろんな人の魂を感ずるようにするために、まず心を広くもっていき自分以外のいろんな人の心を感じとれるようにしていく、一人ひとりの言動を感じとっていき、それが何を訴えているか、その言動によって自分は何をしたら良いのか、それを感じとれるようにしておくことです。ただ観察するのではなく、そこから相手が何を望んでいるのか、相手が望むことは何なのか、それを感じとれるようにする練習が必要になるのです。そういう意味において自分が今少しずつ愛を成長させ、宇宙的な愛の意識の中に入っていく、そういう段階であることを理解しながら愛を育んでいくようにしていってください。
Iさん、あなたの愛の言動において、あなたはいろんな意味において愛においての幅を広く身につけており、それによって柔軟性のある愛が実践できるようになっております。ただこの柔軟性のある愛は、ある意味ではまだ今の人間世界における愛であるために、これからの宇宙的な愛そのものではないということを理解する必要があります。ただ今の人間的な愛のレベルで柔軟性をもっているという特質そのものは問題ではないために、これはこれで十分に使いこなせるようにしておいてください。この柔軟性の人間的な愛から宇宙的な愛へともっていくためには、人間関係において自分とのかかわりや都合で感ずるのではなく、あくまでも魂が望んでいるかどうか、相手の魂が何を求めているか、これが感じとれるように意識する練習が必要となります。物質的な人間関係、これらはあまり惑わされないようにしておき、むしろそれをまったく考えることなく、ただの魂だけを感じていき、そこでの関係を認識しようとする、そうやって魂のレベルの愛を感じとれるようにしていってください。
Jさんの愛の言動において、あなたの愛の特質に、いろんな人と仲良く楽しく調和を保とうとする人間的な愛は十分に身についており、それによって自分が楽しい思いをする、皆と調和を保つことによって自分が楽しくなるという愛があります。今これを宇宙的な愛へ進化成長を進めている段階であり、魂が望んでいることは何なのか、ここに意識を向けている最中になります。あなたが本能的に感じている魂の思いは、確かに魂が求めているもの、魂が感じているものですが、それを行動に移す時に宇宙的な愛の行動とは必ずしも異なっている場合があります。自分の感覚としてこの人の魂はこうだからこうしてあげようと思うことと、実際に魂がそれを取り除き解決し、波動を高めようとしていることの間に少し差がある場合があるのです。相手のためにわざと黙っている、あるいは相手のためにわざと言う必要がある、ここでいろいろ判断が分かれる時がありますが、基本的には魂の進化成長のために魂がもっているブロックをしっかりと見抜いて、ブロックを自分の力で取り除けるようにもっていく、ブロックをいきなりただ言った場合に、逆に魂が大きなブロックを身につけてしまう場合があることもあります。そのために十分に注意をしながら相手のブロックを取り除けるように導いていく、こういうようなやり方を身につけるようにしていってください。
今日は愛のレベルにおいて、宇宙的な愛の行動の仕方、実践の仕方とはどういうことかを自分の身近な人や友人たちを例にして話をしていきました。あくまでも魂を成長させること、そのためには苦手なことややりたくないことを率先して行なうことにより、カルマを取り除き波動を上げていくこと、こういったことが本当の愛であること、これを理解していき、苦手なことにも率先して実践できるように意識をもっていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。。
・2016/3/15 エネルギー練習会:「自らの使命を思い出すように」
スサノオウ。日の本の人々よ、穢れを断ち、自らの使命を思い出し、日の本の役割をなすように、新たなる時代の訪れの前に日の本の働きによって天罰が与えられる、正しきものは天の道に入り、誤りのものは天の道から外される。正しき道を進むように。
タケミカヅチの神、光を求めるものは光と共に進むこと、光を求めていながら光と離れているものがいる、それは光につながらず光から離れていく。光を進もうとするものはまず自らの心を光とせよ。
スセリヒメ。心を清めるために心を正しく見ることが必要です。間違った見方で心を見ても心を見たことにはなりません。見えるものではなく見方そのものを正しくすること、見えることの解釈ではなく、見方そのものを正しく見るようにする、そこに意識を向けていってください。
ツクヨミ。この世界が終わろうとしている。あなた方がこの世界から離れ、どの世界につながろうとしているか漠然とただ過ごしているものがいる。漠然としているものは次の世界には進めない。光の世界を求めるものは正しく光を意識し、光の中に進む心が必要となる。光を正しく意識して進んでいくように。
スサノオウ。新しい日本が生まれてくる。これまでの日本のものたち、よく頑張ってくれた。新しい日本を築くためにこれまでの日本の人々の力が必要となる。決して神を忘れることなく、神から離れることなく、日の本の志を失うことなく、新たなる日本を築いてほしい。世の中が日本を敵にして攻撃してくるだろう、日の本の光が世界に広がれば世界の人々が日の本の光を恐れ攻撃してくる。
日の本の者たちは世界の人々と戦う必要はない。悪が世界の人々を騙し、日本を攻撃してくる。世界の人々と戦うのではなく、そう仕向けている悪と戦うこと、騙されてはいけない、光を見失ってはいけない、正しく光につながっていれば攻撃を恐れる必要はない。日の本の役割を思い出し自らの弱き心と闘え。
Aさん、あなたの心の中にある光と闇の戦い、これを恐れてはいけない。心の中に闇があることを恐れてはいけない。どこまでいっても闇は存在する、闇に意識を向けるのではなくただ光を使うこと、光を広げていくこと、それによって闇を克服するように。
Bさん、強くなることは荒々しくなることではない。むしろ柔軟な心、包み込む心、柔軟な考えや柔軟な気のエネルギー、これが強い心であり、負けることがない。自らを強くするために気を柔軟に繊細にもっていくこと。柔軟にすればするほど相手の深いところまで入り込み、相手を変えることもできる。
Cさん、天は光あるものを見ていく。光あるものが学びを進める時、ただ光を学ぶだけでは光は成長していかない。光を他のものに流し、光を使うことによって光が流れ成長していく。ただ光につながって安心するのではなく、光を使い成長させること、光を流すこと、そこに意識を向けるように。
Dさん、天と地の法則において、人々は天につながる限り地につながらなければならない。ただ天だけを追い求めても必ずしも人間としての役割はなすことができない。天につながればつながるほど地にもつながること。上に向かえば向かうほど下にも向かうこと、この本当の意味を理解していき、ただ片方だけを見るのではなく、常に両方、相反するものも見ていく、この意識を使えるようにしていってください。
それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/3/5 密教セミナー3[韓国]:「魂を磨くという作業を忘れないこと」
私はこの国において僧侶として働いていたものです。皆さんにお話をする機会が得られ喜びに思います。仏教の教えを皆さんに話すことは私たちにとってとても喜ばしいものと感じております。今この国の人の信仰という意識を見ていくと、本来の信仰とはかなり異なってきており、およそ宗教の本質が完全に変えられてしまった状態に感じてられております。
本来宗教というのは、自分の中に秘められた神なるもの、大いなる光、人生の目的としているもの、それを感じながら肉体の修行を進めていくことにあります。したがって宗教は必ず何らかの修業的なものが要求されており、いわゆる魂を磨いて素晴らしい輝きの魂へとつくり変えていく、この魂を磨くことが宗教の本質であり、磨かれた魂の質によってそれ以降の世界が決まっていきます。
しかし今この魂を磨くという作業が忘れられてしまい、ただ良い生活を願っている、ただすぐに神になろうとする、そういう意識のものがとても多くなっており、宗教的に魂を研磨するという作業が行なわれなくなっております。人間の心が荒れてくると社会も荒れてきて、世の中がどんどん住みにくくなっていきます。人間の心がすさびないようにするために、しっかりと理性を保ち、自分たち自身の正しい努力によって進んでいく、こういう生き方が求められているのです。
今は多くの人が魂を磨くというよりは、ただ好きなことをしている、お金儲けをして楽な暮らしをしたい、こういう考えの人があまりにも多くなっています。そういう魂が実際には浮かばれることはなく、逆にとても辛い人生を体験することになります。皆さんが仏教を学び、仏教の心を身につけ、人の奉仕のために生きる、人を生かすために生きる、ぜひこの奉仕の心を身につけていただき、仏教という世界を失わせることなく、この国においてももっともっと広げていただきたいと願っております。
いろいろ学んできましたが、この国においてさまざまな問題が現れております。人間関係において、自分の利益のために他人を利用するという人がとても多くなっております。自分のために良ければ他人を騙しても良い、こういう人が多くなってきて普通の一般の市民からどんどんお金を巻き上げ、一部の権力あるものたちだけが裕福に育っていく、これはどの文明においても必ず文明の崩壊する直前に起こる現象になっております。
一部のものが大部分の財産を搾取していく、その後に大きな問題が起こり、文明が崩れ去っていく、こういう歴史を人間は何度も繰り返しています。今この国はとても危険な状態にあり、一部のものが大部分の富を所有する、こういう状況が高まっていくと崩壊のような現象を引き起こしていきます。
それ故に今はとても危険な状態にあるために、崩壊への流れを止めなければなりません。一部のものが搾取し続けるのではなく、それを止めさせなければならない、そのために一般の人々がどのようなことができるか、それをよく考える必要があります。一般の人々もまたより自分よりも下のものから何かを吸い上げていく、自分よりも力のないもの、自分よりも権力の弱いものから富や財産を吸い上げていく、こういう仕組みがあると結局は崩壊へと導かれていきます。
ただ弱いものにいろんな奉仕をしていく、そう思っていろいろ奉仕をし続けても、必ずしも文明が変わるわけではありません。やはりそれなりの社会の仕組みをよく理解して、少しでも多くの人々が楽になるようなものを見つけていく、そういう問題意識が必要となります。今皆さん方はまだ密教の初歩の学びをしておりますが、この段階において純粋な奉仕の心、教わったことを使っていかに人々のために役立たせるか、そういう段階へと進んでいくでしょう。
密教というのは多くの如来や菩薩たちと協力しながら、人々の平和のために人々の幸福のために自分が奉仕をしていく、それが求められているのです。自分の富のために、自分のためにと思うやり方をすると、自分の身が滅びる結果になってしまいます。あくまでも多くの人を救おうとする心、菩提心の心をしっかりと身につけ、密教の学びを続けていけるようにしていってください。
2016年2月
・2016/2/23 満月瞑想会:「心の深い部分の執着を解放」
月の女神としてお話をいたします。今日は満月のパワーを使って、この日本人の心の深いところに居座っている執着的なエネルギー、コントロールしようとする執着的なエネルギーや相手に対する深い恨みや執着的な思い、こういったものを解放するワークを行なっていきました。
Aさんのワークにおいて、あなたの心の中の深いレベルに、人からいろいろ言われた時に心の中で感ずるさまざまな思い、特にこのさまざまな思いの中で、相手に対してずっと何か執着的に残ってしまうもの、言われた時につながったエネルギーによって執着的にずっと残ってしまう思い、この部分の浄化を行なっていきました。①障害を取り除く
Bさんのワークにおいて、あなたの毎日の言動の中で何か自分の居場所がないとか、自分が自由にのびのびとできないという意識がありました。これも自分が引き寄せてきた心のエネルギーであり、このエネルギーを解放させるワークが行なわれていきました。
Cさんのワークにおいて、あなたの心の中に何か自分と他人が違うという感覚、別の世界にいるという感覚、これも実際には自分の思いによってつくられた感覚であり、自分の方から他の人を違うように思う意識からつくられてきました。このエネルギーを解放させるワークを行なっていきました。
Dさん、あなたのワークにおいて、光の次元から降りてくるさまざまなエネルギーに対し、心から本心ですべてを受け取れないという波動がありました。自分では光を求めていても心の深いレベルで何か光をよけている、光を避け、光から離れているという意識のエネルギーがありました。この部分のエネルギーを取り除いていき、普通に自然に光が入ってくるように調整されていきました。
Eさん、あなたのワークにおいて、自分自身の心の中で本当の生き方ができない、本当の自分の人生を歩んでいないという心がありました。この心のエネルギーを解放させていき、十分に自分が人生の主役として生きている、こういうエネルギーで充満させるようにワークが行なわれていきました。
Fさん、あなたのワークにおいて、心の中にある何らかの自分を責める思いや、自分自身の心を完全に受け入れられない意識がありました。この部分の浄化を行なっていき、十分に自分がすべてうまくいくように歩んでいる、そういうエネルギーに戻るように調整されていきました。
Gさん、あなたのワークにおいて、自分自身の本当のことや真実の部分、その部分になかなか向き合えないという意識があり、それによって真実と接することができない状態がつくられておりました。もう自分は真実を手にしている、真実と共に生きている、こういう感覚ができるようにワークが行なわれていきました。
Hさん、あなたのワークにおいて、光の次元の扱い方がまだ自分で理解できない、分かっているようで実際には分からないという意識があり、それによって光の次元がつながりにくくなっておりました。十分に自分は光そのものになっている、光と常につながっている、そういう意識になるように浄化が行なわれていきました。
今日は満月のパワーを使って皆さん方が少しでも光に近づき、意識レベルを上げ、日常の自分を妨げている障害がなくなるようにワークを行なっていきました。もう自分はしっかりと光の道を歩いている、それを心で感じてさらなるワークを進めていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/2/20 仏教/密教セミナー:「如来界からの光の流れを正しく構築する」
私たちは仏教の僧侶としてお話をいたします。皆さん方が学んでいる密教の学びは、これからの時代においても必要な心構えといえます。まだ密教の教えという段階には入っておりませんが、密教を学ぶものの心の在り方、心のもち方としての必要なことを学んでおります。皆さん方が本来の密教の学びに入るためにはさらなるトレーニングが必要とされます。
密教を学ぶものの心構えとして、ただ単に真剣に学びたいとか、ただ心から学びたいという意識だけでは不十分なところがあります。密教を学ぶものの心構えとしては、基本的に教わるという意識や姿勢が大事であり、教わるものに対しての正しい光の流れをつくる必要があるのです。もし皆さん方の心の中にわずかでもこの先生はおかしいとか、この教え方は少し変、この内容があまり良くない、このような心がわずかでもあれば、もう光が正しく流れてこないことになり、その人自身の学びのエネルギーは不完全なものになってしまいます。
そういう意味において自分が密教の学びを習得するということは本来の密教の世界における如来や菩薩、多くの光の存在たちから光を受け取り、それを自分の正しい心の中に導いてくる必要があります。しかしわずかでも不信感や疑念、不信仰心があればもうこの正しい光の流れが不完全になり、正しい光ではなく場合によっては邪悪な光を引き込んだりすることになります。
それ故に自分自身の心構えが実際の如来や菩薩から流れてくる光を自分の正しい心のところに導き出せるかどうか、そのためには光のシステムをよく理解し、師を通して自分のところに光が届けられてくる、この意識が根本的に必要な意識になります。皆さん方は普通のセミナーや普通のワークの意識のままになっており、本当の如来や菩薩につながるという意識、仏の世界につながるという意識にはまだ少し遠いものが感じられております。
もし普通のセミナーやワークと同じ意識であったとすれば、その意識を変えていただく必要があります。単純にただお経を唱えるとか、教わったことをただ学んで口に出すというたけでは、如来や菩薩の光は自分のところまで届くことはありません。如来や菩薩の正しい心をしっかりと自分の正しい心のところに導き出すためには、自分なりの修行の光が必要となり、修行の光によって正しく導いてくるのです。
まず修行の光とは何なのか、自分が本当に菩薩や如来の光をどう使いたいのか、そこにつながって彼らの光をどのように使い、どういう奉仕の心で世の中に生かしたいのか、それを明確につくり上げる必要があるのです。多くの菩薩や如来たちは多くの人間とつながろうとしております。菩薩や如来たちはなるべく多くの人間の正しい心につながり、正しい心の中に自らの正しい光を反映させ、人間を通して自分の光を他の多くの人々に届けたいと望んでおります。
そのために密教を正しく学ぶものたちがいれば、菩薩や如来たちは十分に協力し、少しでも自分たちの光が正しい人間の心に使われるように、正しい人間の心を通して多くの人々を救えるようにもっていこうとしております。皆さん方のようにスピリチュアルな学びを続け、本当に奉仕のために使いたいという志があれば、多くの如来や菩薩がすぐにやってきて、皆さん方の正しい心につながり、さらに他の多くのものたちを救うために協力してくれるでしょう。
そのためにも自らの心を正しく維持して、正しい心で菩薩や如来につながり、正しい心で奉仕に生かしていく、この志を決して忘れないようにしておいてください。今皆さん方の時代では、アセンションの大きな波の中にあり、皆さん方自身もアセンションにおける大きな洗礼を受けている最中になります。
日本においてはまだまだいろんな状況が起こって、人それぞれいろんな心を動かすことになります。皆さん方が毎日耳にする多くの事件やニュース、出来事に関して本当はどういう出来事でも構いませんが、自分の心がどう反応するのか、正しい心を維持できているかどうか、それが一番大事な状態になります。皆さん方が目にする事件や耳にする事件そのものではなく、それによって心がどう動き、正しい心を維持しているかどうか、常にこれが試されております。
だんだん皆さん方が普通の事件では心を動かさなくなった、いちいち感情を入れなくなった、そういう風になってきた時はさらに大きな事件が起こってきて、また自分の心を動かすような事態に入っていきます。皆さん方が心をコントロールして動じなくなってくればくるほど、さらにこの心を動かそうとして大きな事件が起こされていきます。したがって大きな事件が次々と起こるということは、人々の意識が高くなっている証でもあり、また十分に心が動じないようにコントロールできている状態ということもできるでしょう。
そういう現実を見ていきながら、自分たちの心を正しくコントロールして、いちいち自分の心を惑わされないようにしていく、こうやって自分の心を光の心へと高めていき、いろんな存在たちの光を受け取れるようにしていってください。それではメッセージを行なっていきます。
Aさん、あなたの心の正しさの方向性において、まだ自分の意識の中で何が正しい心で、何が仏の心か理解できていないところがあるでしょう。まず初めの段階として、自分の心そのものを見ていく練習をしていってください。正しい心、正しくない心を急に探そうとしても何が正しくて何が間違っているかも区別がとても難しいでしょう。まずは正しい、正しくないとか、良い悪いとか関係なく、ただ自分の心を客観的に見ていく、今自分はどういう心になっているのか、今自分は誰にどういう心を出したか、今自分の心をどこに向いているのか、この心を客観的に見るという意識を身につけていき、それから自分の心を少しずつ良い方向、正しい方向へと意識できるようにしていく、そういう学びを進めていってください。
Bさんの心の在り方において、かとうさんの学びの流れの中で、菩提心を養わせようとする存在たちが近くにいて、そこから強い光の流れが入ってきております。この菩提心を起こさせようとする光の存在たちは、段階的にあなたの心に刺激を与えていき、あなたが一つひとつ先へ進めるように導いております。ただこれまでの流れの中で自分は正しくあろうとしても、なぜか現実がうまく噛み合わない、自分は正しい方向、良い方向へ導こうとしても周りがうまくそれに反応してこないという状態があります。この自分は導こうとしても周りが反応しないという時、必ずしもその現象に戸惑わないようにしておいてください。今はまだ菩提心の心そのものが完全な菩提心になっていないために、菩提心の光が相手の心に完全に達していない状態にあります。そのために気持ちや心が菩提心を出そうとしても、その光そのものが相手に達していない状態なのです。ここで諦めたり戸惑ったりせずに、さらなるトレーニングを続けることにより、本当の菩提心の光を相手の心の中に入れていく、こういう時期がいずれ訪れてくるでしょう。しっかりとした正しい菩提心の光を相手の心に届けていく、この菩提心をしっかりと身につけるようにしていってください。
Cさん、あなたの仏の学びの流れにおいて、今あなたには十善戒の学びがとても大事な時期になっております。まずは十善戒の意味そのものを理解することからはじまり、それの本当の意味を理解する必要があります。この十善戒の言葉そのものから得られる、いわゆる知識による意味は、あなたにはほとんど意味がありません。知識で理解できる意味ではなく、本当に悟りにつながる意味、日常の自分の言動につながる本当の意味を見抜く必要があるのです。そういう意味において十善戒を単なる言葉として理解したり、単に知識として言葉を理解するのではなく、その裏に隠れている本当の意味の内容のところ、そこをしっかりと掴み取るようにしていってください。
Dさん、あなたは仏の道そのものの本質的なところを学ぶ時期に入っております。そもそも仏とは何なのか、なぜ仏の道に入るのか、仏の道に入ってどうしたいのか、そこの本質的なところが大きなテーマとなってやってきております。仏というのは見方によってはお釈迦のことですが、しかしこれは神の教えでもあり、宇宙の在り方でもあり、またあなた自身の最終的な姿でもあるのです。神としてのトレーニングをしている人間にとって、人間が神になるための方法が仏の道になるのです。そういう意味において仏を何か自分とは無関係、あるいは自分とは少しほど遠いものという意識を身につけてしまうと、自分が神の道に入れなくなってしまいます。自分が神の道に入ろうとする本質的な心をしっかり身につけることにより、仏の道が自分のものになっていきます。この仏の道というところにまだ少し弱いところがあるために、まず仏の道そのものが自分が神になるための道であること、これを理解するようにしておいてください。
Eさん、あなたの密教の学びの流れにおいて、自分自身がどういうトレーニングを必要とし、自分がどういうトレーニングによって悟りへと近づいていくか、まだこの自分とのかかわりが理解できていないところがあります。あなた自身の成長を導くために六波羅蜜をしっかりと学び、身につけ、それを理解する必要があります。そもそもなぜ仏教を学ぶのか、仏教を学んでどうしたいのか、それを理解するためにも六波羅蜜があなたにとって最低限理解する情報となります。この六波羅蜜をしっかりと自分のものとしてこれを現実で実行できるようにしていく、知識ではなく自分自身の本当の生き方、心の在り方として六波羅蜜を習得していく、これを自分の心の中にしっかりと意識として定着させ、学びを続けるようにしていってください。
Fさん、あなたの密教の学びの流れにおいて、あなた自身がどこまで真剣に本気で仏教の学び、密教の学びを行なっていくか、この真剣さが今問われております。これまでは知識的なことで学びを行なってきましたが、これから密教の学びがだんだん光の存在に近づいていくに従い、光の存在の光が自分の心をそのまま映し出していきます。学びが光の存在たちに近づいていくと、自分の心の中の光に対する不安や恐れ、あるいは自分なりの身につけた弱さがそのまま光によって映し出され、自分自身の価値観を自分で疑問に思ったり、学びから遠ざかろうとする意識が動き出していきます。それらは光に近づくによって動き出してくる光でない部分の働きであり、決してそれに騙されないようにする心が必要となります。したがってこれからの学びにおいては、自分自身の本気度や正直さ、そして真剣さが要求されてきて、この部分が弱いと逆にそれが自分に対するブレーキのような働きをつくり出していきます。自分自身を本当に高め、光の存在に近づいていくためにも、自分自身が本当に光を求めている気持ち、本当に奉仕へ進みたいという気持ち、自分のためではなく人々のために学びたいという意欲、これらをぜひ強くして光の世界に近づくようにしていってください。
Gさん、あなたの密教の学びの流れにおいて、あなたの心の在り方が少しずつ変わってきており、以前の世俗的な心の周波数がだんだん仏に近づく周波数へと変わってきております。あなたにとっては自分の人生の中でもかなり心の在り方として整ってきている段階といえるでしょう。しかしだからといって、それで安心できたり、油断する時期ではありません。まだまだ心の成長は必要とされており、さらなる周波数の上昇が求められております。そのためにも常に自分の心を見ていきながら、自分の心の八正道をしっかりと眺めていき、常に正しい言葉使いをしているかどうか、正しい考えを行なっているかどうか、正しく物事の本質を見ているかどうか、この正しい物事の見方や在り方、正しい行動が要求されている段階といえます。自分自身の行動をとっていく中で、この正しさに常に意識を向け、自分が正しい行動をとっているかどうか、これを意識していくと心の周波数もさらに高まっていき、自分自身の流れを良い方向へと進めることができるようになるでしょう。
Hさん、あなたの仏教への学びの姿勢として、常に本質的なものを理解したい、本来のものを正しく理解したいという心により、あなたはこの学びに導かれてきました。本当のものを正しく学びたい、この心があなたを最後まで仏教の道へと誘ってくれるでしょう。今のあなたの学びの意識としては、十善戒を正しく理解し、その本質を見抜いていく、表に現れている言葉ではなく、その裏に隠れている意味、あるいは日本人が理解できない裏の意味、こういったものをあなたは見抜ける力をもっております。多くの人は表面的な言葉や裏の意味にしてもある意味では言われて分かる裏の意味ですが、あなたは言われても分からない裏の意味を感じとる能力を身につけております。そういった意味において表面的では理解できない本当の意味、あるいはいくら本当やいろんな書物で調べたとしても、そこには一切載っていない本当の裏の意味、それを感じとれる能力を身につけており、それを自分で習得するために、常に本質を知ろうとする力、本当のものを身につけようとする力を決して失うことなく、この学びを進めるようにしていってください。
Iさん、あなたの仏教の学びにおいて、あなたがこの学びを続ける中で、一番あなたにとってテーマとなってくるものは、いわゆる言葉の扱い方であり、不綺語(ふきご)や不妄語(ふもうご)、これらの言葉をしっかりと自分で理解し、これを正しく実験する必要があります。これらの言葉使いを正しく行なうということが実際には自分であまり分かっていないかもしれません。というのは、あなたの場合はもうそれが身についてしまっているために、それが仏教的に見て正しくない行為だとは理解していないところがあります。したがってただ言葉で理解していても、あなたは本質的なところが変わらない可能性があります。単に言葉で表面上で理解する意味ではなく、どう見ても自分では本質的に間違って解釈しているところ、どう見ても初めからずれているところ、そういうところを自分で見つけ、自分で修正していく必要があるのです。そのためにはまずそういうところに意識を向けた本当の会話、こういうところにどんどん素直に入り込んで自分の本当の心を見つけ出そうとする心構え、そういったことが必要になってきます。今はそこに触れないでただ相手の表面的なことだけを着飾ったり、ただ上べだけの人間関係を続けようとしております。そういう世界から完全に目を正し、本当の心を見抜いていく、深いレベルでの自分の本当の心を自分で見つけていく、そういう学びを行なうようにしていってください。
Jさん、あなたの仏教の学びの中で、今あなたは学びと実行、知識と実践のこのはざまで自分なりに悩んでいるところがあります。いろいろ学び、知識を得、分かって勉強していることと、実際の現実の中でなかなかそれが生かせない、実践として身につけられないというはざまがあり、自分の心の中の葛藤が行なわれております。学んでいることと実際の実践の時間がうまくつながらないという状態ですが、あまりそこに意識を向けすぎないようにしておいてください。まったく何一つ実践できないわけではなく、少しでも時間があればできること、いちいち時間をとらなくてもできることもたくさんあります。まず自分の日常の言動において八正道がしっかりできているかどうか、自分自身のカルマ的なエネルギー、身口意の一つひとつにおいて、どれが正しい言葉でどれが正しくないこと、どれが正しい行動でどれがカルマ的なパターンの行動なのか、いろんなことをしっかりと見抜く時間は十分に用意されております。まずは自分の日常の言動を通して、正しさ、正しいこと、それをしっかりと見ていき、それなりに変えられるところを変えていく、修正できることを修正していく、それでも仏教の学びは十分に続けることはできます。自分のできていないところに意識を向けすぎることなく、ただ光の道をただ前に向かって進んでいく、そういう心構えで学びを続けるようにしていってください。
Kさん、あなたの仏教の学びにおいて、あなたの心の深いレベルでは、すでに仏教のある程度を身につけている心があります。今その深い心につながろうとしていろんな状況が訪れておりますが、まだあなたの意識そのものとしては、深いレベルで身についた教えにはつながっておりません。自分が身につけていた深いレベルの教えにつながるためには、ある程度物質的な修行形態も必要となるでしょう。したがって今の段階としては、まず今自分が一つひとつ知識として必要なこと、行動として必要なことを整理しながらも、日常でそれらをうまく生かしていく、知識として覚えたことを早速実践してみる、そうやって一つひとつが自分の行動につながるように意識をしていくことです。自分が学んだ知識を自分で理解できるように整理したあと、その本質的な意味は何なのか、それを理解して、いつでもどこでも自分で応用できるようにしていく、こうやって身につけていくと、次第に深いレベルで身につけたものを思い出せるようになっていくでしょう。
Lさん、あなたの仏の道の流れにおいて、あなたを導いている仏の光の仲間たちが常にあなたを観察しながら、あなたの流れを見届けております。あなたを導いている大きな光の存在に、あなた自身が仏を正しく理解できるように、常に仏の道を一歩先に進めるように導いている存在がおります。この存在は常にあなたの日常の言動に関して、正しさをもう少し徹底的に自分で意識できるようにさせようとしております。いわゆるあなたが他の人の心や他の人の言動を見て、正しさ、正しくないというところに意識が向いた時は、必ずそれに対応する自分の心で正しさ、正しくないところがまだ完全に理解できていないという意味を備えております。自分がいろんな人々の心の言動を見て、正しいか正しくないか、そこに意識が向いた時は、自分自身がその心をもっている、それを教えようとしているために、わざといろんな人の行動に目が行くように仕向けられております。したがって自分自身が正しい行動をしっかりととり続けていくと、他の人の言動にほとんど意識が向かなくなり、他の人の行動に対して何も思わなくなっていきます。今自分自身の心の在り方があなたにとっての一番最後の段階の重要なステップになっており、これをクリアするとあなたは一段階高いレベルの仏の流れに入っていきます。そのために今の段階における最後の試練として、自分の心の動きを見ていき、一段階高いレベルから人々を導けるようにもっていってください。
それでは仏の道のアドバイスを皆さんに与えて終わりにいたします、ありがとうございました。
・2016/2/16 エネルギー練習会:「本当の優しさは相手を生かす」
金星のエネルギーを呼んできます。身体全体で金星のエネルギーを感じてください。
金星から通信をします。地球の人々に向け新しい時代が迎えられることを望んでおります。いずれ皆さん方と兄弟のように喜びを分かち合える日がくることを望んでおります。
では続いてサナートクマラのエネルギーを呼びます。身体全体で感じてもらいます。
皆さん方が本当に地球を素晴らしいユートピアにしたいのであれば、自分自身の意識を改め、今すぐにでも世俗の意識を脱ぎ捨て、高い意識レベルで日常生活を送るように変えていってください。
では次はマリア、聖母マリアを呼びます。
皆さんの国において優しさという意味を勘違いしている人がおります。はっきりと物事を言わず、ただ誤魔化したり、漠然とさせたり、巧妙に隠してしまうことをまるで優しいかのように表現をとっております。これは優しさとはいわず、単なる誤魔化しであり、嘘であり、光がまったく入っておりません。本当の優しさは相手を生かすこと、相手が分かったり、悟ったり、正しいことに目覚める働きをすることを言っており、ただ誤魔化して自分の都合の良いように行動をとることは優しさではありません。日本の人々は何でも優しければ良いといって誤魔化したり、抽象的にしたり、分からないように隠してしまう人がたくさんおります。それは優しさではないことを理解しておいてください。
はい、ではまた楽にしてエネルギーを解放してもらいます。太陽神(天照大御神)を呼びます。
この地球において大きな変化が始まっていく、今まで自分のことしか考えていなかったものは、ことごとく天の罰を受けるであろう、他を生かそうとするもの、生命を大事にするものは天に生かされるであろう。自らの都合の悪いことを人のせいにしたり、社会のせいにするものは厳しく罰せられるであろう。自らの心を正しく反省し、身を清め、心を改めていくように。
サナトクマラから
私たちは光のハイアラーキーを通して皆さん方につながり、皆さん方の流れを見ております。今この地球人類の進化の流れにおいて、大きな選別が行なわれております。皆さん方は新たなる地球の流れに向かっており、これからの新しい地球をつくり出そうとして活躍していくでしょう。しかし皆さん方の本来の役割は、まだ目覚めていない人、まだ分かっていない人、光を信じていながらもどうして良いか分からない人、そういう人々に光を届け、知識を与え、その人たち自身も新しい光の流れに入れるように導いていくことです。
多くの人がまだ自分は何も分かっていない、自分のこともどうなるか分からない、こういう意識で活動をしております。しかしわずかでもスピリチュアルな学びをしたものは、ほとんどすべての人が光につながり、守られ、導かれるように仕組まれていきます。ただせっかく光につながっても自分の欲や世俗のエネルギーに負けてしまい、光につながってるだけで実際には光から離れている人もたくさんおります。光につながった以上、本来の使命を思い出し、多くの人々を救うことを忘れないようにしておいてください。
Aさん、あなたの光の活動において、これからの日本の流れとあなた自身の流れが密接に関与することになります。自分自身の人生がそのまま日本と何らかのつながりがあるために、自分が正しく生きようとすれば日本が正しく生きるでしょう。日本を正しく生かそうとすれば自分も正しく生かされるでしょう。自分と日本が密接なつながりがあることを信じて活動を進めていってください。
Bさん、あなたの光のつながりが変化してきており、今は新しい光があなたにつながってきております。これまでの光とは異なり、青紫の光があなたを包み込んできており、いろんな直観や霊感が鋭くなっていくでしょう。自分が感じた直観や霊感を大事にして、本来の流れをうまく進んでいけるようにしていってください。
Cさん、あなたの周りの世界が少しずつ変化してきております。これまでは自分の力ではどうにもできない、自分自身の能力ではあまり影響を与えられないという意識がありました。これからのあなたの流れは、あなた自身の力が周りに影響を与えるようになっていきます。わずかでも自分が他に影響を与えることができるようになっていく時、常に良いこと、正しいことを周りに広げていく、自分から良いことを出していく、そういう意識で周りに影響を与えるようにしていってください。
Dさん、あなたの心の中に正しさを追求する光が身についております。心の中にある正しさを追求する光が少しずつ動き出し、あなたを正しい方向へ導こうとしております。これまで自分の心の中で感じていた正しきもの、そこに意識をつなげていくと、本当に自分の人生が正しいものになっていくでしょう。これからしばらくはあなた自身が感ずる正しさと、これまで間違って信じていた偽物の正しさがぶつかり合い、この正しさの修正が行なわれていきます。本来の正しさをしっかりと見つけ、理解し、正しい行動をとれるようにもっていってください。
Eさん、あなたの光が新しく変化してきており、これからはあなた自身のソフトなエネルギーが周りに働きかけ、周りの人を柔らかく豊かにさせるような働きが行なわれていきます。この柔らかく優しい波動といっても、必ずその中に何らかのメッセージ、何らかの主張が入っており、ただ優しくするのではなく、伝えるべきことが中に入っている、それをはっきりと理解しておいてください。自分のところから何かを伝えようとしている、一人ひとりに何かを教えようとしている、そういう働きが行なわれていき、周りの人に影響を与えるようになっていくでしょう。
Fさん、あなたの身体のエネルギーが少しずつシフトしてきており、これまでの肉体的な波動がかなり変わっていきます。一時的に体のあちこちで痛みや何らかの違和感を感ずるかもしれませんが、その変化が終わるとエーテルやアストラルのレベルでの変化に移っていきます。したがって今自分は体の変化を行なっている最中、それをただ理解しておき、体にいろんな変化があったとしても疑問や心配をすることなく、自然に受け入れるようにしていってください。
Gさん、これからのいろんな活動の流れにおいて、今あなたの行なっている活動をしっかりと自分の意志で、自分の心を動かして行なっていき、一つひとつのワークや活動に自分のエネルギーをしっかり入れるように意識をしていってください。あなた自身がしっかり意識をしエネルギーを入れることによって、そのエネルギーが他の多くの人や多くの場所に確実に流れていき、日本に影響を与えることができるようになっていきます。意識して光を入れていく、これを忘れないようにしておいてください。
それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/2/8 新月交流会:「自分勝手な期待が怒りの原因」
新月のパワーとしてお話をいたします。皆さん方が新月の力を使って日本のためのワークをするという話がなされておりました。日本人の集合意識を調べてみると、日本人の今の意識における大きな問題として、自分をしっかりと確立するという意識がとても弱くなっております。自分を確立するというのは単に自分の好きなことをするとか、ただ自分を大きく見せるという意味ではなく、本当の自分を理解し、自分のやるべきこと、できることを見つけていき、まず社会に貢献できる自分を見つけることです。
一人ひとり必ず社会に貢献できるようにつくられているために、自分は社会のためにどういう貢献ができるのか、人のために国のために自分は何をなすことができるか、これを見つけることが自分を知ることになります。多くの人は自分が分かっていないために社会に貢献できることも意識することができず、社会と自分が分離したままになっているのです。
どんな人でも必ず自分が社会にできること、社会に貢献すべきことが決められており、それに目覚めない限り社会とのつながりがうまくいきません。自分の本来社会に対するやるべきこと、貢献すべきことをどうやって見つけていくか、それが一般に社会から与えられる不愉快なこと、社会からもたらされる嫌なこと、恐れ、不安、こういったことがむしろ社会に対する自分の奉仕や役割に強いつながりをもっているのです。
何か社会から圧迫感を感ずる、社会に対して拒絶したくなる、こういう意識であるということは、そこに意識を向けるということを意味しており、自分でそこを見つけていき克服していく、社会に対して被害者意識をつくるのではなく、それを克服し社会に貢献できるようにもっていく、こうやって自分と社会とのつながりを見つけていくのです。
多くの人が社会から何らかの不快感を感じているでしょう。社会は自分の敵である、自分を認めてくれない、自分を評価してくれない、社会は自分から何かを奪い取っている、いろんな感覚が一人ひとり身についているでしょう。でもそれらは本当は自分が社会のためになすべきヒントが隠されているのです。社会に目を向けなければならない、そういう意識であり、もしこういったことがなければ社会に興味をもつこともないでしょう。
常に社会を恐れている、常に社会を不安に思っている、それで常に社会を意識することになります。それを自分が奉仕できるように、貢献できるようにもっていくために、自分で何らかの取り組み、対策や努力、そして試練を乗り越えて逆に自分が社会をうまく、社会のために貢献できるようにもっていく、自分が何かをすることによって社会が良くなっていく、こういうことが必ずできるように仕組まれているのです。
一人ひとり社会、いわゆる他人、ほかの人、家族ではない人々、そういう人に対して何らかの違和感、不信感、何らかの価値観の違いが生じているでしょう。他人だから仕方ないというのは皆さん方の普通の論理でしょうが、本当はそういう意味ではなく、他人だから仕方ないといっても一人ひとり社会から受ける違和感はまったく異なっております。
自分がそれに気づき自分で乗り越えていく、自分で克服し自分が社会を変えていく、こういうことが必要であり、一人ひとり自分が社会に貢献し、社会を変えることができるように仕組まれているのです。したがって初めのうちは社会に対して違和感や不信感、恐れがあったとしても、それは必ず克服して乗り切ることができるように仕組まれております。
したがって皆さん方はいつまでも社会を敵として見たり、社会を恐れて見るのではなく、自分がそれを克服し、そうすることによって自分は社会の一員となり逆に社会を変えていく、それだけの力があることをしっかりと理解しておいてください。自分がこれまでの人生の流れの中で、社会から自分にもたらされた不快感、不愉快なこと、思い出したくないことや逃げ出したいこと、社会といってもいわゆる他人や家族以外の人という意味でかまいません。
家族以外の人から自分に対してもたらされた何らかの嫌なこと、それをいくつか思い出していってください。思い出したものの中の最初の一つを選んでください。嫌なこと、不愉快なこと、それを一つ選び、その波動をしっかり感じていってください。不愉快な気持ち、恥をかかされた、ばかにされた、認めてくれなかった、いろんなことをしっかりと思い出していきながら、その時の感情をしっかりと見ていきます。
自分はなぜ怒りを感じたり、不快感を感じたのか。信じていた人が自分を傷つけることをしてきた、信頼していたのに裏切られた、一般に何らかの期待感が社会、あるいは友人や他人に対してもっていた場合があります。自分がもっていた期待感が外れてしまい裏切られたという感覚、それによって相手を不愉快に思い、嫌になり、暴言を吐いたり怒ったりしてしまう、この場合は自分がつくり上げた期待感が大きな問題になります。
自分が勝手に期待して、そして自分が怒りをこみ上げてきた、これは相手の問題ではなく自分自身の問題になります。期待をするということ、自分が勝手に期待をして勝手に期待が裏切られたと認識する、相手の問題ではなく自分の問題であるということにまず気がつく必要があります。自分の思う通りにならなかった、信じていたけども信じていた通りにならなかった、これらもすべて自分の期待感が外れたことによる怒りであり、自分自身の問題になります。
信じていた自分、期待していた自分に自分で怒りを感じ、自分自身を攻撃しているのです。相手を呪い相手のせいにしていますが、実際には自分の問題となっているのです。相手の言っている通りにすべて合わせてあげたのに否定された、怒られてしまった、周りのルールに合わせたのにうまくいかなかった、周りに合わせたり周りの言う通り、相手の言う通りにしてもうまくいかない、これも相手に合わせればうまくいくという期待感から起こされていること、相手に合わせていれば大丈夫という期待感が自分を失望させているのです。
初めから期待していなければ相手に合わせて裏切られたとしても、何も問題はないはずです。自分が勝手に期待をして期待が外れて裏切られた、ルールを守れば大丈夫、相手に合わせておけば大丈夫、皆と一緒にいれば大丈夫、これもすべて期待感からもたらされております。周りのせいでも社会のせいでもなく、自分自身の問題であること、社会の問題といても基本は自分の問題であり、自分が社会とのかかわりを勝手に期待し、勝手に望み、期待が外れたことにより自分自身に怒りを出しているのです。
まず期待しないということ、社会に対しても他人に対しても期待せずに、相手の言動をそのまま受け入れる、自分の思った通りでなかったとしても、それを受け入れる、自分は何かを思って行動すると必ず期待がつくられてしまい、期待が外れたことによって自分が失望し、自分が怒り出していくのです。一切期待を出さないこと、何かを考えたり予測したりする時、期待しないこと。
皆さんの生活において期待するということがいかに大きな否定的な感情を生み出しているか、期待が外れたことによる失望や痛み、悲しみがいかに大きいことか、期待が裏切られた時の怒りがどれほど大きいものか、怒りをなくそうとしても実際には期待する心がある限り、怒りはなくなりません。本当は怒りの前に期待が入っているのです。期待するというエネルギー、このワークをしていきます。
皆さん方が先ほど思い出してもらった自分のいろんな他人とのかかわりのエネルギーで、期待するということをこれがどの程度どこに入っているかを調べていってください。自分のつくり上げたいろんな他人とのかかわりの違和感、その中に入っている自分一人の勝手な期待、思い込み、これをよく見つけていってください。
皆さんの心に現れてきた、この期待というエネルギー、そこに新月のエネルギーが入ってきます。新月のエネルギーが入ってきて、期待のエネルギーを変容させていきます。期待するというエネルギーが期待ではなく自分がクリエーションしていく、自分の思っている通りに流れがうまく動いていくようにクリエーションの力を入れていく、期待するのではなくそのように実現させていく、そういう波動へと調整をしていきます。
自分が願ったこと、自分が考えたことはすべて良いことであり、それが実現するようにもっていく、こういう波動に切り替えていきます。仮に実現しなかった場合はそれは神が必要としていなかったこと、自分のハイヤーセルフや神がそれを望んでいなかったこと、単純にそう理解してください。したがって実現したいことが実現しなかったとしても、そこで落胆したり、失望したり、怒りを出すのではなく、自分の希望した方向性がずれていた、修正しよう、そういう気持ちで自分がクリエーションしようと思ったことが実現しなかった場合は、単純に別のクリエーションへと切り替えていく、そういう意識に変容させていきます。
新月からの変容のエネルギーが流されてきますので、期待するという波動、実現させる、その通りに進むという方向の波動へと変容させていきます。心の中から期待するという波動が完全になくなるまで、エネルギーを完全に変容させていってください。自分の心から期待するという波動がすべて単なるクリエーションの波動へ変わった人は、自分の友人や家族、自分が信頼できる人の心を感じながら、期待するという波動、クリエーションの意図の波動へと変えていってください。
他の人の心の期待をクリエーションの波動に変えていくことにより、自分自身の奉仕のエネルギーが動き出していきます。自分が社会に貢献できることが何なのかを感じながら、他の人々の心の波動を変えていってください。余裕ができてきた人はさらに広い範囲にエネルギーを流していき、日本人全体の集合意識レベルで期待する、あるいは期待が外れた時の否定的な波動がなくなっていき、クリエーションによって良い関係を築いていくという波動へと修正、変容させていってください。
自分の心の中から期待するというネガティブな感情のエネルギーがほとんどなくなり、もう失望したり、他人に怒ったりするような感情がなくなってきた人は自分のペースでゆっくり戻ってきて、そのまま楽にして座っていてください。
それではアドバイスをしていきます。
Aさん、あなたの心の中にある期待や他人とのかかわりのエネルギーにおいて、やはり自分自身が傷つくというところに過敏に反応するところがあり、人から何か注意されたり、何か指図されたりするだけで場合によって自分のやり方が否定されたかのように反応してしまうところがあります。この波動は自分自身がまたもっていた波動でもあり、自分が他人に対して行なっていたことが単純に戻ってきた関係といえます。今のワークにおいて、心がだいぶ整理されていき、他の人から言われたり注意されたことでも単純にその言葉だけを受け取り、聞くべきところは聞き、意味のないところはそのまま無視する、このようにして感情がいちいち動かないようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。これからは感情をあまり感ずることなく、単純に言葉だけを聞くことができるようになっていくでしょう。
Bさん、あなたの心の中において、期待するという波動はそれほど強くはありませんでした。ただ他人とのかかわりの中で何か自分があまり他人から良い印象をもらっていない、何か他人は自分に対して良くないことを与えている、こういう感覚的になる感情がつくられておりました。この感情を整理していくために実際には自分自身が社会に良いところを見ていなかったこと、自分は社会に対して良いことを見ていなかったことがあたかも社会から自分を良く見てもらっていないかのように感じられておりました。社会の中に良いことを見つけて、それをさらに広げていく、ここに意識が向くようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
Cさん、あなたの心の中に他人とのかかわりにおいて、ある程度他人と仲良くしてうまくいけば自分が有利になれるように、良い関係を築き上げていこうとする思いがありました。これは他人と良い関係をつくるというよりは、どちらかというと自分が有利になるように他人との関係を築くという状態であり、場合によっては他人はそれによって違和感を感ずる場合があります。それによって途中まで仲良くしていてもその後急に裏切られた感じになったり、急に仲が悪くなったりする感覚を体験しております。これは他人に対して何か自分が優位に立とう、自分が有利なままで関係を続けようとする感情からつくられているために、この部分のエネルギーを調整していき、他人と自分は対等である、どちらが有利というわけではなく、対等な関係で自分と相手の関係をつくり上げていく、そういう意識になるようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
Dさん、あなたの心の中に、他人とのかかわりにおいて初めから他人に対して何らかの否定的な感覚、自分が認められていないとか、自分の無価値感を相手が与えてくるとか、そういう否定的な関係が相手との間につくられておりました。この部分のエネルギーを調整していき、自分と他人との間には本来何もネガティブな感情はないこと、自分が勝手にそう思い込んで思った通りに現実がつくられていること、それが自分で分かるように調整していきながら、自分が周りに良いことをしていく、自分の方から良いエネルギーを周りに流して良い関係を築いていく、そういう心になるように変容のエネルギーが流されていきました。
Eさん、あなたの心の中に、社会や他人とのかかわりにおいて、自分という価値観を相手にどううまくもっていくか、相手とのかかわりの中で自分をどのように価値ある存在として現していくか、常にここに意識を向けていく波動がありました。ただ結果的に自分はその時々で何ができるか、その時その時で何かを考えるという状態になっており、本当に自分ができること、自分が社会に貢献できることがまだ明確でない状態になっていました。先ほどのワークにおいてあなたの心の中の奉仕の部分に光が入っていき、自分はまず相手の心を包み込んでいく、自分の光で相手を包み込み、ただ相手が安らぎを感ずる、ただ相手が安心感を感ずる、まずそういう状態になるような波動が心から出ていくように変容のエネルギーが流されていきました。
Fさん、あなたの心の中に、社会とのかかわりにおいて、できるだけ社会のために自分は何かをしたい、何か社会に貢献したいという心をもっていながらも、その一方で自分は何もできない、社会にできることが何もないという意識が同じようなレベルでつくられておりました。あなたが社会にできる貢献のエネルギーとしては、多くの人がつまずいたらつまずいたままで誰かに助けてもらう、誰かに救ってもらう、誰かに何とかしてもらうという、他の人に何かしてもらうという意識がとても強くありました。あなたの心からそういう人々にあなたの光が流れていき、必ず自分で解決できる、自分で努力し自分で自分なりに解決をしようとすれば、必ず光が入ってきて自分で解決できる、そういう光があなたから出ていくように心のエネルギーの変容が行なわれていきました。
Gさん、あなたの心の中に他人とのかかわりにおいて、自分は自分がまずしっかりと光に満たされ、この光によって世の中を照らしたいという心があなたの中につくられておりました。自分がまず光ってこの光を周りに貢献に役立たせたい、こう思っていても実際には自分が光っているかどうか、光があるかどうか分からず自信がない、なにもできないという意識になっておりました。この自分は何もできない、分かっていないという意識を変容させていき、必ず光が社会に貢献できるように流れていく、自分が何かをしようと思うとその光が社会に流れていく、そういう波動が出ていくように心のエネルギーの変容が行なわれていきました。
Hさん、あなたの心のエネルギーの中に、自分は自分で自分のペースでうまくやっていき、あまり他の人から変に思われたくない、自分は自分のやり方で十分、他の人もあまり介入することなく、ただ仲良くやっていきたいという心のエネルギーがありました。このエネルギーを見ていきながら、本当に他人との関係を良くするためには自分も相手の心を理解し尊重する思いが必要となります。したがってあなたの心のエネルギーを修正させていき、相手の心も感じたい、相手の心を理解して自分の心をうまく表現して、お互いが理解できるようにもっていく、そういう状態がつくれるようにエネルギー的な変容が行なわれていきました。
Iさん、あなたの心の中に自分は自分の世界で自分をうまく成長させながら、他人は他人のペースで一人ひとり自分のペースで成長してほしい、自分は自分のペースで他の人は他の人の自分のペースで成長してほしいという波動がつくられており、それによって一人ひとりをそのままあるがまま生かすという状態になっております。この波動の場合、自分が社会にどういう貢献ができるのか、社会に貢献すべきことは何なのかが、いつまで経っても分からなくなってしまいます。社会に対してどういう奉仕ができるかを見つけていくために、相手がやはり困っていたり、相手が落ち込んでいる時に、そこに入っていって何かを聞いてみる、解決策を一緒になって考えてみる、こうすることによって何らかの心の問題に気づいたり、お互いの共通点や違うところを発見することができるようになります。こういう意識を発展させていくことにより社会そのものに対する奉仕や貢献のエネルギーが動き出していきます。この心のエネルギーが社会の奉仕に意識が向くようにエネルギー的な変容の調整が行なわれていきました。
Jさん、あなたの心の波動の中に、自分自身が何らかの違和感や不快感、いろんな感情が動いた時、相手を完全にシャットアウトしたり切ってしまう波動があります。これは自分を守ろうとしていつの間にか身についてしまった波動ですが、実際には自分を守ることにならず、相手とのエネルギーを切ってしまうと自分が切られてしまい、自分のエネルギーが流れなくなってしまいます。基本的に人間は誰かと切ると自分が切り離された状態になり、自分のエネルギーが動かなくなってしまいます。つまりどんな違和感や不快感を感じたとしても、そこでエネルギーを切ることなく、尚且つなぜ違うのか、どこがどう異なるのかをしっかりと見つけようとする、解決策を見つけ出そうとする、そういう意識が動くようにエネルギー的な変容が行なわれていきました。
Kさん、あなたの心の中に自分と社会とのかかわりにおいて、自分が社会のためにどういう奉仕や貢献ができるのか、そういうエネルギーを調べていく中で、自分自身は社会の何らかのエネルギー的な変化を自分が先に感じとる、社会に何らかの問題があると自分もその問題を感じ、何かを変えようと思ったりする、こういう自分と社会との関係がつくられております。したがって社会の問題を自分が先に感じた時に、自分はそれをどのようにして解決できるか、社会の問題を先に自分の方でエネルギー的な調整を行なったり、あるいは具体的な行動として現実化させた時に社会を変えていくことができる、こうやって先に感じて行動することにより、社会を変えたり、社会に貢献、奉仕できる能力が身についております。これまでもいろいろ感じてはいても具体的に行動がなかなか移せなかったというところがあるために、社会で何かを感じた時、それをどう対策として行動に移していくか、その部分の直観が少しでも身につくようにエネルギー的な変容を起こさせていきました。
今日は皆さん方の心の中の自分と社会とのかかわりの部分のエネルギーに注目していき、少しでも社会につながり、貢献や奉仕ができるように、自分と他人との関係がうまくいくように、問題となっている波動を良いエネルギーへ変容させることができるようにエネルギー的な調整を行なっていきました。是非社会に対して意識も向けていくことができるようにしていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/2/6 愛の談話会:「意見の違いを受け入れられない日本人」
私たちは愛のカウンセルとしてお話をいたします。皆さん方の話の中で第三密度という執着的な愛と、第四密度におけるスピリチュアルな愛についてのお話がなされておりました。今の地球人類における多くの人々においては、優しさや感情的な愛がとても大きな要素となっているでしょう。いわゆる人間関係を良くする、人間関係が大事と言っている人は、自分のことを愛してくれる、自分のことを良くしてくれる、こういう意識の人がとても多く、自分が嫌われないようにするために愛を、愛をと人に言う人がたくさんおります。
愛を口に出す人のほとんどが裏に自分のことを愛してほしい、あなたは私を愛すべきだ、こういう意識で人に愛を、愛をと説いているのです。いわゆるこれが第三密度における感情的な愛であり、基本的には自分のことしか考えていない愛になります。相手に優しくする、相手のためを思って行なう、そう言っていても自分の行為が相手に無視されたり、否定されたりした時にむかついてやる、もう二度と話をしない、もう愛してあげない、こういう態度をとる人もおります。
もちろん典型的な感情的な愛であり、宇宙的なスピリチュアルな愛とはまったく異なる性質のものになります。今の第三密度の人間たちがこの感情的な愛を語っており、自分が求めているのも感情的な愛になります。優しくしてもらう、自分のことを見てもらう、自分が行なった行為を受け取ってほしい、こういう感情的な愛の持ち主がとても多いために、世の中は好ましくない人間関係をつくり上げていきます。
本当の愛であればお互いの人間関係は執着的なものにはなりません。この日本という国において、一見良い人間関係、平和な人間関係のように思っている人がたくさんいるでしょう。いろんな国の中でも日本ほど素晴らしい国はない、日本人は皆親切で優しい人ばかり、おそらくそのように認識しているでしょう。でも本当にそうでしょうか。
日本人は本音と建前が異なっており、表向きは皆のことを愛している、皆のことを信じている、いくらでも良いことを述べておりますが、心の奥底ではさまざまな期待や執着的な思い、あるいは無視された時の不快感、ここにとても強い反応があります。むしろ西洋人の場合は無視されたり、否定されたりしたとしても、相手を憎むという人はほとんどおりません。
相手は自分とは異なる意見、異なる考えという意識をもっているために、考え方が異なっているからといって感情的に不快感をもつことはほとんどありません。あくまでもそういう考えの人、自分とは意見が違うのだ、そう認識するだけであり、それによって人間関係がおかしくなることはほとんどありません。しかし日本の人々は考え方が違うと自分が否定されたかのような感じになってしまう、自分と意見が違うと自分が無視された感じになる、そういう風にとらえる人がとても多く、感情がいろんなところに入り込んでいます。
決して日本人の人間関係が平和であるとはとてもいうことはできません。本当のことを言うとすぐに否定される、大喧嘩する、無視されてしまう、いろんな行動が現れてくるために表向き相手を怒らせないためにこう言っておく、相手と人間関係を悪くしないようにするためにこういう風に言っておく、こういう人間関係になっており、これは典型的な第三密度の感情的な愛になります。
皆さん方が愛という観点で第三密度、第四密度を話しておりましたが、実際に愛ということだけで話すのはとても難しいでしょう。今言ったように普通の人間関係、普通の人の恋愛関係、兄弟愛や家族愛、家庭愛、こういったものとの絡み合いを考える必要があります。特に日本人は目に見えない執着的な波動がとても強く影響しており、本音と建前がまったく異なっていることがとても多いのです。
そのために話し合いとか議論で行なわれたことと、実際の行動がまったく異なっております。いくら皆で学んで理解したとしても、家に帰ったらまったく別の行動をとってしまう、そのために学んだことと身についていることがまったく違っているのです。もし本当にこの場で学び本当に理解したと思うのであれば、すぐそれを実行に移してどんどん自分の意識が変化していくのを感ずることができるでしょう。
ところがいくら学んでも、同じメッセージを何度聞いても何も変わらないというのは、学びは学びで留まっており、実際の人間関係に入るとその人間関係における執着的な感情的なエネルギーが動き出し、それを大事にするために結局はいつもの人間関係を続けることになります。このいつもの人間関係というのは、やはり本音を隠してでも良いから平和な人間関係を続けていきたい、本当のことを言うともう友達でなくなってしまうから表面的に良い友達でいたい、こういういろんな思いによって日常の人間関係がつくられているからです。
人間関係が大事だということはいえますが、このような嘘の人間関係を私たちは求めてはおりません。仕方なく相手に合わせる、とりあえず表面的にこう接しておく、これは人間関係とはいいません。嘘の人間関係になります。したがって第三密度が本音と建前で異なる人間関係をつくっている時、そこにおいて正しい人間関係とは何なのか、まずこれを見つけ、これを実現しない限り、愛に発展することは難しいでしょう。
本音と建前が異なる嘘の人間関係を大事にするのであれば、いくらこれを発展させても第四密度の愛にはなりません。むしろそれをマスターしたところで第四密度の愛には何一つ役に立つことはないでしょう。こういう嘘の人間関係を続けている人に比べれば、人間関係をまったく行なっていない人の方が第四密度に近いということもいうことができます。
いわゆる感情的な愛に執着していない、平和的なうわべだけの人間関係に執着していないという意識においては、第四密度に近いものもあります。ただだからといって愛が身についているかどうかは別問題となりますが、第三密度で執着的な愛を大事にしている人は第四密度の愛を身につけるのはとても難しいのです。第三密度で執着的な愛を一生懸命身につけた人に比べれば第三密度でまだ愛が不十分な人の方が第四密度に入りやすいこともあるのです。そういう意味において人間関係とは何なのか、自分の人間関係はどこまで表面的でどこまで真実の人間関係を築いているか、これを理解する必要があるでしょう。
ただ今の第三密度、特に日本人の第三密度における人間関係は本音と建前がまったく異なるために、正しく人間関係をつくり上げるというのは極めて難しいものがあります。男性社会における仕事の人間関係はある意味ではクールであり、やるべきことだけをやっておけば十分、本音も建前もなくとりあえずお互いのルールでやっていけば大丈夫という、こういう一つのビジネス的な人間関係はあります。
このビジネス的な人間関係における愛というものは、このビジネスという観点をいかに人間的なレベルへともっていくか。日本人も戦後の頃やそれ以前の時代においては、いくら仕事とはいっても人間的な要素がかなり深く入り込んでおりました。部下であっても自分の子供のように大事にする、部下であっても仕事のやり方をしっかりと教え、将来一人前になれるように導いていく、そういう人間的な思いが仕事の中に入っており、それによって上司と部下との強い絆がつくられておりました。
今の単なる会社における人間関係はこういう絆というものが失われてきております。本当のビジネスライクになっているために、仕事だけの付き合い。したがってプライベートな相談は上司にすることはできない、個人的な問題は会社の人には相談できない、これが今の会社における人間関係といえるでしょう。しかし昔の日本においては、個人的な問題であっても会社の人に相談する、同僚や上司に相談する、こういったことはごく普通に行なわれており、そこでお互いに大事にする、仕事以外でも相手の面倒をよくみてあげる、こういったことがごく普通に行なわれていたのです。
したがってもし仕事における愛というものを見つけ出そうとするのであれば、やはりそういう仕事以外でも相手のことを思ってあげる、それも嫌われるとか好かれるとかいうことはまったく考えることなく、単に同僚だから、上司だから、ちょっと相談してみる、そういう感覚の付き合いになります。これはこれで単なる仕事の人間関係から、愛のある人間関係へと発展させることは十分に可能になっていくでしょう。
しかし第三密度で定着してしまった本音と建前からなる今の日本人の人間関係を見ていく時、これをそのままスピリチュアルな第四密度の愛にどうもっていくか、これはとても難しいものがあるでしょう。まず皆さん方自身がそれを自分から実行していく必要があります。まず普通の人間関係において、嫌われるとか好かれるとか、仲間とかいちいちそういったことを考えない、あるいは反応しないことです。
意見が違うからといってそこで不快感をもつことはない、自分が否定されたとしても単なる意見が違うだけであり、相手を憎んだりうらんだりすることは一切ない、このように感情と思考、意見の違いをはっきりと認識しておき、これを分離させる意識が必要となります。第三密度の日本の人の典型的なのはこのように感情と思考が一体化してしまい、意見が違うと相手を憎んでしまう、否定されると自分の全部の存在が否定されたように感じてしまう、これが典型的な第三密度の意識になるのです。
したがってまず自分自身が意見は意見、感情は感情、このようにはっきりと理解していき、自分と異なる意見や異なる感情の人がいたとしても、相手を大事にし、相手のためにしっかりと意識を向けておく、人間としての絆はすべての人につくっておき、どのような機会があっても相手を生かす意識だけは常にもち続けておく、これが第三密度のレベルで重要な接し方になります。
多くの人は見返りを期待したり、自分が相手のことを思ってあげる代わりに自分も思ってもらう、そういう意識を身につけておりますが、第四密度に向かう人はそういう意識をまったく手放していくことになります。相手に嫌われようが不快感をもたれようが、必要なことは言っておく、ただその中でもできるだけ相手があまり無闇に落ち込んだり、相手が立ち直れなくなるくらいに本当のことを言う必要はありません。
やはり自分が本当のことを言ったことによって相手が強いショックを受け、二度と立ち直れなくなるような状態になった時は、やはり自分にその分のエネルギーが戻ってくると理解をしておいてください。たとえ自分が愛だと思って本当のことを述べたとしても、それによって相手が完全にダメになってしまった場合は、すべて自分に戻ってくることになります。
もちろん本当の愛というのは自分に戻ってきたとしても、相手を責めることもなく、相手のせいにすることもなく、すべて自分のこととして受け入れていく、これが本当の愛になっていきます。こうやって相手が理解していく、相手が成長していく、常にそこに意識を向けながらも自分は最善のことを行なっていく、これを何度も繰り返し、失敗を繰り返し、間違いを繰り返しながらも自分なり良い方法を見つけていく、これが愛になっていくのです。
したがってただ言われたことをただ実践していく、アドバイス通りに実践していく、これは愛とは異なります。自分が相手にできることは何なのか、それを単なる法則的に、論理的に考えて行動したところでそれは愛とは言いません。自分がどう行動するかを教わった通り、言われた通りにただ実行している人は、必ずそれが愛ではないということを分かるような現実が訪れることになります。
つまりそれでは通用しなかった、それではダメだったという現実が必ず現象化されるのです。ルールや法則は知らないけれども、とにかく相手のためにこれが大事、相手のためにこうしなければならない、そうやって自分が感じ自分が行動に移していった、そしてそれが本当に相手のために相手の成長のために役に立った、その時相手は理解できず、相手は混乱したり、相手は迷ったりしなからも結果的に相手は本当のことを理解し、本当の道を進むことができるようになった、こういう時には必ず自分も同じ現象を体験することになります。
つまり自分も誰かに生かされる、誰か素晴らしい人に自分が導かれ、自分が正しい道を歩けるようになった、これは自分が他の人を導いたことによって得られることであり、他の人を導いていない人は自分が導かれることも難しいのです。しかしだからといって、自分が導かれるために他の人を導こうとするとこれは第三密度の愛になってしまいます。
自分が今どういう意識レベルで、自分が今どういう愛のレベルで、どういう感情のレベルなのか、それをよく理解してもらう必要があります。自分がどの程度の愛のレベルなのか、それを感じてもらうために、まずいわゆる日本人の第三密度という愛、日本人の感情的な愛のエネルギーを流してみます。皆さんがこれをどう感ずるか、自分のハートで感じて見てください。
これが今の日本人の第三密度の愛になります。皆さんが向かうべき第四密度の愛を感じてもらいます。これが皆さん方が目指している第四密度の愛になります。この違いを身体で覚え具現化できるようにしていってください。
Aさん、あなたの第四密度に向けてのアドバイスは、自分ができない、自分が人間関係が苦手、自分が愛が分からない、そこにかなり意識が入りすぎているために、自分の愛が愛としてうまく表現しづらくなっております。いわゆるあまりにも意識しすぎたためにぎこちない愛になっているのです。もう少し気楽にして自分でつくった愛ではなく、心から沸き出てくる愛、本当に相手のためにこうしたい、形や理屈ではなく、本心からこうしてあげたいという自分の思い、まずこれを大事にしてください。もう形とかスタイルとかに固執せず、内側から沸き出てくる思い、それを大事にして、それを増幅して、それを何とか行動に移していく、そうやって自分の本心から出てくる愛の波動を高めていき、第四密度へともっていくようにしてみてください。
Bさん、あなたの心の中には何らかの寂しさのような波動と、人に何とかしたいという思いが存在しており、まだ人に何とかしたいという思いはまだ寂しさよりも強くはなっておりません。したがってまずあなたが具現化させるためには、自分自身をしっかりと愛すること、今の自分の価値を自分で認め、自分は十分にできている、自分には十分に愛がある、自分は十分に愛する力をもっている、これをはっきりと理解し信ずることが必要になります。あなたの中に眠っている愛は、本来は高いレベルの愛であり、それは個人に影響するよりも全体に影響する愛の波動になっております。個人に表現する愛は苦手かもしれませんが、しかし高いレベルの全体に共通する愛についてはとても大きいものを身につけています。したがって単純に愛が弱いとか、そういう問題ではなく、愛の特質が異なっていること、しかし自分自身をしっかりと愛さない限り他の人に向かう愛は強くならないこと、それを理解して自分なりの愛の形をつくり上げていってください。
Cさん、あなたの愛を第四密度に引き上げていくためには、自分の中に高いレベルの愛を身につけようとする思いと第三密度の執着的な愛で過ごしてきた自分の愛が同居しており、その時々の状況に応じて高いレベルの愛を実行に移すか、それとも楽な第三密度の愛で過ごしていくか、この葛藤が頻繁に行なわれております。だんだん自分で気が付いてくると今は第四密度の愛を行使していく、今回は第四密度でやっていく、こういう意識的な動機が必要となるでしょう。第三密度で慣れている人間関係でもいろいろ自分でタイミングを感じながら、第四密度の愛へと引き上げていく、いわゆる執着のない、依存関係のないもっと宇宙的なレベルでの愛、それをうまく使い分けていくのです。その要領が分かってくると少しずつ第四密度の方が楽だという意識がつくられていき、執着を伴わない、見返りを伴わない、本当の宇宙の愛が感覚的に分かるようになっていきます。ぜひそこに向けて初めは意識を使って勇気を出して実行に移していくようにしていってください。
Dさん、あなたの愛を第四密度にもっていくためには、あなたはもともと人と個別に接する能力をもっており、そのために一人ひとりに応じて優しい言葉や相手のことを思う意識が身についております。これは比較的第四密度に入りやすい愛をつくることができます。ただ場合によっては執着的な意識が動き出してしまい、相手からやはり嫌われないように、相手の人に良く思われようとする意識が動き出し、やはり個別に接しながらも個別に見てもらおうとする意識が動き出してしまいます。その部分に注意し個別に接しながらも見返りや執着のない愛をつくり上げていく、そうすればだんだん第四密度の愛へと発展させることができ、多くの人に良い愛の形態をつくり出せるようになっていくでしょう。
Eさんの愛を第四密度にもっていくためには、あなたの意識の中にはどこまでが愛でどこまでが慈悲なのか、どこまでが導きでどこまでがおせっかいなのか、いろんなことがまだ混沌となっている状態といえるでしょう。頭の中ではいろんなものが身につき、学び、感じておりますが、実際に人に対し行使する時、どこまでが愛なのか、どこまでが執着なのか、いろんなことでつい分からなくなってしまいます。したがってまず日常の人間関係の中で、本当の相手のために役に立っている行動とは何なのか、ただの付き合いなのか、それとも相手の役に立っている行動なのか、まずそれを判断していってください。ただの人間的な付き合いと相手を進化成長させる付き合い方、ただの相手に合わせた言動と、相手の意識を少しでも高めたり、相手の考え方が少しでも変わるような接し方、それができているかどうか、これを自分なりに意識するようにしていくと、だんだん自分が相手とどういう関係で、どういうつながりで接しているかが分かるようになっていきます。そうすると相手のためにするということはどういうことか、相手が求めているもの、相手が必要としているものは何なのか、それがだんだん分かるようになっていき、そしてそれが行動に移せるようになっていきます。そうやって自分なりに第四密度の愛を身につけることができるようにしていってください。
Fさん、あなたの愛を第四密度に向けてもってくためには、まず今の人間関係そのものの中で、いわゆる第三密度における愛そのものがまだ自分の中で整理されていない段階といえるでしょう。やはり今のあなたの年代のレベルからすると、実際の人間関係のカルマから起こされる人間関係が多いために、学ぶべきものを学んでいる最中と言えます。したがって今自分の目の前に来る人は必ず自分が接する必要があること、自分の近くに来る人、自分と関係のある人はすべて何らかのエネルギ的なつながりが必要であること、まずそれをはっきり理解するようにしてください。どうせ人間関係として接する必要があるのであれば少しでも良い人間関係にもっていく、単なる感情ではなくお互いが良い人間関係になるように、しかしお互いに執着をもつことなく依存することなく、お互いが良いレベルで素直な人間関係をつくり上げていく、そこを常に意識しながら自分なりにただの人間関係を自分から見た良い人間関係ともっていけるように意識をつくり上げていってください。
Gさん、あなたの愛を第四密度に引き上げていくために、やはりあなたも同じように今はまだカルマ的なエネルギーでのつながりが強く現れてくるために、いわゆる自分にとって学ぶべき人が自分の近くに現れることになります。特に自分のもっている感情的なエネルギーや、考え方と感情が一緒になってしまった場合のいろんな反応、そういったことが自分の人間関係として演じられております。したがって自分の日常の人間関係の中で自分の感情がどう動いているか、感情と思考が一緒になっていないかどうか、自分は相手を生かすための人間的なつながりをつくっているかどうか、それを自分で見ていきながら少しでも高いレベルへと引き上げていく、感情のレベルに留まっておらず、それ上に引き上げるように意識していく、そうやってまず自分の愛のレベルを高めていくようにもっていってください。
Hさんの愛のレベルを第四密度にもっていくために、あなた自身、いろんな愛を学び、宇宙的な愛も身につけ第三密度の愛も学び、いろんなレベルを体験することができております。自分がいろんな愛のレベルを学び体験することよって、他の人のいろんな愛をアドバイスすることができるようになってきました。自分がもっともっと高いレベルに引き上げようと思うのであれば、自分の感じている愛の中に執着的な愛がどの程度自分の中にまだ残っているか、いわゆる相手を見て不快感を感じたり、嫌な感じを持った時に人間関係どう現れてくるか、自分でそこを見ていくとまだ自分の中に残っている執着的な愛を見つけることもできるようになるでしょう。しかし自分で第三密度の執着的な愛を感じる時は、それはかなり最後として残っている愛のレベルであるために、自分としてはそこが最後のテーマ、それを克服すれば第四密度の愛に入っていける、そういう意識で自分自身の感情的なものを感じていきながら、全体的に第四密度の愛へと引き上げていく、そうやって自分の愛のレベルを第四密度へとうまくシフトできるようにしていってください。
皆さんの日常における人間関係と第四密度の愛についての話をしていきました。皆さんが多くの人と友達になろうとしたり、人間関係を続けようとすると、どうしても日本人的な執着のある第三密度の愛が動き出してしまいます。そういうエネルギーに負けることなく強い心で第四密度に入っていく、ぜひそうやって日本人そのものの意識レベルを上げていくように活動を行なっていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/2/2 エネルギー練習会:「太陽系の一員という自覚を」
エルフです。この部屋はまだ妖精が充満するにはエネルギーがとても弱いです。妖精を歓迎するというエネルギーではなく、何か少し抵抗があったり、怖がっていたり、なじみがないというあまり親近感のない意識で充満しております。妖精を呼ぶ時は本当に仲良くなるとか、友達のように接するとか、もっと親しみのある意識で妖精を呼んでください。
では、一度エネルギーをきれいにします。次はユニコーン、一角獣と呼ばれている存在を呼びます、精霊のほうですね。また楽にしてエネルギーを感じやすいようにしてください。
ユニコーンと呼ばれています。皆さん方の人間の世界は人間中心で物事を考え、人間中心の世界観で意識がつくられております。この意識を早く変えていただき、人間だけがこの世界の住民ではないこと、この世界をつくっているのは人間以外のさまざまな存在たちが人間のためにつくっていること、それを心から理解して受け入れる心を早く身につけていってください。
では一度エネルギーを解放して楽にします。では続いてペガサス、白い馬で空を飛んでいるものを呼んできます。また身体を楽にしてエネルギーを感じやすいようにしてください。
ペガサス、普通は山や森の中で生命の維持や、進化の流れをうまく導くための役割をなしております。空を飛ぶというのは生命を対極的に見ながら、それぞれの役割をうまく分担しているために確認を行なっております。人間とはあまりかかわらないように活動しております。人間とかかわると破壊的な意識が入ってしまうために、なるべく人間にはかかわらないようにして活動をしております。あまり人間世界と交わらないような意識を理解しておいてください。
ではエネルギーを楽にしてください。では続いて木星という惑星のエネルギーを引っ張ってきます。木星のエネルギー。
木星のカウンセルからお話をします。木星の世界は地球よりも数段階上の意識にあり、地球の人々には太古の昔から観察を続けております。地球の人々が今どの選択をするか、どの流れを選んでいくか、とても興味をもって眺めております。この太陽系の一員となるためにぜひ地球の人々が意識レベルを高め、太陽系のメンバーになることを望んでおります。
ではエネルギーを解放して楽にしてください。
木星のカウンセルとしてお話をします。今地球の皆さん方は地球の中に閉じ込められたような状態で人生を進めております。しかし新しい地球の波動に入っていくと、この閉じ込められていた空間が解放されていき、太陽系の中で他の星々とのつながりがある中で人生を進めるようになります。その時に他の多くの惑星たちが地球の兄弟であり、仲間であり、同じ家族だということに目覚めていくことを願っております。
Aさん、これからの人生の流れの中でいろいろ決断が必要な時期が何度もやってきます。決断する時、ためらうことなく自分の心が本当に望んでいるもの、頭ではなく心が望んでいるものをしっかりと自分で感じ、それに従って決断する、そのやり方を早く身につけてください。頭で考えているといつまで経っても答えが出てくることがなく、答えが出ないうちに時期を逸してしまうことが何度もあります。ためらうことなく心で決めていく、そのやり方を身につけるようにしていってください。
Bさん、これからの流れの中で自分を大事にするか、周りを大事にするか、いろんな局面が現れてきます。自分か周りかという選択そのものが今の意識であり、いずれ自分と他人が同じであるという境地が訪れてきます。その時には周りのためにやることが自分の犠牲になっていないこと、周りを優先していても結果的には自分を優先していること、そういう感覚が分かるようになっていきます。周りと自分を区別するという意識そのものを解放していってください。
Cさん、自分の人生を見ていく流れにおいて、自分の価値観がどこにあるのか、自分にどういう価値があるのか、いろいろ考えたり悩んだりしております。魂は必ず役割をもっており、魂は人生や社会のために貢献すべき役割を必ず実行を行なっております。自分の意識で分からなかったとしても、必ず魂は役割をなしていること、そのためには魂に従い、魂に合わせた人生を送ること、自分のいろんな都合で考えるのではなく、魂の感覚を大事にして人生を進めていってください。
Dさん、自分の人生の流れの中で、一番自分が大事にすべき時期がいつであるのか、いつどの時点で自分の人生にしっかり意識を向け、しっかり生きていくのか、そう考える時があるかもしれません。この人生の流れの中で自分が集中すべき時は常に今であること、今できることを今行なう、明日や明後日に延ばすのではなく今できることを今行なうこと、これが人生の鉄則になります。たとえ長い日程やプランをつくったとしても、今できることがあれば今行なっておく、常にこの意識を確立させ今だけを楽しむような生き方をつくり上げていってください。
Eさん、これまでの自分なりのいろんな努力や働き、活動の流れにおいて、自分がどこまでうまくできたか、自分がどこまで人に貢献できたか、いろいろ自分なりに思うことがあるかもしれません。しかし魂そのものは周りの評価やあるいは自分で自分を評価することもまったく考えておらず、ただやるべきことをやっていく、必要なことをやっていく、そこだけに魂は専念しております。したがって肉体もそれに合わせていき、自分がどういう価値観があり、どう思われているか、そこにあまり意識を向けることなく、ただやるべきことをやっていく、ただ必要なことだけをやっていく、そういう魂の意識を自分と同じようにするようにしていってください。
それではここまでにいたします、ありがとうございました。 。
2016年1月
・2016/1/30 愛の談話会:「理解が難しいスピリチュアルな愛」
愛のカウンセルとしてお話をいたします。皆さん方の話を参考にしながら今の皆さん方にとってのテーマとしての愛についてお話をいたします。今の地球の人々にとって愛について語るのはとても難しいと思われます。皆さん方が感じている愛というのは、いわゆる優しくしてくれたり、思っていることをやってくれたり、自分が楽しくなるように、あるいは良い人間関係が出来上がるようにするような状況を愛と理解しているようです。
私たち光の仲間たちや、宇宙での仲間たちの間において、今の地球の人々が認識している愛は大部分が執着的な感情という風に認識されております。あくまでも感情であって愛とはかなり質的に異なるものを感ずることがあります。いわゆる自分の感情が満足する、いわゆる不快感を持ったり嫌な気持ちをもつのであれば愛ではないという解釈が成り立っております。
これはまったく異なっており、宇宙の愛を具現化したイエスキリストは多くの人から不快感を与えられ、ことごとく彼を死に至らしめるような行動をとっていきました。本当の愛は決して心良く受け入れられるわけではなく、むしろ反感を抱くような感情を与えていきます。皆さん方はどうしても愛という言葉から感情的なものを連想してしまい、心地よいもの、何か心が楽しくなり明るくなり、良い人間関係をイメージしてしまいます。
これは宇宙から見るとまったく愛とは異なっており、執着的な感情としか認識されておりません。今皆さん方は感情的な愛のレベルを学んでいる状態といえます。イエスキリストの言う人類愛や宇宙的な愛ではなく、ごく普通の人間関係における感情的な愛を学んでいる最中といえるでしょう。相手に不快感を与えないようにする、優しく接してその人に見合ったやり方をとっていく、これはあくまでも感情的な愛のレベルであり、相手がどこで怒るのか、相手がどこで不快感を出すのか、人によって快感と感ずる人がいれば不快感と感ずる人がいる、その境目を一人ひとり理解して多くの人に快感が得られるように行動していく、これはあくまでも感情的な愛の話であり、ここで学んでいるスピリチュアルな愛とはまったく質的に異なる愛ということができます。
ではスピリチュアルな愛、宇宙的な愛とはどういうものでしょう。まず基本的に相手のことを良く思う、思ってあげるという言葉が何度もでてきますが、相手が思っていることをそのまま満たしてあげるのは必ずしも愛ではありません。相手が欲望にまみれている時、その欲望を満たすことは逆に愛ではなく、相手を欲望の渦に巻き込ませることになってしまいます。
相手が何かを願っている時、必ずしも願いをかなえることが愛ではないこと、逆に欲望の中に追い込んでしまうこと、そういうことをよく理解していくと、スピリチュアルな愛というのは相手のスピリチュアルな特性を見抜かないととても難しい表現方法になってしまいます。自分自身のスピリチュアルなレベルと相手のスピリチュアルなレベルを見抜く必要があり、自分よりもスピリチュアリティの高い人に対しては、相手のスピリチュアリティを尊重し、相手の言っている言葉や行動一つひとつから多くを学んでいく、これは立派な愛の具現化になります。
自分よりもスピリチュアリティの低い人に対して、その人のスピリチュアリティを高める方向へと自分が何らかの行動をとっていく、これはスピリチュアルな愛の方法になります。ただスピリチュアルなレベルを上げるというのはとても難しく、普通の三次元的な解釈では難しいところがあります。スピリチュアリティを高めるためには何かを与えるとか、何かの行動をするということで相手のスピリチュアリティが高まるわけではなく、やはり相手にそもそもどういうことに意識を向け、どういう風に言動をとり、どのようにして自分が高まっていくか、それを自分で分かる方法で伝えていく、人に応じて良い方法を見つけ伝えて、こういう方法が必要となります。
まず、相手のスピリチュアリティを高めていくという方法において、皆さん方の人間関係の多くはいわゆるカルマというエネルギーで人間関係がつくられております。自分と接する人、これらはすべてカルマのエネルギーで現実をつくり出していきます。一日に多くの人と接する人がいれば、一日にほとんど接することがない人がいるでしょう。一日にほとんど接することがない、また一日に多くの人と接する人がいる、この時に多くの人と接するからこの人は愛がある、とはまったく限りません。
あくまでもカルマのエネルギーで多くの人と接するだけであり、多くの人と接しているから愛があるとはまったく限らないのです。あくまでもスピリチュアルなレベルでの愛を説いているために、自分はわずかの人しか接しなかったとしても人類の意識レベルをどうやって上げていくのか、人類自身の意識レベルを高めるために自分はどうしたら良いのか、常日頃そこに意識を向け、ほとんど人々と会わなかったとしても人類のためにいろんな工夫をしたり、できることをやっている、こういう人は十分に愛のあるスピリチュアルな愛のある人ということができます。
自分の友人を大切にする、とても親しい友人に自分のもっている愛やいろんな感情をすべて注いで、その人のために、その人が少しでも良い意識レベルに高まるように自分が一生懸命手伝っていく、これがそのまま愛があるかどうか、これも非常に難しい解釈の仕方が成り立ってきます。というのも自分と親しい関係にあるという人はカルマ的なつながりが強いために、何らかのカルマのエネルギーで引き合い、またそこに意識を注ぐ、強い何らかの感情が動く、そういう関係が動いているだけであり本当にスピリチュアルなレベルでの愛がそこで働いているかどうかは難しい状態になります。
したがって自分自身が本当に愛を具現化しているかどうかは見た目では理解することはできず、単純に外見だけを見てこの人は言葉使いがとても丁寧で優しく、多くの人に優しさをもって親切に対応している、だからこの人は愛がある、とはなかなか言い切れない場合があるのです。例えば日本の多くの女性の仕事で販売的なところや営業的なところに携わっている人は、とても丁寧な言葉でいろんな人に優しく接していく、これは仕事として接しているだけであり、必ずしもスピリチュアルなレベルで一人ひとりを見ているわけではありません。
仕事としての人の接し方と家族や友人としての接し方、あるいはまったくそういったものと関係ない普通の人々に対する接し方では感情の動きがまったく異なってきて、この特に感情というものもカルマ的なエネルギーで感情が動かされてくるために、単なる言動だけで愛を見抜くのはとても難しいといえるでしょう。ただ一ついえることは自分が非常に不快感をもつ人、自分にとって苦手な人、自分にとって何か抵抗を感ずる人、こういう人はいわゆるカルマ的なエネルギーか、いわゆる小さい頃のいろんなつくり上げられたトラウマ的なエネルギー、こういったものによって特定の人々に対して何らかの違和感を感じてしまう、こういう人々は一般にそういう苦手な人との間に何らかの意味のあるエネルギー的なつながりがつくられており、それを克服し、苦手意識をなくして心から接していく、自分にとって決して相手を利用したり都合の良いようにコントロールするのではなく、何の利害関係もなく心から優しく接していけるようになる、このようにもっていけるのが一つの目標であり、これはある意味ではスピリチュアルな愛に近づいたということができるでしょう。
いわゆる感情的な苦手意識や感情的な不快感を自分から克服して、良い人間関係へとつくり変えていく、これは十分にスピリチュアルな愛として表現することができます。つまりこういう場合は、苦手意識というカルマ的なエネルギーが魂の中につくられているものを自分の努力によって魂レベルでカルマ的なエネルギーを取り除き、人として十分に理解でき接することができるように魂のレベルで変えていった、これは十分にスピリチュアルなエネルギーをつくり変えたことになり、スピリチュアルなレベルでの愛として身についたものと表現することができます。
そういう意味において他の人を見てこの人は愛があるとか、この人は愛がないということを単純に言うことは難しく、一般に愛について分かるのは自分のことだけになるといえます。自分自身がかつては苦手な人だったのを今は心から喜びをもって接することができるようになった、これは十分に自分が愛をつくり上げることができたと評価することができるでしょう。
しかし小さい頃から苦手な人はずっと苦手なままで、人間関係を改善しようと思わない、苦手なままでずっとそのままにしておく、いつ出会ってもやはり苦手な感情が沸いてくる、こういう人は自分自身の愛が何も成長してないということができるでしょう。多くの人はカルマ的なエネルギーで人間関係をつくり上げているために、どんな人でも自分にとって仲の良い人と、自分にとって苦手な人が存在しております。
一般に自分と仲の良い人、自分の心をよく理解してくれたり、いろんな面において気心が知れるという人が存在しているでしょう。だからといって愛があるとは限らないのです。単純にカルマのエネルギーでそういう人間関係になっているだけであり、自分自身が本当に魂のレベルで愛を身につけているかどうかは別問題になります。
特に男女間の恋愛で見た時は、最初出会った時は本当に信用できる、本当にこの人が私のすべてを理解してくれる、そのように感じたとしても、だんだん一緒に生活し、お互いのカルマがどんどん表に出てくるとだんだん嫌なところが目に付いてきたり、自分にとって不快感を感ずるものばかりが表に出てきて、だんだん一緒にはいられないというような感覚になるカップルがたくさんおります。
これらはすべてカルマのエネルギーでそう仕組まれただけであり、愛があるとかないとかの問題とはまったく別になるのです。よく人間の言葉では、初め出会った当初は愛があったのにだんだん愛が冷めてきた、愛がなくなってきたと表現しますが、本来は初めから愛が存在しておらず、単にカルマのエネルギーで引き合い、カルマのエネルギーで思いを感じただけであり、その後カルマのエネルギーに従って学びが続き、本当の愛を具現化する前にお互いに嫌になり離れてしまう、こういうことがごく普通に行なわれている状況といえるでしょう。
したがってまず皆さん方は人間関係において、必ずしもスピリチュアルな愛で人間関係が動いているのではなく、カルマの感情的なエネルギーでお互いが引き合ったり、離れたりしていること、一見優しく愛がしっかり身についているように見えても、単に仕事というエネルギーで多くの人に公平に多くの人に優しくしているだけであり、スピリチュアルな愛とはまったく別な場合であること、こういうことを理解しながら自分自身が本当にスピリチュアルな愛を身につけているかどうか、スピリチュアルな愛を高めようとしているかどうか、常に自分で自分のことを考えるようにしてみてください。
子供との接し方についての話がありました。まず親が子供に対して接する時はほとんどがカルマのエネルギーで接することになり、親から見た時、自分の見たくないものを子供を通して見ることになります。一般に自分で自分を愛しなさいという言葉がありますが、自分で自分を愛せないところ、自分で気に入らないところ、そこが子供を通して見せられてきます。
したがって親が子供に対して自分の見たくないものを見せつけられたとき、その時に自分をしっかりと認識しながらそれでもその子供に対し心から接していき、いわゆる子供に対するスピリチュアルな愛を発揮していくと、それは結果的に自分も愛することにもつながり、自分自身が愛のある人間へと変化していき子供も愛に満ちた育て方を身につけることになります。
親が子供に対しての接し方はそのように自分を見ながら子供を見ていき子供を育てるというしつけの働きが行なわれていきますが、幼稚園やいろんなところで先生が子供に対して接する時は、必ずしも親と子の関係ではなく、何らかのしつけや教える導くという流れの中でのカルマ的なエネルギーが動き出し、それによって子供に対する愛をつくり上げることになります。
一般に先生として多いのは、いろんな子供がいる中で個性をしっかりと見抜くことができるかどうか、あるいはいろんな生徒がいる中で、ひいきすることなく特定の子を差別的に扱うことなく、それぞれ生徒に応じた接し方を正しく行なっていく、こういうことが先生としてのカルマとして与えられてきます。したがって同じ子供でも親から受ける愛と先生から受ける愛ではまったく異なる質の愛を受け取ることになります。
皆さん方がこれから第四密度に向かい、本当の愛を身につけ、愛をもった行動をしていくためには、スピリチュアルな観点での愛ということをしっかりと理解して、感情的な愛のレベルとはまったく異なる愛を理解し身につけていく、これを理解することが必要になります。特に皆さん方はスピリチュアルな学びをしている一つの集まりであり、お互いにある程度理解できるところがあります。
したがって皆さん方同士の中で発揮される愛というのは、お互いに進化成長させる愛であり、スピリチュアリティを高くもっていかせるための愛であり、必ずしも感情的な愛ではないことがはっきりと理解されているでしょう。相手のスピリチュアリティを高めるということは、ある意味ではとても難しく言葉で表現できない場合がとても多くあります。
皆さん方の場合は言葉で教えるというよりはやはり言動で教えていくことになります。一人ひとりが望んでいること、いわゆるスピリチュアルなレベルで求めていることや望んでいることを感じとって、自分ができることを伝えていく、自分が感じていることや分かっていることを相手に伝えていく、ただこの相手が理解できる範囲内での伝え方になるために、単なる知識や情報で解決しようとする人には難しい場合があります。
心から感ずる、心から納得する、そういう導き方が必要であり、スピリチュアルな人に対しては魂のレベルで納得する、魂のレベルで受け入れるという感覚が最終的な愛になっていくのです。皆さん方はもうそのレベルに達しているために相手の魂が喜ぶために自分はどうするか、相手の魂が進化成長するために自分はどういうことができるか、常にそこに意識を向けて自分の愛のレベルを引き上げるようにしていってください。
Aさん、あなたにとってのスピリチュアルな愛の表現としては、あなたは本質的に魂のレベルで何らかの奉仕を行なう、人々に役に立つことや多くの人類に役に立つことに対し奉仕という意識を身につけております。したがってあなたにとっての魂の愛は、多くの人がそれで満足する、多くの人が何らかの恩恵をこうむって意識を高めていく、これがあなたの魂がもっている愛の表現になります。この魂の愛は、今の環境ではこれを発揮するには困難かもしれません。いわゆるあなた自身の魂の波動を高いレベルに引き上げていくために、特定の人々とのつながりにおける愛や生かし方、特定の人に対して意識を向けて相手を高めていくやり方、今それを学ぶ一つの段階に入っているために、今のステップに関して見ると特定の人に対して意識を高めていく、特定の人に対して波動を高めていく、この表現を学んでいる最中といえます。したがって本来の魂は人類の意識レベルを高める方向ですが、今の時期に関して見ると特定の人に対して波動を高めていく、そこに意識を向けた愛の在り方を学ぶようにしていってください。
Bさん、あなたにとっての魂の愛は、あなたの魂は本来異なる人同士でも何らかの共通的な波動でつなげていく、いろんな違う人々がいても何らかの共通の波動を見つけてつながりをつくっていく、これがあなたの魂のレベルで身につけている愛といえるでしょう。今のあなたの肉体のトレーニングにおいて、この魂の愛をある程度現実レベルでつくり上げようとしております。いろんな人々、個性がありそれぞれ異なる人々がたくさんいる中で、一人ひとりを異なる波動でうまくつなげていく、こういうやり方を身につけていき、まったく異なる人々同士が自分のつくり上げたある波動によってつながっていく、この学びを行なっており、これがあなたの魂にとっての一つの愛の表現形態ということができます。自分のできることをいろいろ模索しながら異なる人々同士を別のある波動でつなげていく、それに挑戦してみてください。
Cさん、あなたの魂の愛は、あなたの魂は広い観点で多くの人を包み込む特性の波動を身につけております。あなたの魂は相手がどうであろうとも上から大きく包み込んでいく特性の愛であり、これは人間の感情とはまったく異なる質の愛ということができます。この魂の愛を人間が具現化するためにはある程度意識レベルをどんどん高めていき、高い意識レベルで人々全体をうまく導いたり、まとめたり、一つのエネルギーで守っていく、こういうような特性が必要となります。したがってあなた自身が自分の身につけている魂の愛を具現化していくためには、まず自分の意識レベルをどんどん高めていき、多くの人を自分の意識の中でしっかりと感じとれるようにしていき、自分よりもまだ意識レベルが低い人に対して自分の魂の愛で包み込み、意識レベルが上がるように魂のレベルで引き上げていく、これがあなたの魂が具現化しようとしている愛になります。しかしそのためには自分よりも意識レベルの低い人がいたとしても決して低いと断定せず、低いと下に見ることもなく、同じ人間として同じ兄弟として見ていき、同じ仲間を引き上げる感覚で意識レベルを上げるように導いていく、こういう意識が必要となります。したがって今は人間の意識の中でそういう比較をしない心、相手を下に見ない心をつくり上げるテーマで学びを進めており、あなたがどのような人も決して下に見ることなく、同じような感覚で扱えるようになってくると、魂の愛が動き出し、多くの人々を包み込むように動き出していくでしょう。
Dさん、あなたの魂の愛は、あなたが思っているほど魂は弱くはなく、あなたの魂はとても強い愛を身につけております。あなたの魂の愛の特性は、力の出せないものや自分の力に目覚めていない人に対し強く働きかけ、その人が本来の力を発揮できるようにしていく、その人の力の出ない部分を自分が高めるように導いていく、そういう愛の特性を身につけているのです。魂レベルではとても強い愛ですが、あなたの肉体を通して現す時にはカルマ的なエネルギーの学びがかなり強く入っているために、まずあまり人に良く思われない、自分自身はあまり人に良く思われないという体験を重ねながら、その中で自分自身の心を強くしていき、そして強い心を身につけた後に自分の魂が動き出し、そして一人ひとりの魂を活性化させ目覚めさせていく、こういうトレーニングの流れになっています。したがってまずは自分自身の心を強くする、自分自身がどんな人に出会っても心が折れたり、弱くなったりすることなく、しっかりと自分自身を維持し、自分が自分の導いていく、これができるようになった時、魂の愛が動き出してきて、いろんな人々に対してまだ力の発揮できていない人、自分の本領が発揮できていない人の魂を目覚めさせていく、こういう役割ができるようになっていきます。したがってまず今は自分自身が強くなれるように心をしっかりともっていく、このトレーニングをしっかりと行なうようにしておいてください。
Eさん、あなたの魂の特徴として、あなたの魂はいろんな人々の関りを持ちながらも、これまでは魂のいろんな学びの流れにおいて、あまり他の人々から影響を受けないという学びを続けておりました。魂自身は自分の学びに意識を向けており、他の人からの影響を受けないで自分のやり方で自分が成長していくという流れを続けてきました。そのために人との接し方におけるカルマ的なエネルギーは必ずしも感情的なものではなく、別のエネルギーで人との関わりがつくられております。それはある意味では感情ではなく一つの使命なり、やるべきことなり、仕事的なエネルギーの関わり方であり、感情のレベルで人と関わり合うことはそれほど多くはありません。この魂が身につけている愛というのは、まだ自分自身が相手のスピリチュアリティを高めるというレベルまでには高まっていないために、今自分自身がそれを学んでいる最中といえます。この人生を通して相手のスピリチュアリティを感じとる、相手のスピリチュアリティを感じながらそれを引き上げていく、まさしくそれをテーマにして今の人生をつくっております。したがってあなたにおける魂の愛というのは、なるべく多くの人と接しながらそのスピリチュアリティを感じとっていく、そして何が大切なのか、この魂は何が必要なのか、この魂は何を求めているのか、それを感じとりながら、その愛のレベルを自分自身が発揮して相手のために奉仕していく、その学びを行なっている最中といえます。したがって自分自身はまずは他の人とのスピリチュアルなレベルのつながりを感じとって、そして自分らできることを一生懸命行なっていく、こうやって魂の愛のレベルを引き上げるようにしていってください。
Fさん、あなたの魂のレベルにおける愛は、あなたは元々魂のレベルがある一定のところまで進化成長しており、そういうのレベルにおける愛は身につけております。ただその愛というのは人間的な愛ではなく、いわゆる人類そのものに向ける愛や自然界や宇宙界、普遍的なレベルにおける愛を学んでいる魂ということができます。そのために人間個人における愛というものは学びをある程度進めておりますが、今のテーマとしては人類愛や自然愛という普遍的な愛を学んでいる最中とといえます。ただ現実的な人間生活においてはカルマ的なエネルギーが支配的であるために、やりたくないことや面倒くさいこと、どうでも良いことが頻繁に日常生活で自分の世界に介入してきます。その時にどこまで自分が感情的な個人の世界に介入し、どこから普遍的な愛のレベルを高めていくか、こういうジレンマが頻繁に日常生活に介入することになります。それ自体が学びであるためにどれが良いとか悪いとか言うことはできません。現実生活を通して自分がどのレベルの愛をどの程度成長させていくか、自分自身の愛のレベルをどこにもっていくか、それを感じながら自分自身の愛と取り組んでいってください。
Gさん、あなたの魂における愛の波動として、あなたの魂の世界における一つの特徴が、多くの人とのつながりの波動の中で、いわゆるまだ他の人に対して何かできること、他の人に対して役にたつことや他の人のためになること、それを身につけようとしている魂の愛があり、それによって少しでも他の人の成長に役立たせる、他の人のためになるという魂が動いております。ただ今回の肉体人生で見た時、この特定の人に対しての良い環境をつくり上げるという愛が、実際の人間生活においてはカルマ的なエネルギーとして現れてしまい、自分にとって苦手な人と自分にとってやりやすい人という関係がはっきりと分かれてしまいます。したがって自分自身の現実生活から見た時、かなり人間的にうまくいく人と、うまくいかない人が分かれてしまい、これが感情的なレベルで自分の人生に影響を与え、結果的になかなか自分のスピリチュアルな愛が動かないという状態になっております。したがってこれからは人間生活における感情的なものと、魂の世界におけるスピリチュアルな愛はまったく別であること、このまったく別の波動を理解していき、現実生活ではいろんな不快感を感じたとしても、魂レベルでは深い愛を感じていく、現実では苦手な人では魂では深い愛を感じていく、こういうやり方をうまく使いながらどんな人にでもある程度魂の愛でつながれるようにしておく、こういう風に意識的に変えていくと、現実の世界が少しずつ良い方向へと変化していく場合があります。したがって苦手な人がいたとしても魂のレベルでは本当にその人のことを思っている、そういう感覚を何とか感じて自分の魂の愛を高めていくようにしていってください。
Hさん、あなたの魂のレベルにおける愛は、あなたはこれまでの多くの人生の流れにおいて、一つの能力を発揮させる、人間の一つの能力を発揮させ、それを自分のものにしていくという学びを何度も続けてきました。魂が何かを発揮するというよりは人間の能力を目覚めさせるという意識がとても強く、これまでいろんな種類の学びを行なってきました。そのために人間的な特徴としては何かに特化して優れている、何か一つの分野に対して優れているという人間の特徴になっております。魂の質からすると、どちらかというとスピリチュアリティを高めていくという意識はまだ高まっていないために、自分自身がどう高めていくか、スピリチュアリティを高めるためにどうして良いかを今学んでいる最中ということができます。魂のレベルで見てスピリチュアリティを高めていくために、いわゆる魂から見て困難な状況、苦手な人やあまり魂が楽しない方向へと現実がつくられていきます。したがって自分の現実の中で自分の限界をどんどん引き上げていく、苦手なことに挑戦して魂のレベルを高めていく、これが常に行なわれていくと思っておいてください。それによって自分の魂のレベルを自分の力で引き上げていき、自分自身のスピリチュアリティを高めながらそれを他の人に利用できるようにもっていく、そういう学びの一環として今回の人生がつくられております。
Iさん、あなたの魂の愛の特性として、あなたの魂の愛は本来いろんな人に関わり合うことができる魂の愛になっています。そのためにいろんな魂の持ち主があなたに近づいてきて、あなたと何らかの魂のつながりをつくろうとしてきます。しかしあなたの肉体人生そのものは魂がある一定レベルまで準備ができるようになるまでは自分自身の意識の成長、自分自身の学びに専念するようになっているために、魂が動き出すまでは自分自身の目覚めや意識の高まりが中心になっております。自分が学びを進めていき、ある一定レベルまで自分が成長していくと魂が動き出していき、魂はいろんな人との関わりをつくりながら人々を生かそうとする動きに入っていきます。したがってあなたはある程度まで学びを進めていくと、いろんな人からのつながりが多くなってきて、一人ひとりの意識レベルを上げるためのつながり、一人ひとりのスピリチュアリティを高めていくいろんな関係がつくられていきます。それがあなたにとっての魂の愛の表現であり、自分の体を通して魂の愛を広げていく、それを自分の役割として理解するようにしておいてください。
Jさん、あなたの魂の愛は、あなた自身がある程度理解しているように、あなたの魂は天女の世界の波動で降りてきているために、多くの人に愛を振りかざし、愛を広げ、そして天に意識を向ける、天に意識を向けながらそれぞれの意識レベルを高めていく、それに見合った魂の波動になります。この魂の愛を目覚めさせるために今は肉体を通して自分の意識レベルを高めていき、肉体を通して魂の愛をうまく具現化できることを学んでおります。自分の日常生活の中でいろんな人々と関わり合う中で、それぞれの個性が異なったり、いろんなタイプが違う中で、どのようにして多くの人を高い意識レベルへ導いていくか、一人ひとり接していくととても時間がかかったり、やり方として非常に非合理的になってしまいますが、これを同時に一挙に多くの人の意識レベルを高めるためにはどのようにしたら良いのか、それを今学んでいる最中といえるのです。一人ひとりの個性を感じたり違いを認識しながらも、それでも同時に異なる人々を意識レベルを上げる方向へともっていく、それが魂の役割であり、その魂の役割を肉体を通して具現化しようとしている、その学びのために今行なわれていることを理解しておいてください。 今日は愛について、皆さん方が本当に必要なのは魂のレベルで身につけているスピリチュアルな愛であり、感情的な愛とは質的に異なること、それを理解した上で自分の魂の愛をうまく具現化できるように毎日を過ごしていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。 。
・2016/1/26 仏教/密教セミナー5:「高度な教えを得るときの姿勢の甘さに注意すること」
私は密教の僧侶としてお話をいたします。皆さん方が密教の学びを行なっていることに喜びを感じます。密教というのは我々の時代においては、真理を求めるもの、自分自身の本当の光を見つけようとして修行に入り、師を見つけ、そして師を絶対的なものとして認識しながら、その導きを得ることができました。皆さん方が日常の生活の中でこのような学びができるということを喜ばしく思っております。
密教という教えが広がること自体に喜びを感じておりますが、それと同時に本来の大切な何かが失われていく傾向があることをまた案じております。まだ密教という教えがそれほど一般的ではない時代、まだほんの一握りの人にしか知られていない時代においては、教えを受けるという、そういうチャンスそのものに大きな喜びを感じ、また光に導かれることや、教えに導かれることにとてつもない喜びの心を感じておりました。
そこで学び得たものは大切なものとして丁寧に扱い、正しく扱い、またいい加減に他の人に話すことも行なわず、自分自身の本来の成長のために大切に大切に扱っておりました。皆さん方の今の時代においては、さまざまな学びをある意味では自由に選ぶことができます。さまざまな学びを自由に選ぶことができる、こういう時代であることに素晴らしさを感ずることができますが、それと同時に素晴らしい教えをここまで残してきた素晴らしい偉大なる師の存在たち、師から正しく受け継がれた教えをそのまま伝えてきた者たち、そういうたずさわったものたちが皆さん方のために残してきた数々の真実の教えをしっかりと受け止めていただきたいと望んでおります。
あまりにも多くの学びの機会が得られると一つひとつの学びに対し、どこかで心の隙や甘さ、意欲が低下する、そういうような気持ちが現れてしまい、本当に体得したい、本当に最後まで学びたいという意識が薄れていくのを案じております。確かに今の時代はさまざまな教えを自由に選ぶことができるでしょう。どの教えも人々の意識を高め、自分の知らない素晴らしいものを教えてくれるでしょう。
どの教えをとるのも皆さん方の自由であり、それは本当に自分が望むものを手にして構いません。しかしどれをとっても皆さん方が手にするまで正しい教えから始まり、正しい教えを残そうとしたものたちが数々の苦難を通して必死になって守り通してきた素晴らしいものが残されております。
中には生命をかけてまで守ったもの、いずれこれを手に入れるものが必ずいることを信じて、まったく誰からも評価されず認められることもなく、貧しいながらで必死になって経典を守り通したものもおります。皆さん方はそういう先代の方々の生命をかけた教えを手にしていること、それを感じとりながら一つひとつの教えに真剣に耳を貸し、真剣に受け取っていただき、そして自分のものに生かしていただきたいと望んでおります。
皆さん方の今日の学びにおいても、一生懸命学ぶという心はありますが、それでも私たちの頃の時代に比べればかなりの心の隙や甘さ、ゆるさが見られており、少しくらいいい加減でも良いとか、完全に分からなくても良いという心によって、いろんなところに魔が入り込んできます。この入り込んできた魔はそのままにおいておくと次第に膨らんでいき、膨らんできた魔はだんだん皆さん方の心をむしばんでいき、もうここで大丈夫、もうこれ以上学ぶ必要はない、もうここまでやったら大丈夫という意識を植え付けていき、光を教えるものから遠ざかるように働きかけていくのです。
もうこの辺で良いだろうという魔の心はその時に現れたのではなく、それ以前の小さな油断や隙、安易な心から始まり、それが日を追うごとに少しずつ膨らんでいき、そしていつかの時点でもう行きたくないという心に成長させていくのです。この入り込んできた自分の魔の心に打ち克つためには、それ以上のやる気、真剣さ、本当に真理を手にしたい、本当に自分が光になりたい、本当に悟って人々のために奉仕に生かしたい、こういう心が必要であり、最終的には自分のためではなく人々のために何かしたい、仮に自分が覚えてきたこともできれば人のために生かしたい、人のために残しておきたい、こういう心が強ければ魔に打ち克つことができます。
こういう心が失われている時は魔の心がどんどん大きくなっていき、いずれはもう卒業したという意識を身につけていき、学びから遠ざかっていきます。真理を求めるものや光を求めるものは常に自分の心の中の魔の心と戦うことになります。魔は外側にあるのではなく自分の心の中にあるもの、常に自分の心の中にある魔の心と奉仕の心をしっかりと感じて、奉仕の心が魔に打ち克つように力強い奉仕の心をつくり上げていってください。
Aさん、自分自身の心の成長のために、自分なりのやり方で十分に修練を続けております。自分なりに一生懸命にお経を唱えたり、マントラを唱えたりしておりますが、できれば自分自身がもう既に仏になっている、自分自身が光となりお互いに同じ光でつながっている、そういう意識をもって堂々と光のマントラを口に出していけるようにもっていってください。
Bさん、穏やかな心で学びを行なっております。この穏やかさや優しさという波動は魔を育てやすい心でもあります。ある程度厳しさ、自分の心に一切の魔が入らないように、一切の魔を寄せ付けないようにする厳しさも要求されてきます。あまりにも優しすぎる、人の心に優しく接しようとする心ばかりが強いと、逆に自分の心が魔に犯されてしまいます。厳しさを伴い、自分の心をしっかりと自分で厳しく持ち続けることによってマントラの言葉も強くなり、魔を寄せ付けなくなり堂々とした波動が心から出るようになっていくでしょう。
Cさん、あなたの言葉にはとてもパワーがあり、あなたが本気でマントラを唱えている時は、マントラのパワーがかなり本来の世界にまで響き渡り、その効果が発揮されていきます。あなたの言葉から出るさまざまな波動は、密教のさまざまな世界に振動するために、多くの存在たちを動かすことができるでしょう。今はまだ初歩の学びですが、恐らくあなたは学びを続けることにより、本当に自分に合った如来やさまざまな存在たち、自分を生かし自分と共に戦えるさまざまな菩薩たちを味方にして本当の地球のためのワークを行なうことができるようになるでしょう。そのためにもしっかりとしたマントラのトレーニングを続けていき、堂々としてマントラを発するようにしていってください。
Dさん、自分の心の中にまだ自分はよく分かっていない、まだ付いていけないという意識があり、この意識そのものが魔を引き寄せてきます。まだ分かっていないという意識があると分かっていないというところに魔のエネルギーが次々と呼ばれてきて、本当に分かっていないという意識状態をつくり上げていきます。学びの姿勢において、分かっていないとか付いていけないという意識を一切持たないことが大事になります。仮に分からないところや理解できないところがあったとしても、これは学ぶべきチャンス、学ぶべきテーマ、これを理解すべきもの、単純にそのように考え、何々できないとか、何々分からないとかいう、そういう波動をつくらないようにする意識が重要になります。いろんなものに取り組む時、分からないという意識ではなく、これから理解していく、取り組んでいく、これから自分のものにしていく、常にそういう意識で取り組むことにより魔が入ることができず、常に自分を成長させる波動だけが呼ばれることになります。学びの心を常にこれから自分は学んでいく、これをものにしていく、そういう心で前に進み続けるようにしていってください。
Eさん、あなたの密教の学びの姿勢において、自分自身が密教の学びをどこでどのように生かし、どのように使っていくか、これがまだ明確に分かっていない段階の学びになっております。確かに今までの流れではどこでどう使うかは必ずしも分からないかもしれません。これまでの学びはどこでどう使うというよりは、まずは密教に対する心をつくり上げていく、自分の意識を密教という世界に合うようにつくり変えていく、そういう時期が今の学びになっております。したがって今は何かを手にして何かに使うとか、何かを自分のものにして自分が成長するとかいうものではなく、心を密教の世界に合わせるようにもっていき、奉仕に必要な心とはどういう心なのか、奉仕ではどういう光が必要なのか、奉仕をするために自分はどういう心を維持し続けるのか、それらを身につけるための学びになっております。したがって一つひとつの学びにおいて自分の心をしっかりと感じとりながら、奉仕に生かすためにはどういう謙虚さが必要なのか、どのようにして人々に接していくか、一つひとつが奉仕という感覚で見た時に、自分の心をどのようにもっていくかを常に感じとれるようにしてください。自分の心を常に奉仕の観点で維持しておき、そのためにそれぞれのマントラを使いこなしていく、そういうあくまでも修行の一環としての心、修行のための心を修練している、これを常に意識し続けるようにしていってください。
Fさん、自分の教わってきたことを体験を通してなるべく分かりやすく、初めての方々に教えていることは喜びと感じております。いろいろ教える時にいろんな教え方がありますが、ある程度参加者の人にも考えてもらう、始めから答えをすぐ言うよりも少し考えてもらい、人々の意識レベルがどこまで進んできたか、まだ次の段階にもっていくのに早すぎないかどうか、一人ひとりの心がどこまで修練できているか、それを確認しながら常に次の教えに導いていく、こういう意識を常にもち、一人ひとりの心の状態を感じとりながら教えを続けていくようにしていってください。
それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/1/23 満月瞑想会:「1年の始まりにおいて満月で流れを調整」
月のカウンセルからお話をいたします。今日の皆さん方の満月のワークにおいて、今日は今年の一年の流れを見ていきながら、皆さん方自身が今日でなければ解放できないもの、太陽の満月でなければ解放できないものを見ていき、そのワークを行なっていきました。
Aさんのワークにおいて、あなたの魂のエネルギーの中でしつこくこびりついている波動がありました。特に自分の心の在り方において周りのいろんな現象に振り回され、自分のペースで前に進めない、自分のペースで前に進もうと思っても、常に誰かが邪魔をしてくる、こういう波動があり、それによって自分のペースが常につくれないという状態がありました。その部分のエネルギーの浄化を行なっていき、自分がしっかりとした目標や方向性があれば、正しく前に進めるようにする、そういうエネルギーワークが行なわれていきました。
Bさんの今日のワークにおいて、あなたのエネルギーの中に、自分はしっかりと周りをコントロールし、自分はうまくできていると思っていても実際には隙だらけであったり、自分が確実に見えていないところがあり、それによって結果的に全体にはうまく力が及んでいない状況がありました。このエネルギーを修復していき、自分がしっかりと全体に目が届くようにする、落ち度がないようにする、そういう意識の向け方になるように修復が行なわれていき、満月の力を使ってうまく解放させていきました。
Cさんのワークにおいて、あなたのエネルギーの中で自分の本当の心、自分の本当の気持ち、これを周りに表現しようとしてもなぜか言葉となって別の言葉が出てしまう、自分の心の中では全体のことを考えていても、言葉となって出る時にそれが変わってしまう、こういうエネルギーがまとわりついておりました。このエネルギーを取り除いていき、自分の本当の思いを正しく表現できるようにする、こういうワークが行なわれていきました。
Dさんのワークにおいて、あなたのエネルギーの中で、自分が全体を引っ張るリーダー的なエネルギー、これがそもそも発揮されていない、目覚めていない、活性化されていないという状況にありました。自分がリーダーとなって動くための根本的な資質が封印されており、働けないようにされておりました。その部分の障害を取り除いていき自分がリーダーとしてもしっかりと力を発揮する、しっかりと皆を導いていく、そういうエネルギーが働き出すようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
Eさんのワークにおいて、あなたのエネルギーの中で、自分自身を輝かせる光、自分で自分をしっかりと輝かせる光という部分が自分の力で封印されてしまい、自分で自分を輝かせなくされておりました。この部分のエネルギーを修正していき、自分で自分をしっかりと輝かせる、自分で自分を認め、自分で自信に満ちた堂々とした光を出していく、こういう光になるようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
Eさんのワークにおいて、あなたの光の部分において自分の出す光が正しい光かどうか、自分が全体のことを考えているように見えても、全体にはつながっていない光の部分がありました。全体のことを考える時、正しく全体に意識が向く、自分の都合の良い全体ではなく、本当の全体、見たくないところも含めて全部を的確に見ることができるようになる光、そういう光がしっかりと働き出すようにエネルギーの調整が行なわれていきました。
Fさんのワークにおいて、あなたの中の太陽の部分が本当に周りを照らし、自分よりも周りを照らしていく、自分自身を照らすのではなく周りをしっかりと照らしていく、この部分の光が壊れていたために、その部分を修復していき、しっかりと周りを照らしていく、周りを輝かせるというエネルギーが正しく動くように調整されておりました。
Gさんのワークにおいて、あなたの光の流れの中で、真実を見極め正しく光を入れていく、周りをしっかりと見ながら真実を見抜き、光を正しく当てていくという部分が少し未熟であったために、その部分にしっかりとエネルギーを流し、正しく真理を見極め正しく光を流していく、この機能が行なえるように修復が行なわれていきました。
Hさんのワークにおいて、あなたの心のエネルギーの中で、自分に強くなろうとして時々無理をしてしまう部分があり、それによって本来の光がゆがんでしまう状態がつくられておりました。自分に無理をしたりすることなく自然に良い光が出てくる、そのままでも十分に良い光がどんどん広がっていく、そういう光の流れにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
Iさんのワークにおいて、自分自身の光の流れの中で、真実に近づくと真実が見えなくなってしまう、遠くから見ている時は真実の方向性が見えても、近づけば近づくほど真実が見えなくなってしまう、そのように惑わされてしまう別のエネルギーが邪魔を行なっておりました。その部分を修正していき、真実に近づけば近づくほど真実をしっかりと確認できるようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
今日の皆さん方の満月のワークにおいて、今年一年の流れを見ながら今日の太陽の力を使ってでないとできない部分を見ていき、その部分のエネルギーの調整が行なわれていきました。これは今日だけのワークですので自分でもしっかりと意識していき、もう二度とこれが戻らないようにする、自分でしっかりと意識して正しい回路を維持し続ける、そういう意識でさらなる成長を進めていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2016/1/9 新月瞑想会:「自分の直観や本心で選択すること」
私たちは新月を司る女神としてお話をいたします。今日の新月のワークにおいては、皆さん方の個人の願いと一緒に皆さん方自身が新しい地球の中に、新しい流れに入るようにするために、自分たちのまだできていないところ、これから必要となるもの、そういったものを見つけていき、それが実現されるようにエネルギーのワークを行なっていきました。
Aさんのワークにおいて、あなたは今年の流れの中において、どうしても肝心なところで勇気が出なかったり、肝心なところで躊躇して大きな流れに入ることが難しいという状況が設定されておりました。その段階において大きく一歩踏み出せるようにするために、大事なところ、一番重要な時にしっかりと直観やエネルギーで感じとり、勇気を持って前に踏み出せるようにするようにエネルギー的なワークが行なわれていきました。
Bさんのワークにおいて、あなたは今年の流れにおいて、皆のことばかりを気にして自分自身の道を見失い、自分が一番大事な時に周りに合わせてしまうという状況がいくつか設定されておりました。自分の本来の道を自分で決断し、自分で前に進むという重要な時に、しっかりと自分で気づき前に進めるようにエネルギー的なワークが行なわれていきました。
Cさんのワークにおいて、あなたの今年の流れの中で、自分の心をしっかりと大事にしながら前に進む、自分の本当の思いや本当の心を大事にして前に進むという流れの中で、つい自分の心が分からなくなってしまう、自分の道が分からなくなってしまうという自分のマインド、自分でそう決め込んでしまう意識があり、それによって直観で感じていてもマインドで行動できなくなってしまうという状況がいくつか設定されておりました。マインドで止めてしまうという状態の時に、そのマインドを自分で気づき、マインドではなく本当の心で前に進んでいく、本当の心で大きく踏み出していく、そういうエネルギー的なワークが行なわれていきました。
Dさんのワークにおいて、今年の流れの中で、自分を大きく成長させるチャンスがありながらも、つい直前で何か踏みとどまってしまったり、せっかく大きな飛躍ができる時に、自分で理屈を言って前に進まなくなってしまう状況がいくつか設定されております。自分でいろいろ感じていながらも、結局は進まなくなってしまうという時期に、自分で踏みとどまっていることに関わらず、やはり直観に従って大きく進んでいく、自分が理屈でだめだと思っても直観でしっかりと前に進むようにするエネルギー的なワークが行なわれていきました。
Eさんのワークにおいて、あなたの今年の流れの中で、自分は正しい道を進んでいる、自分はこれで大丈夫、自分はこれで良いという思いの流れの中で結果的にうまくいかなくなってしまう状況がいくつか設定されております。自分で大丈夫と本心で思っていても、本当は違う状態にはまってしまう、そういう時期の時に自分の本心で大丈夫と思っていても、何か宇宙が違うことを言ってくる、何か自然界が違うことを言ってくる、そういったことを感じとり自分では大丈夫だと思っていても、何かそこで違和感を感じ本当に正しいかどうかを宇宙や自然に聞いてみる、そういう状況が働くようにエネルギー的なワークが行なわれていきました。
Fさんのワークにおいて、今年の流れの中で、自分自身に正直に行動し、自分をしっかりと高めていくという流れの中で、自分の正直がつい我を忘れてしまったり、自分の思い込みや概念にしがみついてしまったりして、自分という意識レベルが一定でなかったり、その時々の状況に応じて自分の意識レベルが変わったりする状況がいくつか見受けられておりました。自分という思いにこだわっている時に自分の意識レベルが本当に大丈夫かどうか、自分は高い意識レベルで判断できているかどうか、そこに意識が向き改めて自分の思いを再確認するようにするエネルギー的なワークが行なわれていきました。
Gさんのワークにおいて、あなたの今年の流れの中で、自分を大事にし、自分に正直でありながらも結果的に周りに迷惑を掛けてしまう、自分を大事にしていて周りに迷惑を掛けてしまうという状況がいくつが見つかっていきました。先ほどのワークにおいて、自分に正直でありながらも結果的に周りに迷惑を掛けてしまうという状況の時に、事前にそれを自分で感じとり、実際には周りとうまく調和をとりながらも自分をうまくもっていく、周りに迷惑を掛けないようにする良いアイデアが浮かんできて、それにうまく合わせていく、そういうことができるようにエネルギー的なワークが行なわれていきました。
Hさんのワークにおいて、今年の流れの中で、あなたは少しずつ意識レベルを上げていき、これまでよりも明らかに自分が成長したという意識が身につくような流れが設定されておりました。自分が成長したと思っている時が一番隙をつくりやすい時期でもあるために、自分が成長したという意識を感じながらも隙をつくることなくしっかりと自分を見つめていき、隙のない正しい意識レベルで成長していけるようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
Iさんのワークにおいて、あなたの今年の流れの中で、自分の本心と向き合う時期が何度も訪れてきて、実際に自分の本当の思いは何であるのか、自分は本当に本心の通りに動いているかどうか、それを自分ではっきりと見つけていきながら、正しい道を模索するという状況が見つかっていきました。自分の本当の思いを見つけるという状況において、自分の魂の思いを感じとる、自分の本来の流れを感じとる、そういったところに意識が向き、それを感じとることができるようにするエネルギーワークが行なわれていきました。
Jさんのワークにおいて、あなたの今年の流れの中で、自分自身をしっかりと見て自分を改め、高めていき、自分の意識レベルが確実に上がっていくような流れにもっていく、そういう今年の流れの中で、つい他人との比較の中で自分を捉えてしまう状態があり、それによってせっかく上がっていた意識が下がってしまう状況がいくつか見受けられていきました。そのために、自分をしっかりと見ながらも他人との間の中で比較することなく、自分が自分をコントロールしながら意識を上げていく、そういう状況で成長できるようにエネルギー的なワークが行なわれていきました。
Kさんの今年の流れの中で、自分自身の成長を進めていきながらも、どうしても超えられない限界の時に、いろいろ理由をつけたり、自分でいろんな限界を口に出してしまい、それによって乗り越えられなくなってしまう状況がいくつか設定されておりました。自分が乗り越えられないという状況の時に自分でそれを認識した後、自分で勇気をもってそれを乗り越えていく、自分から積極的にそれを乗り越え前に進んでいく、そういう意識が動くようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
今日のワークにおいて、皆さん方の今年の流れを見ていきながら、新しい地球の流れにうまく入れるように皆さん方のエネルギーを調整していき、自分自身が新しい流れの中で成長できるようにワークが行なわれていきました。ぜひ皆さん方の書いた各項目と一緒に、自分自身も新しい流れに向けて意識を変えていくようにしていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
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2015年12月
・2015/12/25 満月瞑想会:「来年の流れがうまくいくように調整する」
月の守り神としてお話をいたします。今日の満月のワークは、皆さん方がこれまでの満月のワークにおいて、どうしてもなかなかうまくいかなかったもの、特に今年の流れの中でエネルギー的な流れや状況によってうまくいかなかったものを調べていき、来年の流れに向けて問題が起こらないように調整するワークが行なわれていきました。
Aさんのワークにおいて、これからの流れを眺めた時、あなたの今もっているエネルギーの中で、自分の考え方と他の人の考え方の違いがある時に、自分の考えに執着する波動があり、それによって来年の流れに大きな問題が起こることが見えてきました。そのために自分の考えに執着しないようにするワークが行なわれ、来年の流れがあまり大きくおかしくならないように修正されていきました。
Bさんのワークにおいて、あなたのこれまでの流れの中で、自分の心の状態に応じて自分の言動がかなり変わってしまうという状態がありました。自分自身の正しい判断で行動をとるのではなく、その時の心の状態によって行動をとるという変化が起こってしまい、これによって来年肝心なところに入れなくなってしまう状況が見えてきました。そのためにその時々の心の状態で行動するのではなく、自分の心で身についた判断力、身についた正しさによって行動をとれるように修正が行なわれていきました。
Cさんのワークにおいて、これまでの流れにおいて、自分の心の中で真実だと信じていることと、周りの多くの人が真実だと信じていることに大きな食い違いがあり、それによっていくつかの問題を起こすことが見えておりました。そのために自分の価値観が本当に自分の思っていることで良いのかどうかを常に自分で問い正し、自分で正しいものを見つけようとする心が動いていく、そのように修正され、それによって来年少しでも本来の流れに近づけるように修正されていきました。
Dさん、あなたのワークにおいて、これまでの流れの中で、自分に本当に良い状態の時は意識的に成長していきながら、一度自分に自信がなくなるとまったく進めなくなってしまうという大きな波があり、それによって自分がなかなかスムーズに進めないという状況がありました。この流れでいくと来年肝心なところでまだ前に進めなくなってしまうという状態が見えてきたため、あまりその時の心に左右されず常に自分は向上心をもって進み続ける、自分がどういう状態であろうとも成長する心そのものは失わないようにして進んでいく、こういう意識へと変えていき、確実にある一定のところまで進むことができるように調整されていきました。
Eさん、あなたのこれまでの流れを見た時、自分が心から信じていることがだんだん自分自身でも分からなくなってきて、本当は何が真実なのか、自分がただ真実と思っていれば良いのかどうか、そういったところでの心のぐらつきが起こっており、それによって来年も肝心なところで判断が出せないという状態が見えてきました。そのために、確実に自分で信じられるところ、周りの状況とは関係なしに正しいものは正しいものとして信じられること、それだけははっきりと自分で理解でき、それで前に進むことができ、正しく判断することができるようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
Fさん、あなたのこれまでの流れにおいて、自分自身の心の葛藤が頻繁に起こり、自分に自信をもって堂々と行動していても、それが本当に周囲の状況に適合しているかどうか、それで悩むことが何度も起こっておりました。特に来年はこれがとても厳しくなっていき、単なる自分の思いがあったとしても、それでは現実とかなり離れてしまう状態が見えてきたために、自分の思いが自分で本当に考え方を変えたり、いろんなことを総合的に考えることによって周りの流れにうまく対応できる、本来の流れに確実に進むことができるようにする、そういう風にエネルギー的な調整が行なわれていきました。
Gさん、あなたのこれまでの流れにおいて、まだ自分というものに明確な理解ができず、自分がどうなり、自分がどういう風に進むかを模索しながらも、まだいろんな可能性を試している最中といえるでしょう。この意識のままで来年を迎えていくと、来年もまだ自分というものが確立できないまま周りに振り回されてしまう状況が見えてきました。そのためにある程度自分なりの理性を身につけ、自分は自分の正しさをしっかりと身につけ、それによって正しい判断をすることができる、周りにいろんなことを干渉されたり言われたとしても、自分なりの正しさをしっかりと表現できる、そこに向かうようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
Hさん、あなたのこれまでの流れにおいて、自分自身の求めている本当の確かなもの、本当の自分に出会いたいという心、これがとてもよく動いており、それに向けて魂がかなり積極的に流れをつくり変えております。来年はあなたの本当の光の部分が表に出て、新しい自分が動き出すことができるように魂が進めております。今日のワークもそれに向けあなたが本来の光に早く目覚め、正しい流れにしっかりと進むことができるようにエネルギー的な調整が行なわれていきした。
Iさん、あなたのこれまでの流れにおいて、自分自身の心に自分がどこまで正直で、どこまで自分は周りに合わせているか、常にこれの葛藤が起こり、本当の自分の心が自分でも見えていないという状況がありました。この部分にしっかりと光を入れ、自分の心が自分ではっきりと分かるようになる、自分の本当の心で自分の現実をつくり上げていく、そうやって自分の流れを自分ではっきりと認識できるようにワークが行なわれていきました。
Jさん、あなたのこれまでの流れにおいて、自分の心に正直に素直になるという一番の原点のところで、自分の正直な心とは何なのか、自分の本当の心とは何なのかを追求する日々が続いておりました。まだ自分でも自分のことが明確に分かっていないまま時間が過ぎてきましたが、来年は自分の魂の部分に少しずつ目が向き、魂の光を感じられるようになっていくでしょう。自分の魂を感じられるようになり、そこから魂の役割が少しずつ動き出せるようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
Kさん、あなたのこれまでの流れを見て、自分自身の本当の光を表に出すために、自分の心にしっかりと意識を向け、自分の魂を目覚めさせるためのワークが何度も行なわれてきました。しかし自分でもなかなか本当の自分が見つけられず、見つけたとしても又分からなくなったりする状態が続いております。来年ははっきりと自分の心を自分でコントロールし、魂を目覚めさせることができ、魂の光を使えるようにするために本当の自分の光と向き合う、本当の自分の光に出会う、そういう時期が訪れるようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
今日の満月は、来年の流れに向け皆さんの心の障害となっているものや、来年の流れに好ましくないと思われるものを調べていき、それらをうまく解決して流れに入れるようなワークが行なわれていきました。ただ自分自身の心でしっかりと行動する、正しく行動する、勇気をもって行動する、こういったことが行なわれない限り、これまでの流れを繰り返す可能性があります。
したがっていつも通りの自分で動くのではなく、新しい自分として勇気を出して光の方向へと進むようにしていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2015/12/5 愛の談話会:「自分自身に正直・素直であること」
愛のカウンセルとしてお話をいたします。今の皆さんの話を聞きながら感じたことを話していきます。まず今の皆さん方の意識レベルという状態において、男性と女性との認識や扱い方、理解の仕方で大きく感ずるところがあります。
一般に女性は男性を何か敵であるかのような少し違和感をもつ存在として感じている方が多く、女性から見た場合の男性との統合ということにかなり強い否定的なエネルギーを感じさせられております。男性から見た場合の女性の状態も積極的に受け入れるというよりは、何か遠いもの、あるいはとらえどころがないもの、理解できない状態として認識されており、身近な存在として感じられなくなっております。そもそもこういう女性の男性に対するとらえ方、男性の女性に対するとらえ方がかなり歪んだ状態になっているために、基本的に男性と女性との人間関係がうまくいくとは思えない状態になっております。
もともと地球自身がもっている男性と女性との間のエネルギーに大きな問題が入っており、地球人類でつくり上げたカルマ的なエネルギーが地球人類一人ひとりにもかかわりをもって体験されております。したがって自分に見覚えがなかったとしても女性は男性に対する不信感や違和感、あるいは怖さや恐れを感じていきます。
男性は女性に憧れをもちながらも実際にはとらえどころがない、どうして良いか分からない、理解できないという状態として認識されていきます。これは人類そのものがもっているとても根深いエネルギーであり、すぐに解決されるとか、すぐに男女間が良くなるという状態ではないでしょう。人類レベルで全員が取り組み、全員が正しい理解をし、全員が心を開いて相手と接していく必要があるでしょう。
男性と女性の間には根本的に異なる資質があります。これはもともと男性・女性をつくった時につくられたエネルギー的なものですが、異なるといってもそれは対立するとか、喧嘩するという意味の異なるものではなく、お互いに協力し合う、お互いに認め合い、受け入れるという心によって異なるものが調和をつくり上げていきます。
しかし今現代人の多くの人は、受け入れて一つになるという状態がとても難しくなっています。特に相手を責めることによって相手のせいにして、そしてそれで自分の価値を認めて統合にもっていこうとする、こういう考えの人がとても多いために、お互いがなかなか譲ることなく、お互いの距離が近づかないまま良くない人間関係を続けている場合があります。
基本的にどのような人との関係においても、自分自身がもっているエネルギー、自分自身がもっている心の状態や自分がもっている認識の仕方、あるいは潜在意識レベルでもっている心の在り方、それをまず自分で見ていく必要があります。これまでの自分の人生を見ていて自分は異性にどういう態度で接してきたか、自分が異性に本当に心から許して、自分から歩み寄ったりしていたか、自分自身がこれまでとってきた行動をそのまま現実として見ることになります。
異性を通して人間関係を見るのはとても難しいでしょう。どうしても何らかの男女間の思いや心の在り方、いろんな不自然なエネルギーが動き出すために、普通の人の人間関係と男女間における人間関係ではかなり異なるエネルギーが動き出していきます。まず今の皆さん方が必要とされるのは、こういう異性と一緒にいる時のエネルギーの動き、同性と一緒にいる時のエネルギーの動き、普通の仲の良い友達といる時のエネルギーの動き、それをしっかりと自分で調べていき、どういう人と接したとしても自分の心の在り方をそれほど変えないようにできること、どういう人と接している場合でも、ほとんど同じ心の状態が続き、相手によって心の動きや態度を変えないこと、これがまず大きな目標になります。
今の地球人類は一人ひとりに心の状態がまったく異なる反応が起こっており、一人ひとりに対して何らかの強い感情や思いが動いていく、これは男女間に限らず同性でも起こっている現象といえます。そういう一人ひとりに対する強い心の動き、感情の動きをなるべく弱めていき、どういう人と出会ってもそれほど大きな感情が動かないようにする、ただ人によっては良い意味で深いレベルで心が動く場合があるでしょう。本当に信頼できる人から良い話を聞いたり、本当に信じてもらった、理解してくれた、こういうことによって深いレベルで心が動く場合もあるでしょう。これはとても大事な心の動きであり、こういう心の動きは大切にもっておいてください。
皆さん方が聖なる統合へ向けて学びを進めていく時、まず自分自身に対して正直で素直であること、自分自身の心の動きに正直になってください。自分はどういう人に心がどう動き、どういう人に心がどう反応しているか、まずそれを自分ではっきりと理解することです。自分の頭ではこの人は良い人だと思っていながらも、心では何か信用できない感覚をもっている、あるいは心から自分はこの人を大事にしようと思っていても、つい何か別の行動をとってしまったりする、こういう自分の心の動きと自分の言動をよく調べてみて、自分はどういう心の動き、どういう言動をとっているか、まずそれを理解することが必要となります。
自分の心の動きは分かっているようで意外と分かっていないことが多く、知らず知らずのうちに心が反応し、またすぐ忘れてしまうという状態があります。自分の心をしっかりと見ていき、自分はどう心が動き、どういう行動をとって一人ひとりにどう接しているか、まずそれを理解するところから初めてください。そしてだんだんそれが理解できるようになっていくと、自分にとって本当にいわゆるエネルギー的に見て相性の良い人、自分にとって心がよく動く人、いろんな傾向が分かってきます。
心が自然と和やかになり、良い心の状態になる人はそれはそれで大事にしてかまいません。しかし逆に心が何か違和感を感じ、どうしても近くには、いられない、何か自分とは違う心で危険性を感ずる、こういう人もいるかもしれません。こういう風に自分がすごく違和感を覚える場合は、それなりの意識をもちながら自分がなぜそこに反応するのか、自分はどうしてそこに反応するのか、それを考える癖を身につけてください。
ただ単純に相手を嫌うとか避けるのではなく、自分は何に反応しているのか、その時に相手の言動と自分の言動をよく観察していくと、相手の何らかの言動に自分が違和感を感ずる、話し方や行動の仕方、何かに違和感を感じ、そこで自分が何か恐怖を感じたりしている場合があります。こういうケースは一般にトラウマやカルマ的なものから起こされていることが多く、自分の心を癒したり、心を自分なりに分析してエネルギーを変えたりすることが必要となるでしょう。
それに取り組んで心のエネルギーを修正できた時、違和感がなくなり何も問題はなくなっていく場合があります。こういうことを行なうことによって自分自身の心の在り方が少しずつ修正されていき、本来の自分の心と自分にとって良いエネルギーの反応を起こす人がだんだん分かるようになっていきます。自分にとって良いエネルギーの反応が見えてきた時、自分自身をもっともっと良い状態に引き上げていく、自分がもっと良い状態になっていくと、いわゆる自分の直観や感性が高まったり、自分の意識が良い方向へと上がったりしていきます。
そういう風に自分を成長させてくれる感覚がきた場合は、ぜひそういう人と接することによって自分自身の成長を高めていくようにしてみてください。ただそういう相手でもずっと一緒ということはあまりなく、自分が得るものを得た時に自然とそういう人と別れがきたり、もう会わなくなっていく場合があったりします。したがってそうやって自分を高める人がいたとしても、執着することなく、必要な時に出会い自分を成長させていき、時期が来た時にはもう会わなくなってしまう、そういう状態もしっかりと受け入れてください。
それができるようになっていくと、今度は自分に必要な時に必要な人が現れやすくなってきて、常に自分に必要な人が必要なものをもってくる、必要な情報をもってくる、そういう人間関係がスムーズに進んでいきます。それも執着することなくただ必要な時だけ現れてくる、そういう風にとらえていくとだんだんそれが現実に起こりやすくなっていき、必要な時に必要な人が必要なものをもってくる、これだけで自分の人生がどんどん進んでいく場合があります。
自分自身の心の浄化を進めていき、自分も意識レベルを上げていくと、本当に心の深いレベルで自分を成長させる異性、自分を本当に進化させる異性といったものが心で感じられてくる場合があります。当然そういう人と親しくなり、そしていろんな学びを続けることによって新しい流れへと進んでいくでしょう。新しい流れに入ったと感じた時は二人のエネルギーが一つになって動き出している状況と考えてかまいません。
二人でつくり上げたエネルギーによって新しい流れ、新しい状態がつくられていく、この新しい流れを大事にすることが必要となります。一般に異性と出会い、異性と一緒にいた場合でも、それぞれのもっている個性は異なりエネルギーの使い方も異なるために、二人が一緒に同じことをするということはまず有り得ないと思ってください。
したがって自分のやりたいように相手を強制するとか、完全に相手に合わせるというのは難しくなるかもしれません。それぞれが良いところをうまく発揮し合ってそれをうまく合わせて一つのものにしていく、そういう風にして新しいエネルギーをつくり上げていきます。エネルギーは二人で常につくり上げ、自然に噛み合わさって動いていきます。
いっけん自分が利用されているように見えてもそれは二人のエネルギーがうまく噛み合った状態であり、自分の意識を変える必要があります。利用されているのではなく協力し合っていること、そして一つのエネルギーとして動いていること、それをしっかりと理解して信ずることができれば、この一つになったエネルギーは強く動いていき、さらに良い状態をつくり上げていくでしょう。
二人で一つのことをやっていたとしても、相手を信用していない、相手の悪口を言う、相手のやり方を否定する、こういう状態で動いていくと、結局エネルギーは一つにならずにバラバラの状態で動くために、現実はうまく進むことができず、常に問題を抱えた現実ばかりが進むことになります。現実がうまくいかない時、相手を責めるのでなはく、一つのエネルギーとして動いているということを信じ、それに従って現実を進めていく意識が必要となります。
こうやって相手を信じ相手を受け入れ、一つであるということを理解して現実が進んでいく時、だんだん二人が一つのエネルギーとして聖なる統合へと向かっていくでしょう。今の地球人のレベルではまだまだ男性と女性との間のエネルギー的な衝突が強いですが、それでも皆さん方がしっかりと自分を受け入れ、相手を受け入れ、一つにするエネルギーの意識が出来上がれば、十分に聖なる統合へと向かうことはできます。
決して相手を否定したり、相手を責めるのではなく、すでに二人が一緒にいる段階で一つのエネルギーとして動いていること、何か問題があったとしたら、それは信用していなかったり、信じていなかったり、任せていなかったりすることにより起こる現象であること、そういったことを理解しながら常に一つのエネルギーとして感じられるようにもっていってください。
Aさん、あなたの心の中に、愛や男性との統合においての強いエネルギー的な障害がつくられております。このエネルギー的な障害というのは、あなた自身が自分の心の中でいつの間にかつくり上げられてしまった心になります。本来はあなたは自分の魂と契約した人と十分に出会い、つながり、新しい流れに入るエネルギーが準備されております。しかしあなたのこれまでの生活の流れの中で、何かそういう漠然とした出会いや一つの統合を思ってはいても現実でそれを否定したり、現実ではそれを受け入れたくない心を身につけてしまっています。心の深いところでは求めていながらも現実レベルに出てくると何かそれを否定してしまう、こういう心が身についているのです。いろんな周りからの状況や友人たちとのかかわりにおいてできたのかもしれません。まず自分自身の心をしっかりと理解していき、自分は本当は異性と出会う波動をもっていること、異性と出会う必要があること、異性と出会って一つになる流れがあること、それをはっきりと受け入れてください。そしてそれを受け入れそこに向かって進んでいく、恥じることもなく、後ろめたいこともなく、堂々と向き合って自分から異性との統合に向けて進んでいく、それを心のレベルでしっかりと認識し自覚して行動をとることが必要となります。これまで身についてきた心の深いレベルの障害はすべて忘れることができれば忘れるようにしていき、積極的に受け入れていく、深い心のレベルでつくり上げた男性との出会いの波動を失わせることなく現実化できるように取り組んでみてください。
Bさん、あなたの心の深いレベルに、男性をしっかりと求め、平和な家庭をつくろうとする意識やエネルギーを身につけております。しかし現実でなかなかそれに噛み合わず、自分が理想としている男性、理想としている現実になかなか入っていかない自分の現実に多くの苛立ちや不満を感じております。まず今のあなたの状態から見た時、あなたの出会うべき人と出会うためには、かなり軌道の修正が必要となります。今のままの延長でいくのではなく、完全に方向を変えていくくらいの心の修正が必要となります。今はまだどこかにプライドや優越感、何か自分が分かっているとか、自分が上であるという意識をもっていて、この意識がかなり邪魔になって出会うべき人と出会えない状態をつくり上げていきます。あなたと出会うべき人と出会うためにはそのプライドや優越感のようなものが完全になくならない限り、出会ってもパートナーと認識することは難しいでしょう。完全に自分よりも能力がない、まったく良いところがないという人に、あなたが何も優越感もプライドも出すことなく、その人を尊敬することができる、それくらいの意識になれば予定されていた人と出会うことは可能かもしれません。まずそういう意味で方向性を根本から変えていくことをやってみてください。
Cさん、あなたの心にとても神聖な波動が育ってきており、あなたはこの神聖さの波動に導かれ、だんだん自分自身の心を高いレベルへと引き上げていくでしょう。パートナー、女性との関係という波動で見ていくと、あなたはとても難しい局面に向かっているということができます。自分自身をどの方向性で自分をもっていくか、つまりいわゆる悟りや意識の高いレベル、自分自身がある一定レベルの高いものを手に入れて、自分の魂の波動を引き上げていくという方向に進むのと、自分自身の成長よりは自分自身の心の充足、心の満足感、心から安心できる一つのエネルギーをつくるために、自分のパートナーとの出会いを優先させ、そして新しい心の絆をつくり上げていく、この二つの方向性がはっきりと分かれており、どちらかを選択するという状態に入っております。これの両立はある意味ではとても難しく、自分自身の心の在り方をどこにもっていくか、進化成長という方向にもっていくのであれば自分自身の心をさらに研磨させながら、あなた自身の能力を高めることは十分にできるでしょう。しかし異性との統合や心の充足感を求めるのであれば、やはり自分自身の成長よりはお互いの場によって心の和やかさをつくり上げていく、心の調和をつくり上げていき、そこで一つの喜びを見出していく、こちらの方向に進むか、それを選択する時期に入っているのです。どちらも可能ですが心の充足感を求めるのであればただ単にそういう意識をもつだけではなく、自分の方から包み込んでいく包容力、相手を許し認め、どんな状況でも相手のため尽くす心が要求されてきて、それによってあなた自身が強いつながりの男女間のエネルギーをつくり上げることが可能になります。自分自身の心の方向性を感じてみて、自分はどちらの方向を良しとするか、それを自分で調べるようにしてみてください。
Dさん、あなたの心の深いところに自分自身の本当の心の充足感、心の満足、心の平安を本当に感じたいという心があります。なぜ今の現実がこうなのか、自分はもっと本当は心が穏やかで心が満足できる日々を送りたい、こういう心が深いところにしっかりと存在しております。現実がそれについていかないのはなぜなのか、カルマ的なエネルギーも確かにありますが、これまでの人生の初期の生き方がかなり人間関係にある意味ではいい加減なところ、人間関係において必ずしも心のこもっていない生活スタイルが続けられておりました。今はそのエネルギーを自分が刈り取っている状態といえます。初期の人間関係において不十分だった心の在り方を今摘み取っている最中であり、あなたがそれを理解しながら一つひとつそれを許し認め、しっかりと心を癒しながら摘み取っていくといつかの段階で十分に自分の心が洗われ、許され、そして良い心の状態としての流れに入ることができます。したがって今心の何らかの不足感があったとしても、そこに意識を向けるのではなく、一つひとつ受け入れていく、反省しながら心の在り方を考えていき、そして自分のあるべき行動を変えていくと、いつかは必ずそれがリセットされ、新しい流れに入ることができるでしょう。
Eさん、あなたの心の動きの流れの中で、いわゆる異性とのかかわりのエネルギーはまだそれほど強く動いてはおりません。これからあなたがどういう心の動きで異性とのかかわりに入っていき、そしてお互いの学びに入っていくかはあなた自身の自分の心の在り方によって十分に変化することができます。ただ今はまず自分自身の心そのものをしっかりとコントロールしていく、まだ自分の心に振り回されて自分でコントロールできないところがあるために、まず自分自身の心をコントロールすることができるようになること、いわゆる悲しみや怒りや何か気に入らないことがあった時でも、自分でコントロールしてあまり表に出さないようにしていく、ただ押さえ込むのではなく、何が問題だったのか、何に自分は不快感を感じたのか、そういったことを客観的に分析していき、決してそれを人のせいにしたり、場のせいにしたりせずに自分で心を変えることによって修正していく、これができるようになっていくと、心のコントロールができるようになっていき、そうすると自分の良い心の状態に応じて出会うべき人が現れてきたり必要な人が現れてきて、あなたをサポートするようになっていくでしょう。
Fさん、あなたの心の状態において、今いろんなレベルの学びが同時に行なわれているために、自分でも心の状態が時々分からなくなることがあるかもしれません。異なる次元のエネルギーの学びを同時に行なっているために、一つの見方や一つの基準では整理できない場合があります。多次元的な現象が同時に起こるために、一つの現象を理解するためにも三つも四つもの次元を同時に考えないと理解できない場合があったりするのです。そういう意味において自分の心の在り方を見つめようとしても、一つの方法で考えるのではなく多次元的にいろんな方向から、いろんな状況から同時に考えていく、そういう考え方ができるようにまず身につけてください。これからの方向性の一つに自分自身の中の神聖なる部分を早く目覚めさせること、まず自分の中の聖なる女性性を目覚めさせ、本当の女性性とはどういうことか、まずこれを発揮させることが必要となります。聖なる女性性が目覚めてきた時、当然それと引き合うようにして聖なる男性性が動き出していきます。自分の中で動き出す聖なる男性性と自分の聖なる女性性によって近づいてくる聖なる男性性のエネルギーがあります。人間というよりはその聖なる男性性のエネルギーそのものをしっかりと見つめていき、自分の中での聖なる女性性と聖なる男性性を統合させていく、これが必ずいつかは必要となってきます。今そこに向けてのトレーニングが行なわれている最中であり、自分の心の中に現れてくるさまざまな男性性のエネルギーは、最終的には聖なる男性性にもっていくためのエネルギーであること、それを理解して聖なる女性性、聖なる男性性を目覚めさせ、まず自分の中で統合させる、そうするとさらに自分は聖なる統合のエネルギーを使いこなせるようになっていき、いろんな人々を目覚めさせることができるようになっていくでしょう。
今日は皆さんの話を聞きながらアドバイスをしていきました。ぜひ自分の心をしっかりと見つめながら、その流れで男性性、女性性、いろいろ理解しながら統合に向かうようにもっていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
2015年11月
・2015/11/30 インナーチャイルドワーク[埼玉]「自我の形成に悪影響を与えたものを癒す」
私たちは光のハイアラーキーとしてお話をいたします。今日はインナーチャイルドのワークというエネルギーを皆で学んでおります。インナーチャイルドというのは皆さん方の小さい頃、幼い頃の自我が目覚め始める時に親や周囲の環境によって自我の発達が阻害され、正常な自我が育たなかった場合、その正常に発達しなかった自我がそのままで、肉体だけ成長し、自我は歪んだ自我のままで人格を形成させ、今に至っている状況において、この歪んだ自我の形成に影響を与えた現象、あるいはそういう自我として身についてしまった自分の性癖的なところ、そういう部分をインナーチャイルドと呼んでおります。
したがってよくインナーチャイルドとして小さい自分が自分の中にいるという表現をとりますが、これはあくまでもたとえ、あるいは分かりやすい説明をしているだけであり、実際には自分の自我が目覚める時に、その正常な自我の発達を阻害させたもの、あるいは阻害され歪んだままで人格が形成されてきたもの、そういう場合における自分の歪んだ自我の原因となっている現象を癒していく、現象を認めながら、それを正常な自我の形成へともっていく、そういう作業がインナーチャイルドのワークになります。
確かに子供を癒すというたとえの方が分かりやすいでしょう。またワークもしやすいかもしれません。実際には幼児が人間として成長する時に何らかの形で自我が目覚めていき、発達していきます。幼児の頃はまだ自分という主体的な行動をとることができませんが、だんだん人間として目覚めていくと、自分から行動する、自分の意志を発揮していくという段階に入っていきます。
この自分から行動するという時に自分から行動する一つの傾向があり、常に被害者意識の観点で行動していく、あるいは常に支配的意識で行動していく、常に周りに合わせて自分をなくそうとして行動していく、いろんな行動のパターンがあります。これは魂のこれまでの進化の流れにおいて身についてきたものであり、実際には単純に一つということはできず、これらが複雑に絡み合ったものとして魂が進化してきました。
したがって皆さん方が幼児から子供として自我が目覚めていく時、これらの魂が身につけてきたさまざまな自分の人格的なもの、自我と呼ばれるもの、それが物質的な現象を通して身についてきます。したがって自分は親からこうされたとか、先生からこうされた、兄弟からこうされた、こういう意識で育ってくるかもしれませんが、本当のことは魂がすでにそういう歪んだ自我を形成するように進化してきており、その魂に合わせて現実がそういう現象を引き起こしてくるようになります。
したがって実際には親からこうされたという現象ではなく、自分がもっている自我に合わせて親が合わせてくれた、自分の被害者意識を目覚めさせるために、親が自分にいろんないじめをしてきた、こういう現象になっております。したがって基本は自分が主体的に自分の自我を形成しているだけであり、本来は親や兄弟が悪いわけではありません。
すべて自分の人生に合わせて自分の人生の流れが自分の設計図通りに進むように親や兄弟が合わせてくれた、これが本来の正しい意味になります。したがってまず自分がどのように親や兄弟からイヤなことをされたり、先生や友人からひどいことをされたとしても、すべてそれは自分の設計図通りの人生であり、自分の設計図に合わせて周囲の人々が合わせてくれているという状態になります。
ただ問題は常に人のせいにして、自分は正しい、周りの人のせいで私の性格が歪んできた、自分は正しくしようとしているのに周りの環境で自分はこういう歪んだ人間になった、こういう考え方が間違っているということを自分自身で認め理解する必要があります。自分は今の自我の不完全さや人格的な問題によって今のこの人生をこういう風に体験していく、これは自分が決めたことであり、自分の決めた通りに人生が進んでいるのです。まずこれを認めることが必要となります。
これを認めた上で皆さん方はやはり正しい人間として、良い人間形成を行なっていく必要があります。まず自分の魂レベルで人格的な問題を身につけてきたこと、自分の魂自身が人間形成に問題を与える体験を続けてきたこと、それをまず認めていき、それを修正するのは今の自分であること、今から自分が自分の行動を変え、認識を変え、心を変え、自分で自分を修正する意識をもって自分で取り組んでいく、これが必要となるのです。
インナーチャイルドという形を通して自分の幼少期の人格を修正するということは、それは間違いではありません。それはそれで自分の小さい頃から歪んだ性格として身についてきたものを直すのはとても良い意味があるでしょう。ただ基本的に小さい頃の自分がいろんな影響を受けて欠点のある自分になったとしても、今の自分が歪んだ人格になっているのは、自分自身の問題になります。
確かに小さい頃の影響が大きいでしょう。しかし皆さん方はもう今は十分な大人であり、大人であるということはいくら小さい時に被害を受けたとしても、それに負けないで強い心で生きていく、子供の時の障害を常に抱えていたり、それを言動に表すのではなく、それに負けずに強い心で正しく生きていく、本来それが大人というものでしょう。
しかし地球人類はまだかなり進化の遅れた人間であり、肉体だけ大人になっても、やはり精神的には未熟な人はたくさんおります。それをまず認めることが必要であり、まず自分自身が精神的に未熟であること、そうすると当然兄弟も親も子供たちもすべて未熟であること、全員が未熟であることを認めていき、まず人は人を責めることはできないこと、自分も未熟であり相手も未熟である、未熟な中での人間関係を続けているためであり、たとえ他の人が間違いを犯したとしても、それを欠点としてあげつらったり、それを責めてばかりいたり、あるいは自分は自分でできない、できないと言い続けたりするのもすべて未熟な心のままであり、そのままではお互いに進化することはできないでしょう。
お互いにまだ未熟であり、まだ精神的に大人でないと認めた段階でしっかりと相手を許し、自分を許し、相手を愛し、自分を愛してこれからの人生を良いようにもっていってください。
Aさん、あなたの心の深いところにまだ自分でも気づいていない心の痛みが残っております。一般に無視されたり、相手にされない、自分が誰からも分かってもらえないという深い心の傷があり、これが常に反応を起こしております。この心は必ずしも両親や家族というわけではなく、先天的に魂がもっていた寂しさになります。したがってそれをいろんなところから常に感ずる体質になっており、仮に周りはそういうことをしなかったとしても、あなた自身がそういう風に感じてしまう心の特徴になっているのです。もう今はその時期を過ぎて、十分に自分自身は周りから認められ、周りから価値をちゃんと理解されていること、それを自分が実感するためにはあなた自身が他の人の価値を認めてあげることです。いろんな人においてこの人はこういう素晴らしさがある、この人はこういう良いところをもっている、この人はこうしてくれた、こういうことをあなたが理解することによって自分自身を癒していくことができるでしょう。
Bさん、あなたの心の傷として身についていたものに、主に支配関係によるエネルギー的なものが染み付いております。支配されるような感覚、支配するような行動、これによって小さい頃からいろんな支配関係でエネルギーが動く特徴がありました。先ほどのワークでは、自分では必ずしも表に出なかったかもしれませんが、支配の主従関係、主と従の関係における歪んだ部分のエネルギー的な調整が行なわれていき、正しい関係の主と従の関係、支配を伴わない主と従の関係にいくようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
Cさん、あなたの心の深いレベルに、あなたの人との接する時の感覚の中に、自分のことをよく理解してくれている人と理解してくれてない人との間の心の動きがかなり違う特徴があります。これが小さい時に身についた心の反応であり、自分を可愛がってくれる人、自分のことをものすごく可愛がってくれた人には、良い反応を示しますが、あまり自分のことを目に向けてくれなかった人には反応しないという言動がありました。これが心の中に残っており、自分に関心のある人と関心のない人で自分の心の在り方が変わってしまうという状態が身についておりました。先ほどのワークにおいては、この部分の調整も行なわれていき、基本的に相手がどうであろうとも自分の方から常に良いエネルギーを出せるように心のエネルギーの調整が行なわれていきました。
Dさん、あなたの心の深いところに、主に親に言われた時のいろんな状況の中で、言葉の強さや感覚的なもの、強く言われた場合のエネルギー的なもの、そういったところに敏感に反応する心が身についております。これによって怒られるとか注意されるということに過敏になってしまい、常にそこに意識が向いてしまう心になっておりました。先ほどのワークにおいて、この部分のエネルギーの調整が行なわれていき、過敏に反応する心、特に何か言われたりした時に過敏に反応する部分のエネルギーの調整が行なわれ、それほど過敏に反応しないような心へと修正されていきました。
Eさん、あなたの心の深いところに、自分が何か言おうとすると何か相手が必ずしもまともに接してくれず、ちゃんと理解してくれず、何か無関心であったり、そういう感じで自分が何か表現しようとしてもまともに扱ってくれないという意識が深いところにありました。これは小さい頃、自分が何か言っても聞いてくれない、ちゃんと正しいことを言っても正しく聞いてくれない、本当のことを言っても本当と思ってくれない、こういう小さい時の思いが残っており、ちゃんと正しく表現しても相手にはうまく伝わっていけない、こういう思いが残っておりました。先ほどのエネルギーの調整でこの部分を調整していき、自分が初めから諦めたり、初めから駄目だと思う気持ちをなくして、ただ素直に表現していく、ただ本当のことをそのまま表現していく、そういうエネルギーへと調整されていきました。
Fさん、あなたの心の深いところに、自分はある程度自分でできるので自分で全部やれるようになりたい、いちいち介入されたり、いちいち一言一言、言われるのではなく、自分でちゃんとやりたい、こういう意識があなたの深いところに残っておりました。これはある程度あなたが自立して自分でしっかりやっていける、自分のことは自分でできるという意識をもっていながらも、周りの人はそれを完全と思わず、できていない、まだできないと思っていろんなことをやってくる、それによってちゃんと自分でできない、やりたいと思ってもできないという意識が身についておりました。先ほどのワークにおいて、自分自身がしっかりとちゃんとできているためには、元々自分で自分のノルマをしっかりと理解し、それで自分はできた、自分はここまでできた、やるべきことをここまでやった、常にそういう意識をもった自分なりの満足感、自分なりの充実感を感じていくと、周りのことを気にせずに自分は自分で自分のペースでできているという意識が確立されるようになっていくでしょう。
Gさん、あなたの心の深いレベルに、周りの人を常に気にしながらできるだけ周りに良いようにしていこうという心が深いところにあります。これは良いか悪いか言うことは難しいですが、基本的に周りに合わせて周りからおかしく思われないように、なるべく周りにうまく合わせられるようにするという心が動いております。小さい頃からそのように意識がつくられていき、周りに合わせていないと自分が寂しくなる、何か自分が無視された感覚になったり、自分のことを認めてくれない感覚になるために、常に周りとうまく合わせようとする、こういう心が身についておりました。先ほどのエネルギーのワークにおいて、まず周りがどういう価値観をもっていようとも自分の本当の価値観はこうであること、周りと違っていても私はこういう価値観をもっている、私はこういう価値観を表現できる、そういう意識が身につくようにエネルギー的な調整が行なわれ、自分らしさをもっともっとしっかりと表現できるようなエネルギーへとつくられていきました。
Hさん、あなたの心の深いレベルに、いろんな人から同時にいろんなことを言われると、ついそれを信じてしまい、自分がなくなり、相手の言う通りに合わせてしまうという心がありました。これは小さいころ、常に周りからいろいろ言ってくるとそれに合わせてしまう、何か自分は自分のことよりも周りが言ってくる方が正しい、周りの人の方が正しいという意識が常に育っていき、自分が言いたいことがあったとしても周りが言ってくるとそれに合わせるという心になっておりました。先ほどのワークにおいて、この部分のエネルギーの調整が行なわれていき、自分なりの思い、感覚、自分の判断、それがもっともっとしっかりと自分の心の中で育ち表現できるようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
Iさん、あなたの心の深いレベルに、いろんな人とのかかわりの中で何か自分に価値がない、自分はそこまでちゃんとしていない、そういう自分の無価値観や自分自身があまり他の人に比べて良くないという感覚の心が染み付いておりました。これは両親からのいろんな言動や行動によっていつの間にか身についてしまった心といえます。この自分の価値のなさは、実際には自分で自分の価値のなさを自分で先に認識してしまい、自分の価値をつくりあげる前にもう自分がすでに価値がないかのように自分で決めてしまったところがかなり染み付いております。したがってまず自分の価値のなさを実感するよりは、自分の価値をこれからどんどんつくり上げたり認めていくこと、自分には自分だけにしかできない良いものがたくさんついていること、それをこれから認めていく作業に入っていきます。特にあなたの場合はいろんな魂の進化の流れの中で、やるべきことや与えられたことは確実にやり遂げるとか、本当に大事なことは完成させる、重要なことは最後までやる、こういう強さを身につけております。自分自身の心の強さをしっかりと認めていき、それを強い武器にしてさらなるいろんな広がりをつくり上げていってください。
Jさん、あなたの心の深いレベルに、あなたの主に小さい頃染み付いた心の動きに、強く言われるとつい合わせてしまう、強く言われると何も言えなくなり、それに合わせてしまうという心があります。これは小さい頃身につけた心の傷ですが、この現象が現れるために、逆に自分が何か正しいことや信じていることがあると強引に強く納得させるというエネルギーが染み付いております。この両方のエネルギーがあなたの中にあり、自分が確信しているもの、信じているものは強く言う、しかし相手が強く言ってくるとつい言えなくなってしまう、これが同じエネルギーとして心の中に染み付いております。自分が確信をもった強いことであったとしても、それを必ずしも全面的に強く出さずに、相手とのかかわりやいろんな状況を判断してある程度抑えて表現する、本当に言いたい大事なことだけをポイントとして伝えられるようにして、相手が表現できる機会を残しておく、そのようにしておくと相手から言われた場合でも、自分は十分に言いたいことを言ったり表現できる心がつくられていくでしょう。
Kさん、あなたの心の深いところに、怒りに対して敏感に反応する心があり、怒ってはいけない、あるいは怒られることに対して過敏に反応する、怒りそのものに対して敏感な心が染み付いております。周りのいろんな人々の言動を見ていて怒りというものに恐怖心を感じ、怒りという波動そのものが自分にとってかなり過敏に反応する状態になっております。先ほどのエネルギーのワークにおいて、この怒りに対する反応、怒りという現象そのものに対する反応のエネルギーを修正していき、怒りという現象そのものではなく、相手がただ何に怒っているのか、自分は何に怒り、何を恐れ、言いたいことは何なのか、そこに心がいくように調整されております。ただ怒りという現象そのものに反応するのではなく、何に対して怒り、何が大事なのか、そこに意識が向くように調整されていきました。
Lさん、あなたの心の深いレベルに、人間とのかかわりの中で何か人間に対して心を正しく理解できない、理解しようと思っても分からない、心そのものにあまり意識が向かないという心があります。ある程度自分のことは理解されていない、分かってくれないという心をもっていながらも、他の人の心に関してはそこを深く知ろうとか感じようという心が必ずしも身についておりません。小さい頃からある意味では自分のペースで、自分のやり方で成長してきたために、必ずしも相手に合わせて何かをするというよりは自分のやりたいことを自分がやるという心が動いていきました。これを先ほどのワークにおいては、ある程度相手の心が自分にどう感ずるか、相手が考えていることや思っていることを自分はどう感じていくか、そこに意識が向くように調整されていき、自分と相手の心をしっかりとバランスがとれるように修正されていきました。
Mさん、あなたの心の深いところに、自分自身の心を正しくもっていこうとしても何が正しく、どうすれば良いのかが分からない、ちゃんとしたことや正しいこと、良いことをしようとしてもどうして良いか分からず、結局ちゃんとした正しいことができずにそのまま何か行動をとってしまう、こういう心が深いところにありました。小さい頃から育ってきた時に何が正しいことか、何が良いことか、どうすれば良いことか、それを正しく正確に伝えられて育っていなかったために、自分自身の行動の基準が常にその時その時の状況判断で行なわれてしまい、本当の正しさが身についていない状態になっております。先ほどのエネルギーの調整において、その時その時の正しさを自分の知識や体験の中からしっかりと導き出せるようにする、自分自身のこれまでの認識の中で正しいという感覚が心で理解できるように、腑に落ちるようにして感じられてくる、そのようにエネルギー的な調整が行なわれていき、正しい方向性が身につくようにされていきました。
Nさん、あなたの心の深いところに、本来の自分を表現しよう、本来の正しいことを表現しようと思っても周りのことを考えると、それを抑えておき、周りが受け入れる範囲内だけを表現していく、周りが納得してくれる範囲内だけで表現していく、こういう風に抑えてしまう心が存在しておりました。小さい頃から自分のことを全部表現しようと思ってもうまく表現できない世界があり、そのまま表現できない不完全な心が残っており、常にそれが影響を与えております。そのために自分の思っていることや感じていることがあっても、ある範囲内だけで留めておき、残りはそのままにしておく、こういう状況になっております。先ほどのワークにおいて、そういう不完全さにわざと留まるのではなく、正しい表現でうまく全体を表現できる、正しくすべてが理解できるようにすべてを表現できるように表現手法を変えていく、そういうことによって短い時間でも自分の思っていることを正しくすべて表現できるようにする表現手法にエネルギー的な調整が行なわれていきました。
Oさん、あなたの心の深いところに、自分自身が何かを感じ、何かを受け取ったとしても、それを周りに表現することがうまくできない、自分が感じたり分かったことを周りにはそのまま伝えることができないという心が残っておりました。自分が分かったり理解しても表現しない、表現できない、これは何か表現すると間違っているかもしれない、表現すると変わるかもしれない、表現してしまうと別のことになるかもしれない、こういう不安感が常に存在しているために、表現に慎重になっているところがあり、完璧な表現でないと表現しないという状態になっております。これは自分自身の正しさや本来のことをしっかり表現するということに意識が向いているために、正しい表現でないと満足できない、不完全な状態では表現しないという状態の心になっています。先ほどのワークにおいてこの部分の調整を行なっていき、たとえ不完全であってもまず表現してみる、自分自身の不完全な状態をそのまま表現することにより、何が不完全で何が正しいかを自分で確認できるようにする、そうやって表現することで確認できるという意識の方に動くようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
Pさん、あなたの心の深いところに、自分自身の本当のことを言おうとしてもいざその場になると本当のことが言えない、今度は正しいことや言いたいことを表現しようとしてもその場になると表現できない、こういう心が深いところにありました。小さい時にいろいろ一人で考えていて、いざそれを言おうとしてもそれを言う環境がなかった、言える状態になかったということが続いたことにより、思っていてもその場になると表現できないという心なっていきました。先ほどのワークにおいてその部分の重荷のエネルギーを取り除いていき、その場になって言いたいことを正しく表現する、ちゃんと言うべきことは正しく表現していく、そういうエネルギーへと修正されていきました。
Qさん、あなたの心の深いところに、自分自身が自分のあるべき通りに行動しようとしても周りの人がそれを評価しない、自分は自分で自分の感覚で自分のやるべきことをやったとしても、周りがそれを本当のこととは認めてくれない、こういう心が深いところにありました。自分はやっても周りがそれをそう認識してくれない。これは小さい頃周りの人との関係においてつくられたものであり、自分は自分なりに正しいことをしたとしても周りがそれを認めないという状態が続き、その意識が常に自分が正しく表現しても周りの人がそう認識してくれないという心をつくり出していきました。先ほどのワークにおいて自分は正しく表現し正しく行動し、思った通りにやった、相手がどう感じようとも自分はそれで満足している、相手の人の反応ではなく自分は正しいことを行なった、ただそれですべてがうまくいくようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
Rさん、あなたの心の深いところに、いろんな人間とのかかわりの中で自分を隠す、自分の存在感を弱くさせるという意識が残っておりました。常に周りの人の力に負けてしまい、自分を弱く見せてしまう、自分の存在感が分からないようにしてしまうという心であり、小さい頃周りとのかかわりの中で自分が必ずしも目立たないように、自分が変な問題を起こさせないようにするために自分をそういう風につくり上げてきました。先ほどのワークにおいて、自分自身は思っていることや正しいことを正しく表現していく、自分は自分なりの価値観を自分で認め、自分の個性を発揮させて正しく表現していく、そういう自分の心が動くようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
Sさん、あなたの心の深いところに、自分自身の認識していることや行動すること、やったことが他の人に正しく伝わらないと何か嫌な気持ちがする、せっかくやってあげたり、何かしてあげたとしても認めてくれないと何か嫌な感覚になる、こういう心が深いところにありました。自分のやったことや自分のしたことを認めてくれる、そこに心が常に反応する状態になっておりました。この部分のエネルギーを修正していき、他人からの評価や他人の目を気にしなくても堂々と自分のやったことは自分で評価していく、自分がどこまでできて自分がどこまで進化成長したか自分で確認することができ、他の人からの評価をいちいち気にしないで済む、そういう心へと修正されていきました。
今日は皆さん方の心の深いレベルにあるエネルギーを見ていき、それを自我の形成において影響を与えたものとしてエネルギーの調整を行なっていきました。自分自身でもいろんなワークができますので、今日教わったことを参考にして自分でいろいろと取り組んでいってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2015/11/12 新月瞑想会:「新しいことに挑戦」
光の仲間としてお話をいたします。今日の新月のワークは、月の女神の管理の中で一人ひとりが本来の自分の見たくないところに意識を向け、そこに挑戦的になって新しい自分につくり変えていく、そういうことのエネルギー的なワークを行なっていきました。
Aさんのワークにおいて、あなたの心の中にある、いわゆる人から指摘されたり、本当のことを言われたりした時に自分の心が動き出し反発してしまう、こういう心に月の女神のエネルギーが優しく光を入れ、すべてを弾力性をもって受け入れ、弾力的にエネルギーをただ戻していく、そういうエネルギーへと変換させ、ゆとりのある大きな心へ変わっていくようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
Bさんの新月のワークにおいて、あなたの心の中でくすぶっている何かはっきりしない心、自分で何かをしたくても常に何かはっきりしない心が自分の中に留まり、自分の言動が明確に理解できない状態にありました。月の女神がその心に静かに入り込み、このはっきりさせない心は自分自身が周りをはっきり見ていない、自分自身が漠然と見ていて、本当に必要なこと、本当に大事なことの明確なところを意識していないという心の状態がありました。周りの状況をしっかりと観察して自分に必要なものが何なのか、自分に必要でないものは何か、それをはっきりと見分けられるような状態へとエネルギー的な調整が行なわれていきました。
Cさんの新月のワークにおいて、あなたの心の中に自分の信念が正しいかどうか分からない、自分なりに思っていて信念を大事にしても、それが本当に正しいかどうかが分からないという心がありました。この自分の信念が本当かどうか分からないという心は、いろんなものを見る時に本当に大事なもの、本当に必要なもの、本当に重要なものを見極めていないという心から起こされております。周りのいろんな状況を見る時に本当に必要なことは何なのか、本当に重要なものは何か、常にそこに意識が向き、自分なりにそれを見分けることができるようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
Dさんの新月のワークにおいて、あなたの心の中に自分の意識を高めよう、自分をもっと成長させようというとても良い波動があります。しかしなかなか自分でそれを確認できない、自分でそれが分からないという不安な心も同時に入っており、それによってせっかく意識が高まってもまた戻ってしまう意識がありました。自分自身の意識の成長は常に前に前に、上に上にだけ向かい、それをわざわざ否定したり戻ることがないようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
Eさんの新月のワークにおいて、あなたの心の中にこれからの方向性そのものについて、自分で今の自分が正しいかどうか、やっていることが本当に良いかどうかが自信がない、自分で分からないという意識がありました。自分のやっていることが正しいかどうか、良いかどうか分からないという心は、自分の学んだこと一つひとつが本当に自分に合っているかどうか、あるいは自分が良いようにうまく取り入れているかどうか、つまりいろんなものを勉強して取り入れているように見えても、それを良くなる理解の仕方、役に立つ理解の仕方、自分のためになる解釈の仕方ではなく、いろんなその時々の状態に応じて解釈が異なったり、理解が異なっているために、それによってそこから先への発展が常に動き、一貫性のない解釈になっております。本来の正しい方向は正しい解釈、正しい理解からつくられていくものであり、物事を自分自身がどのように理解していくか、そこに気がつくように意識的な調整が行なわれていきました。
Fさんの新月のワークにおいて、自分自身の成長の方向性、進化の方向性がうまく本来の自分の流れに合っているかどうか、本来の自分がやるべきことと今の自分のやっていることが合っているかどうか、それを常に考えて自分で分からなくなってしまう意識がありました。常に現実をしっかりと認識していき現実の中に答えがあること、現実を否定せず、すべてを受け入れることができるようになると、現実のすべてが正解であり自分が正しい方向へしっかりと進んでいることが現実を通して理解されていきます。現実をそのまま確実に受け入れることができる、そういう方向に意識が変わるようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
今日は新月のエネルギーを皆さん方が新しい流れや新しい自分、新しい意識になるようにエネルギー的な調整が進められていき、それによってこれまでとは違う自分の流れに入るようにいろんなことが行なわれていきました。ぜひ新しい意識でこれから現実をとらえるように進んでいってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2015/11/10 エネルギー練習会:「周囲ではなく自分の意識に目を向けること」
不動と呼ばれております。心の在り方に十分に注意をしてください。隙があまりにも多すぎます。隙の中に欲が動き出し、自らの欲を正当化するために使うことがとても多く見られます。言葉の一つひとつに注意をしてください。他をとがめている時、自分自身を反省してください。心の在り方を常に感じとってください。
孔雀明王と呼ばれております。心を強くするには自分に負けない心が必要です。自分が強くなろうとして他を責めたり、他を落とすのではなく、むしろ他を強くする、他を明るくさせる強さを身につけることです。心強くなければ光は出ず、愛も出ません。強き心のところに他を救う力があること、自分の心を強くする、強い決意と強い行動力、これが強い心であり、闘う強さではありません。
大日如来、心に光をもち続けるためには心の中に常に大日如来がいることを意識してください。心から大日如来がなくなる時、光がなくなり、魔が支配してしまいます。心に常に大日如来がいる、そう感ずることにより自分の光を維持することができ、光の人間として動くことができます。常に心大日如来がいる、正しい言葉を使い、正しい行動をとる、これを意識化するようにしておいてください。
金剛サッタ、あなた方の世界は光も悪も欲もすべてが混ざり合い、混乱の中で人生を進めております。社会がどのように混乱であろうとも、心はまったく別になります。混乱に意識を向けると心は混乱になります。混乱の世の中で光を見ると心は光になります。自分の心は自分の意識次第であり、社会のせいではありません。
心の中で動き回るさまざまな不快感、混乱は、自分自身の意識の問題であり、社会の問題ではありません。社会を否定するのではなく、自分の意識のあり方に意識を向けること、自分がどこに意識を向けるか、自分自身がすべてです。社会ではなく自分自身をしっかりとコントロールしていく、ただそれだけを努めるようにしていってください。
金剛サッタ。
スピリチュアルな学びをしている人は、不思議なことや超人的なことに意識を向け、自分が少しでも不思議なことを身につけられるように願っているようです。しかし光のハイアラーキ、また多くのマスターたちは人間が超人的な能力を身につけることにはまったく関心をもっておりません。心が未熟であり、能力を使いこなすための心ができ上がっていないからです。
今のままで超人的な能力を手にすればさまざまな破壊的な心が能力に負けてしまい、実際には社会全体が混乱の中に入っていくでしょう。まず心を正し、善悪を見極め、正しい光の中で学びを続けること、そこに意識を向けて学んでいってください。
Aさん、光と共に歩み、光と共に進むものに見えない心の隙がつきまとってきます。正しい行動をとろうとすればするほど、間違いや闇に敏感になり、そこに意識を向け過ぎ逆に引き寄せやすくなります。正しく進むという時ほど悪を意識しないようにする、他の不正に意識を向けないようにする、そういうテクニックを身につけていってください。
Bさん、光の流れに入り、前に進んでいくためには、自分の足で歩くことが大前提であり、誰かに連れていってもらう、自動的に前に進むというやり方は通用しません。自分で克服し、自分で前に進む、自分で努力し、自分で調べ、自分で解答を見つけていく、この自分でやるという力が大事であり、それによって結果的に前に進む、光の流れも同じであり、ただついていくのではなく自分から前に進む、その意識を身につけていってください。
Cさん、光の中で進む時は、光としての自分をしっかりと意識し、光の自分は常に相手を優先させること、自分の都合よりも相手の成長をしっかりと見て、相手のために自分が奉仕をする、自分よりも未熟という感覚が出た時、未熟と思わず、自分がそこに何かできることを常に見つけていく、決して劣っているとか、まだできないとか、そういう意識を持つのではなく、自分が成長のために何ができるか、自分が他に何ができるかを常に考えていってください。
光の道で学ぶものは普通の世界で学ぶものよりは、多くの試練が与えられます。それを試練と思わず、光の修行と感じ、否定的に考えるのではなく喜びをもって光の道を歩めるように意識を変えていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2015/11/1 仏教セミナー2[密教]:「悪に負けない強い心を養う」
私は密教の修行において長い間学びを続けていた僧侶の一人です。皆さん方が密教という世界に学びを進め、真実を学ぼうとしております。およそ密教を学んでいるものたちの共通点として、真理を知ることが目的であり、そこでいう真理とは自分がなぜ今ここにいるのか、なぜこの現実にこの世界に自分がいるのか、今の物質的現象界、これは何を教えようとしているのか、それらのすべてを理解しようとして真理を学んでいきます。
多くの人間はより豊かに、より幸せになろうとして肉体を使い、努力をしてより豊かになることを考えていきます。しかし仏の道に入るものは、物質的なものには何の価値もないこと、ただ何かを手に入れようとしてそこで心を動かす時、純粋に人のためや世のためになることであれば、それは尊い輝きとなって自分自身の魂が磨かれていくこと、何かを手にしようとするより、手にしようとして努力したり、意識を向けたり、人のために何か良いことをしようと努力を重ねること自体にとても素晴らしい価値があること、そういったことを学んでいきます。
しかし仏の道において世のため人のために行を行なっていても、どうしても限界があり、世の中にはびこる悪や人の心の深いところに根付いている心の醜い面に関しては、どれだけ日夜時間をかけてもほとんど手に負えない状態になります。世の中を変えようとしても自分一人でコツコツと光をつくり上げたとしても、世の中全体に影響を与えるのはとても難しいでしょう。
この自分一人では世の中を変えることがでなきい、自分一人では人の心を変えることができない、これが普通の仏の道、いわゆる仏教の学びの中での生活になります。したがってそこではあえてすべてを光にするとか、完全に悪をなくすというところを目標にするのではなく、とりあえずは自分に覆いかぶさってるもの、自分が目にするもの、自分と関連する世界においてのみ光をもたらし、知恵を身に付け、まず自分が正しく生きられるようにする、自分が災いに悩まされたり、自分に覆いかぶさってくる悪に負けるのではなく、自分がしっかりと生きられるようにする、これが仏教の本質的な生き方になります。
しかし自分一人でそうやって自分は生きられるようになった、自分は悪に関与されないようになった、そういう状態になった時に訪れるのがやはり世の中、他の人をどこまで光の状態へと導いていくか、そういう思いが心から沸き起こってきます。この心から沸き起こってくる世のため、人のためという心、これが菩提心の始まりであり、これがすべての密教の始まりになります。
世のため、人のために何か尽くしたい、自分は悪から解放され自分は光で生きることができるようになった、これをどうやって世のため、人のために使っていけるか、そこで密教の学びに入っていきます。したがって密教を学ぶものは初めから世のため、人のためが基本であり、密教の力を自分のために使うとか、あるいは自分の悩み、自分自身の悪を退治するという使い方は本来の密教にはありません。
それは普通の仏教の世界で行なうべきものであり、それを終えたものが密教の世界で人のため、世のためとして使っていくのです。密教の世界に入り世のため、人のためを考えていくと、自分にはないさまざまな悪がはびこっており、一朝一夕で変わるものでもありません。自分自身の力でどこまでできるのか、自分はどこまで力があるのかどうか、そういう悩みが出てくる人もいるでしょう。
元々密教の始まりは、自分の力ですべてを行なうという考えは存在しておりません。それは初めからできないということが分かっているからです。自分が行なうのではなく、この世界を管理したり、この世界を見守っている多くの光の仲間たち、いわゆる菩薩様や如来、明王、さまざまな存在たちの力を借りて、そういう光の存在と一緒になって世の中を変えていこう、人間の心を取り戻そう、そのために密教が存在しております。
したがって密教における多くの秘伝は、こういう菩薩様や明王、如来という光の仲間たちにいかに正しく自分の意図を伝え、良いタイミングで最高の光が発揮できるような状況をうまくつくり、そして彼らと共に世の中や人の心をうまく浄化したり、悪を排除したり、光を取り戻したりしていく、こういう世界が密教になります。
したがって密教でいう、マントラ、御真言はあくまでもそういう光の仲間たちとつながりをつくり、彼らの力を借りて現実に働きかけるやり方を教えていきます。皆さんが今日学んだのはその基本の部分であり、自分が光の仲間と交わる時に何が必要か自分が光の仲間と最初に行なうことは何なのか、そういったことに関与するマントラになります。
皆さん方が光の仲間と接したり、交わる時には皆さん方自身が光の存在になる必要があります。まず自分自身が光となり、光の言葉で光の考えで光の仲間たちと接すること、これが基本的なルールになります。もし光の状態になっておらず、邪な心、誤った心で光の仲間を呼ぶと、たちまちにして自分自身が不愉快な思いをもつことになるでしょう。
自分自身の中にある悪の心、闇の心を見せつける働きが行なわれていき、自分の心の中の悪が騒ぎ出し、それによって何か不快感を感ずる、嫌な感じになる、とてもいられなくなる、そういう感覚が沸き起こってきます。したがってもし皆さん方がこれからの修行において、光の仲間を呼んだ時に何か心が違和感を感じ、不愉快になった、そういう気持ちが沸いてきた時は、自分の心の中にある悪の心を光の存在が見せつけている最中と思ってください。
たとえば、隣の人のマントラの読み方が間違っていて気になる、隣の人が読み方をおかしい読み方をしていて気になって先に進めない、隣の人の匂いが臭い、いろんな意味において自分の心が動いている時は自分自身が悪の心になっており、その悪の心を光の仲間が見せつけている最中となります。
仏の道を歩むものは、どのような状態にあっても人を批判したり、人をののしったり、人を悪く言うことは絶対にあってはなりません。人を悪く言う時は自分自身が悪の心になっているからです。自分自身の悪の心を見せつけているためであり、その人自身は何の問題もないこと、これをはっきりと理解しないと仏の道を進むことはできません。
まず最初の段階に皆さん方に襲ってくる自分の修行は、自分の心の中にある悪の心をいかに自分でコントロールするか、悪の心を一瞬にしてなくそうとか、すぐに取ってしまうという発想は好ましくありません。悪の心をしっかり自分で見つめていき、なぜ自分に悪の心が動くのか、自分はその人の何に反応して何が気に入らないのか、すべて気になっているのは自分自身であり、相手ではないのです。
気になっている自分の心をしっかりと見つめ、なぜ気になるのか、なぜそこに執着するのか、なぜ相手を許せないのか、なぜ相手をおおらかに暖かく見ることができないのか、なぜ相手を心から許し愛せないのか、常にそこに意識を向けてください。自分自身の心を常に自分で見ながらコントロールし、原因を自分自身で見つけていくのです。
自分自身の心の中にはびこっている悪に気づき、それを何とか取り除こうとする、そう思った時一瞬にして取り除いたり消えることはほとんどありません。今の皆さん方の意識レベルで見た時、やはり自分自身に悪の心があるということを理解した上で、それ以上の愛の心を出していく、自分が気になる人、気に入らない人に対して避けたり悪口を言うのではなく、大きな心で相手を包み込む、愛のある言葉を優しく出していく、嫌な人ほど心から優しく接していく、これが唯一自分の心を中の悪を取り除く方法になります。
人によっては、私は正しい、私は悪ではない、こういう言葉をマントラのように何十回も言うことにより、良い心になったと思っている人がおります。私の心は正しい、私の心は正しい、こういう言葉を何万回口に出したとしても正しい心にはなりません。それはマントラではなく、単に自分で思い込んで自分で勝手につくった自分だけの世界に通用する言葉になります。
マントラというのは普遍なる正しい言葉であり、普遍というのはどの人にも、どの時点にも、どの世界にも通用する言葉のことを普遍といいます。マントラは常に普遍の言葉であるために、私は正しい、という言葉はマントラには存在できないのです。私という段階で人一人の私が存在し、一人ひとりの価値観があるために私は正しいといエネルギーが一人ひとり異なり、その段階で普遍のマントラではなくなります。自分だけに通用するもの、自分にしか通用しないものはマントラではないのです。
マントラは普遍なる言葉であり、自分にも相手にもどの人にもどの世界の人にも通用するもの、それがマントラであるために、そのマントラの中に私という言葉は存在できないのです。今の間違ったスピリチュアルな学びにおいて、よく私という言葉を使う人がおります。私は神、私は光、しかし本来私という言葉が入っている限り、マントラではなくなります。
その人だけの世界になり、人によって異なる波動になり、人それぞれ分離したものをつくり出していきます。私は神、私は光というごとに神や光が分離されていきます。これはマントラではないのです。本当の仏教の学びをする上において、皆さん方はこういう基本的なところを一つひとつ身に付けていってください。確かにマントラを教わったり、高いレベルのものを教わることは面白く興味があり、また成長した感覚を手にすることができるでしょう。
しかし仏教の世界で一番大事なのは、その基礎のところであり、皆さん方の心そのものなのです。どのような状況においても、どういう事態にあっても心がしっかりとできていて、悪にぶれない、邪魔されない、常に正しい光が心を保持しており、自分は大いなる光と一つになった心で修行を続けている、こういう意識が必要になります。
これから皆さん方がさらなる密教を学んでいく流れにおいて、この基本的なところだけは絶対に見失わないようにしておいてください。いろんなことを次々と教わり、高度なマントラを身に付けていったとしても、基本の心ができていなければ皆さん方自身がマントラの力に破壊されていきます。マントラの力は皆さん方の心の中にある悪をも破壊させていき、それは悪の心を持っている人にとっては、自分自身が破壊される感覚に入っていきます。
いわゆる自分の存在が否定される、自分の存在が無視される、自分をまともな人間として見てくれない、こういう風に自己否定や自分の価値観がない、自分は劣っている、さまざまな自分に対する自己否定や罪悪感、無力感はマントラの正しい光によって自分自身の悪の心が破壊されていく状況を見せているのです。それに負けることなく、正しい自分につながり、正しい光の心を取り戻していくことです。
そのまま自分がやる気をなくしたり、自分の無力さでもう勉強する世界から離れていったり、自分がどんどん皆から離れていくと、結局は自分の中の悪の心をずっと抱き続けたままになっており、自分自身が悪の心から変わらない状態にあるのです。自分自身を悪の心から正しい心に変えるためには、自分自身の悪の心をしっかりと見せつけられ、そこに取り組み、自分の力で乗り越えていくこと、これを決して忘れないようにしておいてください。
皆さん方の仲間同士で誰かがやる気をなくして離れていく、誰かが去っていく、もしそういう時、ただ放っておいたり無視するのではなく、よく相談相手になってあげてください。なぜやる気がなくなったのか、なぜ自分の弱さに負けていくのか、自分の中にある悪の心をしっかりと見つめながら、決してその人を否定したり、その人を悪く思うのではなく、悪の心そのものだけを扱っていきます。
その人が悪いのではなく、悪の心に負けていること、自分を守ろうとする心、間違った自分を正しいと思い込む心、こういった悪の心にしっかりと目を向け、そこに執着せず、本来の光の心を強くしていく、悪の心に向けていた目線を光の心の自分に変えていく、ただそうやって光へと戻ってくるのです。悪の心に負けているものの多くは、現代人に共通している、いわゆる優越感やプライド、自分が上でありたい、自分が否定されたくない、こういう心から悪の心へとつながっていきます。
自分が他よりも上でありたいという心そのものが悪の心であり、これが現代人を蝕んでおります。他よりも上にいこう、他よりも下ではまずい、こういう考えを完全に取り除き、一人ひとりの個性を認めることです。一人ひとり個性があり、あの人はこの点において私より優れている、この人はこの面においては私より優れている、一人ひとりの個性を認めていくことです。
自分は自分の個性を自分で見つけ、自分で大事にしていく、しかし個性でまた競争したり比較してはいけません。個性に良い悪いはなく、高い低いもなく、個性は比較できるものではありません。ただ自分らしさ、本来の自分の魂を目覚めさせる、自分の持っている能力を目覚めさせること、それが個性であり、個性そのものの比較はできないのです。
ぜひ自分の個性をしっかりと感じとり、その個性を生かしていく、自分の個性を生かすためには他の個性を生かすことです。他の人の個性を生かすことができれば自分の個性を生かすことができます。他の個性を否定し次々とつぶしている人は自分の個性もつぶされていきます。自分の個性が伸びない、自分の能力がなかなか開花しないという人は他の人の能力をつぶしていないかどうか、他の人が目覚めてきた時にすぐ悪口を言ったり、否定したり、無視したりしていないかどうか、自分の能力を目覚めさせたければ他人の能力を目覚めさせてください。
自分の個性を生かしたければ他人の個性を生かしてください。いずれにしても一人ひとりが世のため、人のためにどこまで自分の本来の能力を発揮させ、どこまで正しい光で世の中に奉仕できるか、それをしっかりと自分で見つめていき、その方向へと進んでいってください。
Aさん、あなたは世のため、人のために行動するためには、自分の心の中にある自分が未熟であるという心がすべてを邪魔しております。自分が未熟であるからまだ社会や人のために堂々と行動できないという意識があり、これがすべてのあなたの行動を封印させております。自分はできないという心を完全に取り除くためには、他の人を見てその人はできないという思いを止めることです。あの人はこれができない、この人はこれができない、こういう言葉がすべて自分ができないという風に戻ってきています。他の人を見た時、これができる、あれができる、この人はこれが得意だ、そういう観点で他の人一人ひとりを見ていき、それを行なうことによって自分自身の心の封印をはずしていってください。
Bさん、あなたが世のため、人のために動くためには、まだ何が人のために良いことで何が世の中のために良いことか、それの判断が自分で明確にできていないところがあります。いわゆる世間一般的に見て良いことと、スピリチュアル的に見て良いこと、宇宙の法則的に見て良いこと、これらの区別がついていなために、その時々の状況によっては、いわゆる世間の価値観で良いことをしたり、その時の状況によっては宇宙の法則で良いことをしたり、良いことという内容の一貫性が保たれておりません。やはり基本は宇宙の法則に従った良いこと、これが基本であり、宇宙の法則に従うということは社会的なことや、自分の判断から見た良いこととはかなり異なってきます。あくまでもすべてを生かすこと、他を生かすこと、特定の人を生かすのではなく、すべてを調和をもって生かすこと、これが宇宙の法則の原点であるために、いかにすべてを生かすか、いかに他を生かしていくか、そこに取り組んでいき、これまでの常識や概念に惑わされない他を生かすやり方を自分なりに見つけるようにしていってください。
Cさん、あなたが世の中の奉仕として動くためには、あなたの心そのものは世の中の奉仕に向いている心を持っております。ただ自分の心の中でどのように具現化していくか、奉仕したいという心をどうやって具現化させていくか、そこで悩んでいるところがあります。初めから大きなことは考える必要はありません。どんなことでも小さなことでも構いませんが、これはこの人のためにこうしてあげよう、これはこの時にこうしてあげよう、身近なことで何か一つひとつまずできることをどんどん行なっていきます。前からやろうと思っていてできなかったこと、身近なことですぐできるのに後回しにしてできなかったこと、まずそういったことをどんどん始めてください。身近なことで一つひとつを行なっていくと、だんだんそれが広がっていき、いつの間にかより大きなことができるようになっていきます。初めから大きなことを考えるより、まず今考えている身近な小さい良いこと、これを日常的に行なうようにしてどんどん世の中の奉仕へと向かっていってください。
Dさん、あなたのこれからの奉仕の道において、自分自身の心の深いところでは、本当に人の幸せを願う、人のために何かしたいという強い思いがあります。しかし毎日やることが一杯で時間がなく、つい自分のことだけで終わってしまう、何かしたいと思っていても自分自身で手一杯、こういう現実が動いております。毎日時間がなくなかなかできないと思っていても、実際にはそれはすべてが言い訳や理屈として戻ってきます。自分がそう思っていると結局は自分のところにやってくる人も、同じように人になってしまい、言い訳や屁理屈を言う人が自分のところにやってきて、結局その言い合いだけで終わってしまいます。まず時間がない、そういう言葉を口から出さないようにすること、考えることもないようにすること、時間がないのではなく時間はいくらでもあるのです。実際には時間はいくらでもつくることができ、わずか数秒でも数分でも気がついた時、何かできることを周りにやっていく、少しでも気にがついたらそれを光の方向へと良い方向へとやってみていく、どんな小さなことでも構いませんが自分が気にがついた時に何かできることをやっていく、そしてその時、これしかできなかったとか、ちょっとしかできなかったという意識を持たないでください。すべてこれをこうした、この時これをこうした、そうやってしっかりと意識しておきます。それを積み重ねていくとだんだんその世界が広がっていき、結局意識することによって時間と空間がつくられるという宇宙の仕組みが理解されていきます。意識していないと時間と空間はつくられず、時間がないという意識だけが広がっていきます。意識していき、そこで何かしようという気持ちが沸いてくると、そこに時間と空間がつくられていき、その世界がどんどん広がっていき自分がやりたいことができるようになっていきます。こうやって少しずつ自分の世界を新しい大きな世界としてつくり上げていってください。
Eさん、あなたが世の中へ奉仕する流れにおいて、あなたの考えている世の中への奉仕の仕方と、あなたの魂が行なおうとしている世の中の奉仕の仕方が必ずしも一致してはおりません。やはりあなたは頭の中ではこれまで学んできたことや、見てきたこと、いろんなことを前提として世の中の奉仕をしようとしているでしょう。しかしあなたの魂が求めているのは、あなた自身の言葉や考え、そこに常に永遠の光が入っていること、あなたの考えや言葉から出される永遠の光を常に広げていくこと、これがあなたの魂の奉仕になります。つまりあなたが何か言葉を出す、何かを考えたり、何かを行動に移す時に必ず永遠性をそこに感じながら、永遠なる波動を入れて言動をとること、これが魂の奉仕として設定されております。口から出てくる言葉は常に永遠性を入れておいてください。したがって限定した言葉使いは一切しないこと、できないとか、少ないとか短いとか、そういう限定する言葉を極力使わないようにし、永遠なる空間の中で、永遠なる時間の中で人は何でもできる、限界がなくいつでもどこでもやりたいことがすべてできる、そういう言葉を常に口に出してください。一切限定のない言葉を使うことにより魂は喜びをもってどんどんその波動を出していくでしょう。それ自体があなたの奉仕になります。出会う人、限界で苦しんでいる人、先に進めず困っている人に永遠の力を与えてあげてください。
Fさん、あなたが奉仕の世界で成長を進める時、いろんな面において自分自身の未熟さや非力さ、自分自身の力の無さを感ずることがあります。自分のやるべきことが他にもあると、つい億劫になったり、面倒臭くなったり、なかなか集中できない心が自分の成長にいろんな邪魔を起こしていきます。しかしそれだけですべてを判断しないでください。本当はあなたはしっかりと身に付けていけば、それを強いものとして使えるようになっていき、それによって先へ先へと進む力を本来身に付けています。なかなかそういう状態になれなかったのは基本的に自分は所詮こういう程度、私はいくらやってもここまでという自分で自分を制限している心があり、それによってある一つの段階で留まってしまう状態がつくられております。自分の中にあるこれで十分とかこの程度私はここまで、こういう意識を取り除いてください。これを取り除くためには、あなた自身がそれを身に付けた一番の理由として、自分よりも優れている人や自分よりも上の人に対し、時々何かを感じてこの人はここまでにして欲しい、その人はそこまでで留めて欲しいとか、他の人を制限させる思いを時々もつことがあります。それが結果的に自分に戻ってきて自分を制限させる心として現れてきます。他の人の能力やできることをそのまま認め、すべてを素晴らしいもの、すべてをもっともっと輝かせるように感じていく、そういう心をもってください。他の人のもてる能力をどんどん認めていく、それを良いものとして感じとっていく、そうすると自分自身を制限した心もなくなっていき、自分もどんどん先へ進むことができるようになります。自分よりも優れている人、どんどんそういった人たちの価値を認め、先へ先へ進ませることができるようにしていってください。
Gさん、あなたが奉仕の道を進む時、常に大きな存在があなたのところにやってきて、あなたに何かを話しかけていきます。あなたは時々それを感じとり、何かをしようとする時に、あ、こうしよう、こうした方が良い、これはこういう風にしよう、こういう風に感じている時は、その存在があなたに働きかけている状態といえます。この大きな存在はあなたをしっかりと光の流れに導こうと常に協力を行なっております。したがってなるべくあなたはそういう存在と意識を合わせ、いつでも直観を受け取れるようにする、何かをしたい時、それを大事にして直観を大事にして方向性をしっかりと見つけていく、この練習をしておいてください。あなたの直観がだいぶ研ぎ澄まされ、その存在とつながっていくと、いろんな意味においてやるべきことのほとんどを直観で感じとり、本来の光の流れを正しく進むことができるようになっていきます。自分自身の本来の能力をうまく生かすために、この直観の能力を磨き、ぜひ光へ光へと自分を高めていってください。
Hさん、あなたが光の奉仕として動き出すために、まだいろんな意味において光の奉仕ということが自分で実感ができず、またそれを実践している自分もイメージできていない状態になっております。あなたがいわゆるスピリチュアルな学びをしている一番のポイントは、あなた自身が本来はスピリチュアルな能力を高いレベルで保持しておきながらも、いわゆる間違って使ったことが原因となり、それによって自らを封印させ、今度スピリチュアルな能力を身に付ける時は正しいやり方で、すべてを正しくして光を身に付けていく、そういうやり直しの意味で今学びを始めております。したがってある意味では時間がかかったり、なかなか前に進めない感覚があるかもしれませんが、本来はスピリチュアルな能力を身に付けてはいること、但し完全に光の状態ではなかった為に、常に自分の中で葛藤や混乱が起こり、どうしても正しいやり方をしっかりと身に付ける必要があったこと、そのために今新しい学びを続けているのです。今の自分の状態において、時間がかかるとか、なかなか身に付かないという意識はまず捨ててしまい、まず正しいことだけを身に付けていく、焦らず結果を気にせず、正しいことを身に付けていくこと、それだけに専念してください。どれだけ時間がかかろうとも、どれだけ効率が悪くても正しいことだけを行なっていく、これが一番の目的になります。もしそこで焦って間違ったことをすると、人生すべてが無駄になってしまいます。本来の正しい道をしっかりと学び、正しいことだけを行なっていく、そうやってスピリチュアルな能力を一つひとつ身に付けていき、そして奉仕も正しいやり方で身に付けていく、いわゆる自分が正しい光を身に付け、自分が正しい言動ができるようになって、他の人へと奉仕をしていく、そうやって一つひとつ時間がかかっても正しいことをしっかりと行なうようにしていってください。
Iさん、あなたが光の奉仕として活動していくために、あなた自身が身に付けているさまざまな邪な波動があり、これをあなたの日常生活でいつも体験させられております。本来の光の道を進もうとしても邪なものたちがあなたにいろんなことをささやいてきます。それは一般にあなた自身の優越感を誘い、あなたを満足させ、少しでも自分が快感を得るかのようにあなたの心を動かしていきます。したがって今の時点においてはまず自分自身の心をしっかりとコントロールし、決して自分の心の弱さに負けないこと、世俗的な意識や世俗的な考えに惑わされず、常に自分は神聖なる世界に意識を向けること、くだらない三次元的な意識に負けたり、そこに惑わされず常に本来の神聖なる方向へと意識を向けておく、まずこれが始まりであり、これがコントロールできるようになると、それから初めて他の人への奉仕が始まっていきます。いまのままで他の人を見ても恐らく世俗的な波動でしか他の人を見ることができないでしょう。他の人の神聖なるもの、そこに目が行くようになると少しずつ奉仕ができるようになります。したがって他の人をいろいろ見た時、他の人の心の中に神聖なものを見ることができる、どの人を見てもどの人の心にも神聖なるものが感じとれる、そうなってきた時その神聖なものを更に手助けするようにもっていく、それがあなたの奉仕の方向になります。したがって他の人の心に神聖なるものが見えない時はまだ奉仕ではなく、まずその人の神聖なものを見つけようとする、そういう心を育てていってください。
Jさん、あなたが世の中への奉仕として動き出すためには、一人ひとりすべてに天の光があり、天の心があり、あなたはその天の光で人々を見て感じとり、光を与えることができます。他の人を輝かせるためにも一人ひとりの天の心を思い出させていく、一人ひとりの中にある天の心を表に出させ、引き出し、その人が天の人間であるように導いていく、これがあなたの奉仕の方向性になります。そのためには人の心を見てすばやくその人の天の波動を見抜いていく、その人がどういう種類の天の心を持ち、どういう行動をすることによって天の意志をその人が発揮できるか、それを感じとれるようにすること、そのためには自分自身が常に天とつながり、天とのつながりを強く持って常に天界の意志を感じとれるようにする、そうやって自分自身を天界とつなぎ続けることによって、他の人の天の心を表に引き出すことができるようになります。まず始めはそうやって天界の心をうまく使いながら、人々の奉仕へと役立たせていく、それを目標に行動するようにしてみてください。
それではここまでにいたします、ありがとうございました。
2015年10月
・2015/10/27 満月瞑想会:「混沌のエネルギーを浄化」
私たちは月の女神としてお話をいたします。今日の皆さん方の満月のワークは、主に金星のマスターたちが働きかけ、金星のエネルギーを使って満月のワークを行なっていきました。今地球にはさまざまな種類の混沌や混乱のエネルギーが動いており、それによって人間の判断がかなり鈍くなっております。この混沌のエネルギーを少しでも中和させ、浄化させるために、金星の秩序を呼んできて金星のエネルギーを使って浄化や解放の働きを行なっていきました。
Aさんのワークにおいて、あなたの心の中にある自分の意識でもなかなか理解できない漠然とした不安や恐れ、あるいははっきりしない感覚、これがあなたの心の中に棲みついております。金星のさまざまな解放のエネルギーが、このあなたの心の中に働きかけ、漠然とした不安や恐れを沸き起こすものを取り上げていきました。これからはしっかりと前を向き、自分の人生をしっかりと自分で組み立てていく、そういう意識で進むようにしていってください。
Bさんのワークにおいて、あなたの意識に全体的に覆いかぶさっている不安を誘うエネルギーが頭に付きまとっており、それによってすべて否定的に考え、否定的に物事を進めてしまう意識がつくられておりました。ここに金星のエネルギーが働きかけ、もう否定的な考えで進むのではなく、はっきりとした意識で前向きで肯定的な意識で物事を進めていく、すべては自分のペースでうまく進むように調整されていき、あなたの流れを光の方向へとしっかりと調整させていきました。
Cさんの満月のワークにおいて、あなたのこれからの流れの中に、あなたの存在感がはっきりと感じられ、自分の存在感がとても良い状態であるという意識が目覚めるように、それを妨げているものを次々と浄化させていきました。これからは自分がしっかりと自分の本来の道を進んでいっている、そういう意識を心の中に確立するようにしておいてください。
Dさんの満月のワークにおいて、あなたの意識の中に常に自分を攻撃してくる、何か自分が攻撃されているという感覚が得られるようなネガティブな波動がこびりついておりました。金星のエネルギーをうまく使いながら自分を攻撃する、自分が責められている、自分が何かやられているという間違った感覚を完全に取り除いていき、自分はそのままで十分である、このままですべて正しいという意識に戻るようにいろんな調整が進められていきました。
Eさんの満月のワークにおいて、あなたの心の中に何らかの寂しさが常につきまとい、明るく元気にしても心から完全に満足できない、充実したことをしようと思っても完全に充実にできないという意識がつきまとっておりました。これはあなたの本来の心ではなく、そういう心をわざわざ植えつけたものがいて、それによって自分の心が惑わされている状態にありました。その部分を取り除いていき、自分が十分に心から満足できる、心から喜びを感じられるという状態にエネルギーが調整されていきました。
Fさんの心の中に、自分の価値観がそれほどない、自分は本当はそんなに価値がないという意識が常につきまとい、何をやるにしても本当は自分はそんなに価値がないと思わせる働きがつくられておりました。この自分の価値観をなくさせようとする機械のようなものをあなたの心の中から取り除き、自分は自分として堂々と行動できる、自分の価値を自分ではっきりと認識できる、そういう状態になるようにエネルギー的なワークが行なわれていきました。
今日の満月のワークは、この地球全体にはびこっている混沌を感じさせる機械のようなものや、人間に仕組まれた罠のようなもの、人間がつい何らかの不安や心配、混沌の中に入り込んでしまうように仕組まれたものを金星の力で取り除いていき、一人でも多くの人が本来の秩序の方向へ向かうことができるようにエネルギー的な調整が行なわれていきました。
しかしこれらは油断するとまた自分で誘い込んでしまう傾向もあります。もう今から皆さん方は二度とこのエネルギーを手にしないように、二度と引っ張らないようにしっかりと強い心をもって秩序の方向へと進むようにしていってください。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2015/10/6 エネルギー練習会[韓国]:「幸せを感じていない者はスピリチュアルではない」
ではこれからイエスキリストのエネルギーを引っ張ってきます。体全体に広げていき、イエスのエネルギーを感じてください。
イエスと呼ばれております。ナザレでイエスとしての名前を広げておりました。本質は皆さん方と同じ人間です。神と崇めるのではなく同じ人間として、同胞として認識してください。しかし私の修行はかなり厳しい修行を行なっておりました。心から沸き起こる強い思いが私を修行の道に誘いこみ、心からの熱い思いでひたすら修行を行なっていきました。皆さん方もぜひ心の中から沸き起こる熱いもの、この世の中を救いたい、苦しんでいるものを救いたい、病んでいるものを救いたい、ぜひその心を蘇らせ魂の願いを少しでも実現できるように学びを続けてみてください。
釈迦牟尼仏と呼ばれております。悟を目指している皆さん方は、ただ面白いことに興味をもち、ただ役に立つ知識を得ようとするのではなく、いかに人として正しく生きるか、人として正しいことをするか、まずそこに意識を向けてください。知識を得ようとして何か悪いことをしてしまう、友達を騙したり、家族にうそをついて正しいものを手にしようとする、それは正しい生き方とは言えないのです。ただ知識だけ手に入れれば良い、ただ早く先に行けば良い、そういう心の在り方を修正し、いかに人間として正しく生きるか、人間の生き方そのものを自分で考えてください。
マリアと呼ばれております。多くの人がイエスを産んだ聖母マリアと認識しております。しかし人間的な側面はあまり意味はありません。今皆さんに流れているマリアは、人間のマリアではなく宇宙に蔓延する一つのエネルギーです。これはキリスト意識と常にペアになっている波動であり、キリストが神聖なる波動を目覚めさせ、神を目覚めさせる波動であるならば、このマリアの波動はまだ目覚めないものも優しく包み込み、ひたすらキリスト意識によって目覚めるまで抱きかかえ、癒し、そのものを常に愛しているのです。もちろんキリスト意識に目覚めてもさらなる愛をあなたにあげるでしょう。どのようなものにも包み込む一つの愛の波動、それをマリアと覚えておいてください。
観音と呼ばれております。皆さん方が困っている時、悩んでいる時、苦しんでいる時、どうぞ私を呼んでください。その悩みの原因、苦しみの原因に働きかけ、心が楽になるように心にいろいろと働きかけていきます。しかしさまざまな問題はほとんどが自分一人でつくり上げ、自分一人で悩み、ただ自分で行き詰っていること、それがほとんどなのです。皆さん方に優しく接していきながら、実際には自分がすべての原因である、そこに気づくような何らかのエネルギーを送っていきます。したがって誰か人のせいにしている、自分は正しい、こういう考えに染まっている時は、いくら私がエネルギーを流しても、まったく受け取ることができないでしょう。素直な心で観音を呼んでください。相手が悪いと完全に信じている時は、私は現れることはできません。常に皆さん方の心にいつでもこれるように皆さん方自身も素直な心でいてください。
観音でございます。皆さん方がスピリチュアルな学びを行ないながら、幸せな家庭、幸せな仕事をして豊かな生活をしようと願っております。皆が幸せを願っているのになぜ幸せにならないのか、奥深いものがたくさん隠されております。スピリチュアルな学びをするというのは、この隠された奥深いものを見つけていき、幸せになれない理由、豊かになれない理由を見つけていくのです。
自分が豊かになろうとすると、自分は豊かさから離れてしまいます。他の人の心を豊かにしようとすると、自分が豊かになっていきます。自分が幸せになろうと思うと幸せが逃げていきます。他の人を幸せにしようと心から願う時、幸せを手にすることができます。さまざまな深いものを皆さん方が見つけていき、心からそれを信じて行動に移すことができた時、本当に豊かな人生が手に入るでしょう。
皆さん方は不幸ではないのです。皆さん方は貧しくないのです。ただ気づかないだけ、本当の幸せに気づいていないのです。自分がどこまでスピリチュアルなレベルを手にしたのか、それは本当の豊かさや幸せを自分がどこまで見つけたか、それと関係してきます。いくらスピリチュアルな学びを続けても幸せではない、豊かではないと感じている人は、本当のスピリチュアルな学びをしていないことになります。
ただ知識だけ集めている、ただ面白がって学んでいる、こういう人は幸せを手にすることはありません。本当のスピリチュアルな道を歩むものは本当の幸せを手にできるのです。それを理解してさらなる学びを続けていってください。
Aさん、あなたの心には安らぎがあります。ただ自分がそれに気づいていないだけです。自分の中の安らぎと一緒にいる時、あなたはすべてを理解することができます。
Bさん、あなたの熱い思い、何かをしたい、何かをなそうとする強い心があります。ただこの方向性が分からず、行き当たりばったりの状態になっております。しっかりと平和な方向を見つけ、その方向に向かって進んでいってください。
Cさん、あなたの強い志、天に対する熱い思い、これは最大のあなたの武器となります。決して負けることはないでしょう。大いなる天のものたちと一つになって人々のために、社会のために、光を使っていってください。
Dさん、あなたの幸せはこれから始まるでしょう。これまでの曲がった道からだんだん正しい道へと変わってきております。これまで探し求めていたものが次々と手に入っていくでしょう。正しい道を歩みながら正しいものを手にしていってください。
Eさん、あなたの心はとても良い心が溢れております。とても光に近い心をもっています。この心が人間の心と触れ合う時、いろんな摩擦が起こるでしょう。普通の人間の心からすると、あなたの心は繊細であり、高い周波数をもっています。だんだん自分の心に合う人が分かってくるでしょう。自分の心を不快にさせる人とはあまり付き合う必要はありません。常に心が快適な方向へと自分を進めていってください。
Fさん、あなたの真剣さや真面目さはとても素晴らしいものです。何かをなそうとする時の強い思い、これがあなたをしっかりと導いてくれるでしょう。時々思い込みの強いことがあるために、常に正しい判断、正しい理性を使って方向性だけを間違えないようにしておいてください。
Gさん、あなたの学びの流れにおいて、自分なりに理解できないものが少しずつ解明されていき、自分なりに自分の人生が分かるようになってきました。しかしまだまだ奥深いものが隠れているために、まだまだ安心はしないでください。もうこれでスピリチュアルが分かったとか、自分のことが分かったと決めるのではなく、まだまだ奥深いところで分かっていないもの、自分の心で分かっていないものがたくさんあります。さらなる学びを続け、もっともっと自分を知るようにもっていってください。
Hさん、あなたの心が次第に天に近づいております。自分なりの理解していたことがだんだん整理されていき、軌道を修正することができるようになりました。まだまだ自分の勘違いや思い違いも含まれているために、決して安心することなく、さらなる修正を行ないながら、自分の波動を高めるようにしていってください。
Iさん、あなたの心はとても豊かで多くの人に安心される心をもっています。ただどうしても弱い心が同時に存在しており、それによって利用されてしまったり、うまく行動できないところがあります。少しずつ自分の意志を明確にもっていき、正しい行動をしっかりととっていく、その自分の行動について強くするようにもっていってください。
Jさん、あなたのマインドはとても広がりのあるマインドになっております。大きなことを考えるマインドがあり、広がりがあり、想像力を身につけております。このマインドをどうやって現実に生かすか、頭で思っていても現実に生かすのが難しいマインドになっています。これを現実に生かすために、マインドに一杯光を入れ、自分の行動力をもって正しく行動できるようにもっていってください。マインドで終わらせるのではなく、行動に移していく、そういう意識で取り組んでいってください。
Kさん、あなたの心は雄大な心であり、多くの人を包み込むことができます。自分自身のエネルギーのいろんな動きによって、時々判断がにぶることがありますが、落ち着いて冷静な時には正しい判断をすることができるでしょう。したがって何か判断を急いでしまったり、余裕がない時は判断に十分注意をしてください。余裕がある時にゆっくりと判断する、そうやって常に正しい判断にもってこれるようにしておいてください。
Lさん、あなたの心はとても神聖な心であり、常に何か新しいもの、挑戦すべきものを探しております。それによって新しいものを手にし、常に先に進むことができるでしょう。しかしスピリチュアルな学びにおいては、正しいものが真実とは限りません。新しいものばかりに目を向けず、古いものや新しいものにも真実がたくさん隠されております。ぜひいろんなところから真実を見つけていく、そういう意識を目覚めさせていってください。
Mさん、あなたの心は人の心に反応する良い心をもっております。いろんな人の心を感じとり、今何が問題なのかを感じとれるでしょう。ただ心を感ずる時、自分の心が先に動き、それが相手の心に影響を与える場合があります。自分から先に心が動いた時は、それは相手の心ではなく自分自身の問題であること、まず自分の問題というものを先に理解し、それを自分で見分けることができるようになると、自分の心と他人の心がだんだん分かるようになり、他人の心をもっとクリアに理解できるようになるでしょう。
Nさん、あなたのマインドは高いレベルに向かおうとしております。常に今のレベルから上に上がろうとする、こういう意識があり、少しでも自分の成長を願っております。意識が成長するためには日常の中から必ず問題を見つけることができること、自分の心の中から何か改善すべきものが見つかること、そういう些細なことで自分の意識が上がっていきます。上に上がろうとして何かを探すのではなく、身近なところにヒントがたくさん隠されております。ぜひそれを見つけながら自分の意識を上げるようにしていってください。
Oさん、あなたの心を見ていくと、これからのいろんなスピリチュアルな学びにおいて、強い方向性が感じられております。自分なりに方向性が見つかったのでしょう。どの方向に進むにしても、体験すべき基本的なことは決まっております。したがって何か問題が起きたり、うまくいかないことがあっても、方向性が間違っているわけではありません。どの方向に進んでも必ず体験すべきことなのです。それを理解しながら方向性そのものを否定するのではなく、一つひとつを克服していく、そうやって本来の道へ進んでいってください。
Pさん、あなたの流れを見ていくと、あなた自身の心でつくり出すこれからの流れにおいて、自分が幸せになる道、自分が豊かになる道が目の前にありながら、わざわざそれを避けている流れがあります。本来いくらでも豊かで幸せになる道があるのに、なぜかわざと避けていく、それは今までの自分のスタイルにはまり込んでしまい、私はこういう生き方、私はこういう人、自分でつくった一つのスタイルに入っております。自分というスタイルを崩壊させ、これまでの自分ではない新しい自分をつくってください。そうすればいくらでも目の前に幸せがあるのが見えてきます。今までとは違う自分でしっかりと前に進み、多くの幸せと富を手にしていってください。
皆さん方が少しでもスピリチュアルな学びで良い幸せを手にできることを望んでおります。それではここまでにいたします、ありがとうございました。
・2015/10/6 密教セミナー[韓国]:「正しい考え・言葉・行動で過ごすこと」
私たちは密教という世界で学んでいる仲間たちです。皆さん方が密教という世界での学びを始め、同じ学びの世界に入ったことを喜びとしております。この密教という世界はこれまでは裏の世界としてつくられ、表には出ないようにされておりました。人間の意識がまだそれを学ぶレベルに達しておらず、魔を呼びやすい状態にあったからです。
密教を学ぶものは光と闇を正しくコントロールできなければなりません。自らの心を正しく見て心の中の闇をしっかりと見ていく、光だけを使い、闇の声にはまったく耳を貸さない、この強い心が必須条件になります。単に面白いとか、奇跡を手にしたいという人はことごとく闇の力に負けてしまうでしょう。皆さんもなぜ密教を学ぶのか、そこをしっかりと理解していただきたいと思います。
仏教の心を学んで修行を続けていくうち、この素晴らしい教えをぜひとも皆に理解してもらいたい、この世界の仕組みをもっと多くの人に理解してもらいたい、こういう気持ちが沸き起こってきた時、密教の世界が近づいてきます。したがって自分たちはまずこの世界の原理を知ることが必要です。人はなぜ苦しむのか、なぜ幸せを求めるのか、なぜ仲が悪いのか、これらのすべてを理解していき、すべては自分が原因であること、自分の心が現実をつくり出していること、それをはっきりと理解しなければなりません。
どのような現象においてもすべては自分から行なわれていきます。なに一つ他人のせいにせず、自分の心の始まりがすべてであること、これを理解し完全に自分のものにしない限り、密教の世界で学ぶことはできません。密教の世界で学びを続けていくと、自分の中の隠された能力が次々と目覚めていきます。これらの能力は自慢するためではなく、人に見せるものではなく、あくまでも人類の平和に使う能力になります。
必ずそれが必要な時がやってるでしょう。しかしその必要な時というのは本当にその時しかない場合があります。その時だけ、一回しか使わない能力もあります。しかしその時に正しく使えるように日ごろから何度も何度も練習しておく、こういう心が必要です。密教を学ぶものは完全なる光と一つになる必要があります。自分はまだ光ではない、まだ光とつながっていない、こういう意識をもっていると密教の世界に入ることはできません。
完全に光となって密教の世界に入ります。これからのいろんな学びにおいて、一つひとつ皆さん方の体が変化していきます。正しい光を使うにつれて自分の体が細胞レベルで変化していきます。皆さん方の肉体の細胞は日常語られている言葉によってつくられております。人の悪口を言った思い、ひどいことを口にした思い、光ではないことを考えた思い、それらによってつくられた細胞が皆さん方の今の細胞になります。
しかし密教を志すものは正しい言葉使い、正しい行動、正しい考えで日常を過ごしていきます。それによって細胞一つひとつが修正されていきます。細胞一つひとつが汚れた細胞から光の細胞へと変わっていきます。毎日の言動を正しくすることだけで一つひとつの細胞が生まれ変わっていきます。これが密教を行なう人間の体になります。汚れた細胞のままでは密教のさまざまな能力を使うことができず、自分自身が本来の学びの流れに入ることはできません。
正しい考え、正しい行動、正しい言葉を使うことによって本来の密教徒にふさわしい体が出来上がっていきます。これからは常にこの言葉を注意しながら密教徒としてふさわしい体をつくり、さらなる深遠なる世界へ入っていってください。
Aさん、あなたのこれからの学びにおいて、細胞の一つひとつがまだ弱っているところがあります。この弱っている原因は言葉にパワーがなく、自分の出している言葉に自信を持った光が失われている状態にあります。本来の正しいことにしっかりつながり、正しい言葉を出していく、そうすることにより細胞は正しい方向へと並びかえられ密教徒としてふさわしい細胞へと変化していくでしょう。
Bさん、あなたの体の周りのエネルギーに、光と光でないものの両方を呼び寄せる波動があり、常に呼び寄せられた光と光でないものが周りで葛藤を続けております。これをしっかりと光で身を守るためには、頭の中にあるさまざまな邪念、いわゆる世俗の考え、自分を甘やかす考え、こういったものを完全に吹っ切る必要があります。これらの考え方を修正していき正しい考えだけにしていくと、あなたの体はしっかりと光で守られ密教徒として体が出来上がっていくでしょう。
Cさん、あなたの体の周りには天のような細かな光の粒と、人間世界で生きていくための波動が混ざっております。素晴らしい天の光に守られながらも、人間世界で人間に合わせる波動が動き出すと、どうしても力が弱まってしまいます。自分なりに工夫しておりますが、密教の学びを進める時はその時は人間的なことをすべて忘れてください。もう人間的な意識をすべて忘れ去り、本来の自分の天の光だけで行なってください。そうすればあなたは目覚しく自分の能力を使えるようになっていくでしょう。
Dさん、あなたの体にさまざまなシンボルや多くのエネルギーが周りにあります。これらのさまざまなエネルギーには密教の学びにふさわしいものと、密教の学びに妨げとなっているものがあります。基本的には正しい学びの上で身につけたものは密教の世界でも使うことができます。しかしビジネス的に身につけたものや短期間で身につけてきたものは、必ずしも好ましい光ではなく、密教の学びにおいては妨げとなる場合があります。元々密教は時間のかかる修行であり、すぐに効果が出るわけではありません。もしなかなか効果が出ない、あまり能力が目覚めないという感覚がきた時には、それは妨げとなっているエネルギーから起こされたもの、そういった声に耳を貸さず、ただひたすらコツコツと修行を続けていく、そういう意識で密教の学びを続けていってください。
Eさん、あなたの体では密教に限らず、さまざまなスピリチュアルな学びにふさわしい体ができております。一つひとつに意識が向けられており、なかなか隙を見せていない体ができております。ただこの体での唯一の欠点を述べると、つい自分で確認しようとする、どこまでできるようになったか、どこまで成長したか、それを確認しようとする心があります。それが隙をつくり、つい比較してしまったり、優越感や劣等感に入っていきます。確認しようとせずただひたすら修行を続ける、そういう心を養って密教の学びを続けていってください。
Fさん、あなたの体において、あなたの体はさまざまなエネルギーに関与されやすい体になっております。その中には高い波動のものもありますが、そうでないエネルギーも時々関与しやすく、ある意味では自分でも悩んでいる状態にあるでしょう。密教を学んで最初のうちはそのさまざまなエネルギーに邪魔されたり、妨害されたりしていろいろ悩むかもしれません。しかしそれらにいちいち惑わされず、それらに意識することもなく、ただひたすら修行を続けていくと、いつかの段階で基礎がしっかりとつくられ、もう低いエネルギーの影響は受けなくなっていきます。したがって始めはいちいち気にすることなく、どんな妨害があったとしてもいちいち気にせず、ただひたすら修行を続けてください。そうすることによってふさわしい体がつくられていくでしょう。
Gさん、あなたの体において、天からの祝福をある程度受けていながら体そのものには世俗のエネルギーと天のエネルギーが混在となっております。普通の生活を続けながら神聖なる学びをしている状態といえるでしょう。密教の世界で学びを深めていくためには、意識レベルをもっと高めていく必要があります。世俗のことから完全に意識を離していき、自分を聖なる光の流れとしてとらえていく、聖なる存在として自分を意識し、自分のさらなる学びを進めようとする、そういう意識が身についていくと密教としてのふさわしい体が出来上がっていくでしょう。
Hさん、あなたの体において、光にとても愛された体を身につけております。光に愛された体でありながら自分自身はこの光をどう使ってよいか分からない状態になっております。密教を学び光をどんどん学んでいくと、光をどのように使うか、どういう人に、どういう所で、どう光を使うか、だんだんそれが分かるようになっていきます。今は光をどう使ってよいか迷っていて、その迷いによってさらに光が出なくなっております。密教を学ぶことにより光の使い方が分かっていき、そうすると自信をもって光を自分から出せるようになっていくでしょう。
Iさん、あなたの体では、今とても大きな光があなたと共にあり、あなたを新たな段階へ引き上げようとしております。そのツールとして密教は役立つでしょう。日ごろから行動や言葉、考えに気をつけていくと、自分の体に巻きついているさまざまな邪悪なものがすぐに出ていき、正しい光だけに守られていきます。これまでの世俗的なエネルギーが体から次第に出ていき、本来の光だけの中に入っていくでしょう。密教のツールをうまく使いながら正しい光だけの中に入っていく、ぜひそれを理解していってください。
Jさん、あなたの体において、この密教の光はあなたに大きな刺激を与えるでしょう。今まで自分が理解していた仏教の世界や、密教という存在があなたの価値観を根本から変えていくでしょう。今まで自分が想像していた世界とは異なり、あなたを意識レベルで変えるものをここに用意されております。今はまだ始まりの段階ですが、これから密教の学びを深めていくと、だんだんその真髄が理解できるようになり、本当にあなたの求めていたものがこれだったということに気がつくでしょう。密教の学びを進めながら自分自身の魂の目覚めを行なっていってください。
Kさん、あなたの体において、この密教の新しい光はあなたにさらなる意識の成長をもたらすでしょう。これまでの学びに加え、さらなる一つの大きな柱をあなたは手にすることができます。スピリチュアルな学びとしての柱であり、これまでその場その場で学んできたスピリチュアルなことが、体系だった一つのものとして理解されていきます。これまでのスピリチュアルな学びを新しく再構築する考えで密教の世界で学んでいってください。
Lさん、あなたの体において、この密教の光はまた新しい光となってあなたに入っていくでしょう。これまで学んできたあなたの信念体系と異なるところがあちこちにあります。そのために素直に受け入れがたいものもあるでしょ